あべこべポケモン(仮)   作:ユーキ

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話の展開次第でタグが消えたり増えたりして、あらすじが書き換えられたりするかもしれません。理由は自分の書きたい物を書くからです。


転生少年のマル秘日記

〇月〇日

今日から日記を付けていく。もう一つの日記とは違いこれは日本語で記す。何があったのかを忘れない為であり、人に知られると拙い事を書く為である。だがエスパー使い等によって感情や記憶を読み取られる可能性がある為注意。

今日でこの世界に生を受け5年目だ。隣の家の夫婦の間に子供が生まれたりした日である。6歳になってから4年間ポケモンスクールに通い卒業と同時にトレーナーになるか、普通科小学校に通い高校大学と進んでいくかで悩んでいる今日この頃。この世界がポケモンの世界なのは分かったがポケモンにもアニメ版劇場版漫画版ゲーム版と様々な世界があり、漫画とゲームに関しては複数の世界が確認されている。つまりどの世界かによっては覚悟を決めて自分の命の為に戦わなくてはならない可能性があるのだ。主人公と呼ばれる存在に丸投げしても良いが、この世界はもう現実な為何が起こるのか分からないので注意していきたい。正直目立ちたくはないが、立ち上がる必要も考慮したい。

 

 

〇月△日

ゲームではカントー地方は町の数が10、水道は1から28、平坦な土地であり気候は穏やか、複雑な洞窟等があり、ジムは8つ点在。という内容であった。だがこの世界では土地はゲームの十数倍に拡張し、町は大小合わせて100を超え、ジムに至っては30箇所にまで及んでいる。ポケモンリーグの規定では各地のバッジを8つ以上手にした者のみ参加が許される為近場の町を巡りバッジを集める者が大半であるが、中には難易度の高いジムに態と挑み修行を積む者もいるそうな。自分は近場のジムを回ろうと思う。

折角ポケモンの世界に来たのだからトレーナーになりたいと思いトレーナースクールに進む事を決意した。

 

 

〇月□日

トレーナースクールでの生活は退屈な物である。前世の世界で勉強面は問題なく、ポケモンバトルに関しても今の所問題ない。ポケモンとの共存やポケモンに対しての接し方やポケモンへの道徳に関してのみ面白いと感じた。

この世界はちょっと可笑しいと前々から感じていた、まぁポケモンの世界な時点で色々可笑しいと思い気のせいだと考えていた。だがそれは気のせいではないとスクールに来てから漸く理解出来た。男女の価値観というのがかなり変わっていたのだ。逆転ともいえるその価値観、考え方を理解した瞬間自分は頭が痛くなった。男女の立場が逆転しているが何から何まで逆になってはいない、逆になるものはなっており変わっていないものは変わっておらず全く違う事になっているものもあるのだ。書いていて自分でややこしいと感じているが仕方ない。幸いなのが美醜の逆転は起きておらず、可愛いとかカッコいいとか美しいといった見た目についての言葉の使い所なども変わっていなかった。

男は女より筋肉量が多いのは変わらないが力は女の方がある、これは『男性の筋肉は身体を守る為に特化しており、大きく固い。女性の筋肉は狩りや戦い等に特化しており、柔軟で力が出やすい』というのが科学者の見解らしい。なお筋肉は元々固いから力が出にくく柔らかいと力が出やすいとか、そういう物ではない。説明しづらいがそういう性質なのだと思う事にした。最近では安定した生活が続いている為人間の筋肉量が減ってきているそうだ。そういえば自分の身体も見た目なら同級生の女子とあまり変わらないなという印象であるが、それは見た目であり向こうの方が力は上なのだ。今日上級生の喧嘩を見たが長い髪をバッサバッサと振り乱し殴り合う姿は恐ろしかった。この世界の人間は前の世界よりもアクティブというかアグレッシブだ。

 

 

 

 

 

●月●日

ポケモンスクールに通い4年が過ぎた。卒業と共に旅に出る事に。母親からは『悪い女は優しい言葉で連れ去る』『近付いてくる年上の女には常に気を付けるべし』『ジムリーダーだろうと女は皆グラエナ』という話を延々と聞かされた。先ずはカントーを回りながら金を稼いでいきたい。毎月ポケモン協会から支給金が出るが小遣いなんて物は色々と買っていけば簡単に無くなるものである、一般的な稼ぎ方として金銭を賭けたバトルや色々な所で開催されている小さな大会の賞金等でありこれを活用していこうと考えている。

トキワの森にて初心者狩りの少女に目を付けられた為レベル50のポケモンで相手をした。向こうが提示した『有り金の9割を払う』という条件での戦いは何事もなく勝ちに終わった。逃げようとするのをフーディンが止め金を巻き上げた。いや法的に問題ない金銭のやり取りだからへーきへーき。

10万円が19万に増えてホクホクである。

 

●月▲日

半年を掛けてカントー地方を巡りバッジの数は20を超えた。6か月で20、つまり一月に平均3.3個のバッジを手にしている事になる。マサラタウンのトレーナーはカントーで上位に入る有力なトレーナー排出地であるが、月に3個を超えるバッジ取得の速さは頭一つ抜けており、トレーナー時代のオーキド博士の平均3.1個を上回る記録である。

ゲームの十数倍の広さ故に半日以上を移動に費やしているが、前世の肉体ならば初日でダウンしていただろう。この世界の人間の中で上位に位置するマサラ人の肉体のおかげである。

 

●月■日

『バッジ5個以上のトレーナーのみ参加可能』といった様にバッジが多ければ多い程参加出来る大会がある、バッジの所持数が多ければレベルが高くなる、レベルの高いトレーナーの多い大会に出れば賞金の額が上がる、そんな大会に出て賞金を手にすればもっと欲しくなる。正直言うと目立ち過ぎた。どこに行っても自分を遠巻きに見る人がおり、話し掛けられる回数など日に10回を超える程である。カントー地方のジムを全制覇しているトレーナーは複数いるのだから平気だろうと思っていた結果である。

もう十分に稼いだ、そろそろ生まれ故郷に帰ろうと思う。

 

 

 

 

 

×月×日

故郷に帰還して数年経った。その間も続けていたが、長い歳月を掛け遂にボールに入っている全てのポケモン達との対話を終える事が出来た。最初はポケモンの言葉を理解する所から始まり、途中分かるかと投げ出しそうになったが何とか理解し、スタートした対話。その中でも準禁や禁止級伝説や神話に伝えられるポケモン達は気難しいというか、他のポケモンと感性が違うというか、コミュニケーションを取るのに四苦八苦したが無事に終わらせる事が出来た。

大いなる力には大いなる責任が伴うとは誰の言葉だったか。自分の不手際によって自分が被害を被るのはともかく、自分以外の人間やポケモンに被害が及ぶのは拙い。最悪世界が滅びる、何て事はあってはならないのだから自分に出来る事を事前に行っておくに限る。金玉橋を叩いて渡りロケット団から金を巻き上げるという諺は誰の言葉だったか。

ポケモンは道具ではない。ポケモンには一匹一匹個性がある。ポケモンは自分達と同じ様に生きている。故に付き合い方を常に考えていかなければならない。

 

×月↑日

数日前トキワの森の奥にて伝説のポケモンをボールから出しコミュニケーションを行ったので、今日も同じ場所に向かうとジュンサーや白衣の研究員や見た事のあるポケモン協会のお偉いさんや四天王がいた。ボールから出す以外何もしていないのだが、伝説とはそこに存在しているだけで周囲に影響が及ぶ様だ。幸いにもサイコメトラーが周囲を探ろうとしても力の残光によって土地に残った記憶がブレにブレており読めずに終わっていた。

自分の存在に気付かれ研究員や四天王に「ここの情報は機密なのに何故ここにいるのか」「どうやって察知したのか」等と問われ咄嗟に適当な事を言ってしまった。

 

×月→日 

実家→トキワの森→実家→トキワの森→実家→トキワの森という繰り返しにも飽きたのでヤマブキシティに買い物に来た。ポケモンに関するアイテムはバッグの中に腐る程あるのでそれ以外の服や日用品を見に来たのだが、チャラチャラしたガングロのお姉さん二人組に絡まれてしまった。ヤマブキシティはカントーで最も大きな街でありこういった輩は無数にいる事を失念していた。

占領されてはいないが、所々にロケット団の影が見え隠れしているダークな街な為一般人もダークな感じの人が多いのだろうか、と絡まれながら考えているとジムリーダーのナツメが助けてくれた。ジムリーダーだろうと構わずバトルを仕掛けた二人に対してナツメはメタグロスを出していた。ほうカントー地方なのにホウエン地方のレアポケですか。完膚なきまでに倒す気満々の殺意バリ高サイキックお姉さんのメタグロスは相手の攻撃など効かんという風に無双していた。

その後は臍出しセクシーお姉さんに連れられて色々な所を見て回り、最終的にナツメのご自宅へ。高層マンションの最上階丸々自分の物というジムリーダーの収入の凄さに驚いた。

以前自分がトキワの森で語った話について聞かれたが口から出任せな為答えられない旨を伝えた。

帰ろうとすれば『男の子が一人で夜のヤマブキシティを出歩くのは誘拐してくれと言っている様なもの』と言われ、客用の部屋で一夜を過ごす事になった。

 

×月↓日

某新聞社が『ジムトレーナー、将来有望少年を囲う!?』という見出しの記事を出した。高級マンションへと入る自分とナツメの姿がでかでかと乗っていた。幼馴染にどういう事かと詰め寄られ、母親には何もされなかったかと尋問された。お母様?若いスバメとか子供がいる前で言わんでください。教育に悪いから。

ポケモン協会から新聞社へと公式なクレームが出た事で記事は回収される様だが、某掲示板やSNSでナツメがちょっと炎上していた。直ぐに鎮火していたが。その後ナツメから謝罪のメールが来てこちらがいたたまれない気持ちになったので、メールを送っておいた。

 

×月←日

うちのエスパータイプのポケモンが騒めいている。どうやらエスパー美女とイチャコラしていたのが不服な様子。エスパータイプに囲まれていると、今度は他のタイプのポケモンが不機嫌になって修羅場になった。ヤメロォ…ナイスゥ…!

この後無茶苦茶ポケリフレした。

 

 

 

 

 

△月〇日

山の中でのんびりと過ごしているとカイリューに乗った四天王のワタルがやってきた。うちのカイリューが威嚇し向こうのカイリューが眉を顰め縮こまってしまっていた。レベルの差を見せ付けた後擦り寄って来たので腹を撫でてやれば翼をバタつかせて喜んだ。

向こうの話では大会に参加して欲しいが、それが無理ならせめて解説や上位トレーナーの食事会だけでも参加して欲しいそうだ。ポケモンの育成に専念したいので無理だとお帰りいただいた。お前も分かるだろう?ポケモンの育成の大切さを、え?それ以上何を育てるのかだって?君の様にドラゴンタイプだけ育てている訳じゃねぇからとはストレートに言えないのでオブラートに包んで皮肉を言ってやった。

 

△月×日

今さっき気付いたのだがポケモン図鑑には盗難の際に追跡出来る様にする為にGPSが組み込まれてるようだ。何故あんなにもポケモン協会やジムリーダーが自分の位置を正確に把握しているのか疑問であったが、これを使っていたらしい。まさに職権乱用である。マサラタウンに戻りオーキド博士に図鑑を返却しバトルサーチャーやボイスチェッカーを制作会社に郵送し早々に立ち去った。他の荷物に関しても何があるか分からないので一度広げて確認してみよう。

 

△月△日

一部の人間にしか連絡先を教えていないスマホと営業用というかジムリーダーやら用のスマホの二台持ちをしているが、後者のスマホには毎日20件程のメールがやってくる。基本勧誘メールばかりな為断りのメールを返しているのだが文章を毎回打つのが面倒なので直ぐに文章を打ち込める様にコピペしてから予測変換に設定した。これがなかなか便利で仕方ない。 

スマホにもGPS機能が付いているのだが、携帯電話会社の社長さんにはOHANASHIしてあるので外部には漏らさないし緊急時以外には位置の特定等もしないと契約書に記していただいた。

 

△月□日

ポケモンには一種一種に特徴があり、一匹一匹に個性がある。人間もポケモンの一種であるという研究がある。論文を見た事があるが人間のポケモンとしての特徴を上げるとするならそれは「知能」にあると考える。フーディンやメタグロス等のポケモンは人間の何十倍何百倍という知能指数を叩き出しているが、人間は他のポケモンとは違った進化を続け多様化を続け歳月を積み重ねてきた為にメタグロスフーディンに知能で劣るが多様性を手にしている。人間は他のポケモンと大幅に違う道を歩みここまでに進化し成長したのだ。つまり何が書きたいのかというと■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

 

△月■日

昨日の最後の文だが流石にないな、と思ったので塗りつぶしておいた。

本日はタマムシシティへやってきた。ヤマブキシティの次に大きな街でありカントーで一番の治安の悪さで有名である。悪の組織ロケット団の姿が多く見られ、不良少女や厳つい恰好をしたお姉さんが屯しているここはまさに世紀末。世紀末程荒廃はしていないが。

ヤマブキシティ同様怖いお姉さん方に絡まれてしまったが前回の反省を活かしポケモンバトルで勝ったら見逃してください!と上目遣いで頼んだ所「敗けたらウチ等の■■■■の■■になってもらうからなぁ!」とネットリヴォイスで言われ怖いなぁと思いながらも向こうが出してくる全てのポケモンを一匹のみで薙ぎ払って差し上げた。

その後金を巻き上げデパートで買い物、デパートを出た所で先程蹴散らした不良さんの仲間に絡まれたのだがタマムシジムリーダーのエリカに助けてもらった。ジムリーダーが何故ここに、と思ったが『花の香りに誘われてきた』という頓珍漢な事を言い始めたので話半分モードに切り替えた。花の香りについて聞くと何故か身体を密着させてきて『貴方ですよ』と抜かしてきてこりゃ駄目だと頭を抱えたくなった。お淑やかな令嬢が頭イッてる電波娘になってしまっていた。

『貴方という麗しく美しい華に誘われて、卑しき虫達が群がっていたので助けに入らせていただきました』と言われた時に俺は真面な顔を出来ていただろうか。ポケモンの登場人物特有の好きなタイプのポケモンに脳が汚染されてるのやめーや。

 

 

 

 

 

□月□日

今日はカントーにて一年に一度開かれるカントーポケモンリーグが開催される。各地からやってきたバッジ所持者数百人によるリーグ挑戦を掛けた公式大会である。この大会以外にも、選ばれたカントー出身一般トレーナー50名、ジムリーダー10名、四天王4名による総勢64名による公式大会等もある。

今回の大会は一般トレーナーの公募によるものであり、64人大会とは違い推薦でない為自分には何も関係のないのだが。協会から「参加しないか?」という打診が来た。ジムバッジはあくまでそこそこの大会に出る為のものであり、公式大会というカントーの9割の人間が見る大会になんて出た日には次の日から町を歩けなくなってしまう。

敗ければいいかと考えたがウチのポケモン達はプライドが高い様で適当に負けるという選択肢を認めてくれない。負けるには四天王に当たるか伝説のポケモン持ちトレーナーに当たるしか可能性がない。しかも当たったとしても俺が育てたポケモンが簡単に負ける訳がないので100%の確率で優勝不可避なのだ。あくまで100%であり絶対ではない。ポケモンでは100%は外的要因で外れるのである。

協会には公式の大きな大会には出ない旨を再度告げて電話を切った。 

だが幼馴染が大会を間近で見たいというので大会中はバトルドームの近くの宿泊施設で泊まる予定である。

 

□月■日

数百人というトレーナーとポケモンが鎬を削る大会は1日目を迎えた。幼馴染はトレーナーになりたいらしく今の内から色々と見ていたいそうだ。

そうこうしているとエリカとナツメにエンカウントした。何故出なかったのと聞かれ協会と同じ事を伝えると渋々と納得していた。この後食事でもと誘われたが腕にしがみ付く幼馴染の機嫌が六段階ダウンしているので遠慮した。

大会を見て思ったのだが8個のバッジを手にしたトレーナーはある程度の力量を持っていたが、レベルに換算すると40が最高といった所。自分の障害に成り得る程の強さを秘めた者は居なかった。バッジが8個あるのにこれとか、トレーナーのレベルが低過ぎるのでは?いや、ゲーム基準で考えていたが現実になるとトレーナーに配慮していたりするのだろうか。

まぁまだ一日目だし、これから強いのが出てくるか。

 

□月◇日

今日は誰に会うのだろうかと思っていると四天王のカリンが現れた。貴方は金銀の四天王でしょうに。いや未だカントー四天王が健在な今はただのトレーナーなのか。ジョウトのトレーナーが何故自分の事を知っているのか、知っていたとして何故話し掛けてきたのかを聞くと自分の事はカントー四天王のカンナから聞いていたそうな。自分の噂はジムリーダーや四天王だけではなく、それを通じて他の地方にまで広まっている様子。

強いポケモンや弱いポケモンについてどう思うか聞かれたので『それは人の勝手、強いトレーナーなら好きなポケモンで勝てる様になれば良いのでは?』と先制攻撃を食らわせるとパァっと笑みを浮かべ掛けたので『まぁ本当に強いトレーナーなら好きなポケモンではなく、勝てるポケモンを選ぶ覚悟が必要になる時もありますがね』と付け足せば笑顔が一変曇り思案し始めた。上げて落とすのは大好きです。最後にフォローを入れてから離れたが、最後のあの顔は一体。もしかして俺、また何か言っちゃいました?

 

□月◆日

大会五日目、遂に全試合が終わり優勝者が祝福されていた。その光景を見ながら考えていた事は、自分が参加していたならどのようなポケモンを使っていただろうかという事。正直な思いを語るなら、何も考えずに自分のしたいようにポケモンバトルがしたいという気持ちがある。しかしこの世界には世界征服を企てる組織が存在する。ポケモン協会だって一枚岩ではないし、トレーナーの中にはバトルジャンキー等もいる。目を付けられれば面倒事に巻き込まれる可能性がある。伝説のポケモンを知られる様な事になればもっと危ない。

でもゼンリョクでバトルがしたいなぁという気持ちが心の隅で叫んでいるのよねぇ。もう既に注目を集めてしまっているだろうと。

そんな事を考えながら幼馴染と帰路に着いた。

 

 

 

 

 

△月△日

本日は晴天なり。カントー地方を旅立った幼馴染から毎日朝と夜に来るメールが最近の癒しだ。彼女は引っ越してすぐに向こうの博士にポケモンを貰い旅に出たそうだ。最初のポケモンはアシマリを選んだらしい、良いセンスだ。一方俺はゲームではモクローを選び残り5体を二ャースにしてストーリーをクリアした。カキの試練の前には既にレベル50を超えてジュナイパーに至っていたのを覚えている、名前はタチャンカだ。自分がゲームで初めて手にしたポケモンはミズゴロウだった筈。初めて捕まえたポケモンはキノココな気がする。

 

△月▲日

アローラ地方は南国の島国である。地続きではなく他の地方と離れているという事で今まで他の地方とは交流はあまりなかったが技術の発展に伴い観光地として栄え始めたそうな。自然との共存の為に極力ポケモンの生活圏での開発は行わない様にしているそうだ。

気候の安定したカントーとは違い向こうは日が強く熱い、これが年がら年中続くのはキツイとメールが届いた。

 

△月▽日

アローラ地方は四つの島と一つの人工島で構成されている。そういえばアローラにはジムがない、ジムと呼ばれるものは大陸で生まれたシステムでありアローラ地方では島巡りと呼ばれるものが独自にある。島キングや島クイーン、キャプテンというジムリーダーに該当する存在がおりその者達の試練を達成していくのが島巡りである。あの子は島キングの一人に出会ったそうだ。恐らくハラの事だろう。

こちらはジムリーダーによるお誘いメールラッシュを一つずつ消化し次の町へ向かう。

 

△月▼日

人工島はエーテル財団という組織が作った島であり傷付いたポケモンの保護を行っている事で有名であるが、あくまでそれは表の顔である。実際は財団の長であるルザミーネの目的達成の為の資金源であり隠れ蓑。スカル団という外れ者達を使いアローラにて暗躍していた。いやこれからするのか。

メールではハウとリーリエと仲良く旅をしているそうだ。

 

△月∴日

一月後に公式の大会が開かれる為名の知れたトレーナー達に協会からメッセージが送られていると街中の大型ビジョンのニュースで流れていた。近くのファミレスに入り食事を注文するとタイミング良く協会からメールが届いた。参加しない旨を書き込んだメールを送り返し電源を切った。

最近協会からの勧誘や大会への参加のメールや電話が多い。ジムリーダーや四天王まで使って来られると態々何度も来て頂いていて申し訳なく思う。良心に訴え掛けてくるのやめーや。

 

もう他の地方に行くか?

 

△月∵日

あぁ^~毎日毎日電話にメールに気が狂うぜ、もうストレスで滅茶苦茶や。二回も地団駄を踏んだ。この辺にぃ良い航空会社があるらしいですよぉ、じゃけんチケット予約しましょうねぇ^~。




誤字脱字言葉の誤用、あればすみません。
書きたい事詰め込んだせいで文が可笑しいのもすみません。

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