人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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久々の改築編です!めちゃくちゃ増えたので何回かに区切ります!書き溜めを増やすチャンスだ!

夜勤明けは辛い・・・でも感想や更新が励みになるから疎かにできない・・・どうしよう・・・

そうだ!一日にたくさん書き溜めればいいんだ!となった自分は中々に雑種してると思います。

それと二周年も近いので、ぼちぼち二周年特別イベントを考える時期なのですが・・・全く思い浮かびません!日頃から感謝を抱いている身としては、特別な日に特別なお祝いって区切りが無いというか・・・

そんなわけで、こんな二周年企画はどう?と思った方は良ければメッセージボックスに送ってくだされば幸いです!え?一周年に送ったリクエストがまだある?

(椅子から転げ落ちる音)

違うんだ・・・リクエストを消化できないのは忙しいとか毎日更新しかできないとかじゃなくて自分が悪いんだよ・・・!皆様のリクエストを履行できないのは自分の不甲斐なさだ!(ライナー並感)

どうか雑種の力不足に嘆く方は懲りずに力と知恵を貸していただければ・・・どうかこれからも、宜しくお願い致します!

(エレンポイントが溜まる音)


改築王!汗を流して愉悦を築け!
改築王の帰還!パート1


「よし、随分と久方ぶりゆえに鈍っておらぬか懸念はするが、我等の仕事に放棄や逃亡は許されぬ。──そう!楽園を手ずから創る業務を始めようではないか!」

 

──おーっ!久しぶりの出陣、存分にお支えさせていただきます!財の選別、好みのアンケートなどはもう済ませておきました!

 

先ほどまでソファーでぐったりしていた王にも、等しく時間は告げられる。そう、数多にも増えた楽園のメンバー達に与えられるゴージャスの洗礼・・・そう、改築による部屋の割り当てが行われるのである。今回は溜まりに溜まったリクエストを消化するために、フェイズに分けて行う方針なのだが・・・

 

《マスターめが夢遊病の気で知らぬ間に縁を確保していくが原因ではあるのだが、気がついたら楽園に招かれていたという事象があまりにも多い!こうして作業を区切らねばならぬ程度にはな!》

 

マスター、サーヴァント問わず今回は余りにも数が多い。一息に行っては負担や労力がいつもの比ではないのは明白であった。いつの間にか招かれるに相応しき資格を持ち、いつの間にかやって来ている、等という夢遊特異点がいくつかブッキングしたが為でもあるが、一度にやるには余りにも多様に過ぎるが故に分割して行わなければそれこそ過労の危機な程度には規模が膨れ上がっていたのであった。

 

──ハチマキを巻いて、Tシャツを着て!準備万端ですよ、ギル!

 

エアもそれを理解し、いつもより気合いを入れている。ただ敵を倒すより余程王の真価が問われるこの業務、いつも以上に油断や慢心などあり得ず、許されないが為だ。久しぶりで改築のミスが起こらないよう、王を補佐する準備は万端である。

 

《よく言った!正直あと数日は寝入りたい気分だがそうは行かぬ!さぁ往くぞエア、苦難は早々に片付けるに限るのだ──!》

 

──はい!死に物狂いでトンカンしましょうっ!

 

(二人とも、バターケーキ作って待ってるからね!)

 

今、楽園で最も偉く最も働く王の手腕が振るわれ汗と財が煌めく恒例行事が幕を開ける──!

 

 

ジーク 再現トゥリファス城&裏側世界の花畑

 

「ま、まさか冗談半分で書いた俺の要望がこうまですんなり通るとは・・・感謝する。本体も大聖杯も、狭苦しく感じずに済みそうだ」

 

「フッ、王に振った無茶ぶりは十倍になって返ってくると知るがいい。王の納得の行く仕事とは即ち、万全にして最高以外有り得ぬのだからな!」

 

「・・・物語や童話に語られるような、いい王様。それは物語の中だけかと思ったが、そんな事は無かった。──ありがとう。神話に語られる英雄を、間近で見られた気分だ」

 

──はい!いつでもどこでも、ギルはとっても凄いのです!・・・ん?

 

ジャンヌ「素敵な御城ですね!早速皆で麻婆パーティーなんて如何でしょう!」

 

アストルフォ「おっ!部屋開いてるじゃーん!まんまな城って思いきったリクエストだねジーク君さぁ!」

 

「いや待ってくれ、今は王達に歓迎の御茶でもと・・・」

 

(こつぜん)

 

「もういない・・・!?・・・余程、麻婆豆腐がトラウマなんだな・・・」

 

グドーシ 菩提樹と小さな家

 

「いやはや実に感謝でござるよ、ギルガメッシュ殿。最早水も食料も必要とせず座禅していれば生きるための魔力が精製されるとは言え、人らしい生き方を忘れるわけにはいかぬでござるからな」

 

「覚者らしい無欲ぶりよな。其処までに至っておきながら望むのが細やかな当たり前・・・即ち人の取るに足らぬ生活とは」

 

「いつか人も総て気付くでござるよ。求めることも、望むことも本当ならば不要。人が懐く望みと願いとは、産まれた瞬間に大抵叶っているものでござる」

 

──望みと願いとは、産まれた瞬間に叶っている・・・

 

「ま、これは持論でござるが。さーて、今日も菩提樹の下にて楽園の皆様の息災を願うとしましょうぞ。瞑想これ即ち仏への道。涅槃に辿り着いてもアルカイックスマイル忘れるべからずで・・・ん?」

 

カーマ「グドーシさーん♪カーマ特製アップルパイにレモネードジュースは如何です?リッカさんと是非ご一緒に・・・あっ!この光景私知ってます!覚えがあります!私というかマーラ的に!」

 

「ふはははは!早速仏敵の誘惑がやって来たではないか!如何にする?覚者よ」

 

「ぐぬぬ、マーラがこんなにかわいかったらブッダというか拙者危なかったやも知れませぬなぁ・・・というわけで瞑想はまたあとに。折角の人の好意を無下にするのはノット徳でありますからな」

 

「なんだか物凄く申し訳ないシチュエーションなんですけどぉ・・・今の私はカーマなのでマーラじゃありませんから。別に誘惑しに来たとかじゃ無いですからねーだ!(ぷんすこ)」

 

「ははは、承知しているでござるよ。レモネードジュースでデブった身体は入滅でなんとかすればよろしい。王も如何でござろうか?」

 

「・・・受け取りはするが入滅はせぬ。インドの連中は気軽かつ手軽に欲や身体を擲つ故、あまり見倣いたいとは思えんな・・・」

 

──フォウや皆と一緒に飲んでみます!素敵な差し入れ、ゲットですね!ブッダは起きておられました!

 

《うむ、では次だ!ふはは、差し入れを受けながらクリアしていくこの感覚、久しく味わっていなかったクエスト気分よな!》

 

カドック 専用トレーニングルーム(ミュージックBOX付き)&ロシア風宮殿

 

「いや待ってくれ、最後のはおかしい!僕がリクエストしたのはトレーニングルームだけだ、宮殿なんて欲しいと言った覚えは無いぞ!?」

 

「貴様ではない、貴様を気にかけるとある輩のリクエストだ。改築王に捧げられしリクエストとは洒落では済まん。一度頼んだら必ず履行するがご機嫌王クオリティと心得よ」

 

「・・・まさか・・・いや、もしかしなくても心当たりがあるぞ。この見た目のデザインからして・・・!」

 

アナスタシア「私よ」

 

「やっぱり君かアナスタシア!どういう事だなんか僕の部屋が皇女が趣味で通うフィットネスジムみたいになってるじゃないか!比率を考えてほしい!君の別荘だよな実質これ!」

 

「何を言っているのカドック。私はささやかながら貴方の成長を見守る彼女面のアナスタシア。影からあなたを見つめるヒロイン的なアレなのよ」

 

「もう画面の占有率からして君だけが目立ってるだろ!君一人が使うには大きすぎるし僕にだって身に余る!」

 

「なら二人で使いましょう?それなら丁度いい筈だから。ね?」

 

「・・・い、いや、それは・・・」

 

「掃除洗濯家事給仕、おまけに私の暇潰しに遊び相手。あなたがやれる仕事はたくさんよカドック。ファイト、イースターエッグを目指して!アタランテさんがあなたを鍛えるなら、私はあなたを弄ぶわ!」

 

「可愛い顔をして何を言い出すんだこの皇女様は──!?」

 

「ふはは、打てば響くコンビ芸人が如くよな!よい、好きに過ごすがいい。楽園に特定の交際の規制など無いのだからな!」

 

──真っ先にアナスタシアさんがカドックさんのリクエストを確認していた辺り、本当に気に入っていらっしゃるんですね、カドックさんの事・・・

 

「ほらカドック、日課のトレーニングを始めなさい。私とヴィイを乗せて」

 

「うぐぅ!」

 

──どうか、ずっと仲良く笑い合えるような関係がこの楽園で続きますように!影ながら、お祈りさせていただきますね!

 

「いち、に・・・!重いぞ、アナスタシア・・・!」

 

「まぁ失礼な。ヴィイ、無礼なお口を諌めましょう?」

 

「うわぁああ冷たい!理不尽度合いが加速してないか君──!?」

 

「ふはははは!愉快な見世物、大変御苦労!」




自室

エルキドゥ「お帰り。こっちにスポーツドリンクと栄養ドリンク、エリクサーを用意しておいたよ」

ギル「でかしたエルキドゥ!少し休んだ後直ぐ様次の改築に赴く故な!手短に済ますぞ!」

──次の方々は、サーヴァントの皆様がメインになりますでしょうか・・・あれと、あれと、それと・・・

フォウ(一番偉いギルに、それを支えるエア。彼等が一番、栄養ドリンクを手放せないんだよなぁ・・・)

「妥協や手抜きは許さないのがギルだからね。それに、傍には常に万全な自分を引き出してくれる彼女がいる。・・・僕の知る限り、ゴージャスと名乗るギルはきっと・・・」

「よしMP万全我等復活!次なる現場に向かうとしよう!行くぞエア!我等の改築は始まったばかりよ!」

──はいっ!ワタシ達の改築は、これからですっ!

「一番の、がんばり屋さんだと思うな。お姫様を退屈させない為に、いつも以上にね」

(同感。・・・なんだかんだ言って、エアを安心して預けられるのって、ギルくらいだしなぁ)

「デレたな珍獣!後で飴をくれてやろう!エルキドゥ!ベッドメイキングをしておけ!」

──行ってきまーす!

エルキドゥ「ふふ、行ってらっしゃい」

(聞き耳立ててないでさっさと行けぇ!エア、気をつけてね──!)

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