奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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あの作戦再び

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豹変その2

エクレール「全国大会以来ですわね?」 

 

カルパッチョ「お久しぶりです、隊長さん」 

 

エクレール「あの時は敵同士でしたが、今は味方同士。よろしくお願いしますわね」 

 

カルパッチョ「ええ、もちろん」 

 

エクレール「そして、成長したマジノの姿を見せて差し上げますわ!」 

 

カルパッチョ「私達の成長も見せてあげます!お互いにね?」 

 

エクレール「楽しみですわ……ねっ!」ギャギギャ! 

 

R35改がうまく敵の攻撃を避ける 

 

 

 

 

 

 

 

俺「クロウ、陽動頼む」 

 

クロウ「わかった、やってみる」 

 

弟子「クロウ先輩!」 

 

クロウ「どうした?」 

 

弟子「私もご一緒してよろしいでしょうか?」 

 

クロウ「いいけど……?」 

 

俺「クロウのルノー乙についてこれるか?普通のルノーじゃないぞ?」 

 

弟子「はい!私もあの試合の日から一杯練習しましたから!」 

 

クロウ「…わかった、一緒にいこう」 

 

 

 

ボンプル「隊長!二輌がこちらに向かってきます!…ルノーFT-17二輌!」 

 

ヤイカ「一次大戦の旧式じゃない…無視していい」 

 

ボンプル「しかし…」 

 

ヤイカ「どうした?」 

 

ボンプル「何か…異様なのです」 

 

ヤイカ「異様……」 

 

ボンプル「何というか…戦車の他に何かがいる…というか…」 

 

 

 

 

 

ルノー乙型「」 ┣¨┣¨┣¨┣¨ドド 

 

ルノーFT-17「」 ┣¨┣¨┣¨┣¨ド 

 

 

 

 

 

ヤイカ「な、何…あの戦車……」 

 

何かがおかしい… 

 

ヤイカ「確かに異様…戦車の後ろに何かがいる…」 

 

 

その時、二輌のハッチが開き、その車長が姿を表す…… 

 

 

クロウ「」バーーーン! 

 

弟子「」ゴゴゴゴゴ! 

 

見事なジョジョ立ちである 

 

 

 

ヤイカ「ふざけてるの…撃ちなさい」 

 

ドォン!! 

 

7TPがルノー乙を狙い、撃つ 

 

ススス… 

 

紙一重で回避ッ! 

 

クロウ「いくぞ!」 

 

クロウが戦車の中に引っ込む! 

 

クロウ「秘技!オラオラ装填!」 

 

するとクロウが砲弾を手に持ち…  

 

 

クロウ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」 

 

凄い勢いで装填と攻撃を繰り返す! 

 

 

ドン!……ドン!……ドン!……!ドン!

 

一人で装填して一人で撃ってるため掛け声ほど連射はしてないがそれでもかなりのハイペースで撃ち続ける!

 

ヤイカ「!?」 

 

シュパッ!シュパッ! 

 

超速度の砲撃を走行間射撃で行う!その攻撃で二輌を撃破! 

 

弟子「せっかくフランスの戦車なんだからシルバーチャリオッツにしましょうよ!」 

 

クロウ「…戦闘で使える名台詞ってあったっけ……」 

 

弟子「ポルナレフが可哀想ですわ!」 

 

クロウ「じゃあお前ポルナレフな」 

 

弟子「嫌ですわ!トイレネタは勘弁!」 

 

クロウ「ほら、敵来てるぞ」 

 

弟子「はわわっ!…もう、嫌ですわ……」 

 

そう言って目を伏せる…  

 

そして目を見開き、言う 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弟子「貧弱、貧弱ゥ!」 

 

 

 

 

 

 

明らかにお嬢様とはかけ離れたキャラの台詞を… 

 

 

 

 

クロウ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」 

 

弟子「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!」 

 

 

オーバードライブゥゥゥ!! WRYYYY!! 

 

 

俺「…もうさ、あいつらだけでいいんじゃないかな…」 

 

クロウ『よくないッ!!』 

 

俺「ういよ…俯角とれる奴は稜線射撃!」 

 

 

 

攻撃隊側… 

 

アンチョビ「よし!包囲網から脱出!」 

 

絹代「後退…じゃなくて後方展開!!」 

 

知波単が開けた包囲網の穴から脱出! 

 

 

 

ウシュカ「ちっ!追いなさい!!」 

 

ボンプルがアンチョビ達を追う! 

 

 

アンチョビ「くっ!あっちは雪上に慣れてるから追いかけっこは分が悪いぞ!」 

 

ペパロニ『ボンプルって神奈川の学校なのにどうして雪上戦なれてるんすかね?』 

 

アンチョビ「知らん!ポーランドが寒いからじゃないか?」 

 

 

 

細見『アンチョビ殿!いつ突撃するのでありますか!!?』 

 

アンチョビ「こんな状況で突撃はしない!今は“撤退”だ!」 

 

絹代「あ…それは禁句…」 

 

玉田『何ぃ!?撤退ですとぉ!?』 

 

細見『敵に背を向けるのでありますか!?』 

 

アンチョビ「あ、こら!グズグズするな!狙い撃たれるぞ!」 

 

絹代『アンチョビ殿!うちの生徒に“撤退”は禁句であります!』 

 

アンチョビ「しまった!そうだった!!」 

 

 

 

ウシュカ「あの遅れてるハ号二輌を撃ちなさい!」 

 

ボンプル「了解!」 

 

ドォンドォン!! 

 

玉田『うわっ!』シュパッ! 

 

細見『ああっ!』シュパッ! 

 

 

 

アンチョビ「ああ!もう!」

 

 

 

俺「アンチョビ!そっちの状況は!?」 

 

アンチョビ『知波単が二輌やられた!細見車と玉田車!』 

 

俺「いつも通りの伝統芸をどうもありがとう!」 

 

アンチョビ『言ってる場合か!どうするんだ!』 

 

俺「逃げてたらジリ貧!優勢火力ドクトリン!あとチョウ!聞こえるか!」 

 

チョウ『ハイ!なんですカ!?』 

 

俺「死にたがり作戦!開始!」 

 

チョウ『はっ!?その作戦はまずいですヨ!?主にボクの身が!』 

 

俺「勝利のためだ!文句いうな!」 

 

チョウ『自分のことじゃないと思ってェェェ!!』 

 

 

 

ウシュカ「な!?こっちに向かってきた!?」 

 

急速にUターンをしてこちらに向かってくる! 

 

ウシュカ「九八式が先陣を切って突撃…狙い撃…」 

 

ボンプル『な!搭乗員が出てきました!』

 

 

 

チョウ「……」ゴゴゴゴゴ! 

 

主砲を右手で掴み、戦車の正面に立つチョウがいた 

 

ボンプル『これじゃあ搭乗員に当たって攻撃が出来ません!!』 

 

ウシュカ「な!?」 

 

 

 

チョウ「ヨシっ!そのまま一番近い車両に突進!」 

 

ギギィィィィィィ!! 

 

ボンプル「なっ!?」 

 

7TPの目の前に停車! 

 

ボンプルの車長がハッチから上体を出す 

 

 

ボンプル「ちょっと!そこを退きなさい!撃てないじゃない!」 

 

 

チョウ「…」 

 

チョウは一度俯き、そして相手の車長を見る 

 

 

 

 

 

チョウ「撃ってみろよぉ………撃ってみろよォォォォォオオオオオオ!!!」 

 

 

 

 

 

目を見開き、瞳孔を揺らし、完全に狂った口調で叫ぶ!

 

 

 

ボンプル「ひっ!?」 

 

チョウ「撃ってみろよ…タンカスロンはルールなんてないんだろ!?」 

 

チョウ「どんな汚いことをしてもいいんだろォォォ!!」 

 

チョウ「邪魔なら吹き飛ばしちまえよォォォ!」 

 

ボンプル「ひぃっ!!」 

 

自分の頭を相手の砲口に押し付けて言う 

 

 

 

チョウ「やってみろよォォォォォオオオオオオ!真の戦車戦なんだろォォォォ!ほらぁ!!オレのアタマ、ぶち抜いてみろよおおおおお!!ほらぁ!!ほらぁ!!」カンガン! 

 

チョウ「殺してみろよおおおおお!!ホラァァア!!殺シテ見ロって言ってんだろォォォォォォォォォオオオオオオ!!!!ホラァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」 

 

 

ボンプル「ひっ…で、出来ません!出来ませぇぇん!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

 

 

 

チビ「…撃て」 

 

ダンダンダン!!…シュパッ! 

 

横からⅡ号がその7TPを撃つ 

 

ボンプル「ヒック…ヒック……え?」 

 

既に泣きじゃくってた車長が素っ頓狂な声を出す 

 

チョウ「ごめんナサイ、うちって勝つために手段選ばないんデス。テヘ」 

 

 

 

いつも通りのチョウであった




戦車道用の砲弾は事故で人体に当たっても安全らしいですが流石に近距離で当たったら死ねそうです

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