とある科学の生物兵器   作:洗剤@ハーメルン

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七月十七日

 朝、アレックスは煩わしい電子音に反応して目を開けた。その出所は、一度も使用したことのない固定電話だ。

 

 

「なんだよ……」

 

 

 アレックスは固まった体をほぐしながら受話器に向かい、その煩い電子音を止めるために受話器を取った。

 

 

「Hello.This is Alex.」

 

 

 アレックスは記憶の整理が途中ということもあり、さっさと相手を諦めさせて電話線を引き抜きたかったので英語で話した。日本人は語学力に自信がない、と聞いたことがあったからである。

 

 

「ふざけないで。アレックス、仕事よ」

 

 

 しかし、聞き覚えのある声の主、やけに露出の多い服装の窓のないビルへの案内人は動じずに用件をアレックスに告げた。

 

 

「────で、何をすればいい?」

 

 

 アレックスは窓のないビルの内部にいた。そして、アレックスの前ではビーカーに入った人間がアレックスを見つめていた。

 

 

「君には第一○学区にある研究所を襲撃してほしい。詳しい場所は案内人に地図を渡してある。研究所についてだが、研究員が私の命令を無視して非人道的な実験をしている。更には、その研究が警備員に感付かれそうだ。他の人手は別件で動いていてね、君の力を借りたい」

 

 

 ビーカーの人間は、アレックスに拒否できるはずもないのに頼むように言った。

 

 

「襲撃?機材の破壊もか?」

 

「いや、それはこちらから何とでもできる。君の標的は研究員だ、一人も残さずにな」

 

 

 アレックスは、ビーカーの人間がどことなく楽しんでいるように感じた。

 

 

「了解」

 

 

 ビーカーの男に嫌悪感を覚えたアレックスは、さっさとその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

「ここか」

 

 

 ビルへの無愛想な案内人に地図をもらい、ついでに交通費も借りたアレックスは一階立ての小さな建物の前にいた。アレックスはやけに小さいと感じたが、地下でもあるのだろうと当たりを付けた。

 

 

「さてと」

 

 

 そして、そのまま正面玄関のドアを開けた。研究所という割に、中に研究者は見受けられない。

 

 

「何かご用ですか?」

 

 

 アレックスが病院のような内部を見ていると、受付台らしき場所から白衣の男が話しかけてきた。そこにはその男以外に姿は見えない。襲撃は考えていないようだ。

 

 

「少しトイレを借りさせてくれるか?」

 

 

 アレックスがそう言うと、その男は嫌そうな表情をした。

 よほど普段は来客もなく、ただ座っているだけでいいのだろう。

 

 

「こっちです」

 

 

 しかし、一応は受付なのか、アレックスを案内し始めた。

 廊下を右へ曲がり、突き当たりまで行き、左へ曲がり、やっとトイレがあった。

 

 

「早くしてくださいね」

 

 

 男はそう言うと、携帯を取り出した。

 

 

「ああ、そうするよ」

 

 

 アレックスはその携帯が開かれる前に男の首を首を握りしめて首を折ると、トイレに引きずり込んで取り込んだ。

 その記憶からは建物の見取り図、受付という退屈な時間のシフトの時刻、人体実験という楽しい時間に戻れる時刻、吐き気を催す研究の内容、緊急時の対処法なとが読み取れた。

 

 

「上出来だ」

 

 

 アレックスは猟奇的な笑みを浮かべると、殲滅へと乗り出した。

 男の記憶では、受付以外には地上にはいない。他の研究員は三階もある地下だ。そして、地下からの出入り口は受付のテーブルの向こうに一つ、建物の反対側の部屋に一つの合計二つ。その両方ともさすが学園都市というべきか、指紋認証と十五桁のパスワードに網膜認識だ。しかし、そのどれもが関係者を取り込んだアレックスには意味をなさない。

 まず、アレックスは小さい方の入り口である受付の方を封じることにし、白衣の男に擬態してトイレを出た。

 

 

「これか」

 

 

 受付カウンターの奥には小さな休憩所があり、そこには壁にぴったりくっついた自販機があった。

 

 

「さてと……」

 

 

 アレックスは、迷うことなく自分から大人二、三人分の肉塊を分離させ、それで自販機の表面と壁を覆った。アレックスの腕が落ちるように肉塊に変わり、さらにそれが大人ほどの大きさになるのは、いささか気分が悪くなるだろう。

アレックスは自分の体積を無視した行動に、元科学者として思わずため息がこぼれた。

 アレックスはすでに監視カメラは自分を捉えていると考え、もう片方の出入り口へと走った。

 

 

 

 

 

 

 

 先ほどの自販機前での行動を見ていたようで、慣れない持ち方で拳銃を握る研究員が出入り口である廊下に面したドアの直ぐ前にいた。そして、アレックスである白衣の男を確認すると乱雑に、だがすぐに発砲してきた。

 アレックスは銃口の動きからその弾道を見切りつつ、正面から研究員に迫った。

 

 

「うわ──」

 

 

 研究員は何か叫ぼうとした。が、それを言い切る前に顔を掴まれ、更には尋常ではない速さで胸の中心を拳で打たれると、力の抜けた手から拳銃がスルリと落ちた。

 

 

「……拳銃が限度か?」

 

 

 アレックスはそう言ってドアが歪むにも関わらずこじ開けると、そこに研究員の死体を置いて中に入る。

 

 彼が中に入ると、すぐに肉塊は内側から破裂するように無数の触手を放ち、蜘蛛の巣のようにドアの消えた出入り口を塞ぐ。そして、徐々に肥大化し、あっという間にそこを肉の壁として封じてしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰か、助けてくれ!」

 

 

「死にたくなかったら黙って撃て!!」

 

 

 二分もたたないうちに地下一階は殲滅され、アレックスは地下二階で殲滅を行っていた。大規模な施設らしく、研究員もアサルトライフルくらいはもっているようで、アレックスに銃弾の雨を浴びせる。

 しかし、戦況は研究員たちに優勢とは、とても言えたものではなかった。倒された研究員は吸収され、アレックスの血肉となって残った者に牙を向く。アレックスへの攻撃は意味をなしてはいなかった。そして極めつけが――

 

 

「くそっ! 何で開かない!?」

 

 

 地下への入り口と同じ手段による、他の階への通路の封鎖である。それが爆薬を用いても簡単には開かないものだと知らずに蹴りつける研究員は、筋力を強化したアレックスの蹴りによって肉片に成り果てた。

 一方的なこの虐殺ともいえる行為を、アレックスは極めて無感情に行っていた。この施設の人間は非人道的な実験を行っているということは設備を見ても明らかであり、同情の余地など微塵もなかったからだ。

 

 研究員がアレックスへと引き金を数秒絞る内に、研究員は数人肉片へと変わる。アレックスは時々、体内に机が出現してアレックスの再生力による圧力でひしゃげたり、火炎がアレックスに直撃するなどの超能力による攻撃を受けたが、そのどれものレベルが弱く、動きを止めることにすら至らかった。

 

 

「ま、待っ────」

 

 

 そして、アレックスはその階の最後の一人を肉片に変えた。

 

 

「…………狭いとやりにくいな」

 

 

 マンハッタンのビルを有効活用した戦いを行っていたアレックスは、屋内ゆえの動きづらさを感じつつ最後の階へと向かう。

 なぜ最後の階か分かったかというと、それはもう吸収した者から得た情報としか言いようがない。

 

 アレックスが出入り口のドアを開けた瞬間、彼の体はトラックにはねられた人間のように凄まじい勢いで吹き飛び、後方の壁に激しい音を立ててめり込んだ。

 実験体であろう少年がドアが開くなり、ろくな確認もせずに見えない力の塊を放ったのだ。

 

 

「よくやった!」

 

 

 研究員らしい高齢の男は汚い唾を吐き散らしながら言った。

 

 

「主任、退いてください」

 

 

 その横から、若い研究員が筒を肩に担ぎながら割り込んだ。そして、その筒から凄まじい速さの飛翔体が飛び出すと、出入り口のアレックスへと突き進んだ。それは空中で種のように二つに割れると、その中からアレックスの手のひらほどの長さの鋼色の杭がいくつも飛び出した。そして、アレックスに突き刺さる直前に炸裂し、進行方向に破片をばら蒔いた。煙によってあまり見えないが、その一部を受けた出入り口はまるで機銃掃射を受けたかのように穴だらけになっていた。

 

 

「よぉし!……お前、見てこい」

 

 

 高齢の男はガッツポーズを取ると、少年に確認をするように言った。高齢の男の言葉に従って少年は出入り口へと向かい、そこを何度か能力で攻撃すると──────手足をあらぬ方向に曲げながら先ほどのアレックスのように吹き飛び、若い研究員に激突した。

 

 

「────何だあれは」

 

 

 唖然とする高齢の男をよそに、出入り口から黒い鎧兜が廊下に金属の音を響かせながらゆっくりと男へ近づき始めた。

 

 

「おおおおおおおおおおおおお!」

 

 

 状況を理解したのか、高齢の男は叫び声を上げながら鎧兜へと何度も拳銃の引き金を引いた。

 しかし、その拳銃から放たれた弾丸は、黒い鎧兜に当たるとその丸みを帯びた外殻に沿ってあらぬ方向に弾かれる。そう何発も撃っている間にも、鎧兜は無駄な抵抗を嘲笑うように距離を詰めていた。

 

 

「な……な…………何なんだお前は!?」

 

 

 銃を投げつけてまで奥へと逃げ出す男の背中に、アレックスは獣のように飛びかかった。

 その後アレックスは施設内の死体とそれに感染させたウィルスを吸収すると、新たに脳内に増えた数多の断末魔を数えながら研究所を後にした。その数分後にやって来た警備員は血糊と壁にあいた無数の弾痕を発見するが、監視カメラの映像も研究機材のデータも復元できないほど徹底的に消えており、一つの研究所が消えた事件は辛くも迷宮入りとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 アレックスはかなり疲れた様子で銀行を後にした。その手にはアレックスの生活資金の入った茶封筒が握られている。あの後、アレックスはビーカーの人間に事後報告を済ませ、寮に帰った。すると、なぜか案内人が元通りの通帳を持って、郵便受けに窓ガラスの請求書と原稿用紙が入った自室にいたのである。

その際に「なぜ私がこんなことを」と文句を言われ、「私はさっき言われて行ってきたのに、私の方が早いのはどういうこと?」など「手間がかかったんだから今すぐ行く!ついでに交通費も返しなさい」とも言われたアレックスは、渋々と通帳と印鑑片手に銀行へと向かったのである。アレックスが言うことを聞いたのは、朝昼兼用の大量の飯を食べた事で腹が膨れて精神的余裕が大きかったこともあっただろう。

 

 現在、アレックスは迷っていた。迷うといっても道にではなく行動である。

 銀行から茶封筒を持って出れば、誰だってそれが現金だと思う。そして、アレックスは先程から数メートル後ろをずっとつけてくる足音を聞き分けていた。アレックスが右に曲がれば同様に足音も、左に曲がれば同様に足音も。

 そして、アレックスはこの足音の主をどう処分するかに迷っていた。裏路地に誘い込んで処分するか、裏路地に入ると同時にビルの上まで飛び上がるか。アレックスはしばし思考した結果、両方にした。

 アレックスは自信の真横に裏路地への入り口が来た途端にそこへ転がり込み、足音の主が裏路地内を確認する前に大きく跳び上がると、十二階立てのビルの上に軽々と飛び乗った。

 足音の主はアレックスを追うように裏路地に入ったが、姿の見えないアレックスに驚いたのか入り口から少し入ったところで立ち止まった。その背格好から、アレックスは足音の主が未成年の少女と判断した。しかし、超能力というものがあるこの都市では性別に関係なく人を殺せる力を持っている。そのため、アレックスは女だからといって特別警戒を弱める気はなかった。

 アレックスはそんな足音の背後、入り口側に音もなく飛び降りると、後ろからその首にするりと封筒を掴んだままの右腕を回し、左腕でそれを補強した。胴が無防備になるが、アレックスにはやられる前に首をへし折る自信があった。そして、金を持って歩いていた自分を尾行してきた相手を殺しても正当防衛という、アメリカンな考えもあった。

 

 

「安心しろ、警備員に引き渡すだけだ」

 

 

 そして、アレックスがこのまま絞めて気絶させようとした時、足音の主が絞り出すように声を出した。

 

 

「ご……めんなさい」

 

 

 アレックスは、その声に聞き覚えがあった。もしやと思ったアレックスが足音の主の顔を覗き込むと、思った通り、昨日のロングヘアーの少女だった。

アレックスは警戒を少し緩め、尾行の理由を再び考える。この少女が昨日少年をかばって成す術もなく蹴られた事から、正義感が強くそして少なくとも戦闘向きの能力は無い少女と判断し、少女の拘束を解いた。すると、身長差からか多少首が吊られていたようで、佐天と呼ばれた少女はその場でうずくまって咳き込み出した。その姿に、さすがにアレックスもバツが悪く感じた。

 

 

「……大丈夫か?」

 

 

 しかし、謝る気はないようだが。

 

 

「い、いえ」

 

 

 しばらく咳き込むと落ち着いたようだが、明らかにアレックスに怯えている。裏路地でいきなり首を絞められれば、誰だってそうなるだろう。特に、その人物の怪力を知っているなら。

 

 

「何でつけてきた?」

 

 

 アレックスは会話ができるのを確認すると、こうなった理由である尾行について尋ねた。

 すると、アレックスが思ったよりも簡単に佐天と呼ばれていた少女は話した。

 

 

「歩いていたら銀行から出てくるのが見えたので…………昨日の事もありますし、色々知りたか──」

 

 

「つまり?」

 

 

 このままではなかなか核心まで行かないと感じたアレックスは、ドスの利いた声で彼女の言葉を遮る。

 

 

「好奇心……です…………」

 

 

 そのせいか、佐天と呼ばれていた少女は今にも泣きそうだ。普通の人ならこれで泣いているだろう。そう考えれば、この少女は強いかもしれない。

 

 

「銀行から出たら尾行されれば、普通はどう考える?」

 

「それは……!」

 

 

 アレックスが諭すような口調でそう言うと、彼女も気づいたようで一気に顔を青ざめさせた。

 

 

「そういう事だ。分かったら次か……」

 

「風紀委員よ、彼女から離れなさい」

 

 

 アレックスがそろそろ解放しようとした時、裏路地の入口から聞き覚えのある声がした。

 

 

「…………げ」

 

 

 アレックスは思わず声が出た。何故なら、そこには風紀委員の腕章を付けた昨日のショートカットの少女がいた。そして何を誤解したのか、全身に青白い電気が威嚇のように走っている。

 アレックスの行動は早かった。ショートカットの少女が右手をこちらに向ける前に、再びビルの上へと舞い戻る。少女を盾にするという選択肢もあったが、確実に誤解を深めるので瞬時に却下した。

 

 

「逃げるな、コラァ!」

 

 

 裏路地から角度的にアレックスが見えなくなると同時に、アレックスの真横を電撃が通りすぎた。そのままアレックスは、建物を曲芸のように飛び移りながら逃走した。そして、この少女の鬱憤はアレックスの友人である上条当麻に今夜向かう事となる。

 

 

 

 

 その後、アレックスはスーパーのトイレで姿を変え、気晴らしの酒を買おうとするが売っておらず断念。仕方なく缶詰や、ミネラルウォーター、肉などを買うと寮に帰った。そのとき、時刻はすでに夕方だった。そして、記憶の整理でもしようとドアを開けた瞬間、アレックスが完全に忘れていた案内人がそこにいた。

 

 

「遅い。携帯も持ってないの?」

 

 

 手に携帯の充電器を部屋のコンセントと繋いでいる案内人が言った。

 

 

「お前…………」

 

 

 アレックスはその余りのたくましさにも図々しさにも取れる行動に、呟くことしかできなかった。

 

 

「まず、携帯を買いなさい。連絡がここ以外に行かないなら緊急時に間に合わないわよ。その次に部屋を掃除して物を入れなさい」

 

 

 まるで保護者のような案内人の台詞に、アレックスは項垂れた。

 ちなみに、アレックスの部屋は最初から置かれている家電などを除き、大したものはない。

 

 

「分かったから、飯食うから帰れ。ほらっ、交通費」

 

 

 アレックスはいい加減に休みたいので、案内人に借りた交通費を返すとスーパーの袋から買ってきたものを冷蔵庫にしまい、適当に千円札を投げ渡した。いい加減すぎる行動だが、この体になってからは何か買いたいものもない彼は金銭への執着はあまりない。

 そして、アレックスがミネラルウォーターを一気にあおっていると、案内人がアレックスに話しかけた。

 

 

「あなた、超能力は使える?」

 

 

 真剣な様子で言う案内人に、アレックスはその言葉の答えを考えた。研究所で何人もの実験体を吸収したが、話によると学園都市の超能力は脳を色々といじるらしい。そうなると、アレックスの脳はウィルスによって変化しているため、使えるとは考えにくい。しかし、吸収したからには使えるかもしれない。

 

 

「ちょっと待て…………」

 

 

 ミネラルウォーターを床に置くと、アレックスはそう言いながら自身の頭に手をやった。

 アレックスは研究所で吸収した数が多すぎるため、一々吸収した人物の記憶や経験、人格、遺伝子情報を確認していなかった。そして今、アレックスは吸収した人物の確認を始めた。

 研究している記憶、手術服を着た大人が子どもに話しかけている記憶、アレックスに叫びながら銃を撃つ記憶…………アレックスを見えない力で吹き飛ばす記憶。その記憶をたどり、その人物の記憶、経験、人格、遺伝子情報などを全て掌握する。

 

 

「使えそう?」

 

 

 頭から手を離したアレックスは、ミネラルウォーターのペットボトルに手を向ける。そして、その人物が過去にやった事を遡り、同じことをする。

 

 

「────お」

 

 

 すると、ペットボトルが大きく吹き飛び、壁に当たった。幸いにもキャップは閉めていたため、中身が飛び散るようなことはなかった。

 

 

「……そう、使えるみたいね」

 

 

 案内人はそう言うと、何やら考え始めた。

 

 

「分からないわね…………いい時間だし、失礼するわ」

 

 

 案内人はそう言うと、さっさとドアから出ていってしまった。

 

 

「何だったんだ…………?」

 

 

 残されたアレックスはそう呟くと、手に入れた能力の確認でもしようと自室を後にした


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