奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

41 / 88
どう足掻いてもアンチョビを出したくて仕方がない


連合結成!

ヤイカ「いかにも、私はヤイカ。遊戯ではない、真の戦車戦で戦う女」 

 

俺「ヘイヘイヘイおねーちゃん?何試合中に横槍いれてんの?」 

 

ヤイカ「御舞等高校…なかなか面白い戦いをすると聞いたけど……この程度の横槍も見抜けないとは、がっかりね」 

 

俺「……うん?」 

 

ヤイカ「公式に牙を抜かれた子犬が見苦しいからわざわざ来てあげたのよ…」 

 

アスパラ「卑怯ざますよ!」 

 

ヤイカ「…卑怯?」 

 

 

 

 

ヤイカ「戦の最中に第三勢力に介入されないと思った?」 

 

 

 

ヤイカ「見方が裏切らないと思った?」 

 

 

 

ヤイカ「三つ巴四つ巴の泥沼の戦がないと思った?」 

 

 

 

 

ヤイカ「ああ来てよかった、やっぱりあなたたち何にも知らなかったのね!?」 

 

 

 

ヤイカ「これがタンカスロン!闘争の見せ物野蛮人の暇つぶしよ!!」 

 

 

 

 

観客「ボンプルが退いていく?」 

 

 

ヤイカは手に持った薔薇にキスをする 

 

ヤイカ「講習料はつけにしてあげるわ」 

 

宙に薔薇を放る 

 

 

 

ヤイカ「お代は戦ば」 

 

 

 

 

 

 

俺「撃てぇぇぇぇ!!」 

 

ドォン!! 

 

 

 

アスパラ「は!?」 

 

何故かケトが発砲する 

 

しかしどこにも命中した様子はない 

 

ヤイカ「…何をしたのかしら?」 

 

俺「おいおい、ちゃんと見ろよ」 

 

 

 

俺「お前が放った薔薇はどこにいった?」 

 

 

 

ヤイカ「!?」 

 

キモオタ「…全く無茶振りしてくれますね」 

 

キモオタは放られて落ち行く小さな薔薇を撃ち抜いたのである! 

 

 

 

 

 

俺「すまんな、薔薇はもう足りてるんだわ」 

 

ネクラ「?」 

 

俺「レズの隠語は百合、ホモの隠語は薔薇。昔から決まってるだろ?」 

 

ネクラ「…確かに」 

 

観客の方を見やる 

 

 

 

阿部「お前、いい男だな…やらないか♂」 

 

観客「え、あ、ちょっと!?」 

 

810「サッー!(迫真)」 

 

観客「ZZZ……」 

 

 

  

ネクラ「薔薇はもういらないな」 

 

 

 

俺「と、言うわけだ。ツケなんかにしなくてこの場で払ってやってもいいぞ?」 

 

ヤイカ「チッ…」 

 

俺「とは言っても消耗してるから出来れば今日はトンズラしたいなーって」 

 

ヤイカ「ふざけてるのかしら?」 

 

 

 

俺「…後、俺今ウ○コ我慢してるから早くトイレ行きたい」 

 

 

 

ヤイカ「な…」 

 

俺「というわけでまた今度試合しような?な?」 

 

ヤイカ「…」 

 

俺「いや、あの…断るか受けるか早くしてくれないかな?…割とガチで我慢してるから」 

 

ヤイカ「…」 

 

俺「あの…早く…茶色い機甲師団が浸透作戦を決行しようと迫ってるから…」 

 

ヤイカ「…」 

 

俺「お前わざとやってるよな!?俺を苦しめようとしてるよな!?」 

 

ヤイカ「…」 

 

俺「ヤイカさん!?お願いだから早く!」 

 

ヤイカ「…」 

 

俺「お前そろそろいい加減にしないと怒るよ!?ボンプルのヤイカは俺のケツの穴を重点的に責めてくるド変態って言いふらすぞ!」 

 

ヤイカ「それはやめなさい!確実に勘違いされる!」

 

俺「じゃあ早く試合を受けろ!場所とか時間とかお前が決めていいから!」 

 

ヤイカ「…わかった。一週間後、北部演習場で…」 

 

俺「…わかった」 

 

ヤイカ「…タンカスロンというものを教えてあげる」 

 

俺「…やってみろよ」ギュルルルル! 

 

 

 

俺「……すまんネクラ。急いでトイレに向かって」ギュルルルル 

 

ネクラ「絶対漏らすなよ!!」 

 

 

 

 

俺「というわけで、阿部会長。一週間後にボンプルと試合。それまでにクロを九八式に改造してくれ」 

 

阿部「わかった」 

 

俺「すまんな、試合に出してやれなくて」 

 

阿部「いいさ、俺は気にしない。それに試合に出れなくてもお前らのサポートは出来るからな」 

 

俺「ありがとう」 

 

阿部「それで?これからどうするんだ?」 

 

俺「情報収集。またアンツィオ行ってくる」 

 

阿部「わかった。修理はまかせとけ」 

 

 

 

アンツィオ高校 

 

俺「Hey情報屋!情報をくれ!」 

 

アンチョビ「今度はなんだ!」 

 

俺「ボンプル高校に喧嘩売って試合することになった。というわけでなんかボンプルに関する情報ちょーだい」 

 

アンチョビ「……ボンプルか」 

 

俺「どうした…?」 

 

アンチョビ「いや、ちょうどこの前負けたばかりでな…」 

 

俺「あ、おぉ…なんか悪いな」 

 

アンチョビ「いや、いいんだ。それよりボンプルの情報だな」 

 

俺「おう、頼む」 

 

 

 

アンチョビ「20世紀初頭、シベリアで行くところを失ったポーランドの子供達が、日本に渡り日本経由で祖国に帰った。その途中で知り合った日本人のためにポーランドとの提携校が神奈川に作られた。それがボンプル高校だ。」

 

俺「ほうほう」

 

アンチョビ「続けるぞ、戦車は豆戦車のTKS、軽戦車の7TP双砲塔型、単砲塔型、7TP改。タンカスロンには出れないが試作車の10TPも保有しているようだ」 

 

俺「…後で調べよう……知らん…」 

 

アンチョビ「公式戦車道では保有している戦車が豆戦車、軽戦車なのもあっていい成績は取ってないが、タンカスロンではここ数年王者に君臨してる」 

 

俺「…なるほど」 

 

アンチョビ「この前タンカスロンでプラウダに勝ってる」 

 

俺「な!?あのプラウダに!?」 

 

アンチョビ「詳しくはプラウダじゃなくて“カチューシャ義勇軍”だけどな。学校の名前だすと色々問題らしい。カチューシャやノンナ本人は出ていなかったが…」 

 

俺「それでもあのカチューシャの後輩を破ってるのか…」 

 

 

 

アンチョビ「しかもかなりの戦力差をひっくり返して、な」 

 

俺「どのくらい?」 

 

アンチョビ「カチューシャ義勇軍T-70が32輌に対してボンプル10輌。しかも双砲塔が確認出来なかったからまだ手を抜いてると見ていい」 

 

俺「約三倍の数に勝ったのか!?…しかもT-70とか下手したら中戦車喰えるレベルじゃないか…」 

 

アンチョビ「ああ…化け物だ」 

 

俺「うーん…こっちは5輌であっちは最低でも10輌……もっとだろーな…」 

 

アンチョビ「どうするつもりなんだ?」 

 

俺「うーん……あ、そうだ」 

 

アンチョビ「どうした?」 

 

俺「アンチョビ、今動かせる戦車ってどのくらいある?」 

 

アンチョビ「え?この前の試合で大分壊れたからまだ3輌くらい…って、へ?」 

 

俺「よし、アンチョビ!手伝って!」 

 

アンチョビ「は!?」 

 

俺「タンカスロンは別にどのチームと組んでもいいんだろ?一緒にリベンジしようぜ」 

 

アンチョビ「え、あ、へ!?いや、こっちにも都合というものが!」 

 

俺「ペパロニー!お前の好きなカチコミだぞ!」 

 

ペパロニ「マジっすか!?こうしちゃいられない!お前ら!カチコミの準備だ!釜を炊けぇ!」 

 

アンツィオ『うおおおおお!!』 

 

アンツィオ「お前ら!落ち着け!ドゥーチェは何も言ってないぞ!」 

 

俺「じゃ、そういうことで!」 

 

アンツィオ「あ、コラ!帰るな!これも作戦かぁ!!」 

 

 

 

 

御舞等・アンツィオ連合(強制的に)成る

 

 




どうでもいいけどボンプルならウシュカちゃんが好きです。

そんな可愛いウシュカちゃんが登場するのは『リボンの武者』!お近くの書店でお求め下さい!!ダイレクトマーケティング!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。