温羅「生き恥だなんて言うなよな、アタシは好きだぞー?辿々しい喋り方とか軽い身体とかな」
「リッちゃんや皆様も、そう感じてくださいます様に・・・それでは、私の生き恥の姿も皆様にお預け致します。どうぞ・・・!」
髀
クラス アサシン 真名 桃子
筋力 A+ 耐久 E 敏捷 A++ 魔力A 幸運E 宝具 EX
性別 女性 出身 日本
属性 混沌・悪 身長・155㎝
体重 40㎏ スリーサイズ 75 59 80
クラススキル
気配遮断 ―→A+++
元のスキルの怪力、勇猛、神性を捨て去り代わりに得たスキル。自身の全てを投げ捨てるように、高い隠蔽能力を獲得した。但し、無茶なスキルの付与により霊基のバランスを著しく損なっている。人格と機能に深刻なダメージを負っている。
このスキルの付与理由は、疑心暗鬼により人間の残虐性や攻撃性に深く恐怖した桃子が、自身の存在を隠したい、角無しから逃げ出したいとする強迫観念により付与されたものである。
スキル
精神汚染 EX
精神に異常をきたしている。彼女の使命は神秘を、鬼を殺す事だが、人間を『角無しの鬼』と認識し殺す事を使命としている。対話をするにはそれ自体を武器とするものか、同じランクの精神汚染が必要。
言葉もたどたどしく、メインの人格も殆どが停止、損傷、或いは封印されており、まともな意志疎通をも放棄している。召喚された場合、その人間の性根を見るのだが大抵は自身の闇や疑心を潜ませているため、問答無用で【鬼】と認識し排除にかかる。
自己改造 EX
己の肉体に別種の存在を付与するスキル。但しランクが高ければ高いほど正規の英雄からは遠ざかる。身体にみなぎる神気を全てかきだし、より効率よく殺す為に三つのユニットと深く同調する為の改造を施した。その代償に記憶と言語能力に深刻な欠損が発生している。
全ての身体機能を殺戮と駆除、戦闘に割り振っており、戦闘以外では停止、フリーズなどといった不具合、五感の低下や記憶の喪失や精神の躁鬱といったバッドステータスを引き起こす。稼働していなければ魔力を膨大に消費し、魂喰らいを行わなければ約数時間で消滅してしまう。
破壊工作 EX
戦闘前から相手軍の戦力を削ぐスキル。島を単独で攻略した伝承を持つ彼女にかかれば、戦う前から要塞を落とす事すら可能。
軍隊では三割の兵力を削られれば戦闘不能判定が下される。負傷した者達の治療、搬送といった処置に人員が割かれるからだ。その中で彼女は供と工作することで勝負の前に殲滅を可能とする。戦わずして基地の全てを破壊し、皆殺しとするのだ。
其処に誇りは介在しない。在るのは鬼への恐怖と、其処から生まれる病的な攻撃性のみである。
破滅衝動 A
自身の内から現れる願望、起動の際の理念の方向性。どの様な相手であろうとも殺戮を仕掛け、魔力の消費と枯渇から来る消滅に対する異常への無関心といった症状を引き起こす。
この状態を示す端的な言葉が自殺、自己破壊であり、彼女は生きる為に戦うのではなく、死ぬ為に戦い、壊れる為に戦うのである。角無しを駆逐する事を定めてはいるものの、聖杯の知識から総人口を把握した事によりそれは不可能だと結論付けた髀は更なるエラーと動作不良を引き起こした。
この世界は角無しのものとなった。最早人が、自分がいる場所は何処にもない。
恐ろしい、ただ恐ろしい。自身が存在していい場所は最早何処にもない。
壊れ、死ぬことだけが救いであり、使命である。そうすれば、おじいさんやおばあさんの元へ行ける。或いは何も感じなくて済む。この苦しみも、この恐怖も、何もかも。
・・・彼女は角無しを殺すためにさ迷い、そして待っている。自分がいつか、死に果てる事により訪れる終焉の安らぎを得る事を。
鬼への、角無しへの恐怖に駆り立てられながら。底無し沼に、或いは無数の屍に脚を取られながら、アサシンの彼女は刃を振るい鬼を狩り続ける。
声無き悲鳴と、涙無き慟哭を上げながら、もう二度とかけられることのない、優しき声と幻を求めながら。
戦く桃心 A
重度の洗脳、精神の破綻。このスキルが無ければ、彼女は自身を駆動させる事が出来ない。
宝具
【疑心暗鬼】
ランクE 対人宝具 最大捕捉 999人 レンジ 一人
鬼を退治し、温羅から貰った財宝を正しく使用しようと両親の下に戻った際、温羅の影に率いられた角無しと化した人間達におじいさんとおばあさんを奪われ、人間に対する強烈な不快感と嫌悪感、恐怖を懐き停止した瞬間に温羅の影(この場合は汎人類史の温羅の残骸)に記憶野と霊核に入り込まれた事により獲得してしまった宝具。常時発動型の宝具。生前に取り憑かれた事により伝承として昇華され、座に還るサーヴァントの記憶としてカウントされる呪い。
人間の心や存在そのものに宿る悪意や残虐性といった感情を支配下に置き、増大させ操る事の出来る宝具。それを温羅は喰われた際の怨念として村の周囲に気付かれることなく民達の心を喰らっていき、完全な傀儡として村を掌握した。おじいさんやおばあさんを追放したのは二人が決して揺らがぬ善なる心を持っていた事、寿命間近による疑心暗鬼の影響を受けていなかった為。そして人が人を殺せば、温羅が必ず存在を調査するためである。
憑依した桃太郎の名と力を奪い、忌名である【髀】として苛み続け畏怖を喰らい続けてきた。絶え間無い破滅と人間の悪意を無理矢理記憶野に現し、視界を奪い全てを角無き鬼に見せかけ、常に耳に鬼の声を聞かせ続け、身体機能を奪いズタズタにし続け滅茶苦茶な改造を可能とし、護るべき人間を殺させるという悪辣極まりない凶行に走らせた。
これらの行為は、彼女を鬼を狩る鬼として仕立て上げる事により再び力を再現することの他に、もう一つ理由が存在した。
──冠位にまで至る英雄を犯し、辱しめ、なぶり、貶める。人間に裏切られ絶望する桃子の姿を見て、自分の溜飲を下げ怨みを晴らしていたのだ。
つまり・・・徹頭徹尾、愚かにして単純明快なる【嫌がらせ】以外の何者でも無い振る舞いに他ならなかったのである。
【
ランクEX 対人~対城宝具 最大捕捉999人 レンジ 1
自身に陰陽道における【宿業】を再現した呪いを掛け、総てを破滅に向かわせ何者も信じることなく鬼を殺す為に霊基を改造する宝具。アサシンとしての彼女は、如何なる心も優しさも感じることの無い存在であり、心を喪わせただの機械として無感動に起動している。
髀は桃太郎の骸であり残骸であるという忌名であり、骨に鬼が取り憑いているという宿業に支配された状態の彼女を指す。あらゆる存在を鬼と認識しているため、令呪も意志疎通も力付くで抗い自壊する。
三匹の供達も当然影響を受ける。神獣のランクは魔獣にまで堕ち、魔力や神秘とはかけ離れた機械の鎧へと堕し、魔力を髀から意志に関わりなく吸い取り暴走を行い殺戮を開始する。
彼女に味方など、愛する者など誰も存在しない。人は死に果て、自身は鬼の世界に刻まれた影法師と化した。
彼女は嘆き、哀しみ、涙し、震え、戦きながら武器を振るい鬼を殺す。其処には、恨みは一切無い。
『どうか、誰も恨むことの無いように』
『自慢の娘が、無事で帰ってくるように』
そんな二人の言葉を懐き、指示を護っているが故に鬼を恨んではいない。ただ、恐ろしいから狩る。自分が狩られないように、この世界から一刻も早く消え去る事が出来るように
人など何処にもいない。いるのは角のある鬼と、角が無い鬼。そして──鬼の敵だけである。
性格
挙動不審、そして常に何かに怯えている。彼女の目には常に、人が鬼に見えている為だ。
言語能力、五感、情緒が破壊されているため、意思は希薄で言葉は辿々しい。外界に興味はなく、鬼がいない場合は停止している。
角無しの鬼とは、人間の事である。弱さを盾に強きを排除し、優しさを踏みにじる悪鬼と彼女は恐怖を隠そうとしない。
【こいつらを殺さないと、自分が殺される。大切な人が殺される】
それこそが、彼女が懐く理念の総て。弱いが故に恐ろしき鬼への、尽きぬ恐怖と疑心である。
マスターへの態度
角無し。死んで。・・・但しリッカは人類悪の雛型として産み出された自身に近い境遇であり、その闇を抱きしめ光としているため、人間の中で唯一『人』と認識が可能
因縁キャラ
角有り
おに。つよい・・・うそを、つかない。すき。ころす。
角無し
うそつき。こわい。おそろしい。ころさないと、ころされる。ころさなくちゃ、いけない。
おじいさん、おばあさん
ひと。だいすき・・・ごめん、なさい。ごめんなさい・・・
いぬ、さる、きじ
どうぐ。
藤丸リッカ
ひとでも、おにでも、ない。あったかくて、まぶしい。いっしょに、いると、あんしん、する
ぶいん
いっぱい。
英霊たち
おにの、てき。どうせ、うらぎる。ころす。
温羅
つよい、だれよりもつよい、おに。うそをつかないから、すき。
酒呑童子・茨木童子
ひんそう。ちび。めざわり。うらのほうが、かっこいい。
アマテラス・将門公
(深々と拝んでいる)
桃太郎(真っ赤になっている)
温羅「いやぁ、すまんかった色々。元に戻すために時間がかかっちまった。リッカにまで協力を仰いでなぁ」
桃太郎「い、いいんです。お陰様で、皆様に会えて迷いを断ち切れましたから。アサシンの際の生き恥も、皆様なら、受け止めてくださると信じて・・・はいっ」
温羅「体つきは少女になるってわけかぁ。アサシンになると皆そうなのかね?」
「小さい方が、色んな場所に入れるので。・・・それでは気を取り直して、セイバーの私の紹介に戻ると致しましょうか」
温羅「あんまり夜更かしはするなよな、皆!」
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