(完結)閃の軌跡0   作:アルカンシェル

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あとがき

閃の軌跡0はこれにて一応の完結になります。

ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございます。

 

当初のプロットを遥かに超えて成長したリィンの軌跡には自分もどうしてこうなったという思いで一杯です。

 

今後の《閃の軌跡0》は具体的にどうするかはまだ決まっていませんが、一応続編は考えています。

とりあえず本編が始まるのでタイトルを変えて、別枠として投稿しようかと考えてします。

タイトルの候補は鋼の眷属となったリィンが主人公のままでいく《鋼の軌跡》。

もしくはセドリック改めクリスをメインに据えた《緋の軌跡》にするのもありなのではないかと考えています。

 

改めてこの一年と半年近く、自分の作品にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

以下ネタの解説とリザルト、そして今後のIFルート。

 

 

 

《超帝国人》

その場のノリで出て来たネタです。

原作のリィンの最初の覚醒を見た時に真っ先に思ったことをやらせてみたら、後々まで引っ張るネタになってしまったのは完全に予想外でした。

そしていつの間にかネタではなくガチで進化してしまったのも完全に予想外でした。

 

 

《Oz70アルティナ》

リィンと同じで、空の軌跡のシナリオを面白くするためのギミックとして登場させました。

彼女が原作のアルティナになるのか、それとも別人なのか、原作知識があるからこそ余計に注目を集める存在になるだろうと参戦させました。

 

 

《姉弟子アネラス・エルフィード》

鬼の力に人の力で勝つ証明。

オリビエのネタバレとは別にこの小説を書くに当たって一番最初に考えていた展開です。

原作ではラウラなど武闘派か、もしくはⅦ組全員でやって欲しかったと思ったイベントになります。

 

 

《灰の騎神ヴァリマール》

最初のプロットではⅦ組など出すことはできないと思いながら、意外と出すことができた閃メンバーと違ってこいつだけは絶対無理だろと直前まで考えていた存在。

現に一時期はセドリックを《灰の起動者》にしようかと検討したこともありました。

ただでさえ初期プロットが破壊されていたのに、彼との強引な契約で完全に崩壊してしまいました。

最初はあの場面で鬼の力を限界を超えて使ってしまい、常時白髪化に至ってしまう程度だったんですよね。

あの時の場面が後に発売した閃Ⅳのオズボーンが黒と契約するシーンに似ていたのはまったくの偶然でした。

そしてこの契約を切っ掛けにリベル=アークでは《聖女》の参戦という展開を思い付いてしまい、リィンの難易度がいよいよ天元突破してしまいました。

 

 

《オリビエのネタ晴らし》

おそらくこの小説が始まって、読者の皆さんが一番楽しみにしていたシーン。

アネラスのシーンと共にこの話を作りたくて始めた一シーンといっても過言ではありません。

 

 

《レーヴェの生存》

おそらくオリビエのネタ晴らしと同じようにこの作品で読者が気になる結末だったと考えています。

空の軌跡ではいまひとつ行動の指針がよく分からなかったキャラでもあったのでその補完と、閃でインフレしている執行者たちに負けないように強化してみました。

きっと閃本編か、碧の何処かで助太刀要員として現れるんだろうと考えています。

もしくはガチで《金》の起動者にするのもありかと考えています。

《相克》に関わる理由なら十分にあると思いますし、実力も申し分ありませんから。

 

 

《TC編》

直前までどうするか悩んだシナリオです。

SCを大団円で終えるか、閃のようにぶった切りで次に繋げるか。

《魔界皇子》を正式に使うことを考えて、後者に決定しました。

 

 

《白面》

FCの頃から良い空気を吸っていた空の軌跡最大のボス。

TCで出番を終わらせるつもりでしたが、あまりにヨアヒムがラスボスでは力不足だと感想をいただき、いろいろ考えていたら彼の復活を思い付いてしまった存在ですね。

リィンがここまで成長できたのはまさにこの人のおかげだというのが何とも言えないですね。

 

よくよく考えたら、空の軌跡で死ぬはずだったレーヴェと死んでいたルフィナを含め、主要キャラは全員生存していることになったんですよね。

 

 

 

 

 

 

リザルト

 

リィン・シュバルツァー 16歳(重要)

人間(ロアにより内面は魔人に近い)

 

《主武装》

赤ゼムリアストーンの太刀(マクバーンの焔で焼入れされたもの)

 

《副武装》

重マテリアルブレード(通常の太刀の十倍を超える重量の太刀、刃は重量の耐久に合わないのでほぼ鈍ら)

 

《戦術オーブメント》

マスタークォーツ《灰》(騎神の力を刻んだマスタークォーツ)

一本ライン(ワイスマンとの同化を得て高いアーツ適正を獲得する)

 

《人工聖痕》

元々はワイスマンが《鬼の力》をより強くして、リィンを超人に仕立て上げるために刻み、最終的には奪うつもりでいたもの。

しかし、ケビンが魔槍を叩き込んだり、グノーシスを服用したことで完全に彼の思惑から逸脱して変化してしまった。

オリジナルの聖痕とは違い、最大の特徴は成長するという点にある。

 

《識》

グノーシスを服用した影響で芽生えた後天的な才能。

不安定ではあり、レンやキーアには及ばないものの過程を飛ばして答えを導き出せる能力。

 

 

《八葉一刀流》

一の型Sクラフト

《鳳凰烈波》 最初はアルティナととのコンビクラフトでしか使えなかったが、現在は自前の焔で使うことが出来る。

 

二の型Sクラフト

《風神烈波》 最初は下位互換の《疾風烈波》だったが、アリオスと剣を交えたことでレベルアップ。

 

三の型Sクラフト

《龍王剣》 元々はヴァリマールの時に使うSクラフトから名前を引用したもの。エフェクトはアガットのドラゴンダイブのようなものを想像しています。

 

四の型Sクラフト

《黒葉斬り》 紅葉斬りの上位互換は何だろうと考えてこのネーミングにしました。

 

伍の型Sクラフト

《桜花残月》 リシャール大佐の攻撃的な伍の型を真似て覚えた技。

 

六の型Sクラフト

《光破十文字斬り》 アネラスのSクラフトの名前を変えたもの。

 

七の型Sクラフト

《暁》 原作ではこれが七の型と明言されていませんが、ここではあえてここに当てはめました。というかリィンの《落葉》シリーズは二の型の派生にしか見えないんですよね。

 

八の型Sクラフト

《破甲拳》 おそらく作中の中で最も使用されたSクラフト。《零式》は完全防御を無視したりと剣士なのに格闘術のレベルばかりが上がっている謎。

 

その他

オリジナルクラフト

《鏡火水月の太刀》 対聖女戦でリィンが編み出した反射攻撃。ゲームと違い倍返しにする反射攻撃でありバフ扱いなので、他の型へと繋げる技になる。

《無仭剣・滅》 鏡火水月の太刀の欠点を見直し、七つのSクラフトを叩き込んで内部に焔を叩き込み起爆させるSクラフト。人に使ったらたぶん本当に死んでしまう。

《裏飛燕》六の型派生。

 銀の技の一つをリィンなりにアレンジした遠隔斬撃。威力は通常の六の型から落ちるが、正面から不意を突くことが出来るなど使いどころは多い。

 これが《裏八葉》の技の一つかは謎。

《八葉一閃》一から七の型全てを一刀に集約させた一閃。

 

 

《鋼の至宝――ノイ》

高位次元に封印された鋼の至宝の意識体。

その力は七の騎神に分割され、至宝としてできることは現時点では何もない。

戦術殻から作り出したローゼンベルグ製の人形により外でも行動が可能になり、導力魔法を使うことはできる。

 

《影の箱庭》

管理者ルフィナ・アルジェント。

鋼の至宝のためにリィンが人工聖痕に《影の国》をコピーしたものだが、聖痕のスペックに対して機能が見合っていないため、力の空き領域が多く存在している。

リィンの人工聖痕が成長する特性を持っているため、《箱庭》もそれに合わせて成長していく。

 

《灰の騎神ヴァリマール》

空の至宝の仲介を経て契約した七の騎神の一つ。

初期起動はゴスペルに強化された導力魔法による影の召喚。

影の国では想念で形作られたものであり、実際にはまだ搭乗していない。

しかし、度重なる影の召喚と、激しい戦闘のフィードバックを受けて現在は中身を激しく損傷しているらしい。

 

 

《白の騎神イシュメルガ》(仮)

リィンの鬼の力がTC編でワイスマンと交わり、本体の黒から離れて分化した存在。

黒からの影響はないが、外に器が存在しない。

なのでリィンの《鬼の力》として今までと同じように心臓に宿っている。

影の国に蓄えられた想念やグノーシスの力などを取り込み、その力はリィンが初めに暴走させていた《鬼の力》を軽く凌駕しているが、暴走の危険性はほぼない。

また、《黒》が植え付けた《呪い》を取り込むこともできる。

 

 

 

 

 

今後のIFその1。

内戦、クロスベル戦役、北方戦役を経て功績を上げていたリィンだが、ヴァリマールが度重なる戦いの末、機能不全に陥ってしまう。

それを良いことに、リィンの存在を疎ましく思っていた貴族と、それに便乗したオズボーンによりそれまで地道に築いてきた地盤を削られてしまった。

 

オズボーンに対抗するための力を失ったリィン。

そこにオーレリア分校長が声を掛ける。

ヴァリマールの修復のための設備と研究のため、リィンはトールズ第二分校に行くことを決め、世話になるだけでは悪いと教官になる。

 

リベールからの留学生としてやってきたティータとレンがそれぞれラッセル博士とヨルグ・マイスターを連れて来て、さらにシュミット博士が加わり古代技術への挑戦が始まる。

 

ルート1は原作通りに教官になるルートになります。

度重なる戦闘で壊れてしまったのか、それともリィンの力に耐え切れなくなってしまったヴァリマールが教官の道に進む切っ掛けになっています。

 

 

今後のIFその2。

閃Ⅱのラストでギリアス・オズボーンが実父だと知ったリィン。

全ての原因が実の父親だったことにショックを受けたリィンは、父親が引き起こそうとする《黄昏》を表側では止められないことを悟る。

追い払われたヴィータと合流し、裏側から働きかけることを決めてⅦ組から離別する。

 

ルート2は空の軌跡FCのヨシュアのようにオズボーンを止めるために裏側に身を投じるルートになります。

クロウがどうなっているかはまだ未定ですが、結社の執行者ルートとも言えます。

 

 

今後のIFその3。

エンド・オブ・ヴァーミリオンとの戦いでクロウやセドリックを護って死んだリィン。

その遺体を地精は不死者として蘇らせるものの、洗脳処置を行う前にリィンは逃亡する。

 

蘇生が不完全だったのか、記憶を失って彷徨っていたリィンはオーレリアに拾われる。

当時の年齢のままの背格好だったこともあり、リィンはルグィン伯爵家の養子となってトールズ第二分校に入学することになる。

 

ルート3は閃Ⅱでリィンが死んだ場合のルートになります。

そこで不死者となるので、閃Ⅲでの背格好は閃Ⅱのままであり、クルト達と同級生として《黄昏》に挑むことになります。

 

 

今後のIFその4。

碧空の鋼――閃の至宝ルート。

《黄昏》を塗り替える《黎明》。

 

 

一応、どのルートからでもオズボーンやリアンヌを救うグランドエンドに行くことができると考えています。

また、細かい内容は今後の展開で変わる可能性があるので確定したものではありません。

 

 

 

 

 

 

 


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