プロデューサーは新しく立ち上げるプロジェクトの為に他のアイドルのプロデュースをすることに。
これは、彼女達の輝きの物語___とか言ってますが、どうなるのかわからない見切り発車です。はい。
マスターピースとミリマスの全体曲と物語の主人公のソロ曲聞きながら書きました。泣きました。
ミリマスが終了すると聞いて、書いてしまった短編をこの日に出すとか…。
桃子パイセン、これからもずっとずーっとプロデュースするからね。
「お兄ちゃん!」
私は自分のプロデューサーを大きな声で呼ぶ。
今日が、私達の最後のステージなんだから。
最前列で見てもらわなきゃ。
「お兄ちゃん、桃子達の晴れ舞台なんだよ?
ほーらっ、そこで立ってないで席に座ってよね。」
ぐいぐいとプロデューサーを席の方へおいやる。
最後のステージが決まったのは、本当に突然だった。
いきなり別の会社がそうやって発表するんだもん。
びっくりしないわけがないでしょ?
「桃子はお兄ちゃんよりこの業界の先輩なんだからね?」
最初は頼りなかったのに、今ではもう、立派なプロデューサーだ。
いつも、上から目線でごめんね。
私はね、本当は演技のお仕事以外やりたくなかったんだよ。
それなのに、気がつけばアイドルになって…歌のお仕事も楽しくなって…。
プロデューサーのせいなんだからね。
だから、もう私達から離れるなんて言わないでよ…。
新しく劇場を立ち上げて…2人の新人アイドルをプロデュースするなんて知りたくなかった…。
桃子は、プロデューサー…ううん、お兄ちゃんだったからここまで頑張って来れたんだよ。
新しい劇場にスカウトしてくれないのはどうして?
もしかして私のせいなのかな。
「お兄ちゃんと桃子はビジネスライクな関係なのよ。馴れ馴れしくしないで。」
「どうしても桃子にレッスンをさせたいなら、いますぐ桃子の好きなジュースを買ってきて。」
お兄ちゃんには意地悪ばっかりしてしまった。
だからなのかな…。
ごめんね。お兄ちゃん。
私の相手に疲れちゃったんだよね。
「ももこー。もうすぐだぞ~っ。くふふっ。
がんばろーねっ。」
「環…。うん。頑張ろうね。」
『最初は~!この曲です♪』
welcome!!のイントロが流れ出す。
こうやって37人で歌うのは最後なのかな。
「ここまで来れたよっ!」
「まだまだこれから!」
「最後まで…っ…ついてきて!」
「ずっと一緒だよっ!」
「みんなありがとうっ!」
間奏の言葉は、いつもよりなんだか皆も私も声が震えていた。
育なんか、そこからずっと泣いてた。
ファンの人達も、「頑張れ」って言ってる。
次の私の出番まで時間がある。
涙で落ちたメイクを直さなきゃ。
今日のライブで私達は事実上解散だ。
でも、まだどうするかなんて話は出ていない。
また女優として活動しないか?と偉い人に言われたけど、私は断った。
だって、プロデューサー…お兄ちゃんじゃなきゃ嫌だもん。
「桃子ちゃん、次だよ。」
すぐマイクを手にとってステージへ向かう。
曲はもちろん「デコレーション・ドリ~ミンッ♪」
一番前の席に座るお兄ちゃんに向かってこの歌詞を歌う。
「一緒に歌ってほしいから一番前の席用意するね
ご招待してあげる♪」
ほら、一緒に歌って。お兄ちゃん。
一番前の席を用意しようと皆に提案したのって桃子なんだよ?
終わって、お兄ちゃんの口元を見ると、笑顔で何か言ってる。
「さ・い・こ・う・だ。」
嬉しくて、また泣いてしまった。
ライブが終わった後、私達はずっと泣いていた。
最初から最後まで泣いてたってわけ。
「ねぇ、皆はこれからどうするの?」
誰かがそう言う。
しばらくの沈黙の後に、やっぱり誰かが言う。
______シアターにて。
「プロデューサー、お客様が30人以上いらっしゃってますよ。」
「うふふ、なんだかにぎやかですね。」
中から人の声がする。
お兄ちゃんの慌てた声が聞こえる。
それもそっか。連絡も無しだもんね。
扉が開く。
「お兄ちゃん、いつまで桃子達を待たせる気なの?
桃子達はお兄ちゃんのアイドル、なんだよ?」
とびっきりの笑顔でこうお兄ちゃんに言う。
「やっぱり桃子が居ないとダメダメなんだから!」
さて、本文と本文のタイトルからわかる(?)とおり続きます。
全員は難しいかもしれませんが、何年かけてでも書いて見せます。
そう、ミリマスが例えコンテンツとしては終わってしまっても永遠に私達プロデューサーがいる限りは不滅ですよ。
え、あ、ミリシタあるからええやんって方もいるでしょうけど…やっぱりミリマスがあってこそのミリシタですからね…。
次回のアイドルは聖母様の予定です。