天城カイト
LP:3900
手札:4枚
場:なし
イマジナリーナイツcode Y.H.
LP:1800
手札:1枚
場:《ジャンク・ウォリアー》(ATK3100)、《ボルト・ヘッジホッグ》(DEF800)、《王宮の鉄壁》、伏せカード1枚
5th turn
相手の場には攻撃力3100のモンスターか。このデッキには高攻撃力のカードは幾らでも用意できる。
「俺のターン、ドロー!《銀河の魔導士》(レベル4 ATK0)を召喚。マジックカード《銀河零式》を発動。甦れ、《銀河眼の光子竜》!」
「《銀河の魔導士》の効果でそのレベルを8にする。レベル8の《銀河眼の光子竜》と《銀河の魔導士》でオーバーレイ!レベル8のモンスター2体でオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!現れろ!銀河究極龍! 宇宙にさまよう光と闇。その狭間に眠りし哀しきドラゴンたちよ。その力を集わせ真実の扉を開け!銀河眼の光子竜皇!《No.62銀河眼の光子皇竜》!」
ギャラクシーアイズにナンバーズの力が宿った姿。カイトとシャークはアストラルから相性が良いナンバーズを何枚か受け取っていたのだ。
《No.62銀河眼の光子皇竜》
ランク8/光属性/ドラゴン族・エクシーズ・効果
/ATK4000/DEF3000
レベル8モンスター×2
このカードは「No.」モンスター以外との戦闘では破壊されない。このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、 フィールド上に存在するモンスターエクシーズ以外の全てのモンスターは、 そのレベルと同じ数値のランクを持つ。1ターンに1度、フィールド上に存在する全てのモンスターのランクを1つ上げる事ができる。 このカードが戦闘を行う場合、このカードの攻撃力は フィールド上に存在するモンスターのランクの合計×200ポイントアップする。フィールド上に存在するこのカードがフィールド上から離れる時、以下の効果を発動できる。 発動後α回目の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。 この効果でこのカードを特殊召喚したターン、このカードが攻撃する時の攻撃力はα倍になる。
(α=このカードがフィールド上から離れた時の、このカードのエクシーズ素材の数)
(アニメ版)
「バトル!プライムフォトンの効果により、プライムフォトンの攻撃力は3000ポイントアップ!『エタニティ・フォトン・ストリーム』!」
《No.62銀河眼の光子皇竜》ATK4000→7000
プライムフォトンから北斗七星を象った7つの光が《ジャンク・ウォリアー》の周囲を灰塵に変える。
ダメージが通ればイマジナリーナイツは敗北。
だが、防御策を握っていない筈がない。
「リバースカードオープン。《ガードブロック》。この戦闘ダメージを0にし、カードを1枚ドロー」
「この程度は防がれるか。カードを1枚セットして、ターンエンド」
防がれはしたが、このまま押しきる!
6th turn
「私のターン、ドロー。手札を1枚捨て、墓地からチューナーモンスター《ジェット・シンクロン》(レベル1ATK500)を特殊召喚。更に《キャノン・ソルジャー》(レベル4 ATK1400)を召喚」
ジェットエンジンに手足が生えたモンスターとキャノン砲を背負った機械兵が召喚される。
「ここで《キャノン・ソルジャー》だと?」
今まで使っていたモンスターと趣が異なることに疑問を覚える。
「《キャノン・ソルジャー》の効果。《ボルト・ヘッジホッグ》をリリースし、500ダメージを与える」
天城カイトLP3900→3400
「何のつもりだ。その程度のバーンなど無意味」
シンクロ召喚した方が有益だろうに、とカイトは心の中で、一人ごちる。
この現象が何度も繰り返されなければの話だが。
「自身の効果で特殊召喚された《ボルト・ヘッジホッグ》はゲームから除外されるが、《王宮の鉄壁》があるため、ゲームから除外されず、墓地に送られる。フィールドにチューナーが存在するため、墓地から《ボルト・ヘッジホッグ》を再び特殊召喚」
「まさか、無限ループだとぉ?!」
こんなに容易くだと!ありえない!
このイマジナリーナイツのオリジナル―不動遊星は自身の名前の由来である遊星歯車のようにカード同士のシナジーを組み合せる事を得意としている。彼のコンボ構築能力は常軌を逸している。時として無限ループを自然と組み込むことさえある。
このままではカイトの敗北は必定。
「トラップカード《砂塵の大竜巻》を発動!《王宮の鉄壁》を破壊する!」
「再び《キャノン・ソルジャー》の効果。《ボルト・ヘッジホッグ》をリリースし、500ダメージを与える」
天城カイトLP3400→2900
「レベル1のチューナーモンスター《ジェット・シンクロン》にレベル4の《キャノン・ソルジャー》をチューニング。シンクロ召喚!《ジェット・ウォリアー》(レベル5 ATK2100)!シンクロ召喚された《ジェット・ウォリアー》の効果。《No.62銀河眼の光子皇竜》を手札に戻す」
バウンスならば、プライムフォトンの効果は発動しない。
「《ジェット・ウォリアー》でダイレクトアタック」
ジェット機のフォルムの機械戦士がエンジンをふかしながらカイトに突撃する。
天城カイト:LP2900→800
「カードを2枚セットして、ターンエンド」
7th turn
「俺のターン、ドロー。《銀河眼の雲篭》(レベル1 ATK300)を召喚。このカードをリリースし、三度、現れろ!《銀河眼の光子竜》を特殊召喚!」
小竜が大きくなり、ギャラクシーアイズが咆哮とともに現れる。
「バトルだ。《銀河眼の光子竜》で《ジェット・ウォリアー》を攻撃!『破滅のフォトン・ストリーム』!」
「リバースカード発動、《亜空間物質転送装置》を発動。《ジェット・ウォリアー》をターン終了時までゲームから除外する」
「ダイレクトアタックを受ければ、ライフは0だぞ?!」
罠か?ここは踏み込むしかない。
「《銀河眼の光子竜》でダイレクトアタック!」
「《星墜つる地に立つ閃王光》を発動。攻撃を無効にし、カードを1枚ドロー。更にエクストラデッキから《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚!」
翻すはスカイブルーの翼。羽ばたきと共に光の粒子が大空に舞い上がる。
《スターダスト・ドラゴン》レベル8 ATK2500
ギャラクシーアイズと同等のオーラにカイトは身構える。
「スターダスト・ドラゴンっ!カードを2枚セットしてターンエンド」
「ターン終了時に《ジェット・ウォリアー》はフィールドに戻る」
8th turn
「私のターン、ドロー。《戦士の生還》を発動。墓地から《ジャンク・シンクロン》を手札に加え、召喚。更に《シンクロン・トレーダー》を守備表示で特殊召喚」
「レベル3のチューナーモンスター《ジャンク・シンクロン》にレベル5の《ジェット・ウォリアー》をチューニング。シンクロ召喚!《ジャンク・デストロイヤー》(レベル8 ATK2600)!」
「特殊召喚された《ジャンク・デストロイヤー》の効果を発動。《銀河眼の光子竜》を破壊する」
「させるか!《スキル・プリズナー》を発動。《ジャンク・デストロイヤー》の効果は無効だ」
防げたか?!
「私はレベル8の《スターダスト・ドラゴン》と《ジャンク・デストロイヤー》でオーバーレイ。 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。 エクシーズ召喚!《
星雲のような天上から黒い柱が現れると、柱に亀裂が走り、黒色に輝くドラゴンが翼を広げ、咆哮する。
《iNo.-3 リバーサル・スターダスト》ランク8 ATK 3000
「このタイミングでエクシーズ召喚だとぉ!だが、ギャラクシーアイズには悪手だ!」
「《iNo.-3リバーサル・スターダスト》で《銀河眼の光子竜》を攻撃!『ヴァニティ・ソニック』!」
リバーサル・スターダストは昏い色の光線を放つ。
イマジナリーナイツは先程の攻防を覚えていないはずはない。
「馬鹿な・・・!ギャラクシーアイズの効果。自身とバトルするモンスターをゲームから除外する!」
「《iNo.-3リバーサル・スターダスト》のオーバーレイユニットを全て取り除き、効果を発動」
リバーサル・スターダストが2色の光を取り込むと、胴体のクリスタルが爛々と輝く。
2体のドラゴンの姿が薄れ始めるその時!
ドォオオオォン!!
「ギャラクシーアイズが爆発した?!何故だ!」
《銀河眼の光子竜》と《シンクロン・トレーダー》が突如として、閃光に包まれる。
それこそが《iNo.-3リバーサル・スターダスト》の恐るべき効果。
「相手がカードを破壊する効果かモンスター効果が発動した場合、《iNo.-3リバーサル・スターダスト》の効果。相手がカードを破壊する効果かモンスター効果が発動した時、オーバーレイユニットを全て取り除いて発動。その効果は『iNo. 以外のフィールド上のモンスターを全て破壊する』に書き替わる」
《iNo.-3 リバーサル・スターダスト》
ランク8/風属性/ドラゴン族・エクシーズ・効果/ATK3000/DEF2500
レベル8モンスター×2
①:このカードは「No.」モンスター以外との戦闘では破壊されない。
②:このカードが「スターダスト・ドラゴン」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●モンスター効果かカードを破壊するカードの効果が発動した場合、このカードのエクシーズ素材を全て取り除いて発動する。 その時相手が発動したそのカードの効果は、「「iNo.」モンスター以外の全てのモンスターを破壊する」となる。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 自分の墓地の「スターダスト・ドラゴン」1体を選び、 このカードの下に重ねてX素材とする。
(オリカ)
「な・・・!」
「《シンクロン・トレーダー》がフィールドから墓地に送られた事でカードを1枚ドローし、手札を1枚墓地に送る。バトルの巻き戻しにより、《iNo.-3リバーサル・スターダスト》でダイレクトアタック!」
再び放たれる黒い閃光。だが、リバーサル・スターダストはシグナーの竜とナンバーズ2つの異なる力が混ざった存在。その衝撃波は三幻神にも迫る。
「カウンタートラップ!《攻撃の無力化》を発動!バトルフェイズをスキップする。ぐぅううう!」
攻撃は亜空間に飲み込まれるが、その余波は圧倒的。
カイトは吹き飛び、地面に叩きつけられる。
「《iNo.-3リバーサル・スターダスト》は1ターンに1度、墓地から《スターダスト・ドラゴン》を1枚選び、このカードのオーバーレイユニットにする事ができる。その効果を発動。カードを1枚セットして、ターンエンド」
天城カイト
LP:800
手札:0枚
場:なし
イマジナリーナイツcode Y.H.
LP:1800
手札:0枚
場:《iNo.-3リバーサル・スターダスト》(ランク8 ATK 3000)、伏せカード1枚