このお話は本編とは無関係ですので、その辺りのご理解下さい〜。
ちぇんばろ作戦
うちゅうせいき0079.12月24日の18:50位かな?
ソロモン要塞に向けてソーラー・システムを照射の準備に入っていた。
第2連合艦隊旗艦マゼラン級 タイタン
「ソーラー・システムが照射可能です。ソロモン要塞に照準を合わせます」
「ソーラー・システム照射開始。カウントは省略してOK」
ティアンム中将は速攻で攻撃を命令する。そしてソーラー・システムが遂に照射された。
一方、宇宙要塞ソロモンでは来るべき戦いに備えジオン公国軍が着々と準備をしていた。その中に2機のザクとドムが並んでソロモンの地表から周辺警戒をしていた。
『ん?どうした。何かお前様子が可笑しいぞ』
『いや、実はさ…今この時言うのも何だが』
『先に言っておくが俺はノンケじゃ無いからな』
『ちげえよ!何でそうなるよ!』
どうやらドムのパイロットの不安は杞憂に終わった様だ。
『じゃあ、さっきからモゾモゾしてるけど何かあんのか?まさかチン○ジ調整してるのかよ』
『どうしてテメーは直ぐに下ネタに走るんだよ!』
『あ、お前そんなに大きく無いもんな。じゃあチン○ジが理由じゃ無いわな』
『あー!ズレてるわー!何かベ○ポジが合わないわー!』
『そう言うの良いから早く理由言えよ』
ザクのパイロットは内心涙を流す。
『いや、実はさ…寒いんだよ』
『は?寒いって、生命維持装置は機能して無いのか?』
『いや、機能してるけど不調みたいで…』
『お前さー、そう言う事は早く言えよ。此処は俺が見とくから早く直して貰えよ』
『そうする。じゃあ、悪いけど此処頼むわ』
何気に仲間思いのドムのパイロット。普段からもう少しその辺りを表に出してくれればと思うザクのパイロット。そして少し移動した時だった。突然の光がザクのパイロットを直撃する。そして…そして!
『あ…暖かい』
ザクのパイロットは機体を止めて光の中に佇む。そう全ての生命体には欠かせない太陽の暖かな光が彼を優しく包み込む。
突然動かなくなったザクを見てドムのパイロットは声を掛ける。
『おい、どうした?早く整備班に見せに行けよ』
『いや、此処暖かくてさー。何か、凄く落ち着くんだ』
ほんわかした状態になるザクのパイロット。そんな様子を見てドムのパイロットは機体を動かす。
『何馬鹿な事言ってるんだよ。早く機体を動かして…何だよこれ、あったけー』
ドムのパイロットも太陽の光に包み込まれしまう。そしてザクとドムが並んで日向ぼっこする。
『ん?貴様等、周辺警戒はしてるのか?そんな棒立ちでしてるとは言わせんぞ!』
同じ部隊の隊長機のザクが近付く。まさかこの忙しい時に棒立ちしてサボってる奴等が居るとは信じ難い事だと内心憤りを感じてしまう。
『あ、隊長ー。お疲れ様でーす』
『隊長ー、俺達何で戦ってるんでしたっけ?』
余りに腑抜けた返事をする2人のパイロット。その言葉を聞いた隊長は頭の中が一瞬で沸騰してしまう。
『貴様等!!!今が正念場だぞ!!!それなのに』
そして彼等に近付いて行く隊長機。ダメだ、それ以上近付いては行けない!
『我々は誇り高いジオン軍じ…何これー、あったかーい』
そして隊長の怒りは太陽の暖かくて優しい光により一瞬で溶けてしまう。
3機のモビルスーツが棒立ちになる。そしてそれを注意する為に近付く者達を次々と引き込んで行く。
『おい、お前ら何やって…暖かい』
『此奴等、遊んでるなら今すぐ…あー、良い』
『凄く…暖かいです』
光に群がるモビルスーツ群。どいつも此奴もモノアイだからちょっと怖い。そんな味方の様子が可笑しいと気付いたムサイ級が接近する。
『其処のモビルスーツ隊所属は何処だ。直ちに所定の位置に戻れ!』
しかし、帰って来た返答はこんな感じだ。
『あー、俺此処で周り見てるわー』
『そう言えば、最近婆ちゃん家に行ってなかったなぁ』
『戦う理由何だっけ?』
『えーと、アレじゃね?スペースノイド独立』
『『『それだ!』』』
何人かが戦う理由を本気で忘れてしまう。そんな連中に喝を入れるようにムサイが接近する。それが更なる犠牲者となるとは知らず。
『貴様等!一体何だその態度ッ…あぁ…光に包み込まれて行く』
そしてソーラー・システムにジオン軍の士気は思いっきり低下してしまう。そんな様子を見ていたティアンム中将は一言呟く。
「…よし!もう作戦成功で良いや!」
それは途轍も無く遠い目をしていたのだった。
……
あ、ばおあ、くー攻防戦の前
うちゅうせいき0079.12月27日。
以前、RGM-79ジムが何処ぞのパーソナルカラーのドムによってコテンパンにされてしまった。代わりに新しい新型機が来るらしい。やったぜ!
「ほほぉ〜、アレが新型…新型機?」
新型機?と思われる機体は2機並んでいた。1機はRGM-79ジムの上位互換に居るだろうと思われる緑を基調としたジム。そして、もう1機が…。
「あ、シュウ少尉ですね。此方が貴方の新しい機体になります」
見知らぬ技術士官に言われる。ダムナ技術中尉は何処に行った?
「彼は…出番が少ないからカットされました」
「メタ発言やめーや。悲しくなるやろ」
何だよ出番が少ないって。そう言いつつも新型機に視線を向ける。
「俺の機体はコッチの緑の新型機ですよね?」
頼む、そうですと言ってくれ。お願いします。
「いいえ?アッチの新型機ですね。我々地球連邦軍の最新鋭技術を使用した新型機です!」ドドン
「マジかー…勘弁してくれません?」
アッチの新型機は恐らく高機動型の機体なのだと分かる。唯、見た目が…その。
「ダメですよ!折角軍資金をこれでもかと言わんばかりに投入して作ったんですから!」
「その軍資金は国民の血税だぞ?俺等その内国民に殺されっぞ」
改めて新型機を見る。それは一言で言うならモビルスーツサイズの美少女フィギュアだ。もう一度言うがモビルスーツサイズの美少女フィギュアだ。白い髪のボブカットに翡翠色のパッチリ目の瞳。そして瑞々しいお肌と唇。服装も胴体か赤色で白の長袖。胸部装甲は大き目で更に装甲が追加されてる。そして白のハイヒールに白のニーソックスを装備。スカートは短くもう少し近付いたら間違い無く中が見えます。
後はブースターが適当に付いてます←おい
「RGM-79CRP試作高機動型ジム改。通称ジム子ちゃんです!!!」デデーン
何かポーズ決めながら新型機を紹介する技術士官。
「デデーンじゃねえよこの野郎。大体これ別作品の奴じゃないか」
「大丈夫ですよ。アッチはプラモデル、コッチは実機。これで万事解決です!」
「何処が解決だよ。完全にアウトだよ」
B○のスーパー○ミナじゃ有るまいし。然もスカート短いからバッチリ見えるだろうし。
「フッフッフッ、我々連邦軍が何時迄もジオンの技術に遅れを取る事は有りません!このジム子ちゃんには新しいシステムが搭載されてます!」
「新しいシステム?ま、まさか…」
対ニュータイプ用システムとか人の意思を集めて突撃しちゃうシステムとかなのか!?
「そうです。シュウ少尉の思ってる通りです」
真顔で言う技術士官。
「そ、そんな未来的なシステムを搭載してるんですか?このジム子ちゃんには!」
俺はふざけた事ばかり言う技術士官を見る。
「はい、そうです。ジム子ちゃんには【Zettai Ryouiki】通称ZRシステムが搭載されてます!!!」ドッカーン
「…………は?」
そしてZRシステムの説明が入る。
「ZRシステムはスカート、及び胸部にセンサーを搭載。そのセンサーで敵の位置情報を把握。そして相手の目線を瞬時に判断してスカートや胸部が大事な大事な場所をギリギリのラインで守ります!!!」
「守ります!!!じゃねえよ!今すぐ俺のジムを直せコノヤロー」
「え?嫌です。折角作ったんですから乗って下さい」
俺が見知らぬ技術士官と言い合ってるとレイナ中尉とアーク上等兵が来る。
「何アレー!超可愛いんですけど!」
「ヤベ…惚れたわ」
其処にはレイナ中尉と懐かしいアーク上等兵が居た。
「アーク懐かしいな。久々の登場だけど大丈夫か?」
「ちょっと緊張してる」
「ちょっと、メタ発言やめなさい。あんまりやり過ぎると怒られるわよ?」
「いやー、この話自体アウトな気が…」
下らないメタ発言をやりながら話を進める。
「所でレイナ中尉、アッチの可愛い新型機に乗ります?俺は緑の方で良いですよ」
「遠慮するわ。私達は戦争してるのよ。そんな所にあんな可愛い機体を持って行くなんて…ちょっと良いかも」
「良いんかい。で、アーク君はさっきからスカートの中を堂々と見てるのかな?」
「みみみ見てねえし!?全然見てねえし!?いやー、中々速そうな機体だなーと思ってるだけだし?」
「取り敢えずZRシステム起動」
するとジム子ちゃんのスカートが動き出す。
「あっ!?縞々が!あ…ち、ちゃうねん。ちゃうねんで?」
「安心しろよ。もう、みんな分かってるから」
誰もがアーク・ローダー上等兵に眼差し優しい眼差しを向ける。
「ち、違うんだ。俺は…俺は!」
そんな視線に居た堪れなくなりダッシュで逃げるアーク君であった。
「さて、問題は俺がこの機体に乗らないと行けないのかと言う事だ」
(頼む。誰も俺を導かないで下さい。お願いします)
内心そう思いつつ、可愛らしい表情のジム子ちゃんを見ながら溜息を一つ吐くのだった。
終わり。
RGM-79CRP試作高機動型ジム改 通称ジム子ちゃん
作者が試作ジム改の擬人化を妄想した結果出来た機体。各部のブースター、スラスターはそのままだが、完全に見た目は美少女になっている。また、作中には書いては無いが表情も変わる。敵を撃墜したりするとニッコリと笑い、被弾すると痛そうな表情をする。また、スカートの中を見られそうになると手で隠したりする。
【Zettai Ryouiki】通称ZRシステムにより敵の視線を一時的集め、大きな隙を作らせる。また、その美少女風な見た目から相手に攻撃を躊躇させる可能性がある。
更に何故か高性能学習機能が付いており、色々なポーズのバリエーションが存在する。尚、パターンは無限大である。