どうも、ハノイの騎士(バイト)です。   作:ウボァー

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プレイメーカーとリボルバーのデュエル長くなりそうだな、グラドスメインにしすぎるのもあれだしな。
……せや、適当に主人公デュエルさせたろ!ちょっとギャグ入れたろ!←イマココ


取り敢えずデュエッ!

「とんでもないことに気づいてしまった」

 

『何!? 僕何か変なことやっちゃってた!?』

 

「ここ、すごい暇」

 

『……それはどうしようもないよご主人』

 

 遊戯王で異世界って普通デュエルする場所だよね。友達が消滅したりして闇落ちするための場所だよね。でもここは私とクラッキング・ドラゴンだけしかいない世界。やることが何もない。

 安全が確保されるまで、具体的に言うとプレイメーカーとリボルバーの最終決戦が終わるまでここで二人きりなのだろうか。

 

「とりあえずデュエルする?」

 

『ご主人の持ってるデッキと全部同じ内容になっちゃうけどいいの?』

 

「えー、ミラーマッチとか私気にしないけどなー」

 

「じゃあ、俺とデュエルするか?」

 

「あ、お願いしまって誰!?」

 

 唐突に会話に混ざった男性。白髪に緑色のメッシュ。年齢は私よりも上。顔や服装に見覚えがあるようなないような……。

 

『誰だお前は! どうやってここに入ってきた!』

 

 クラッキング・ドラゴンが口腔に炎を溜めながら問い詰める。困ったように頭をかく青年。

 

「俺を知らない、か……。俺はお前たちのことを知ってるんだけどな。精霊のクラッキング・ドラゴンにヴァンガード。いや、今上詩織って呼んだほうが良いか?」

 

 それを口にした瞬間、緊張感が増す。ごく限られた人しかヴァンガードが私だと知らないはずだ。それを知っているこの人は一体?

 

「どうして本名を……!?」

 

「だーかーら、お前が教えてくれたんだって。本当に覚えてないのか? …………ああ、そうか。これも罰ってことか」

 

 青年は一人で納得したようだ。何一つとしてこちら側に情報は増えていないが。

 

『何を訳のわからないことを……!』

 

「お前はデュエルしたいんだろ? 俺もデュエルしたい。だからデュエルする。それだけでいいじゃないか」

 

『質問にこたえろーっ!』

 

 ごう、と炎に飲み込まれていく青年。

 

「いきなり何やってんのーー!? え、生きてるよね!?」

 

『…………さあ?』

 

「え、ええー……」

 

 手加減、遠慮など一欠片もない豪炎が真っ黒な空間を焼き尽くす、かに思われたが。

 

「あちち。クラッキング・ドラゴン、普通の人ならこれで死んでるぜ?」

 

 青年が手で仰ぐと炎は霧散した。普通なら死んでいる、と言っているその青年はけろっとしている。体に煤はついていない。私をかばうようにクラッキング・ドラゴンが前に出る。

 

『ニンゲンみたいだけどニンゲンじゃない。デュエルするのは危険。……ご主人、どうする?』

 

「どう、って言われても……」

 

 闇のゲーム、バリアンズ・スフィア・フィールド、リアルソリッドヴィジョン。デュエルに生じる危険性は理解しているつもりだ。でも、彼がそんなデュエルを仕掛けてくるようには見えない。

 

「彼が変なことしそうになったら止めてくれる?」

 

『ってことは……デュエルするの? 不安だなー』

 

「大丈夫だよきっと。デュエリストの勘を信じてほしい」

 

 青年はそう聞くと声を弾ませてずいずいとこちらに寄って来る。

 

「そうこなくっちゃ! とりあえずそっちに合わせて新マスタールールでいいけど、レギュレーションはどうする?」

 

「ん、マスターデュエルかスピードデュエルの二つかな」

 

「スピードデュエル!! あれ一回やってみたかったんだよ! モンスター達と一緒に風に乗ってデュエルするんだよな!?」

 

 青年は目を輝かせている。根っからのデュエル好きか。

 

「あ、でもここにデータストームは……」

 

『ハノイの騎士新人研修用、疑似データストーム使えばいけるけど。デュエルボードもあるし。……お前のためじゃないからね、ご主人のデュエルのためだからね』

 

「はいはい、わかったよ」

 

『擬似データストーム展開、デュエルモード、セット完了。……やっちゃって、ご主人!』

 

 擬似とはいえハノイの騎士御用達のトレーニング。ずっとしてきたスピードデュエルと違和感は感じない。風に運ばれてきたデュエルボードは二つ。ハノイの騎士が使用する剣をモチーフにしたようなボードと、一般流通しているボード。

 

「っ、と、おおっ! 楽しいなこれ!」

 

 彼が飛び乗った衝撃でぐらり、ぐらりとデュエルボードが左右に揺れる。スピードデュエルは本当に初めてらしい。

 ……うーん、会ったことはない、けど、見たことはあるような。ま、デュエルしたら分かるか。

 

 

「「スピードデュエル!!」」

 

 

ヴァンガード

LP 4000

 

謎の青年

LP 4000

 

 

「先行は私が貰うよ、私は可変機獣 ガンナードラゴンを通常召喚! リリースなしで通常召喚したガンナードラゴンの元々の攻撃力・守備力は半分になる!」

 

 

《可変機獣 ガンナードラゴン》

効果モンスター

星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000

(1):このカードはリリースなしで通常召喚できる。

(2):このカードの(1)の方法で通常召喚した

このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。

 

 

可変機獣 ガンナードラゴン

攻2800→1400

守2000→1000

 

 

「さらに、手札からトランスターン発動!」

 

 

《トランスターン》

通常魔法

自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を墓地へ送って発動できる。

墓地へ送ったモンスターと種族・属性が同じで

レベルが1つ高いモンスター1体をデッキから特殊召喚する。

「トランスターン」は1ターンに1枚しか発動できない。

 

 

「可変機獣 ガンナードラゴンを墓地に送り、デッキから闇属性・機械族、レベル8のモンスターを特殊召喚する! 出てきて、クラッキング・ドラゴン!」

 

『やっちゃうぞー!』

 

 

《クラッキング・ドラゴン》

効果モンスター

星8/闇属性/機械族/攻3000/守 0

(1):このカードは、このカードのレベル以下のレベルを持つ

モンスターとの戦闘では破壊されない。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、

相手がモンスター1体のみを召喚・特殊召喚した時に発動できる。

そのモンスターの攻撃力はターン終了時までそのレベル×200ダウンし、

ダウンした数値分だけ相手にダメージを与える。

 

 

 やる気満々のクラッキング・ドラゴンがフィールドに現れる。デュエル中でも普通にしゃべっているところを見ると、いつもよりにぎやかなデュエルになりそうだ。

 

「カードを1枚セットしてターンエンド。っとそうだ、スピードデュエルにはメインフェイズ2がないから注意してね」

 

「わかってるさ! スキルだってちゃんと考えたんだからな! 俺のターン、ドロー!」

 

 さて、何のカテゴリを使用するのか。とりあえず先行でクラッキング・ドラゴンを立てておいた。融合かシンクロを多用するデッキなら動きをある程度制限できるんだけど。

 

「先ず、カードを1枚セット。そして霊廟の守護者を召喚! さらにレベル4のモンスターの召喚に成功した時、カゲトカゲを手札から特殊召喚!」

 

 

《霊廟の守護者》

効果モンスター

星4/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守2100

「霊廟の守護者」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):ドラゴン族モンスターをアドバンス召喚する場合、

このカードは2体分のリリースにできる。

(2):このカードが手札・墓地に存在し、

「霊廟の守護者」以外のフィールドの表側表示のドラゴン族モンスターが効果で墓地へ送られた場合、

または戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。

このカードを特殊召喚する。

さらに墓地へ送られたモンスターが通常モンスターだった場合、

自分の墓地のドラゴン族通常モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。

 

《カゲトカゲ》

効果モンスター

星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500

このカードは通常召喚できない。

自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、

このカードを手札から特殊召喚できる。

このカードはシンクロ素材にできない。

 

 

 霊廟の守護者の影からするりとカゲトカゲが現れる。これでレベル4が2体。ランク4エクシーズか。

 

「モンスター1体のみを召喚・特殊召喚した時、クラッキング・ドラゴンの効果発動! そのモンスターの攻撃力はターン終了時までそのレベル×200ダウンし、ダウンした数値分だけ相手にダメージを与える! 霊廟の守護者の攻撃力は0だからダメージは発生しないけど、カゲトカゲのレベルは4、攻撃力は1100! よって800のダメージを受けてもらうよ! クラックフォール!」

 

『エクシーズはやめてねビーム!』

 

「って何だよそれ!? いててて」

 

 

カゲトカゲ

攻1100→300

 

謎の青年

LP 4000→3200

 

 

『……リンク召喚もやめてね』

 

 ぼそっとつぶやくクラッキング・ドラゴン。

 

「俺はレベル4の霊廟の守護者とカゲトカゲの2体でオーバーレイネットワークを構築!」

 

 2体のモンスターが紫色の光球へ変化し、渦へ吸い込まれる。

 

「――漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙! 今、降臨せよ! エクシーズ召喚! 現れろ、ランク4! ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」

 

 

《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

レベル4モンスター×2

(1):このカードのX素材を2つ取り除き、

相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力を半分にし、

その数値分このカードの攻撃力をアップする。

 

 

 ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン。遊戯王ARC-V、ユートのエースモンスターだけど、この世界では普通に売られているカードの一つだ。

 

「オーバーレイユニットを2つ取り除き、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの効果発動! クラッキング・ドラゴンの攻撃力を半分にし、その数値分ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの攻撃力をアップする! トリーズン・ディスチャージ!」

 

 ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンから放たれた紫色の雷にクラッキング・ドラゴンが捕らわれる。

 

『うわーん、ひどいよー!』

 

クラッキング・ドラゴン

攻3000→1500

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

攻2500→4000

 

「さあ、バトルだ! ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンでクラッキング・ドラゴンを攻撃! 反逆のライトニング・ディスオベイ!」

 

 風を裂きながらその鋭利な牙で穿とうと迫る。

 

「悪いけど、トラップ発動! 神風のバリア -エア・フォース-! 手札に戻って貰うよ」

 

「ってマジか! モンスターエクシーズは手札ではなく、エクストラデッキに戻る……!」

 

『さよならー』

 

 

《神風のバリア -エア・フォース-》

通常罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主の手札に戻す。

 

 

 哀れ、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン。出番は効果を使用しただけだった。……でもってあの効果永続なんだよね。

 

「俺はこれでターンエンド。……ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン、ごめんな」

 

『フィールドがら空き! 攻撃チャンス!』

 

「私のターン、ドロー! ……鋼鉄の襲撃者(ヘビーメタル・レイダース)を発動、クラッキング・ドラゴンを守備表示にしてターンエンド」

 

クラッキング・ドラゴン

攻1500→守0

 

《鋼鉄の襲撃者》

フィールド魔法

(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、

自分の機械族・闇属性モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されず、

その戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた場合、その数値分だけ攻撃力がアップする。

(2):1ターンに1度、自分フィールドの元々の種族・属性が機械族・闇属性のモンスターが、

戦闘または自身の効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。

手札から機械族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

『あれ、攻撃しない? ……あ、セットカードか。まあ、鋼鉄の襲撃者があれば後続に繋がるし何とかなるよね!』

 

「……私の勘が当たっていたらだけど。クラッキング・ドラゴン、次のターンで退けられるよ」

 

『……うそ?』

 

 え、と言わんばかりに口をかぱーっと開けている。

 

「俺のターン、ドロー! 自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からSR(スピードロイド)ベイゴマックスを特殊召喚! 効果でSR赤目のダイスを手札に加える」

 

 

《SRベイゴマックス》

効果モンスター(制限カード)

星3/風属性/機械族/攻1200/守 600

「SRベイゴマックス」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

デッキから「SRベイゴマックス」以外の

「スピードロイド」モンスター1体を手札に加える。

 

《SR赤目のダイス》

チューナー・効果モンスター

星1/風属性/機械族/攻 100/守 100

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

「SR赤目のダイス」以外の自分フィールドの

「スピードロイド」モンスター1体を対象とし、

1~6までの任意のレベルを宣言して発動できる。

そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。

 

 

「モンスターが召喚されたことでクラッキング・ドラゴンの効果発動! クラックフォール!」

 

『嫌な予感あたっちゃったビーム……』

 

 

SRベイゴマックス

攻1200→600

 

謎の青年

LP 3200→2600

 

 

「赤目のダイスを通常召喚!」

 

「クラックフォール!」

 

『……ビーム』

 

SR赤目のダイス

攻100→0

 

謎の青年

LP 2600→2500

 

 

「赤目のダイス、効果発動! ベイゴマックスのレベルを6にする!」

 

『いーやー! 絶対あれでしょー!』

 

 やだやだと体をよじって抗議する。が、相手は精霊の抗議とか気にしたら勝てないのだ。ガン無視である。

 

「レベル6のベイゴマックスに、レベル1の赤目のダイスをチューニング!」

 

 個では勝てない相手。それを打ち倒すために星々は繋がり、一つの力へ進化する。

 

「――その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て! シンクロ召喚! 現れろ、レベル7! クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!」

 

 

《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》

シンクロ・効果モンスター

星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

(1):1ターンに1度、このカード以外のフィールドの

レベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(2):1ターンに1度、フィールドのレベル5以上の

モンスター1体のみを対象とするモンスターの効果が発動した時に発動できる。

その発動を無効にし破壊する。

(3):このカードの効果でモンスターを破壊した場合、

このカードの攻撃力はターン終了時まで、

このカードの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

 

 

「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの特殊召喚に対し、クラッキング・ドラゴンの効果は使用しない!」

 

『よかった、強制効果じゃなくてよかった! 任意で助かった!』

 

「……ま、だろうとは思ってたよ。永続トラップ発動! 追走の翼! 対象はもちろんクリアウィング・シンクロ・ドラゴンだ!」

 

 

《追走の翼》

永続罠

自分フィールドのSモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されない。

(2):対象のモンスターがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。

その相手モンスターを破壊する。

対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。

(3):対象のモンスターがフィールドから離れた場合にこのカードは破壊される。

 

 

「うっそ、耐性増えた!?」

 

『さよなら、ご主人……』

 

 セットカード追走の翼だったのか攻撃しとけば、って私のデッキレベル5以上が殆どなんですけど!? しかも効果破壊耐性とかふざけんなってレベルですよ!?

 

「バトルだ! クリアウィング・シンクロ・ドラゴンでクラッキング・ドラゴンを攻撃! 追走の翼の効果で破壊させて貰う!」

 

『後は任せたよ、デスペラード・リ――』

 

 追走の翼の対象となったクリアウィング・シンクロ・ドラゴンの攻撃を食らい爆発。名前長いからね、仕方ないね。

 

「……締まらなかったな、最後」

 

「……はい、任されたよクラッキング・ドラゴン。自分フィールドの機械族・闇属性モンスターが効果で破壊されたので、手札からデスペラード・リボルバー・ドラゴンを特殊召喚。……さーてクリアウィングをどうするかなー」

 

 

《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》

効果モンスター

星8/闇属性/機械族/攻2800/守2200

(1):自分フィールドの機械族・闇属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。

コイントスを3回行う。

表が出た数までフィールドの表側表示モンスターを選んで破壊する。

3回とも表だった場合、さらに自分はデッキから1枚ドローする。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

コイントスを行う効果を持つレベル7以下のモンスター1体をデッキから手札に加える。

 

 

「っと、追走の翼の効果でクリアウィングの攻撃力はターン終了時までクラッキング・ドラゴンの元々の攻撃力分上昇する、けどやる事ないしな、これでターンエンド。攻撃力は元に戻る」

 

 

 リンクヴレインズでは世界の命運がかかったデュエルが行われているというのに、謎の空間で呑気にデュエルする二人。

 謎の青年の正体がバレバレだったり、謎の青年が謎空間に入ってきてしまったのはオシリスの管理不行き届きの気もするが、気にしてはいけないのだ。

 ……気にしては、いけないのだ。




この時のオシリス

「神縛りの塚も入れたいぞ! と言うわけでカーネル、退け」
「エェー……」
「貴様神縛りの対象ではないだろうが。レベル9、1ターンのみのコントロール奪取……微妙だな」
「グフッ!キニシテイルコトヲ」

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