『カラードランク2かぁ……リリウムは凄いね』
『ユウ兄様に褒めて頂きたくてつい張り切ってしまいました』
『……照れながら言うことだろうか』
ある日の午後、ルルーシュとスザクに会うと何故か凄い感謝された。なんでも不審者がナナリーのことを襲おうとしたらしいのだがソルディオスのおかげで事なきを得たんだそうな。2人がナナリーの許へ向かおうとした時に男の叫び声を聞き、急いで駆けつけるとソルディオスから攻撃されていたらしい。不審者は2人がしっかりと始末したそうだし大丈夫だろう。怖い意味に聞こえるけど普通に警察に渡しただけだと思う、多分。
「お前には感謝してもしきれないよ」
「気にしない気にしない。僕もナナリーに助けられたし」
「僕からも礼を言うよ。僕にとってもナナリーは妹みたいなものだし」
そう言ってスザクからも心から感謝された。こうやって最低限身近なところだけでも守っていければ良いのだけれど。もうシャーリーの時みたいなことは御免だ。
シャーリーと言えば最近ルルーシュと喧嘩中らしく、他人ごっこなる状態になってるらしい。何やってんだか。
翌日の休み時間にゼロから電話がかかってきて、日本解放戦線の生き残りが騎士団に接触してきたらしいことを聞いた。
「んで、彼らとの顔合わせがあると?」
「お前は彼らを信用出来ないと判断したら無理に顔を出す必要はないがな。それから紅蓮を作った人物とも会うかもしれん。そちらの方はストレイドにも興味を示していたから機体の整備状態で不十分に感じるところがあるのなら見せてみるのも良いかもしれんぞ」
「考えとくよ。それなら今からアジトへ向かってみるよ」
「お前は学生だろう、授業はいいのか?」
「さーぼーりー」
「……ほどほどにな」
初めてのさぼりに少しワクワクしてたりもするのだよ。
機体置場として利用いる倉庫へ着くと扇さんと一緒に軍服を着た人達がいた。
「あぁ、ユウ良いところに……お前学校は?」
「さぼった!」
満面の笑みで答えたら何とも言えない表情になってしまった。というか何故皆そんなに学校のことを聞くのかね。いや確かに大事だけどさ。
「ゼロから電話もらったからもんで、ついつい気になって来ちゃいましたよ」
「その少年は……?」
白髪頭の如何にもベテラン軍人といった風貌の男性が僕を見ている。
「あぁ、彼は――」
「ストップ、僕が自分で言います。黒の騎士団所属、ユウ・ヘイズと申します。以後、お見知りおきを」
自己紹介をし頭を下げる。下手に他人に紹介を任せて余計な情報まで相手に与えてもらっても困る。
こちらの自己紹介が終わると向こうも一人ずつ名前を教えてくれた。最初に話した白髪の男性が仙波さん、右目に傷があり眼鏡をかけているのが朝比奈さん、一番背が高い卜部さん、そして唯一女性の千葉さん。彼らは"四聖剣"と呼ばれ日本解放戦線で藤堂中佐と共に凄まじい活躍をしているという話を以前聞いた。
「あなた方が四聖剣でしたか、お噂はかねがね伺っております」
相手がどういう目的で接触してきたかわからない為、成る丈丁寧に話す。隣で扇さんが驚いた顔をしているのが気になるが……。いや、僕だってこういった対応とれますよ?
「騎士団にいらっしゃった要件は?」
「藤堂中佐の救出に力を貸して頂きたい」
どうやら潜伏していたところを敵に見つかったらしく、彼らを逃がす為に藤堂中佐が一人犠牲になったそうな。ちなみに救出についてゼロはすでに承諾済みとのこと。
「それなら僕がとやかく言う必要もありませんね」
後は彼らとどういった距離を保つかが問題だ。
「それで、君は何者だい?」
朝比奈さんが鋭い瞳で僕を見据えた。その瞳を無言で見つめ返し、そのまま一人一人の目を見ていく。少なくとも彼らは純粋に藤堂中佐を助けたくてここに来ているというのを感じる。どっかの爺さんじゃないけどそれだけは確信出来る。それほどまでに藤堂という人物は慕われているのであろう。
貴重な戦力であるし実戦経験も騎士団のメンバーとは比べ物にならないことから、おそらくゼロは藤堂中佐を救出後そのまま彼らを騎士団に誘い入れると思う。ならば今下手に溝を作って距離を空けておくよりはこちらから近寄っておいた方が良いと思われる。
「ここで雇われてる傭兵です。救出作戦にもおそらく参加しますのでその時はよろしくお願いします」
にっこり笑って答えると、向こうの警戒も少し緩んだ。
「ほう……? その年で傭兵とは珍しいですな」
仙波さんが感心しながら僕を見ていた。
「これでも彼は騎士団の最高戦力ですよ。……色々と問題も抱えていますが」
「え、もしかして暗に性格悪いって言ってます?」
「いや、そうじゃなくてだな……。はぁ……お前と話してると時々異様に疲れる時があるよ……」
「まぁわざとやってる時もありますしね」
「なかなか良い性格をしているな。はっはっは!」
卜部さんは見かけによらず朗らかな人なのかな。それに反して朝比奈さんと千葉さんは僕を見定めるように鋭い視線を送り続けている。この二人には注意した方が良いかもしれない。まぁガキの身分で傭兵だ最大戦力だなんて信用出来ないのもわかるが。
「もしや……君がミストの搭乗主かい?」
「ご不満でしたか?」
「どちらかというと驚いているよ。君のような少年が乗っているとは思いもよらなかった」
「へぇ~、アンタがあれの搭乗主なの?」
後ろから歩いてきて会話に交じった一人の女性。白衣を着こみキセルを咥え額にはチャクラの化粧、肌は浅黒く髪は長い。東南か南アジアの人間だろうか?
「彼女はラクシャータ、紅蓮弐式の生みの親で今回提供された新型機のデータ収集のために来ている」
「ふぅん、予想以上に若いわね? まぁそれはいいわ、アンタの機体……何だったかしら、ミスト? あれを少し見せて頂戴」
この人がゼロの言っていた人物か。今会ったばかりなのに直感でわかったが、多分この人は僕の苦手なタイプだ……。まぁ苦手でもそれなりの対応はとれるのだけど……。
「正確にはストレイドという名前です。作戦の為の調整があるのでよろしければどうぞ。それでは四聖剣の方々もどうぞこゆっくり」
一礼して機体の許へ向かう。
機体を見たラクシャータさんの目が先ほどまでとは打って変わって真剣なものとなり、色々な方向からストレイドを観察していた。その間何も喋らずじっとストレイドだけを見ていたので、彼女を放置し機体の調整や武装の変更等を行った。
「コクピットも見せてもらえるかしら」
「……どうぞ」
彼女はコクピットを軽く見渡すとすぐさま満足したように去って行った。彼女のような人間ならこの機体のことについて根掘り葉掘り聞いてくるかと思ったが特にそのようなことはなかった。特に興味がないのか、それとも今は新型機のことに集中する為にあえて聞かなかったのだろうか。まぁ何にせよ作戦前にあれもこれもと色々聞かれるよりはマシか。
――――――――――――――
今回の作戦はブリタニア軍の基地にて処刑が予定されている日本解放戦線の生き残り、"奇跡の藤堂"の異名を持つ藤堂鏡志朗の救出。作戦にはゼロの無頼とカレンの紅蓮弐式の他に、日本解放戦線の四聖剣にてデータ収集が行われる紅蓮弐式の量産型である"月下”、そしてストレイド。
イシカワゲットーにて武力蜂起が起こった為、コーネリアの部隊はそちらに駆り出されているので救出と月下のデータ収集には大変都合が良いと言える。
「ユウ、お前は正面ゲート前の敵を破壊後は周囲の警戒と援護程度で構わん」
「まだ安定してるとも言えないからねぇ」
「それもあるが今回の作戦は月下のデータ収集も含めている。何か問題が起こったらお前は遊撃として臨機応変に対応してくれ」
「りょーかい」
基地から少し離れた地点にて最終確認の最中である。そんな中最終チェックを終えて待機していたユウの前に四聖剣が近付いてきた。
「なるほど。これがミスト……いや、ストレイドだったか? 確かに今迄に見たことのないタイプの機体だな」
「こんな重量機であの高速度を出すというのも俄かには信じ難いものだな」
ストレイドを見上げながら千葉とが仙波が呟く。
「あの右肩に付いているのは何だ?」
卜部が興味深そうにストレイドの右肩についた物体を指差しユウに尋ねる。それはまるで輪っかから切り取ったような湾曲した金属の板に取っ手を付けたような武器。
「何となく近接武器だというのはわかるんだが……切るにしては刃に鋭利さがないし、かと言って突き刺すにも叩き潰すにも向かない形だ」
「月下に装備された廻転刃刀のような刃がついているわけでもないしね」
廻転刃刀はチェーンソーのような刃が刀身に付いており、それを高速回転させることにより切れ味を格段に上げることが出来る武器である。ストレイドの近接武器にはそれのような刃がついているわけではない、かと言って普通に切ったり刺したり叩き潰したりする武器にも見えない。
「あれは刃の部分からエネルギーを形成して相手を切り裂く武器、要はエネルギーブレードです」
「エネルギー兵器とは……そんなものまであるとはな」
「あながち異世界人というのも嘘ではないかもしれませんな」
その言葉にユウはあっけにとられてしまった。自分はそんな情報を相手に示した記憶がないのにそれを知っていた四聖剣の面子。
「……どこでそれを?」
「あぁ、騎士団の幹部やキョウトから聞いてね」
別にそこまで徹底して秘匿するつもりもないが、この話はどこまで広がっているのか考えたくもないとユウは頭を抱えた。
「全機、作戦行動開始。ユウ、任せたぞ」
戦闘開始の合図と同時にストレイドが正面ゲートへと突っ込む。ゲートで検問中の軍用トラックの列に向けガトリングガンのトリガーを引き絞り破壊してゆく。異変に気付いたサザーランド計5機、手始めにこちらに向かってきた2機をガトリングガンで蜂の巣にする。2機ともコクピットごと穴だらけとなり脱出装置が作動することもなく吹き飛んだ。
次いで右腕を肩に備え付けたハンガーの湾曲した武器と交換しながら一気に近付き、離れた位置にいた機体を左腕のレーザーブレードで切り裂く。ORCA旅団の真改が使っていた武器である。
(相変わらず彼は頼りになるな)
ユウは少し頬が緩ませるが、残りの2機がこちらにアサルトライフルを乱射してきたので気持ちを引き締める。持ち替えた右腕の武器を並んで撃ち続ける2機に近付き思いっきり振るうと敵はまとめて破壊され爆発した。したのだが、その光景は切り裂いたというよりも吹き飛ばすとか消し飛ばすという言葉の方が近く感じられた。ブレードを振るった途端強力なエネルギーが発生し、2機まとめて爆散させたのだ。
「正面ゲート前確保」
淡々と結果を報告するユウ。この間わずか18秒。
「まさか本当にたった一人で制圧してみせるとは思わなかったよ」
「優秀でしょう? うちのユウも」
一瞬で片付いたゲートを見て感嘆の息を漏らす朝比奈に、カレンは自分のことのように喜びながらユウを自慢する。
「よし、次だ。四聖剣は敵の陽動と撃破を頼む。カレンは私と来い」
全機がそれぞれ散っていく中、ユウは外壁を登り周囲を警戒する。その最中四聖剣の月下に目をやる。
「凄いな」
思わず口から言葉が漏れた。月下はそのスピードを活かし右へ左へと移動して敵の攻撃を避けながら接近し、手に持った廻転刃刀で次々に敵KMFを切り刻んでいる。流石は紅蓮の量産型であるが、何よりも四聖剣の連携がとても上手い。一人が近接を仕掛ければ、すぐにそれに呼応して片割れが側面から回り込みアシストする。その機動力に惑わされ隙を見せればすぐに別の月下が左腕に装着された連射砲で風穴を開ける。結局目立った損傷もなくたった4機で大半を破壊し尽くしてしまった。
(彼らみたいなのが向こうに居なくて助かった)
月下は合図を送り、それを見た騎士団のトレーラーが外壁を破壊して中に入ってくる。それとほぼ同時に無頼と紅蓮がこちらに戻ってきた。無頼がトレーラーの許に来るとそのコクピットから凛々しい顔立ちの男性が出てきた。
(なるほど。あれが藤堂中佐か)
藤堂はトレーラーに積み込まれた指揮官用の月下へと乗り込む。通常の月下が灰色なのに対し、こちらは真っ黒なボディにまるで髪の毛のような赤い衝撃拡散自在繊維が二房ついている。後はこの基地をある程度攻撃して退却するだけ。だがそれを良しとしない機体が高速で接近する。
「白兜……!」
何たる僥倖であろうか。この場に白兜が出てきたことにユウは歓喜した。別に殺しを楽しむような趣向は持ち合わせているわけではないが、あの機体が出てきた時だけは興奮を抑えきれない。すぐに外壁から下り白兜の許へ向かう。しかし既にゼロ達と白兜の戦闘は始まっている。7対1での戦闘、にも関わらず白兜は一歩も引かずに戦い続ける。避けて防いで反撃して……だが7機を前に勝てるわけもなくまんまとゼロの策にはまり、ユウが辿り着く頃には藤堂の攻撃でコクピットの上部を切り裂かれてしまった。そしてそこから現れたのは――。
「なっ!?」
「えぇ!?」
「スザク君……なのか?」
白兜のコクピットにはゼロことルルーシュやカレン、藤堂が知る枢木スザクがそこに居た。三人とも反応は様々ではあるが、皆驚きを隠しきれていなかった。ルルーシュにとってはかけがえのない親友、カレンにとっては生徒会の大事な仲間、藤堂にとってもスザクが幼い頃に面識があり知らない仲ではない。
「ゼロ、指示を……! どうしますか、ゼロ!!」
動揺するカレンの声はルルーシュには届いていない。ずっと殺そうと考え続けていた相手がよりにもよってあのスザクだった。今迄自分達を邪魔し続けていたのも、危うく殺されかけた相手も全て……。
(何故……どうしてお前がそこに……!?)
指示を出さなければいけない状況と立場であるにも関わらず思考が追い付かない。体が震え、指先一つすらまともに動かすことが出来ず、心臓の鼓動が早くなり息も荒くなる。
(お前はそこに居ていい人間じゃないのに……!)
「く……くっはっは……!」
その時その場に誰かの笑い声が漏れる。その声は他ならぬストレイドから漏れていた。
「あっはははは……! あっはっはっはっはっは!!」
外部スピーカーになっているからか、その場に居た全員に声は届いている。まるでどこかが壊れたかのように笑い続けるユウ。その声はマシンボイスによるせいでより一層不気味さを際立たせており、そのあまりの異様さにルルーシュが我に返る。
「最高だ……! 最っ高に最悪な気分だ……! あっはっはっはっは!!」
言っていることと声のテンションがあまりにも食い違う。味方どころか敵であるスザクですら困惑している。
「上等だぁ!! テメェが
「やめろ!!」
白兜に切り掛かろうとブーストを全開にして突撃する寸前にゼロの制止がかかりすぐに機体を抑え込む。
「全機……白兜に構うな……! 目的は達成した……撤収だ……!」
空路から敵の増援が近付きつつあるのを確認するとユウは軽く舌打ちをし、白兜と距離をとり右腕のブレードを突き付けて宣言する。
「次は……殺す」
ありったけの殺意を込めた言葉。
月下達はチャフ・スモークを発しながら撤退し、ストレイドもその煙に紛れてその場から姿を消した。
カレンはアジトに戻るとすぐにユウの許へと向かった。あまりにも普段とかけ離れた言動に心配になったことと、スザクのことで話がしたかったからだ。しかし機体から出てきたユウの目があまりにも恐ろしく話しかけるのを躊躇してしまった。日頃の優しい瞳はどこにもなく、その目は睨むだけで人を殺せそうなくらい鋭く殺意をまき散らしていた。だがその反面、顔は笑っていた。
結局話しかけることが出来ず、ユウはゼロの部屋へと向かって行った。
――――――――――――――
アジトにある自室に着くと椅子に座ってマスクを外し一息つく。
よりにもよってあの白兜のパイロットがスザクだった。ブリタニア軍に所属しているのだから最初から敵対しているのはわかっていたことだが、まさか前線に出て戦い、おまけに自分達を最も苦しめている存在であったとは。これから自分はどうするべきか。あいつが白兜のパイロットとして戦い続ける限り今後も邪魔になってくるのは間違いない。であればあいつを殺すしか――。いや駄目だ、あいつを殺すなど……。であればギアスを使うか、それともKMFを操縦出来ない程度に怪我をさせるか……? 駄目だ、今はとてもじゃないがまともな思考が出来るような状態じゃない。
解決策が思い浮かばない難問に頭を悩ませていると扉を叩く音が聞こえ慌ててマスクをつける。入室を促すと入ってきたのはユウだった。しかしとてもユウとは思えないような目つきをしていた。
「……酷い表情だな」
「そんなに酷いかな……?」
「あぁ……誰彼構わず睨み殺しそうなくらいにはな……。大丈夫か?」
「大丈夫……じゃないね。白兜……あれのパイロットさ……友達だったよ」
「それにしてはきつい言葉を浴びせていたな」
あの時のユウの言葉には明確な殺意を感じた。
「もう決めたからさ……どんな犠牲を払ってでも騎士団に協力して日本を取り戻すって。……どうする? 命令してくれれば直接殺すけど」
そう言ったユウの表情に迷いはない。おそらく命令されれば躊躇いなくスザクを殺すであろう。
「いや……奴にはまだ手を出すな。私にも考えはあるのでね」
「そっか……うん、わかった……」
そう言ってユウは立ち上がって扉へと向かい、こちらに顔を向けずに信じられない言葉を発した。
「迷う気持ちもわかる……でも決めなければならない。僕も
ユウはそのまま部屋から出ていった。
……待て、今あいつは何て言った? 君……? あいつは俺個人に対してそんな言葉を使っていたか……? まさか……正体がばれた……!? いや待て、あいつに対して正体がばれるような言動をした記憶はない。ただの思い過ごしか? だったら今のあいつの言葉は何だ。俺が考え過ぎなだけなのか。ギアスを使って聞き出すか? 駄目だ、もしそれで正体がばれていたのなら記憶を抹消することが出来なくなる。だったら俺の正体の記憶だけ消しておくか? だがそれだといざという時にあいつにギアスをかけることが出来なくなる。
「くそっ……!」
問題が多すぎて頭が痛くなる。やはりお前は俺にとってもイレギュラーだったか……ユウ。
――――――――――――――
自室のベッドで横になりながらユウの顔を思い出す。あんな怖い表情は見たことがない。ユウの記憶が戻って欲しいとは思う、けれど戻ったらユウがユウでなくなってしまう気がしてならない。
「大丈夫だよね……? ユウ……」
少しおかしいところが見え始める回。にちゃんとなってるかなぁ。
今回は両手に別々の月光さんを持ってってます。
どっちの月光さんも大好きです。それ以外はいたって普通のアルギュロス。
何かありましたらコメントへ。