奇策とパンツは少女を嵌める   作:すとらっぷ

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ここから大学選抜戦を目指していきます。その前にいくつか戦わねばならぬ相手が


原作で大洗の快進撃中にもバカをやる御舞等高校
VS知波単!突撃VS奇策!


大会が終わり数日後… 

 

突如として“それ”は始まった……

 

 

 

 

 

 

 

俺「助成金のお時間だぁぁぁぁ!!」 

 

全員『うおおおおおおおおおお!!!』 

 

俺「この前の大会の活躍によって多額の助成金が振り込まれることになった!!」 

 

航海「初出場、準優勝だからな!」 

 

俺「金額は詳しくは言えないが、重戦車が買えるぞぉぉぉ!!」 

 

全員『うええええええい!!』 

 

俺「何買う!?何買う!?ティーガーとかいっちゃう!?」 

 

キモオタ「マウスとかは無理でもかなりいい戦車買えますよ!」 

 

クロウ「いや、むしろ中戦車を増やして輌数稼ごう!」 

 

 

 

 

阿部「すまないが、一ついいか?」 

 

俺「どうした阿部会長」 

 

 

 

 

阿部「このままだとSKMの修理が出来ない」 

 

 

 

俺「…は?」 

 

阿部「設備が足りないんだ。このクレーンだと、折れる」 

 

俺「…それじゃあ設備買おうぜ、金ならあるんだ金ならぁ!!」 

 

チビ「先輩、顔が悪いです」 

 

阿部「ええと…計算してみた結果、このくらいかかる」 

 

試算がかかれた紙を渡す 

 

俺「…………………高けぇ……」 

 

阿部「ちなみに修理費はこっちな」 

 

俺「……高けぇ」 

 

阿部「うちの戦車は国がバラバラだから部品一括で取り揃えられないし、しかも珍しい戦車もあるからパーツ取り寄せにこのくらい必要」

 

俺「…あっ……」

 

阿部「今後の蓄えも残すとして、使えるのはこのくらいだな」 

 

俺「……重戦車とか夢のまた夢じゃねぇかよおおおおおお!!」 

 

 

 

御舞等高校は本日も平常運転の貧乏暮らしです 

 

 

 

 

チビ「使い道は追々考えるとして、練習試合の準備もしないと」 

 

キモオタ「早々に練習試合なんてあるんですよねww」

 

クロウ「名前なんだっけ?」 

 

キモオタ「知波単高校です。千葉の学園艦ですよ」 

 

俺「習志野演習場を使わせて貰えるらしいぞ」 

 

クロウ「へぇ…」 

 

キモオタ「過去に得意の突撃戦法で準決勝まで進出したらしいですが…最近の結果は芳しくないようですね…」 

 

俺「この前の大会は?」 

 

キモオタ「一回戦でポンプルに敗れています」 

 

俺「うーん…」 

 

ネクラ「だが……油断は出来ない相手だな。突撃慣れしているわけだし…」 

 

オネェ「私達はどうするの?SKMの修理は?」 

 

阿部「ちょいと間に合わないかも知れないな…」 

 

 

 

俺「なるほど…じゃあなんとかしよう」

 

すると俺が電話を取り出す 

 

俺「あー、もしもし?俺俺、いや俺々詐欺じゃないから、俺だって!いやそうじゃなくて俺!いや!だから俺だって!一人称の俺じゃなくて名前としての俺!」 

 

チビ「先輩が何か苦労してますね…」 

 

チョウ「…可哀想に」 

 

 

 

 

俺「あーそうそう、その俺、御舞等の隊長の俺。やっとわかってくれたか…」 

 

阿部「解決したようだな…」 

 

俺「単刀直入に言うと、戦車貸して。何でもいいから」 

 

俺「あ~うん、わかってるって、レンタル料としてパスタ茹でるから。働くから、な?………………お前の好きな恋愛小説バラすぞ?」 

 

??『━━━━━━━━!!?』 

 

電話越しの悲痛な叫び声が聞こえる 

 

俺「はーい、じゃあよろしくね~」パタン 

 

オネェ「…なんで彼にヒロインが現れないのかわかった気がするわ……」 

 

俺「うるせー、そんなことより戦車貸してもらえるって。これでメンバー全員出れる!KABAさんチームはそれに乗って」 

 

オネェ「了解よ」 

 

俺「当日までに馴れといてくれ。重戦車とは勝手が違うから」 

 

 

 

試合当日! 

 

俺「習志野演習場上陸っ!」 

 

キモオタ「久し振りに来ましたなぁ!」 

 

クロウ「ん?来たことあるのか?」 

 

キモオタ「昔、自衛隊の降下訓練始めに来たことがあるんですよ」 

 

 

 

降下訓練始めめっちゃ寒いけどすげぇオススメ。夏祭りも楽しい。 

 

 

 

チョウ「そろそろ時間デスネ…」 

 

オネェ「お、あっちの隊長が来たみたいよ!」 

 

 

 

絹代「知波単学園隊長の西であります!本日は試合を受けていただきありがとう御座います!」 

 

俺「おう!こちらこそよろしく!」 

 

チビ「…全国大会出れないから割と暇なんですよね~うち」 

 

クロウ「練習試合なら何時でも付き合えるからな!」 

 

俺「そーいうわけだ!お互い有意義な試合にしよう」 

 

絹代「了解であります!」

 

 

蛇足だとは思うが描写しないわけにはいかないだろう。

 

 

彼らは西隊長の胸を見て話しています。片時も目を離さずに

 

 

 

 

 

阿部「今回の作戦はどうする?」 

 

俺「知波単学園は一斉突撃、肉薄射撃を得意としている。突撃戦法が特徴的だな」 

 

チビ「それならどうするんですか?」 

 

俺「遠距離からの攻撃的かな?ただ、いくらチハとはいえ、うちの軽戦車で遠距離狙撃なんてしても抜けないしな」 

 

チョウ「なら軽戦車隊は?」 

 

俺「俺とクロウが囮になるから他は迂回して囲んで」 

 

不良「了解!」 

 

 

 

福田「隊長!今回の作戦は?」 

 

細見「そんなの決まっているだろう」 

 

玉田「突撃あるのみ!!」 

 

絹代「いくぞ!!」 

 

 

 

 

絹代「吶喊!!」 

 

 

 

 

殲滅戦ルール 

 

知波単学園 

 

九七式中戦車チハ(旧新砲塔)×6 

 

九五式軽戦車ハ号×4 

 

 

御舞等高校 

 

一式中戦車チヘ 

 

SU-100 

 

M3軽戦車 

 

ルノー乙型戦車 

 

Ⅱ号戦車 

 

バレンタイン歩兵戦車 

 

Ⅰ号戦車 

 

CV33×3 

 

 

 

 

 

試合開始っ!! 

 

 

オネェ「突撃ぃ!」 

 

一幸「どんだけー!」 

 

俺「問題はCV33がうまく使えるかどうかだよな…」 

 

アンチョビを脅して借りたCV33はKABAさんチームが使っている。 

 

航海『こちら後悔チーム。相手は全車で前進している』 

 

俺「偵察ご苦労。くそみそチームは距離1000mから1500mの間から狙撃。出来るだけ遠くから撃って」 

 

阿部「了解!」

 

 

 

 

俺「それじゃ俺達は前進だな」 

 

クロウ『ところで、俺』 

 

俺「ん?なんだ?」 

 

クロウ『西隊長ってさ……エロいな』

 

俺「ああ、あの胸元な……健全な高校生男児としてみれば…たまらん」 

 

クロウ「……ああ、俺のリヴァイアサンが天に登っ」 

 

ズガァン!! 

 

クロウ「ぎゃー!被弾!」 

 

俺「前方に知波単全車発見!畜生あの胸も作戦の内かっ!!」 

 

クロウ「一杯食わされたぜ!」 

 

 

 

BGM…雪の進軍 

 

 

絹代「御舞等隊長車発見!」 

 

玉田「突撃ぃぃぃ!!」 

 

福田「続けぇ!!」 

 

 

 

俺「うわー!チハ軍団とはいえ数がえげつねぇ!!」 

 

クロウ『誘導だ!いそげ!』 

 

ドォン!ドォン! 

 

俺「回避っ!」 

 

ドゴォン! 

 

クロウ『阿部会長!そろそろ射程圏に入るぞ!』 

 

阿部『距離1200……やってみる…810!撃てぇ!』 

 

810『ンアッー!』 

 

ドォン! 

 

生徒「突げk」 

 

ズガァン!!…パシュ! 

 

知波単、九七式中戦車走行不能! 

 

 

 

俺「…よしっ!」 

 

 

 

絹代「構うな!突撃ぃ!!」

 

しかし突撃をやめない

 

クロウ『……えぇ………』 

 

ドゴン!

 

SUがもう一発命中させる

 

 

玉田「突撃ぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

 

しかし突撃は終わらない

 

 

 

俺「えぇ…」

 

チビ『先輩、もうちょっとで包囲網完成しますよ』 

 

俺「…あ、うん、囲んで」 

 

 

 

玉田「隊長!囲まれました!」 

 

細見「これはもう突撃しかありませんぞ!」 

 

生徒「潔く散りましょうぞ!」 

 

三人『突撃ぃぃぃぃ!!』 

 

絹代「お、お前ら待て!…あ、まあいいか!吶喊!」

 

 

 

 

 

俺「………あ、うん。全車、攻撃」 

 

阿部『了解!』 

 

チョウ『了!』 

 

航海『了解!』 

 

オネェ『わかったわ!』 

 

チビ『了解!』 

 

クロウ『…了解』 

 

俺「…うてー」 

 

ドンドンドンドンドォン!ドォン!ドガガガガ!ダダダダ! 

 

……パシュ!パシュパシュパシュ!

 

 

 

俺「………………………………キモオタ、撃て」 

 

キモオタ「……了解」 

 

ドォン!! 

 

 

 

絹代「進め!楔を穿て!!……ん?」 

 

ズガァァァァン!!!…パシュ! 

 

 

 

俺「………」 

 

クロウ『……………』 

 

 

 

俺「予想を遥かに超える酷さっ!!」 

 

 

 

御舞等高校、史上初の圧勝 

 

 

 

 

 

絹代「本日はありがとう御座い」 

 

俺「挨拶なんぞしてる場合かぁぁぁぁぁぁ!!!」 

 

絹代「へ!?いや、戦車道は礼に始まり礼に終わ」 

 

俺「お前らがやってるのは戦車道なのか!!?突撃だろぉ!!」 

 

絹代「……」 

 

俺「何故突撃なのか!狙撃されてるのに!そりゃ囲まれますわ!!」 

 

絹代「う……」 

 

 

俺君全力の説教は日が暮れるまでかかったという

 

 

 

俺「……」 

 

チビ「お疲れ様です…」 

 

俺「まさかあそこまで突撃しかしないとは思わなかった……」 

 

クロウ「……」 

 

全員無言であった… 

 

 

 

福田「隊長…」 

 

絹代「…」ドヨーン   

 

玉田「西隊長…お疲れ様です」 

  

絹代「ああ……しかし!今回、貴重な意見をいただいた!我々の突撃では勝ちを得ることは出来ない!」 

 

細見「な!伝統の突撃戦法を捨てるということですか!?」 

 

玉田「納得出来ない!」 

 

福田「どういうことでありますか!」 

 

絹代「……我々は今までの突撃を捨て………」 

 

全員『……』ゴクリ 

 

 

 

 

 

絹代「今の突撃を超える突撃、超突撃を目指すっ!!!」 

 

 

 

 

 

全員『おおおおおおお!!!』 

 

 

 

そして知波単学園の突撃は加速していく……

 

 




VS知波単。CV33を借りた意味は特になかった

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