投稿が遅くなり誠に申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁ!!!
その罪滅ぼしとして今回はエイプリルフールズ×アニメキャラをやってみました!
楽しめたら本望です!
それではスタート!!
其処は、まさにお先真っ暗と言っても過言ではない暗い暗い闇の空間。
そんな空間の中で、コツ……コツ……と靴の音が鳴り響く。
すると、空間が歪み一人の青年が姿を現す。
顔の左半分を白い髪で覆い隠し、唯一見える右の瞳は血や炎に似た深紅で彩られ、服装は白のワイシャツと黒のズボンとラフな格好かつその上に中学生が羽織る黒の学生上着をボタンが開いた状態で着こなしている。
青年は一通り歩くと其処で止まり、深々くお辞儀をする。
「ご存知である御方も、そうで無い御方もいらっしゃるでしょうが……改めて自己紹介をさせて頂きます。僕……いえ、私は
冷静かつ丁寧な言葉使いで自己紹介をした青年……鬼崎は再び一礼すると同時に凶悪な笑みを浮かべながら口を開く。
「さて、此処で私めから皆様方へご質問が一件……皆様方は “エイプリルフール” と言う言葉はご存知でしょうか?
“エイプリルフール” とは毎年の4月1日には嘘をついても良い……という習わしがございます。
日本語で訳せば『四月馬鹿』、中国では『愚人節』……など世界各国でもその風習を知る者はおりませぬ。
今回、私が皆様の前に現れたのは……このエイプリルフールが関連しているからでございます。
この何の変哲も無い1日が、小さな嘘で始まる1日が……時には大きな奇跡を起こすことになる…………いやはや運命とは恐ろしいモノですね?
コホン……では、これより皆様にはそんな何の変哲も無く……いつも通りのエイプリルフールの1日………否、混乱と混沌と大騒動が入り交じり生まれた特大の奇跡劇場へと誘いましょう……」
鬼崎がそう語ると、再び空間が歪み……《渾沌》の巨大な文字が刻まれた扉が出現し、鬼崎はその扉の前へと歩み寄る。
「渾沌……それは英語ではカオスとも良い区別が立たず物事が入り混じっている状態……を意味する言語です。この扉はそんな渾沌が溢れかえった世界へと繋がっております。
我が主も、そんな混乱が大の好きで私を含めた義姉弟達もそれが大好きでございます。
おっと、話が脱線してしまいましたね?
それでは、どうぞごゆるりと混乱と嘘の奇跡譚をご堪能くださいませ…………」
鬼崎は横へ移動すると同時に扉がゆっくりと開き、中から目映い光が照らされる。
果たしてこの扉で行われる渾沌と嘘の奇跡とは?
次回に続く!!