Fate / your name   作:JALBAS

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今回は、完全に冬木でのお話です。
糸守に戻った三葉は、当然前日の自分の異常行動を聞いて混乱するんですが、それは今迄のクロスでも書いているので、今回は省略します。
冬木に戻った士郎は、セイバーとの会話から入れ替わりの事実に気付きます。最初はそれが、聖杯戦争と関係があるのではないかと勘違いします。
そして、士郎から入れ替わりの事実と聖杯戦争の事を知らされた三葉は、望むべくも無く戦乱に巻き込まれていきます。




《 第三話 》

翌朝、俺は自分の体で、自分の部屋で目が覚めた。

体には包帯が巻かれていたが、バーサーカーにやられた傷は完全に塞がっていた。しかし、昨夜のあれが夢では無かった事は確かだ。

ただ、女になった自分も、とても夢とは思えない。

「士郎、起きたのですか?」

襖の外から、セイバーの声がする。

「あ……ああ。」

そう答えると、セイバーは部屋に入って来て俺の横に正座する。セイバーは、鎧の姿では無く、白いブラウスに紺のスカートという格好だった。

「せ……セイバー、その服は?」

「ああ、凛がくれたのです。」

 

遠坂が?あいつ、こんなお嬢様っぽい服を着るのか?

 

「おかしいですか?」

「いや……よく、似合ってるよ。」

「それより士郎、もう気持ちは落ち着きましたか?」

「え?何が?」

「昨夜は気が動転して、自分の事もよく分からないようでしたので……」

 

昨夜?バーサーカーにやられた後の事か?だとすると、やっぱりあれは夢じゃ無くて……

 

「士郎、昨夜は何故あんな事をしたのですか?今度こそ、理由を聞かせて下さい。」

「待ってくれ、セイバー。その前に、その“気が動転していた”時の、俺の事を聞かせてくれ。」

「はあ?」

俺は、セイバーからその時の俺の言動を聞いた。バーサーカーとの戦いの事を全く覚えていないのはもちろん、セイバーや遠坂の事まで分からなかったようだ。聖杯戦争の事さえ忘れていた。更に、言動が女っぽかったとの事。

 

間違い無い!俺は、あの“宮水三葉”という女の子と入れ替っていたんだ!しかし、どうしてそんな事が?まさか、これも聖杯戦争の影響か?

 

「セイバー?」

「はい?」

「マスターになると、他人と心が入れ替ったりするのか?」

「はあ?」

「だから、聖杯の影響で、全く見ず知らずの他人と入れ替るとか?」

「聞いた事がありません。」

 

セイバーも知らない……遠坂なら、何か知っているか?

 

「士郎、そんな事より、私の質問に答えて下さい!」

セイバーが、痺れを切らして口調を強める。

「何故、あんな事をしたのですか?」

「い……いや、何故って……つい……」

「“つい”で命を落とされては堪りません!もう少し、マスターとしての自覚を持って下さい!」

「は……はい……」

 

セイバーのお説教の後が、また大変だった。

セイバーを見た、藤姉と桜が騒ぎ出した。何とか、義父“衛宮切嗣”の遠縁にあたり、切嗣を頼って日本に来たと言って誤魔化した。

朝食の支度をしている時に、テレビでまた新都でのガス漏れ事故のニュースが流れていた。最近頻発する猟奇殺人もそうだが、このところこのような事件が多い。まさか、これも聖杯戦争に関係しているんだろうか?

学校に行こうとすると、今度はセイバーも付いて来ようとする。普通のマスターなら、サーヴァントを霊体化させて身近に置くことができるが、魔力の低い俺では無理だ。学校は人の集まる所だから、危険は無いと言って何とか言い聞かせた。

「では、何かあったら、令呪を使って私を呼んで下さい。」

セイバーは、俺にそう言った。

 

学校に着いて、門を通った時、

「うっ!」

何か、妙な違和感を感じた。

 

何だ?これは……

 

その後は特に異常は無かったが、階段の前をひとりで歩いていた時、遠坂に呼び止められた。

「呆れた!サーヴァントも連れずに、ひとりでのこのこ敵の前に現れるの?」

階段の上の踊り場で、遠坂は俺を睨み付けている。しかし俺は、

「丁度いい、ちょっと聞きたい事があるんだ!」

と言って、こっちから遠坂に詰め寄った。遠坂は、俺の行動に面食らっていた。

「な……何よ?」

「遠坂は、知らない誰かと入れ替ったりした事があるか?朝起きたら、男の子になってたとか?」

「はあ?」

「マスターになると、聖杯の影響で他人と入れ替る事があるのか?」

「な……何言ってんの?そんな事、ある訳無いでしょ!」

「そ……そうか?」

「ちょ……ちょっと衛宮くん、あなた、頭は大丈夫?バーサーカーにやられて、どうかなっちゃったの?」

「いや……なら、いいんだ……」

遠坂は、頭を抱えている。入れ替わりは、聖杯戦争とは関係無いのか?

立ち去ろうとする俺に、遠坂がもう一声掛けて来る。

「え……衛宮くん、まだ本調子じゃ無いみたいだから、今日は見逃すけど……明日も、のこのこ私の前に現れたら容赦しないわ。覚悟しておきなさい!」

だが、俺は入れ替わりの原因を考えながら歩いていたので、殆ど聞いていなかった。

「ちょっと、聞いてるの衛宮くん!」

 

家に帰ると、また問題が待っていた。

セイバーが義父の遠縁という事は認めたが、そのセイバーと俺がひとつ屋根の下で寝泊まりする事には、藤姉も桜も異論があるようだった。

「私、今日はここに泊まるから。桜ちゃんもそうする?お宅には私から言っておくから。」

「はい!ありがとうございます。やっぱり、藤村先生頼りになります!」

勝手に二人で、泊まって行くことに決めてしまった。まあ、広い家なんで部屋はいくらでもあるんだが……

「という訳で、セイバーちゃん宜しく!」

結局、藤姉と桜は、セイバーと一緒の部屋で寝るようだ。

 

寝る前に、俺はスマホにメッセージを残した。もちろん、宮水三葉に対してだ。

今日は何も無かったが、昨日は2度も入れ替わりが起こった。

入れ替わりが聖杯戦争とは関係が無い事は分かったが、2度起こった事は3度目も起こり兼ねない。ただでさえ混乱する事態なのに、この2日間で俺の身に起こった事は常軌を逸し過ぎている。赤の他人の三葉には、到底理解できないだろう。とりあえず、聖杯戦争やサーヴァントの事、今の俺の立場を説明しておかなければならない。俺がマスターとして他のマスターに命を狙われるという事は、入れ替わっている時は三葉が狙われるという事だ。その事を注意するように伝えなければならないし、可能な限りひとりにはならず、セイバーの側に居た方が良い。

俺は、できるだけ簡潔に、分かり易くその辺の説明を残してから寝た。

 

 

 

 

朝目が覚めて、自分がまた男の子になっている事に気付く。3度目だと、その点はそれ程驚かなかったが、衛宮くんが残してくれたメッセージを見て、驚愕した。

夢では無く、本当に私と衛宮くんは入れ替わっていたんだ。でも、それよりも問題なのは、衛宮くんが“聖杯戦争”というとんでもない殺し合いに巻き込まれているという事だった。

 

わ……私が入れ替わっている時も、命を狙われるの?

 

脳裏に、入れ替わり初日の惨殺シーンが浮かび上がり、私は震え上がってしまう。

何で私がこんな目にと、しばらく部屋で落ち込んでいたが、いつまでもそうしていても仕方が無いので、着替えて居間に向かった。

「おはようございます、先輩。」

また、桜ちゃんが朝食を用意してくれていた。藤村先生も、食卓についている。そしてもうひとり、この間の夜私を介抱してくれていた、金髪の女性も食卓についていた。彼女が、衛宮くんのメッセージにあった、サーヴァントのセイバーだろう。

昨夜、藤村先生と桜ちゃんは、泊まってセイバーと一緒に寝たらしい。それですっかり意気投合したらしく、今朝の朝食では会話が弾んでいた。でも私は、自分の悲惨な運命にずっと落ち込んだままで、食事もろくに喉を通らなかった。

衛宮くんのメッセージには、できるだけ家を出ない方がいいと書いてあったが、桜ちゃんが心配するので学校には行かない訳にはいかない。衛宮くんのメッセージにも“戦闘は人気の少ない夜などに行われる”と書いてあったので、人の多い学校なら大丈夫だと腹をくくった。暗くなる前に、帰って来ればいいだろう。

家を出る時に、セイバーが私に言った。

「士郎、何かあった時は、必ず令呪を使って私を呼んで下さい。」

“令呪”とは、今の私の左手の甲にある赤い紋章の事だそうだ。このセイバーは、私が衛宮くんだと信じて疑わないようだ。でも、もし違うと気付いたらどうなるんだろう?私でも、護ってくれるのかな?

「先輩、本当に大丈夫ですか?」

一緒に登校しながら、桜ちゃんは盛んに私の心配をして来る。

 

そりゃ、朝食を殆ど残したら、どこか体の具合が悪いって思うわよね?でも、本当の事は話せないし……まあ、話しても信じては貰えないだろうけど……

そもそも、好きな男の子の中に知らない女が入ってるなんて知ったら、絶対ショックを受ける。この娘にだけは、絶対に知られちゃいけない!

だいたい、衛宮くんやっぱりこの娘の気持ちに気付いて無いでしょ!もし気付いてたら、いくらサーヴァントだからって、いきなり別な女の子を家に同居させたりしないでしょ!それに、あの“遠坂”とかいう娘とも、何か関係があるみたいだし……

 

何か、衛宮くんに対して腹を立てていたら、落ち込んだ気持ちがどこかに行ってしまった。

そんなこんなで学校に着いて、門をくぐる、その時、

 

な……何?

 

異様な違和感が、電撃のように頭を貫く。一瞬、立ち眩みもしてしまう。

「せ……先輩?」

桜ちゃんが、心配して私の顔を覗き込む。

「え?……あ……いや、何でも無い……」

辺りを見渡しても、特に異常も無い。気のせいだったのだと思い、私達はそのまま校内に入って行った。

 

やはり気のせいだったのか、その日は、特に何の異変も起こらなかった。

放課後になって、もう帰ろうかと階段の前をたまたまひとりで通り掛った時、階段の上から声を掛けられた。

「衛宮くん、今日も、サーヴァントも連れずにのこのこ私の前に現れたわね。」

階段の上には、あの“遠坂”という娘が居た。

「あ……いや、今日は私……いや、俺は……」

戸惑っている私に、彼女は続ける。

「昨日言ったわよね?今日ものこのこ現れたら容赦しないって。」

そう言って、彼女は自分の左腕の袖を捲り上げる。そこには緑色に輝く回路のような模様が刻まれている。

「これが私の魔術刻印。ここに刻まれた魔術なら、私は魔力を通すだけで発動する事ができる。」

 

え?魔術?じゃあ、この娘もマスターなの?衛宮くん、何でそんな大事な事をメッセージに残して無いのよ?

 

「あなた程度なら、ここに刻まれたガンド撃ちで始末できる。覚悟なさい!」

「ちょ……ちょっと待って!私は……」

「問答無用!忠告を無視するあなたがいけないのよ!」

 

忠告って……私、聞いてないよ!衛宮くん、何でそんな大事な事、書いといてくれないの?

 

本当に問答無用で、遠坂さんはガンドを撃って来た。とっさに避けたが、命中した所の床は大きく抉れてしまった。

「ひっ!こ……こんなん当たったら、ただじゃ済まへん。」

「そうよ!観念して死になさい!」

「ひええええええええっ!」

私は、一目散に逃げ出した。

「待ちなさいっ!」

遠坂さんは、追いかけながらガンドを連発して来る。私は、避けながら必死に走って逃げる。その時、脳裏にある光景がフラッシュバックして来る。

 

何か、前に同じ事が……そういえば、最初に衛宮くんと入れ替った時、槍の男に追いかけられて……今考えると、あれもサーヴァントって英霊だったの?だけど、何で私、入れ替るとこんな目にばかり合うのっ?

 

散々逃げ回ったが、とうとう袋小路に追い詰められてしまった。

「ここまでね、覚悟なさいっ!」

私は、もう駄目と目を閉じる。その時、

『きゃあああああああああっ!』

悲鳴が、校内に響き渡る。

「あ……あれは?」

「悲鳴?」

遠坂さんは、私への攻撃を止めて悲鳴のした方に走り出す。私も何故か、それにつられて後を追う。

体育館への渡り廊下の所に来ると、ひとりの女生徒が倒れていた。遠坂さんが、彼女に駆け寄る。

「し……死んどるの?」

「息はあるわ!でも、衰弱してる。だけど、この程度なら。」

そう言って、遠坂さんは魔術を使って、その女生徒に生気を送り込む。

 

さ……さっきは私を殺そうとしたのに、今はこの娘を助けようと……この人、悪い人じゃ無い。私を狙ったのは、衛宮くんがマスターだから?もしかしたら、本当は殺す気なんて

無かったんじゃ?

 

その時、こちらを……いや、遠坂さんを狙う気配を感じた。

「危ないっ!」

私は、遠坂さんに飛びついて押し倒す。

その直後に、凄まじい衝撃が頭を霞め、渡り廊下の壁に大きな風穴が開く。

「な……何?」

「遠坂さんは、その娘をお願いっ!」

私は、攻撃のあった方向に向かって走り出していた。後から考えれば、何て無謀な事をしたんだろうと思う。でもこの時は、体が勝手に動いていた。私の意志というより、この体に染み付いた衛宮くんの意思だったのかもしれない。

林の中に入ったところで、目の前から鎖の付いた鉄杭が飛んで来た。

「きゃああああっ!」

間一髪で避けたが、鉄杭は私の真後ろにあった木を一撃で砕いてしまった。

「ふふふふふふふ……」

不気味な笑いと共に、黒いボディコンスタイルで地面に着くかという超長髪の女性が現れる。何故か、目には目隠しをしている。

 

ま……まさか?サーヴァント?

 

「あなたと戦うのは本意ではありませんが……仕方ありません……」

 

ほ……本当にサーヴァントなら、私に敵う筈が無い!に……逃げなくっちゃっ!

 

逃げようとするが、今度は相手がそうさせてくれない。次々と、鉄杭付き鎖の攻撃が飛んで来る。

「痛っ!」

何度も鉄杭が体を霞め、あちこち傷だらけになっていく。そして、

「きゃああああっ!」

遂に右腕を、鉄杭で貫かれた。

「捕まえた。」

サーヴァントは、木の枝を飛び越えてその鎖を引っ張る。

「ああああああっ!」

私は、右腕を引き上げられて木に宙吊りにされてしまう。激しい痛みが、腕を襲う。

「い……痛い!も……もうやめてっ!」

「ふふふふ……さあ?どうやって料理してあげましょうか?」

私は、もう逃げる事もできない。

 

い……嫌だ!死にたくない!……た……助けて!誰かっ!

 

その時、朝、セイバーに言われた言葉が脳裏に浮かんだ。

“何かあった時は、必ず令呪を使って私を呼んで下さい”

「た……助けてえっ!セイバアアアアアアアアッ!」

突然、私の左手の甲の紋章が大きく輝く。そして、目の前に青白い光の球が現れ、その中から、青い衣に銀色の鎧を纏った、金髪の女騎士が姿を現した。

「はあっ!」

セイバーは、一瞬の内に私を木に吊るしていた鎖を断ち切る。そして、黒いサーヴァントに向かって突進して行く。

「現れたわね、セイバー!」

黒いサーヴァントは、無数の鎖を放ちセイバーを絡め取る。しかし、セイバーは一瞬で鎖を粉々に切り裂く。そして、相手を一閃する。

「うぎゃああああっ!」

一刀両断され、黒いサーバントは後方の木に叩き付けられる。そしてそのまま、崩れ落ちる。

「お……おい!何やってんだ!」

そこに、木の陰からひとりの男子生徒が現れる。その顔には見覚えがあった。嫌味な感じの顔で、髪がウェーブがかっている。入れ替った最初の日に、私に何か頼もうとした男だ。

「おい!冗談じゃないぞ!立てよ!こ……これじゃ、僕が衛宮より弱いみたいじゃないか?」

「衛宮くん!」

そこに、遠坂さんも駈け付ける。

「え?……し……慎二?」

倒れたサーヴァントの横で叫ぶ男を見て、遠坂さんはそう言った。

「あ……あんたも、マスターだったの?」

「おい、立て、立てよ!」

しかし、彼の問い掛けも虚しく、サーヴァントは塵のように消滅していった。

「う……うわああああああああっ!」

慎二という男の子は、叫びながら逃げ出して行った。

「追いますか?マスター?」

セイバーが、私に聞いて来る。

「その必要は無いでしょ、あんな奴、生き残ったってもう何もできないわよ。」

遠坂さんが、私の代わりに答える。

「大丈夫?衛宮くん?」

右腕を抑えて蹲っている私に、心配して遠坂さんが声を掛けて来る。

 

さっきは、私を殺そうとしたんじゃないの?やっぱり、この人はいい人みたいだ。

 

「何だ、セイバーが来てたのか?」

そこに、突然、赤い服を着た白髪の男が出現する。

 

入れ替った最初の日、槍の男と戦っていた男だ。この男が、遠坂さんのサーヴァントだったんだ。

 

「アーチャー!何、今頃のこのこと現れてんのよ!私は、命を狙われたのよ!」

「それは済まないな、何せ、“こんな男は私ひとりで十分だから引っ込んでなさい”と言うマスターが居たんでな。」

「う……そ……それは……」

「では、汚名返上代わりに、ここでセイバーを討つか?」

「何?」

アーチャーという男の挑発で、セイバーも目の色が変わる。

「待って、アーチャー!ねえ、衛宮くん?提案なんだけど、しばらく休戦しない?」

「きゅ……休戦?」

「バーサーカーは手強いし、ひとりは倒したけど、その他のサーヴァントも未だ正体を掴めない。当面、共同戦線を張らないかって事。」

「待て、凛!」

「何よ、文句あるのアーチャー?」

「大有りだ、共同戦線というのは、戦力になる相手と組むものだ。こいつが、何の役に立つんだ?」

アーチャーは、私を指差して言う。

えらい言われようだが、衛宮くん本人はいざ知らず、今の中身は私なんで何の反論もできない。

「確かに魔術師としては未熟かもしれないけど、セイバーの力は優秀よ。」

「だが、本人抜きで勝手に話を進めていいのか?」

 

え?今、何て言ったの?この人……

 

「本人って?だから、衛宮くんと話してるんじゃない。」

「何だ、気付いていなかったのか?セイバー、君もか?」

「え?何を言っているのだ、アーチャー?」

「こいつは衛宮士郎じゃ無い!体は衛宮士郎だが、心は何処かの別の人間だ!」

 





という訳で、とうとうセイバーや凛達も、入れ替わりの事実を知る事になります。
気付いたのは、アーチャーでした。まあ、未来の士郎本人なので、当然といえば当然ですが。

今のところ、冬木の話ばっかりで糸守が放置されていますが、これからだんだん糸守側も騒がしくなっていきます。

この話とは全然関係無いんですが、もしFate / stay nightの英霊が全て“聖闘士星矢”の黄金聖闘士だったら、誰がどのクラスで召還されるか考えてみました。

セイバー   : 山羊座のシュラ
(やっぱり、“エクスカリバー”を持ってますんで。)

ランサー   : 蠍座のミロ
(槍は天秤座の武器を借りるとして、電光石火って感じが似てるんで。)

アーチャー  : 射手座のアイオロス
(殆ど弓は使わずに、拳で闘ってしまいそうですが。)

ライダー   : 牡牛座のアルデバラン
(鎖を使うんで瞬がいいんですが、黄金聖闘士じゃないんで。ZEROのライダーのイメージで。)

キャスター  : 蟹座のデスマスク
(キャスターのデスマスク、なんちゃって。まあ、ガイコツとか動かすの似合いそうなんで。)

アサシン   : 魚座のアフロディーテ
(瞬の師匠を暗殺した人なんで。)

バーサーカー : 獅子座のアイオリア
(幻朧魔皇拳に掛かったアイオリアです。目の前でマスターがひとり死ぬまで、元に戻りません。)

ギルガメッシュ: 双子座のサガ
(アナザーディメンションで、異空間から幾らでも武器を出せそうな……まあ、最強キャラですから。)

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