かいてもいいのよ
このBADENDの殺っちまったアルトリアさんのSSもっと増えてほしい
アルトリアさんは病んでこそ映える女子(酷
結局のところ、私はすべてを間違えてしまったのだろう。
悪徳を良しとする男の甘言に乗り、気が付けば手が動いてしまっていた。
己がマスターを殺してしまった。
シロウを殺してしまった。
騎士王でもなければサーヴァントセイバーでもない、ただのアルトリアという少女を愛してくれた人を。
私にもはや王を、騎士を、英霊を名乗る資格も、聖杯に願う資格もない。
だがそれでも愚かな私は願う。
穢れ切った手で聖杯に触れる。
最後に抱けた想いすら己が手で穢しつくしたワタシは願ってしまう。
シロウと一緒にいたい。
ずっとともにありたい。
……ああ。
ゆえにこの結末は私という愚かな女に聖杯が与えた罰だったのかもしれない。
***
気がついたら知らない場所でセイバーに抱きしめられていた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…わたしが、わたしのせいでッ!」
虚ろな翡翠の瞳から涙を流す彼女。
「シロウ…!シロウ!!もう離さない!!」
何故か自分のことを衛宮士郎と勘違いしているようだ。
…名残惜しいけどなにやら申し訳なくなってきたので肩を押してやんわりと引き離す。
「俺は士郎じゃないよ、離れてくれセイバーさん」
「……え」
突き放されたような表情が徐々に感情をなくしてゆく。
それに連動しているかのように髪の色はくすみ病んだかのように輝きを堕とし翡翠の瞳も狂った金色に濁ってゆく。
「もう私には何も残っていない」
「あなたまで」
「あなたまでッ」
「あなたまで私から離れていこうというのですか!?シロウ!シロウゥウウウッッ!!」
問答しようとして姿勢を崩し地面に倒れこむ。
立ち上がろうとしてようやく四肢が一瞬で飛ばされたことに遅れて気づく。
「ぎいゃああああッ!!」
「あなたにまで否定されたらわたしは…わタシハアアああアァアアッ!!」
激痛で頭が回らない。
何かを間違えてしまったのだろう。
どうしてこんなことになったのか。
死ぬ。
何もわからぬまま死ぬ。
「シロおおおおあああああアアあッ!!」
最後に見た光景は人の姿を保てなくなり本物の竜と化していくアルトリアと―――
「がぁアああああuアgああぁアaaaaaaッ!!」
―――こちらを呑み込もうとする幻想種の赤い口腔だけだった。
***
「わああああああッ!!!」
飛び起きる。
手と足があるのを確かめる。
「ゆ、夢、か…。は、はは」
安堵で口から笑いがこぼれるも違和感を覚える。
声がおかしい?
「はは、は」
頬に銀髪がかかる。
ふと窓に映った己の顔を見る。
そこには
「は」
見覚えのある顔が
(シロウシロウ愛しています愛しますもう離さない私だけの鞘あなただけがシロウしろうシろう)
花の唄聞いてたらなんか書いてた
いやあどうしてこうなったんでしょうね(すっとぼけ
主人公の経歴
現実→士郎に転生→アルトリアさんに殺られる→現実→歪んだ聖杯でアルトリアさんに呼び出される(今ここ
アルトリアさんは元シロウに拒絶されたと思いこみ竜の因子暴走させて竜になって元シロウ丸呑みして融合してひとつになりました。
もう剣と鞘の二人が離れることはないでしょう。
最後の主人公はどっかの時計塔にいる女の子と瓜二つの見た目です。
つづきよみたいからだれかかいてちょ♥