遊馬・アストラル&遊矢
LP:550
手札:0枚(遊馬・アストラル)&1枚(遊矢)
場:伏せカード3枚
Pゾーン:《星読みの魔術師》(スケール1)
ベクター&イマジナリーナイツcode Y.M.
LP:1400
手札:1枚(ベクター)&1枚(イマジナリーナイツcode Y.M.)
場:《CNo.104仮面魔踏士アンブラル》(ATK3000)、《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》(ATK3000)、《ブラック・マジシャン》(ATK2500)
10th turn
「私のターン、ドロー。《ブラック・マジシャン》でダイレクトアタック。『黒魔導』!」
「《ピンポイントガード》を発動。《ゴゴゴゴースト》(DEF0)を守備表示で特殊召喚。この効果で特殊召喚されたモンスターはこのターン、戦闘で破壊されない!」
「バトルを終了。メインフェイズ2。《疾走の暗黒騎士ガイア》(レベル7 ATK2300→1900)をリリースなしで召喚」
騎乗兵が2本の槍を構え、出現する。
「何をする気だ・・・。いや、これは?!」
あまりにも不自然なタイミングでの召喚にアストラルは一瞬、眉を寄せる。
そう、場にはレベル7のモンスターが2体。
「私はレベル7の《ブラック・マジシャン》と《疾走の暗黒騎士ガイア》でオーバーレイ。 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。 エクシーズ召喚!《
《iNo.-1リバーサル・マジシャン》ランク7 ATK3000
六面体のキューブがパタパタと展開し、ヒトの形をとる。その姿はまるで深い闇に堕ちたブラック・マジシャンそのもの。
「イマジナリーナンバーズだと!?」
思い出すのはドンサウザンドが使った、カオスイマジナリーナンバーズ。このカードは、それに類するものなのか?
「ウッヒヒヒ。これこそが、イマジナリーナイツの所以。イマジナリーナンバーズ!その力は伝説の決闘者そのものに上乗せされる。つまりこいつらのデッキはオリジナル以上ってことよ!」
「カードを1枚セットして、ターンエンド」
11th turn
「伝説のモンスターの進化系なんて。俺のターン、ドロー!」
恐らくは今までに見た中で最強クラス。今ある最強の手段で対応する。
「俺は《EMドクロバット・ジョーカー》(レベル4 ATK1800)を召喚。デッキから、《EMオッドアイズ・ユニコーン》を手札に加える」
シルクハットをかぶった紳士が愉快な笑い声が響く。
「遊馬さん、モンスターを借ります。手札からマジックカード《オッドアイズ・フュージョン》を発動!」
呼び出すのは、毒を持つ融合の龍。
しかし―――、
「お前が発動したカードは《オッドアイズ・フュージョン》なのかぁ?」
ベクターの嘲りに、デュエルディスクに遊矢は目を向けた。
「え?」
《オッドアイズ・フュージョン》のカードにノイズが走り、黒炎が遊矢の周囲を包む。
「うわっ?!」
遊馬・アストラル&遊矢LP550→50
「一体・・・。何が、起こったんだ?!」
発動したカードが全く違うカードに置き換わっている。
「これは・・・テキストの書き換え。まさか!」
アストラルの発言を肯定するかのようにイマジナリーナイツは淡々とテキストを読み上げる。
「相手が通常魔法または速攻魔法を発動した場合、《iNo.-1リバーサル・マジシャン》のオーバーレイユニットを取り除いて発動。その効果は『自分のライフに500ダメージを与える』に書き替わる」
《iNo.-1リバーサル・マジシャン》
ランク7/闇属性/魔法使い族・エクシーズ・効果/ATK3000/DEF2500
レベル7モンスター×2
①:このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。
②:このカードが「ブラック・マジシャン」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●相手の通常魔法または速攻魔法発動時にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する。 その時相手が発動したそのカードの効果は、「自分は500ポイントのダメージを受ける」となる。
③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 自分の墓地の「ブラック・マジシャン」1体を選び、 このカードの下に重ねてX素材とする。
(オリカ)
「フ、それこそがイマジナリーナンバーズの力よ。ウワッハハハハハハハハフーハハハハハハハ!」
「くっ・・・!《EMオッドアイズ・ユニコーン》をペンデュラムスケールにセットして、ターンエンド」
ペンデュラムスケールは揃ったが手札はなく、ライフはたったの50。しかも1度でも魔法カードを使った時点で敗北。どう立ち向かえば。遊矢の胸には暗い影がよぎった。
遊馬・アストラル&遊矢
LP:50
手札:0枚(遊馬・アストラル)&0枚(遊矢)
場:《ゴゴゴゴースト》(DEF0)、《EMドクロバット・ジョーカー》(ATK1800)
伏せカード2枚
Pゾーン:《星読みの魔術師》(スケール1)《EMオッドアイズ・ユニコーン》(スケール8)
ベクター&イマジナリーナイツcode Y.M.
LP:1400
手札:1枚(ベクター)&1枚(イマジナリーナイツcode Y.M.)
場:《CNo.104仮面魔踏士アンブラル》(ATK3000)、《電磁石の戦士マグネット・ベルセリオン》(ATK3000)、《iNo.-1リバーサル・マジシャン》(ATK3000)
オリカはブラックマジシャンのナンバーズでした。
アストラルのナンバーズには多分いないと思うので別口のナンバーズです。