暗殺教室─私の進む道─   作:0波音0

17 / 108
修学旅行の時間・2時間目

新幹線が京都駅につき、そこからバスで移動して……E組が宿泊する旅館である、『さびれや旅館』へ到着した。ここでも本校舎側との差別があり、本校舎の生徒たちは一人一人個室が準備されているらしいけど、私たちは男女の大部屋だけだ……しかもボロボロ。……でも、大部屋に、みんなで布団を敷いて寝転びながら夜通しおしゃべりするのが修学旅行の醍醐味だって教えてもらったから、逆にそれが体験出来るのはよかったと思う。それにロビーとかも自由に立ち入りオーケーだから、みんなが集まれる。……せっかく友だちと一緒にいるんだから、少しでも会って長く遊びたいというのが私の思いだ。まだ全然疲れてないし、部屋に荷物を置いたら自由時間だからみんなでロビーに集まってるんだけど……

 

「ねぇ、殺せんせーさ、一日目……というか移動しかしてないのに既にグロッキーなんだけど……」

 

「新幹線とバスで酔ったらしいよ……」

 

真っ青な顔で、心做しか顔もしぼんで見える殺せんせーがソファでダウンしてた。酔ってダウンしてるけど、ナイフを避けるくらいの力はあるみたいで、話しかけながらナイフを振り下ろすひなたちゃん、メグちゃん、磯貝くんをひたすら避けまくっている。

 

「だいじょーぶ?寝室で休んだら?」

 

「いえ、ご心配なく……先生これから一度東京へ戻ります……枕を忘れてしまいまして」

 

「「「あんだけ荷物あって忘れ物かよ!?」」」

 

山のような殺せんせーの大きな荷物、少し見えるだけでもなんとか危機一髪とか、お菓子とか、こんにゃく……?とかがいっぱい入っているのは分かる。分かるけど……もしかしなくてもほとんど使わずに終わるやつじゃ……

そんな小さな騒動を尻目に、有希子ちゃんはカバンの中を漁っている。なんでも、四班の明日以降回るルートや時間帯とかをまとめた日程表が見つからないらしい。新幹線に乗ってすぐの時には持ってるのを見たから、失くしたとすればそれ以降だけど、有希子ちゃんがそう簡単に物を失くすなんてあまり考えられない。

 

「どう、神崎さん。日程表見つかった?」

 

「ううん……確かにバックに入れてたのに……どこかに落としちゃったのかな……」

 

「神崎さんは真面目ですからねぇ……独自に日程をまとめていたとは感心です……ですが、このしおりを持てばすべて安心」

 

「「「(それ持って歩きたくないからまとめてんだよ…)」」」

 

しおりは全部流して読んだだけだし、結構おもしろくて続きをしっかり読もうと一応持ってきてはあるけど……散策中までは持ち歩こうとは思わないから、私は旅館へ置いていくつもりだ。さすがにあの重さと体積では動きづらいしカバンに他のものが入らなくなっちゃうし荷物になりすぎちゃうから。

その後も一応四班全員のカバンの中や持ち物を調べたり、新幹線やバスにも問い合せてみたけど日程表は見つからず……渚くんがしおりを持っていくと言ってくれたので、明日の自由行動ではそれを見て散策することに決まった。

明日のことが決まったので、残りの時間は旅館から出なければ自由と、全員移動の疲れを癒すためのんびり過ごすことになった。

……新幹線で何かあったのかな、自由に過ごそうか、となった瞬間にカエデちゃんに手を取られて「アミサちゃんは女子のものだー!」という宣言とともに連れ出された。ちょっとびっくりしたけど、愛美ちゃんにも反対側の手をそっと握られ、有希子ちゃんがニコニコ笑いながら追いかけてきて……なんだか楽しくもなったから不思議。

ちなみに殺せんせーは、あの後枕を取りに東京へ戻ってすぐに京都へトンボ帰りしてきた……と、主張してるけど、何故か荷物が増えていたので絶対に寄り道してきたんだと思う。こそこそ隠れて先生たちの部屋に入っていくところを見たので、バレてないと思ってるんだろうけど……私に見られてる時点で、他にも気づいてる人はいそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちの泊まる旅館は本校舎の人たちと比べると、交通の便が悪かったり見た目が古くて安そうに見えたりという印象を受けるけどそれはあくまで比べると、だ。中を見てれば十分施設は整っていると思う。

 

「おぉ、アーケードゲームがいっぱいある」

 

「旅館らしいですね」

 

「卓球台もさっき見つけたし、自由時間も困らなさそうだね」

 

「お泊まりする部屋も広かったね……カエデちゃんが教えてくれた、みんなで並んでお布団……ふふ、楽しみ」

 

私たちは修学旅行のほとんどの時間を京都市内の散策で使うわけだから、お泊まりの時間だけが快適であればそれでいい。遊べるものもあるし、部屋も広いし、私的には満足だった。ひと通り見て回ったあとは女子部屋に戻ると結構みんな戻ってきてて、部屋には女の子しかいないこともあってか話が弾んでいる。

 

「明日は八坂神社に行ける!働く女性のための神社でもあるんだよね?縁結び……美肌……」

 

「確かにまだ中学生だけど、私たちは暗殺し(働い)てるもんね」

 

「京都名物の食べ歩きしたいなぁ〜。暗殺しない時はめいっぱい楽しまなくっちゃ!」

 

ある意味明日が暗殺の本番でもあるからみんな緊張しつつ、だけど散策自体は楽しみにしている人ばかり。班ごとに行き先や行く順番がバラバラだから、みんながどんな所へ行くのか聞いてるだけでもおもしろかった。……そしてそれはお風呂に入ってあとは寝るだけになってからも続く。盛り上がる中で、ふと思い出したように莉桜ちゃんが私の方を見ながらニヤーっと笑う……な、何かあったかな?

 

「そういえば、あの時のカルマは面白かったわね」

 

「……あの時?」

 

「ほら、自由時間になった途端に茅野ちゃんがアミサを拉致ったじゃん?あの時ほとんど同じタイミングでカルマの奴も手ぇ伸ばしてたんよ」

 

「あー、あれか。しばらく手の持っていきどころに困って固まってたもんね……さり気に奥田さんと神崎さんも前に出て邪魔してた気がしたけど」

 

「新幹線では独占してたんだから、こういう時くらい、いいかなって思ったら……つい」

 

「お、おかげで楽しかったです!」

 

「カルマくん、何か用事があったのかな……今から行くと迷惑だよね、明日の朝に聞いてみる」

 

「そうだ、この子こういう子だったわ……からかいがいがない」

 

そうして、修学旅行1日目の夜は更けていく。

明日があるから、と夜更かしは程々にして布団に入って眠ることになった。班ごとに近くに布団を並べ、隣にも頭の上にも誰かがいる……こんなたくさんの人と一緒に眠るのなんていつぶりだろう。一人じゃないことが幸せで、いい夢が見れそうだと私は目を瞑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修学旅行2日目。

渚くんの持つ殺せんせー特製しおりをおともに、私たちは京都の街へ繰り出していた。いくつかの想定コースを回りながら周りを確認し、最高の暗殺場所(ロケーション)を絞り込んでいく。私たち四班はクラスで最後に暗殺を行うため、殺せんせーと合流するまでかなり時間がある。私たちまでに暗殺が成功したらそれはそれ、最終的に暗殺を決行する場所と合図は殺せんせー合流前に烏間先生に連絡して狙撃手(スナイパー)に伝えてもらう手はずになっているから、他の班とは違って観光や買い物をしながら実際の場所を確認する時間があるのだ。今は杉野くんが希望した川にかかる橋の中央で、もしここで暗殺を決行する場合、狙撃手から見えるかどうかを確認している所だ。

 

「あー、もう!せっかく京都に来たんだから抹茶わらび餅食べたーい!」

 

「では、それに毒を入れるのはどうでしょう?!殺せんせー、甘いものに目がないですから」

 

「なんで!?」

 

「いいね、名物で毒殺」

 

「あ、なら渡すのは私やりたいな……!それか、口に放り込みますっ」

 

「もったいないよ、抹茶わらびが!」

 

「殺せんせーに効く毒があればいいんだけど……」

 

「んむむむむ……」

 

殺せんせーに直接毒を渡す、という暗殺を仕掛けたことのある愛美ちゃんは、今では積極的に搦手を学んでいると思う。先生の好みを考えて、その上で暗殺に組み込む……全部を自分で実行出来なくても、案を出して周りが乗れば十分役に立てるから。スウィーツ大好きなカエデちゃんは毒殺で食べられないものにしちゃうことをものすごく反対してるけど、効く毒があるなら効果的だと思うけどな。とりあえずカエデちゃんを宥めるためと私も食べてみたかったことから、近くのお店で抹茶わらび餅を購入し、歩きながら二人で半分こする。そろっと手を伸ばしてきたカルマくんの手を避けながら口に入れる……お抹茶、おいしい。

 

「それにしても、修学旅行の時くらい暗殺のことは忘れたかったよな〜……いい景色じゃん、暗殺なんて縁のない場所でさ」

 

「いや、そうでもないよ。ちょっと寄りたいコースがあるんだ」

 

本当は僕たちの想定コースの中に含まれてない場所なんだけど……ど前置きして渚くんが私たちを連れてきた場所にはコンビニ……の隣、そこには石碑があり、そこにはあまりにも有名な人物の名前が刻まれていた。

 

「坂本龍馬って……あの?」

 

「あ〜、1867年坂本龍馬暗殺。近江屋の跡地ね」

 

「さらに、歩いてすぐの距離に本能寺もあるよ。当時と場所は少しズレてるけど」

 

「あ、そっか。織田信長も暗殺の一種かぁ」

 

「なるほどなー……言われてみりゃ、こりゃ立派な暗殺旅行だ」

 

言われるまではあんまり考えたことがなかったけど、今でこそ中心は東京でも京都は昔、長い間日本の中心だった場所って社会で習った……つまり、その時代に大きな影響を与えたとされる人物たちが多く集まっていたということだ。それに中心人物でなくても関与が疑われれば罰せられる(暗殺される)……大小様々な暗殺の聖地と言えるというわけだ。

 

「つ、次は八坂神社ですね!」

 

「あ、それって昨日の夜に言ってた場所だよね……?働く女性のための神社って…」

 

「ええ、そう。よく覚えてたね」

 

「えー、もういいから休もう……?京都の甘ったるいコーヒー飲みたいよ……」

 

男子にはあまり魅力的じゃない場所だからかな……カルマくんが肩を落としてめんどくさがってる。なれない集団行動に疲れてきたのもホントだろうけど、いつもものすごく甘いって有名な煮オレシリーズを飲んでいて、見た目に似合わないくらい甘いものが大好きなカルマくんらしい申し出だった。さっき抹茶わらび餅を分けなかったこともあって少し拗ねてるようにも見えて私は小さく笑った。それに……コーヒーが苦くない……甘いっていうのは気になるかも……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてやってきたのは有希子ちゃんが希望した祇園……ここは京都の中でも有名な花街であり、舞妓さんが歩いていたり歌舞伎劇場なんかもあったりする、昔の街並みが残る場所だ。だからか結構人が多くて、暗殺を簡単に出来る場所じゃない気がするんだけど……

 

「へー、祇園って奥に入るとこんなに人気ないんだ」

 

「うん、一見さんお断りの店ばかりだから目的も無くフラッと来る人もいないし、見通しがいい必要も無い。だから、私の希望コースにしてみたの……暗殺にピッタリなんじゃないかって」

 

入って見るまで知らなかった……表通りの華やかさとは違って薄暗いそこは、見通しが悪いおかげで狙撃手(スナイパー)が隠れる場所も多く、道が狭いから逃げ場も少ない。多少の荒事を起こしてもそう簡単に大事にならないだろうこの場所は、今まで下見してきた場所の中で一番適しているように感じた。全員反対意見が出ないため、ここを私たちの指定とすることになりそうだ。

 

「さっすが神崎さん、下調べカンペキ!」

 

「じゃあ、ここで決行に決めよっか!」

 

「なら、烏間先生に連絡だね……」

 

この時、思いついていれば。

連絡くらい、表通りに戻ってからすれば。

先生と合流するまでは中に入らなければ。

 

…………何も起きなかったのかもしれない。

 

「マジ完璧……何でこんな拉致りやすい場所を歩くかねぇ……」

 

前から、私たちより背の高い……制服を着た男の人たちがやってきた。全員ガタイも良く、リーダー格と思われる人は鈍器にでもなりそうなものを手に持っているのがわかる。……椚ヶ丘にいてはあまり縁の無さそうな人たちだけど……カルマくんの喧嘩相手はだいたいこんな感じだったから、まだ見慣れている私は周りを見る余裕があった。だけど他の子たちはいきなり現れた人たちに足を止めていて……気がつけば私たちの後方からも同じような男の人たちが集まってきていて挟まれてしまっていた。

それに気づいたとき、私はハッとした。さっき何を考えてたっけ、有希子ちゃんは何て言ったっけ、と。

 

〝目的も無くフラッと来る人もいない〟

 

〝見通しが悪くて道が狭いから、逃げる場所もない〟

 

〝多少の荒事を起こしてもそう簡単に大事になることもない〟

 

それは殺せんせーの暗殺をしようとしている私たちだけじゃない……何か、企んでいるようなこの人達にだって同じ条件なんだ。……そういえば、この人たち……どこかで見覚えがあるような気がする。

一番前を歩いていた渚くんと杉野くんはまだ、突然のことに動けそうにない。不安になりながら周りを見る私を背後のカエデちゃんたちの方へ押し隠し、カルマくんがみんなより一歩前に出る。

 

「何、お兄さん等……観光が目的っぽくないんだけど」

 

「男に用はねー。女置いておうち帰ん……」

 

────バキッ

 

ガタイの良さから私たちを下に見たのだろう……私たちは強くないと高を括って一瞬目を閉じた男の隙をついてカルマくんが特攻、顔面を掴んで殴り倒す。相手が知るはずもないけど、カルマくんは喧嘩のスペシャリストだ……実力を甘く見た相手が悪いと思う。

 

「ほらね、渚君。目撃者がいないとこなら喧嘩しても問題ないっしょ」

 

「あ…っ!」

 

カルマくんにとって、この位の喧嘩は軽いもの……だからカルマくんは渚くんに対していつもの喧嘩のごとく得意げに振り返ったし、私もいつもの通りだと思っていた。

……けど、渚くんが気づいて声を上げた先……カルマくんの後ろで鈍い銀の光が見えた。あれは……ナイフ!

 

「てめぇ、刺すぞ!!」

 

「カルマ!」

「!!」

 

……気が付いたら名前を呼んでたし、持っていたカバンをその場に投げ捨てて、体が前に出ていた。

……私は小さいし、その分体重も軽い……だからこそ小回りがきくし、ある程度の無茶な動きだってできる。

いきなり私が呼び捨てで名前を呼んだこともあってかカルマくんの反応が一瞬遅れ、動きが止まったその瞬間に私は飛び上がり……カルマくんの左肩に右手を置き、それを軸にして男のナイフを持つ手に飛び蹴りを食らわせていた。思い切り蹴りを入れたことで手が痺れたのだろう……ナイフを落とし、手を押さえて男は数歩離れた。それを気にせず、私は危なげなく着地する……可能ならそのまま追撃に入るつもりだったから。

……でも、その時だった。

 

「嫌!」

「なに!」

 

慌てて振り返れば、後ろから迫っていた男たちにカエデちゃんと有希子ちゃんが捕まっていた……逃れようと暴れているけど、両腕を押さえ込まれていて自由に動けないようだ。カルマくんがそちらを向き、すぐさま私も助けに入ろうとする。

 

「カエデちゃん、有希子ちゃ……!むぐっ!?」

 

「このアマ……よくもやってくれたな……!!」

 

……だけど、すぐに動けなくなった。トドメまで刺しきっていなかったからだろう……たった今蹴り飛ばした男が持ち直し、私を背後から拘束したのだ。片手だけで口を塞がれ、体ごと両腕を拘束される……前、こんなことがあった時は長く伸ばしていた髪だけを掴まれていたけど、今回は、全く動けず簡単に逃げられそうにない。

それでも暴れて、拘束から逃れようとしていた私の目に、入ってきたのは。

 

「っ!!んーーーっ!!!」

 

私を振り返り、助けようとしたのかこちらに構えをとったカルマくん。

その背後には……鈍器を振りかぶる男の姿。

叫んで知らせようとしたけど、私は口を塞がれていて思うように伝えることは出来ない……自力で気づいたカルマくんは回避する前に後頭部を思い切り殴られた。そして私たちの中で一番強いと、動けると判断したのだろう……何人かの男たちによって地面に倒れ込んだカルマくんは、何度も蹴られ踏みつけられ始めた。頭は庇えているみたいだけど、体格差や人数差に勝てずに起き上がれそうにない。

加勢しようとした杉野くんも蹴り飛ばされ、蹴られた場所が悪かったのか気を失ってしまったようだ。

 

「むぐ、んーーっ!!」

 

「チッ、うるせぇなぁ……!」

 

「っつ!?」

 

それを見て余計に暴れ、叫んだからだろうか……一度両腕を開放されたかと思えば、思い切りみぞおちを殴られていた。鈍い傷みが走り、肺に近かったからか息が詰まる……そのまま体に力が入らなくなり、意識が遠くなっていった。

 

薄れる意識、目の前が真っ暗になっていく中。

最後に見えたのは……

倒れ込む杉野くん。

今にも殴られようとしている渚くん。

そして蹴られながらも一瞬こちらを見て手を伸ばそうとした、カルマくんの姿だった。

 

 

 




「み、みんな!大丈夫ですか…!?」
「良かった、奥田さんは無事だったんだ」
「ごめんなさい……思い切り隠れてました……」
「いや、それで正しいよ……っ、犯罪なれしてやがるよ、あいつ等……通報してもすぐには解決しないだろうね。……ていうか、俺に直接処刑させてほしいんだけど」
「でも、どうやって探し出す……?」


「………」
〝っ!!んーーーっ!!〟

────ギリィッ


++++++++++++++++++++


修学旅行、2時間目でした。
この回はアニメも漫画も大好きですが、その分衝撃的な場面ですね。それを損なわず、小説を書けるよう、努力したつもりです。
オリ主の思わずの素の強さ。無意識で動いた時はこんな感じ……本気になったらどうなるのかな。

まだまだ続きます、修学旅行。




▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。