『パワプロ成長』でダイヤのA   作:ネコガミ

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本日投稿3話目です。


第282話☆

俺が幼少時に片岡さんに憧れて入学した青道高校。

 

その青道高校での最後の夏が始まった。

 

俺は大会の開会式で整列する中で能力を確認する。

 

 

基礎能力

 

最高球速:160km(※160km)

 

制球:S

 

スタミナ:S

 

変化球:カーブ7(※7)

 

変化球2:チェンジアップ7(※7)

 

変化球3:高速スライダー7(※7)

 

変化球4:高速縦スライダー6(※7)

 

 

夏合宿中に球速も現状での限界まで成長させる事が出来たんだけど、高速縦スライダーを7にするには変化球ポイントがまったく足りなかった。

 

これ以上の変化球の成長はアメリカに持ち越しだな。

 

次に野手能力を確認する。

 

 

基礎能力2

 

弾道:4

 

ミート:S

 

パワー:A

 

走力:S

 

肩力:S

 

守備:S

 

捕球:S

 

 

野手能力はパワーを成長させれば完璧だったんだけど、球速の成長を優先した結果ポイントが足りなかったんだよね。

 

俺はピッチャーだから優先させるのは投手能力だ。

 

特殊能力も新たに取得したものはないけど確認しておこう。

 

 

特殊能力

 

『鉄人』

『鉄腕』

『身長高い』

『リリース○』

『怪物』

『バント◎』

『驚異のキレ』

『クイック◎』

『牽制◎』

『尻上がり』

『打球反応◎』

『サブポジ:外◎』

『盗塁◎』

『パワーヒッター』

『広角打法』

 

 

特殊能力の確認が終わると、ちょうど白州が選手宣誓をするところだった。

 

さぁ、高校野球最後の夏の大会だ!

 

思いっきり楽しんでいくぜ!

 

 

 

 

夏の高校野球選手権西東京地区大会、シードの青道高校は第2回戦からのスタートで、相手は仙泉学園となった。

 

仙泉学園はエースの真木を先発に、青道高校は東条を先発に試合が始まった。

 

序盤は両校共にランナーを出すも無得点で終わったが、折り返しとなる5回に試合は動きだす。

 

5回の表の先頭打者である倉持がツーベースヒットで出塁すると、春市がタイムリーヒット、パワプロがタイムリーツーベースヒットで2得点を奪った。

 

さらに御幸がツーランホームランを放って完全に流れを掴んだ青道は、5回の表だけで7得点の猛攻をみせた。

 

仙泉学園も反撃をしたが流れを取り戻せず、青道高校は9ー3で勝利した。

 

第3回戦、青道高校は成孔学園との試合の先発マウンドに沢村を送り出した。

 

成孔学園の先発はエースの小川。

 

次世代の西東京地区左腕ナンバーワン候補の対決とあって、球場には多くの観客が駆けつける。

 

しかし、試合が終わると両者の評価は大きく明暗がわかれた。

 

9回6失点の小川と二度目のノーヒットノーランを達成した沢村。

 

次世代の西東京地区左腕ナンバーワンの座は沢村に決した。

 

夏の高校野球選手権西東京地区大会の準々決勝まで勝ち進んだ青道高校は、全国でもトップクラスのスラッガーと呼ばれる轟 雷市がいる薬師高校との試合に挑む。

 

 

 

 

「雷市~、準備出来てるかぁ?」

「ン!」

 

バナナを頬張りながら雷蔵に返事をする雷市の目は、パワプロに注がれていた。

 

「あの怪物くん、噂じゃあ160kmを投げる様になったそうだ。」

 

雷蔵の言葉に薬師高校のメンバー全員が驚いて目を見開き、パワプロを注視する。

 

(うちの雷市もだいぶ成長したもんだが、あの怪物くんの成長はそれ以上だからなぁ…。)

 

ガシガシと頭を掻いた雷蔵は、柏手を打って注目を集める。

 

「正直に言って作戦の立てようがねぇ。だから、俺が言える事はたった1つだ!てめぇら!怪物くんとの勝負を思いっきり楽しんできやがれ!」

「「「おぉ!!!」」」

 

気合い十分に返事をした薬師高校のメンバーは、笑顔でグラウンドに駆け出したのだった。




次の投稿は13:00の予定です。

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