チート染みた力を持っているけど母音ーッンしか発せられない   作:飯妃旅立

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第二十一話タイトルは「戦場の絆」でした。アーケードガン○ダムのヤーツ。
インフル肺炎で少しながら死んでいましたが、完治したので更新再開です。


あいいいぅういあ ああいいあんあおおうえい

*

 

 

 

「あの……青さん、なんだか視線を感じませんか?」

 

 昼休み。弱めの視線逸らし(良く使うソレのように思いっきり曲げなければ軽い認識阻害になる)を纏って眠ろうとしていたところ、こそこそと美月ちゃんが話しかけてきた。

 別荘の一件以来美月ちゃんは僕を「青さん」と呼ぶ様になったのだが、その理由は聞けていない。特に聞く気もないし、多分大した意味は無いのだろう。まさか僕の中身がわかっているとかいうわけでもあるまいし。

 

 さて、そんな美月ちゃんが持ちかけてきた話題は、僕にとっては日常茶飯事過ぎるソレ。視線が可視状態にある僕にとって、視線を感じない日は無いのだが……。

 

「いおいあうい?*1

 

 他の人に聞かれないよう細心の注意を払いながら聞く。美月ちゃんは一瞬静止した後、コクンと頷いた。なるほどね。

 

 これほど豊満な果実を持つ美月ちゃんの事だ。

 ストーカーの一人や二人、いや三十人くらいはいてもおかしくは無いだろう。

 

「いぉっおあっええ*2

 

 自身への視線外しを切って、その視線とやらを探査する。

 正直に言えばこういう細かい仕事は苦手だ。例の視線のような余りにも異質なものだとか、対面している時のように発信元が見えている時ならまだしも、数多の視線が行き交う場所でたった一つの視線を見つける、というのは中々に面倒くさい。まぁ面倒くさいだけで困難ではないのだが。

 視覚情報をカットするために目を瞑り、生徒の視線に色を付けて分類していく。無論教室内に行き交う線は視線だけではないのだが、視線は放射状というわかりやすいカタチがあるので他の物を分類する必要はないのだ。

 

 そうして、上空と……これまた後方上空に、プシオンの塊のようなものから放たれる広範囲の視線を見つけた。

 これ、九校戦で小早川先輩のCADに入っていた奴と似てるなぁ。

 

「青さん、どうです、」

 

「よ、青。どこに行ってんだと思ったら、珍しく教室にいたのか。で、なに話してたんだ?」

 

「美月、ダメよ? いくら真面目っぽい外見になったからって、ソイツがやってきた不良行為が無くなったわけじゃないんだから……」

 

「あ、いえ、その……視線を感じたもので」

 

 見つけた事を美月ちゃんに告げようとした矢先、レオ君とエリカちゃんが話しかけてきた。まぁ視線外しを切ったのだから当たり前である。ちなみにレオ君の「珍しく教室にいた」というのは、毎日のように視線外しを使っているがための勘違いだ。昼休みはいつも教室で寝ているからね、僕。

 さて、美月ちゃんのその発言に当然のように色めき立つ二人。僕と同じように美月ちゃんを一度見てから頷き、ストーカーね? ストーカーだな? と手のひらに拳を当てた。

 何も言わないが奥の幹比古君も似たような顔をしている。

 

「い、いえ……私個人を狙っているというよりは、もっと大きな網を待ち構えている、というような感じで……」

 

 確かにこの視線、誰かひとりを絞って監視する、というには視野角が広すぎる。ストーキングミッションには向かないだろう。

 

「美月、その話をもう少し詳しく聴かせてくれないか」

 

「柴田さん、その感覚は多分間違いじゃないと思うよ」

 

 と、そこへ。

 論文コンペの話に駆り出されていたらしい達也君と、出るか出まいかを迷っていた幹比古君が介入してくる。珍しく僕に強い目を向けていない達也君。

 幹比古君は彼の使う魔法とは違う体系のソレが放たれていると説明し始めた。式、っていうと一気にオカルト臭くなってしまうが、古式魔法ではそれが普通らしいからびっくりだ。ということは、小早川先輩のCADにいたプシオンの塊も式だったのかな。

 

 あれ、それって誰かが意図的に九校戦……それも第一高校を妨害しようとしていた、って事なんじゃあ。

 ……もし、摩利先輩の一件も同じだとしたら、許せないなぁ。摩利先輩は三年生最後の九校戦だったっていうのに。

 

「それで今、追上君にも相談していて……」

 

「ん? なんでそこで追上が出てくるんだ?」

 

 あ、呼び方が追上君に戻っている、なんてことを指摘する前に、美月ちゃんが爆弾をぶっ込んでくれた。生徒会にも認められた先天性スキルだから別にバレても問題はないのだが、僕にはその説明能力が無い。

 だが、無視すると言うのもなんだし、かといって僕以外に説明してもらうのはそれまたおかしな話になる。

 そんな躊躇の最中、僕を助けてくれたのはなんとエリカちゃんだった。

 

「イテッ!?」

 

「他の魔法師の隠している魔法を詮索しない! マナーよ!」

 

 弁慶の泣き所への凄まじい蹴りと共に。

 一応、エリカちゃんへ会釈をしておく。

 

「追上。どこだ?」

 

「ん」

 

 人差し指をピンと立てて、霊子の居た場所を指し示す。方角は言えないが、指で指す事は出来るのだ。まぁ、「東を示せ」や「西はどちらだ」という質問の場合はなーぜか伝わらなくなるのだが。今回は方角を聞かれたわけではないので、恐らくしっかり伝わっているだろう。

 

「見つけたのかい? ……本当だ、その辺りから……捉えづらいけど、いるね」

 

「幹比古。さっきも言っていたが、捉えづらいというのは……お前の使う神道系とは違った術式ということか? それとも、この国の古式魔法の術式とは異なると言う事なのか?」

 

 その言葉に、一瞬にして緊張が高まる。

 あー。なるほど。

 スパイか。確かにここ、機密文献だらけっていうし。

 

「我が国の術式じゃない……と、思う」

 

「そうか。追上。()()()()()()?」

 

「ん、いいぁ*3

 

 わかったか? ではなく知っていたか? というのは含みがあるように感じられたが、達也君はそれ以上を聞くつもりはないようだった。

 そこで昼休みは終わってしまい、僕は例の視線を逃さないように気を付けながら、午後の授業を珍しく真面目に受けたのだった。

 

 

 

*

 

 

 

 九人という大所帯で校門を出る。内訳は達也君と深雪ちゃん、ほのかちゃんに雫ちゃん、レオ君とエリカちゃんに、美月ちゃんと幹比古君。プラス僕。あれっ、僕の余り物感が凄い。

 

 道中エリカちゃんの放った「錬金術師」という言葉に両の掌をパンッと合わせたが、誰もわかってはくれなかった。まぁ一世紀前の作品だしね……というか、こっちにあるかすらわからないし。

 祈る神はいないし、神という言葉自体嫌いな僕にとって縁遠いこのポーズ。でもアレはかっこいい。実写版を見に行けなかったのが悔やまれる……! なんでもう一年早くやらなかったんだ!

 あ、そう考えると追上って苗字はなんとも皮肉が聞いているね。

 読み方を変えればオイガミって……。

 

「ちょっと寄って行かないか?」

 

 そんな中、達也君が喫茶店「アイネブリーゼ」の前でみんなに呼びかけた。流石にコレの意図くらいは僕でも気付く。というより、視線でバレバレですよそこの人。

 とはいえ、ほのかちゃんや雫ちゃん、美月ちゃんといった非戦闘員を荒事に巻き込むわけにはいかない。これは達也君が引き受けてくれる、という事でいいのかな。

 

 エリカちゃんとレオ君、幹比古君までもがやる気の様子だが、まぁ物騒も物騒な話。もっともの話をすれば、僕らを尾けてきた、というその一点の事実がまず物騒なのだが。

 

 喫茶店へと入り、適当な理由をつけて店を出ていく二人。む、しまった。適当な理由は思いついても口に出せない。

 

「お前が出る程か?」

 

「あー……おう」

 

「そうか」

 

 短く、それだけ。

 手を軽く上げて、その場を後にする。

 

 

 

*

 

 

 

「グホッ!」

 

 うん、まぁ。

 着いた時には、男がレオ君の足蹴にされて倒れていた。

 常々思っていた事ではあるが、魔法科高校は戦術科高校辺りに名前を改めた方がいいのではないかと思う。

 

「よ、遅かったな。もう終わってるぜ」

 

「……ここに来れたワケについて聞きたい所だけど……まずはコイツが先よね」

 

 あぁ、なんかこの辺僕の視線外しに似た膜があったね。もしかしてこの場にいない幹比古君の魔法だったのかな? もしかして壊れちゃったのだろうか。それは申し訳の無い事をした。まぁ電子機器やら検知器、その他人払いも兼ねた視線外しを周囲一帯に行っているので大丈夫だろう。

 エリカちゃんとレオ君は尋問気味に男に問いかけをしていくが、これと言ってしっかりとした情報は得られない。まぁ、そう簡単に言うのであればあんなに近づいて尾行をしたりしないだろうし。

 

「私はスパイではなくそれを阻止する立場にある。私は君達の敵ではないし、私と君達の間に利害の対立は無い」

 

 そう言いながら立ち上がる男は、大げさに埃を払う動作をする。

 エリカちゃんとレオ君の間に入る。ズボンの裾先に膨らみが見えた。というか、裾先から伸びる軌道が見えていた。

 

「……なんのつもりよ」

 

「……どうやら、お友達の方は多少の危険察知能力があるようだ。前に出てきたところで何が出来るとも思えないが……」

 

「っ!? てめぇっ!」

 

 案の定、男の手には小型の拳銃……デリンジャーだろうか、それが収まっていた。

 暴発させるのも手だが、さてはて。

 ……いや、そう。

 近づけばいいんだ。

 

「なに……? これは玩具ではないのはわかっているだろう?」

 

「おう」

 

 こういう時はパツキンヤンキーの方が良かったと思う。ニヤニヤ笑う威嚇は相手を焦らせるから。今の僕は真面目ファッション過ぎて、演技である事が丸わかりになってしまう。

 だから無表情で、何も気にしていないと言う風に……ゆっくり、歩を進める。

 目は開いたまま。男をまっすぐに見据えて。

 

「止まれ。それ以上近付くと、本当に撃つぞ?」

 

「いい」

 

 そう言って、一歩踏み出す。

 男の人差し指に力が入ると同時、銃口へ掌底を叩き付けながらチート染みた力を使う。

 銃身内で弾丸があらぬ方向へと曲がり、暴発が起きた。

 

「グッ!?」

 

 爆発は男が隠し持っていたらしい煙幕入りの缶を破裂させたらしく、ジャケットの内側から濃密な煙が当たりにばら撒かれた。これを好機とみたのか、男は手の火傷を全く気にしていない素振りで駆けだした。

 レオ君とエリカちゃんは咄嗟に口を塞ぐ。

 僕は今の今まで視線外しで見せないようにしていたアイオーンで以て、男を追跡する。

 気絶させるのはいいとして……普通に交番に突き出せばいいかなぁ。

 

 

 

*

 

 

 

「……まさか、監視システムの目すら欺くなんて……」

 

 街路カメラに付属している監視システムは、それがたとえSB魔法であろうとも記録する。「誰が魔法を使ったのか」は判別しづらくなるが、「魔法が使われた痕跡」はしっかり記録してしまうのだ。

 本来は。

 

「吉田家の神童、吉田幹比古君か……。果たしてここまでの技術……ううん、術式を本当に彼一人がやったのか、あるいは……」

 

 街中での魔法使用の痕跡のもみ消しという任務に急遽駆り出された藤林。

 途中までは痕跡がしっかりあったのだが、数分が過ぎたあたりから一切の痕跡が消えうせた。まるで、監視システムが一斉に目を背けたかのように。

 

 それに、と藤林は思い出す。

 藤林は、今の今まで「監視システムの目を欺いている」という事実に焦点を当てる事が出来ずにいた。もみ消しの任務で来たはずなのに、直前の数分のもみ消し作業の後に突然思い至ったその事実を調べてみた所、綺麗に記録が残っていない。

 考えすらも逸らされた。意図的に「監視システムの目は生きている」と勘違いさせられていた。そんな印象すら抱く先程までの自分の思考に、うすら寒い物を覚えた。

 

 これがもし、吉田幹比古のものではなく、非合法工作員や敵国の魔法だったら――。

 

 同時に思い直す。

 もしそんなものを使える魔法師をこんな所に配備できる敵国が存在するのなら、とっくのとうに日本は陥落しているだろうと。

 そう、思う事にした。

 

 

 

*

 

 

 

 競走馬もびっくりな速度で疾走する男を追いかけ、一駅分ほどの距離を行った辺りで、男は止まった。路地裏。

 諦めたのか。いや……。

 

「……君。悪いことは言わない。早く逃げるんだ。この腕では、君を守り切れる自信は無い」

 

 振り向くことなく男が言う。

 「気配」というものは僕にはよくわからないが、男はそれを探っているようだった。

 その言葉を鵜呑みにできるはずもない。

 無視して、男に近づこうとして……。

 

「ッ!?」

 

 ()()()()()()男の正面に立っていたソイツに気が付いた。

 いつのまにか。視線を見る事が出来る僕にとって、神よりも縁遠い言葉。

 なんだ、こいつ。

 

人喰い虎(The man-eating tiger)――呂剛虎(リュウカンフウ)!」

 

 男がソイツを見て、言う。

 リューカンフー……。容姿的にアジア人。竜功夫?

 クンフーが足りてそう。

 

「逃げッ」

 

 男がその言葉を発した瞬間、リューカンフーは動いていた。

 明らかにヤバイ物を感じて、咄嗟に軌道を捻じ曲げる。スパイの目がどうのこうのと言っていられる相手じゃあない!

 

 斜め右上へと捻じ曲げられたリューカンフーの身体は、路地の壁へとぶち当たる。おいおい、人間が出して良い音じゃないよ、それ……。

 

「なッ……!?」

 

Get away(エッオアウェイ)*4

 

 守り切れる自信なんか、僕の方が無い!

 アイオーンしかないのは非常に不味い。明らかな接近戦タイプを相手に、足の先でしか攻撃できないなんて恐ろしい以外の何物でもない!

 

「馬鹿を言うな、私は」

 

Iron(アイアン)!」

 

 ギィィイイン! と、使用用途上とてつもなく頑丈に作られているアイオーン(しかも硬化魔法をかけてある)とリューカンフーの身体がぶつかり、まるで金属同士の衝突音のようなものが響き渡る。

 一瞬の硬直を利用してリューカンフーの視界に対し、リンちゃん先輩命名視界回しを掛けて、離脱する。蹴り飛ばそうと思ったが、重すぎて無理だった。僕のチート染みた力は最初のベクトルが0だとどうしようもないのだ。どこぞの何でも反射できる人とは違う。

 

 リューカンフーは目を覆い、大きく仰け反った。が、すぐに対処法――目を瞑って突進してきたではないか。まさか「気配」とやらを読んでいる、というのか。魔法なんかよりそれが一番オカルトだってば!

 

「ッ! うお!*5

 

 しかもコイツ、僕よりも先に男の方を殺そうとしている。面倒な、早く逃げてくれ!

 こんな化け物相手に集中切れるような荷物を抱えていたくない!

 

「おあああ!」

 

 視線外しと視界回しが通用しなくなったので、もう構うモノかとリューカンフーの拳自体の軌道操作を行う。明らかに不自然な軌道を描いて男に向かっていた拳はリューカンフーの顎へと突き刺さった。

 流石に厄介と感じたのか、リューカンフーは僕の方へ突進してきた。脳震盪くらい起こせよ!

 

Iron(アイアン)、ッ!?」

 

 右足全体に痛み。

 リューカンフーは僕のアイオーンに向かって思いっきりタックルをかましたのだ。先程は軌道操作による賜物で受け止めたが、今は完全にアイアンに頼り切りだった。レオ君の全身装甲と違い、僕のアイアンはあくまでアイオーンを硬化させる魔法。足首から上は対象範囲外だ。せめて左足なら、と思ったが、それだとアイオーンが壊されてしまう。

 

「このッ!」

 

 発砲音。

 先程のデリンジャーではない、見た事の無い形の拳銃を持った男。

 だが、リューカンフーは首を少し捻るだけでそれを躱していた。いやいや。

 

「エアアアアッ!」

 

 折れたと思ったが、アイアンで大分吸収されたらしい衝撃は、膝の脱臼だけで済んだ。

 無論それにしたって重傷なのだが、折れていなければまだ使える。痛みは問題ない。それより痛いのは経験済みだから。

 軸足を回転させ、ぶらんとした右足をブラックジャックの如くリューカンフーにぶち当てる。あ、だめだ。全然効いてない。

 

「ウッ!?」

 

 腹を掴まれた。

 リューカンフーの指が腹肉に入り込もうとする。咄嗟に惑星自転を使った軌道逸らしで、リューカンフーの身体を吹っ飛ばした。危うく裏面ケンシロウに成るところだった。

 軌道を逸らし続ける事で、路地の壁にリューカンフーの身体をめり込ませていく。

 どこともしれないこの家の持ち主さん本当にごめんなさい。

 

 壁の耐久度を鑑みるに、良くて数分、悪くて今すぐにでも抜け出されるだろう。

 逃げるが勝ちだ。男を見遣る。

 

「……助かった。礼だけは、言っておく」

 

「おう」

 

 その言葉だけで、二人同時に一目散に逃げ出した。

 先程の男の話やリューカンフーが狙って来たことを考えるに、この男は直接的に敵対するわけではないのだろう。僕のチート染みた能力がバレたのは痛いが、背に腹は代えられない。実際腹を負傷しているわけで。

 念のため僕に視線外しの応用、姿晦ましを使ってようやく、命からがら逃げ遂せたのだった。男の方は……わからない。逃げ切れたと思う方が、後味はいいのだが。

 

 

 

*

 

 

 

 とりあえず、足と腹、あといつの間にか切れていた顔の負傷が不味い。足と腹はまぁいい。隠せばなんとかなる。だが、顔は不味い。何が不味いって、僕は妹と同部屋なのだ。怪我をしたら、隠しようがない。

 

 恐る恐る家に帰って、いつもなら「ああいあー」を言う所カットでソローっと部屋に入ろうとして、

 

「おかえ……青兄。どうしたの、その怪我……」

 

 丁度ドアを開けて出てきた妹にばったり見つかった。

 引き摺っていた足も丸見えである。

 

「え、えんあいえ……*6

 

「お母さん!! 青兄が大変だから、救急車!」

 

「……Oh」

 

 搬送された病院で腹の怪我もバレ、意思疎通は妹がずっと傍にいてくれたので問題なかったものの、僕は次の日学校を休む事になったのだった。

 

 

 

*

 

*1
気持ち悪い?

*2
ちょっと待ってて

*3
ん、いいや

*4
逃げろ!

*5
クソ!

*6
け、ケンカして……







狭所なのでなんとか抑え込むことに成功しましたが、今の青では呂剛虎に正面切って勝つ事は出来ません。「気配」とかいうものを捉えられない青にとって達人クラスは全員鬼門です。

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