遊戯王 超融合 時空を越えた絆Ⅱ   作:ミスタータイムマン

5 / 18
Scene5 イマジナリーナンバーズ

遊馬・アストラル&遊矢

LP:550

手札:0枚(遊馬・アストラル)&1枚(遊矢)

場:伏せカード3枚

Pゾーン:《星読みの魔術師》(スケール1)

 

 

 

ベクター&イマジナリーナイツcode Y.M.

LP:1400

手札:1枚(ベクター)&1枚(イマジナリーナイツcode Y.M.)

場:《CNo.104仮面魔踏士アンブラル》(ATK3000)、《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》(ATK3000)、《ブラック・マジシャン》(ATK2500)

 

 

10th turn

 

「私のターン、ドロー。《ブラック・マジシャン》でダイレクトアタック。『黒魔導』!」

 

「《ピンポイントガード》を発動。《ゴゴゴゴースト》(DEF0)を守備表示で特殊召喚。この効果で特殊召喚されたモンスターはこのターン、戦闘で破壊されない!」

 

「バトルを終了。メインフェイズ2。《疾走の暗黒騎士ガイア》(レベル7 ATK2300→1900)をリリースなしで召喚」

 

騎乗兵が2本の槍を構え、出現する。

 

「何をする気だ・・・。いや、これは?!」

 

あまりにも不自然なタイミングでの召喚にアストラルは一瞬、眉を寄せる。

 

そう、場にはレベル7のモンスターが2体。

 

 

「私はレベル7の《ブラック・マジシャン》と《疾走の暗黒騎士ガイア》でオーバーレイ。 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。 エクシーズ召喚!《iNo.(イマジナリーナンバーズ)-1リバーサル・マジシャン》!」

 

《iNo.-1リバーサル・マジシャン》ランク7 ATK3000

 

 

六面体のキューブがパタパタと展開し、ヒトの形をとる。その姿はまるで深い闇に堕ちたブラック・マジシャンそのもの。

 

「イマジナリーナンバーズだと!?」

 

思い出すのはドンサウザンドが使った、カオスイマジナリーナンバーズ。このカードは、それに類するものなのか?

 

「ウッヒヒヒ。これこそが、イマジナリーナイツの所以。イマジナリーナンバーズ!その力は伝説の決闘者そのものに上乗せされる。つまりこいつらのデッキはオリジナル以上ってことよ!」

 

「カードを1枚セットして、ターンエンド」

 

 

11th turn

 

「伝説のモンスターの進化系なんて。俺のターン、ドロー!」

 

恐らくは今までに見た中で最強クラス。今ある最強の手段で対応する。

 

「俺は《EMドクロバット・ジョーカー》(レベル4 ATK1800)を召喚。デッキから、《EMオッドアイズ・ユニコーン》を手札に加える」

 

シルクハットをかぶった紳士が愉快な笑い声が響く。

 

「遊馬さん、モンスターを借ります。手札からマジックカード《オッドアイズ・フュージョン》を発動!」

 

呼び出すのは、毒を持つ融合の龍。

 

 

しかし―――、

 

「お前が発動したカードは《オッドアイズ・フュージョン》なのかぁ?」

 

ベクターの嘲りに、デュエルディスクに遊矢は目を向けた。

 

「え?」

 

《オッドアイズ・フュージョン》のカードにノイズが走り、黒炎が遊矢の周囲を包む。

 

「うわっ?!」

 

 

遊馬・アストラル&遊矢LP550→50

 

 

「一体・・・。何が、起こったんだ?!」

 

発動したカードが全く違うカードに置き換わっている。

 

「これは・・・テキストの書き換え。まさか!」

 

アストラルの発言を肯定するかのようにイマジナリーナイツは淡々とテキストを読み上げる。

 

「相手が通常魔法または速攻魔法を発動した場合、《iNo.-1リバーサル・マジシャン》のオーバーレイユニットを取り除いて発動。その効果は『自分のライフに500ダメージを与える』に書き替わる」

 

 

《iNo.-1リバーサル・マジシャン》

ランク7/闇属性/魔法使い族・エクシーズ・効果/ATK3000/DEF2500

レベル7モンスター×2

①:このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。

②:このカードが「ブラック・マジシャン」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。

●相手の通常魔法または速攻魔法発動時にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する。 その時相手が発動したそのカードの効果は、「自分は500ポイントのダメージを受ける」となる。

③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 自分の墓地の「ブラック・マジシャン」1体を選び、 このカードの下に重ねてX素材とする。

(オリカ)

 

 

「フ、それこそがイマジナリーナンバーズの力よ。ウワッハハハハハハハハフーハハハハハハハ!」

 

「くっ・・・!《EMオッドアイズ・ユニコーン》をペンデュラムスケールにセットして、ターンエンド」

 

ペンデュラムスケールは揃ったが手札はなく、ライフはたったの50。しかも1度でも魔法カードを使った時点で敗北。どう立ち向かえば。遊矢の胸には暗い影がよぎった。

 

 

遊馬・アストラル&遊矢

LP:50

手札:0枚(遊馬・アストラル)&0枚(遊矢)

場:《ゴゴゴゴースト》(DEF0)、《EMドクロバット・ジョーカー》(ATK1800)

伏せカード2枚

Pゾーン:《星読みの魔術師》(スケール1)《EMオッドアイズ・ユニコーン》(スケール8)

 

 

 

ベクター&イマジナリーナイツcode Y.M.

LP:1400

手札:1枚(ベクター)&1枚(イマジナリーナイツcode Y.M.)

場:《CNo.104仮面魔踏士アンブラル》(ATK3000)、《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》(ATK3000)、《iNo.-1リバーサル・マジシャン》(ATK3000)




オリカはブラックマジシャンのナンバーズでした。
アストラルのナンバーズには多分いないと思うので別口のナンバーズです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。