「・・・正直カルナさんの不幸話は全部書いたら5000文字は固いので、ある程度箇条書きで。それではどうぞ」
~
ドローナ「私の一番弟子はアルジュナ!アルジュナより弓が上手い者など認めないし奥義を授けるつもりはない!」
アルジュナ「その、カルナとは尋常なる勝負を・・・」
「安心してほしい、カルナ等と言う御者の息子には絶対に奥義を授けぬ!私と貴方の師弟の絆は永遠だ!失せよ卑しい身分の男め!」
アルジュナ「・・・」
カルナ「致し方ない」
師匠はアルジュナを気に入ってたので、御者の子には奥義を教えてくれませんでした
パラシュラーマ「スヤァ」
カルナ「・・・(師匠の師匠に膝枕中)」
ヴィシュヌ「アルジュナの為に、カルナを妨害しよう」
蛇「シャー(ガブッ)」
カルナ「ぐっ・・・(師を起こすわけにはいかん。堪えなくては)」
数分後
「蛇の噛みつきに堪えただと!普通の人にそんな事ができるはずがない、さては武人だな!私は武人が大嫌いなんだ!くらえ!」
カルナ「・・・それが師の意向ならば」
師匠の師匠に奥義を教えてもらったけどヴィシュヌの妨害の所為で呪をもらっちゃいました。呪いは二つあって、『格上の相手に弓の奥義を忘れる』と、『土壇場で戦車が動かなくなる』ですね。戦士としては不能レベルの呪いです
牛「ブモー(死)」
カルナ「・・・!」
バラモン「鬼め!悪魔め!牛殺しめ!呪われろ、未来永劫呪詛にまみれてしまえ!」
カルナ「・・・・・・甘んじて受けよう。それで、貴方の気が済むのなら」
バラモンの牛を間違って射殺したら上にある致命的な呪いをもらっちゃいました。謝っても許してくれません
王様「如何なる者でもこの試練を見事成し遂げたら私の娘を嫁にやろう」
カルナ(王族の抱えになれば、母と父は裕福になるだろうか。孫の顔をどうか見せて欲しいと乞われたのだ、応えねば)
『試練クリア!』
カルナ「・・・オレでは不足かもしれないが・・・」
王女「私、御者の妻になんかなりたくないです」
カルナ「是非もない」
王女はこのあとアルジュナさんら5兄弟のお嫁さんになりました
師匠「お前などに何故教えを・・・王冠と呼ばれるアルジュナにこそ我が奥義を振るってほしかった・・・」
長老「アルジュナに比べたらお前など・・・あぁ、アルジュナにこそ我が知恵を授けたかった・・・」
カルナ「申し訳ない」
なぜかいつも師匠や長老からバカにされる。なぜかアルジュナばっかりひいきする
アルジュナ「総ての神々が私を愛する(死んだ目)」
敵「カルナだと!?アルジュナと互角の・・・!総員!命を捨てる覚悟で挑め!」
敵「噂にたがわぬ強さ!あっぱれカルナ!流石はカルナ!」
味方「引っ込め御者の息子!」
味方「アルジュナに仇なす身の程しらずめ!誰が貴様の指揮などに従うか!」
味方「所詮は神に恵まれただけの存在のくせに粋がるな!」
カルナ「一理ある。すまない、オレにもどうしようもない宿命だ、詫びる他無い」
なんか敵からよりも味方からの罵倒の方が多いんですけど……?
カーマ「・・・うわぁ・・・」
「・・・こんなの、ジャブみたいなものです。まだまだあるので、その、おたの・・・」
「・・・楽しみに、しなくていいです・・・」
「・・・あの、状況が状況なんで早く起きた方がいいんじゃないですか?せっかく助かっても、アレが羽化したらなんの意味も無いと思うので。早急に対処をお願いしたいんですけど」
「・・・──はっ!?」
冷めたトーンにてかけられた声に応え、藤丸立香は弾かれたように目を覚ます。勿論眠ってはいられないという気持ちがあるのと、何より・・・
「・・・夢、じゃない・・・?」
「現実です。どうでもいいですが迫真でしたね。本人に向かって言ってあげたらどうですか?」
おぉ・・・!!藤丸は大いに悶え突っ伏した。まさかやむを得なかったとはいえあんなにマシュへの想いを叫ぶことになってしまったなんて・・・!本人がいないというところが尚情けない、本人を前にしてはデートにすら誘えていないと言うのに!いつか言おうとしていたモノを纏めて引きずり出された。その愛の女神の絶対的な情欲への干渉ぶりに、彼は改めて戦慄することとなる
「まだ手しか握った事ないんだ・・・!マシュはこう、そういう付き合いはまだ早いと思うから・・・!」
「プラトニックですね。大変(どうでも)いいと思います。後悔ならいつでもできます。今は現実の対処を。此処が何処だかわかりますか?」
くい、と辺りに注意を向けさせるカーマ。言われるままに藤丸が辺りを見渡すと・・・
「・・・夕焼けの、学校?木造の・・・」
モダンな造りの静かな学校。廃校になっていたような静けさと夕焼けの美しさが神秘的な空間、その教室の席に座っている形だ。此処は一体・・・
「って!死んだかと思った──!」
同時に声をあげるキャット。サーヴァント・・・惨殺された筈の皆が、次々と覚醒し声をあげる。何故か、どういう理屈か。彼女らも無事にここに飛ばされていた様であるが故に
「いえ死んでたでしょ、プチッと潰されてたでしょ!?どうなってんのこれ!?」
「私は嬉しい。生きているだけで勝ち組ですね(ポロローン)またお逢いできた事に感謝を、ガウェイン卿」
「えぇ、本当に。・・・しかしあの方、キアラと申しましたか。・・・実に惜しい、後年齢が若ければ・・・」
「いやどう考えてもアレに手をつけるのはアウトでしょうよ。明らさまにダメにされるやつだろうぜ。なぁ、BBさんよ。デタラメにはデタラメ。アンタでも役に立つことがあるんだな?」
ロビンがそう問う相手も、また驚くべきものであった。BBの名前を持つ小悪魔的な存在など、たった一人しか存在しない
「当たり前です!そしてロビンさんだけサンドバックサクリファイスとして置いておけば良かったと反省中です。ま、それはそれとして!どうでしたかマシュさんガチ勢センパイ!どうだったでしょうかマシュジャンキーセンパイ!」
「その呼び方は止めてくれないかな!?まだ本人の前では何も言えてないんだから!?」
「BBちゃんのBBちゃんによるBBちゃん的なスーパーグレイトフルセーブは!これはもう認めるしかない可愛さかと!メルトリリス、カーマちゃんに奪われていたヒロイン力も根こそぎです!」
「目覚めましたね?じゃあ、後は勝手にどうぞ。私はやることがあるので」
テンション高めなBBとは裏腹に、さっさと教室を後にしてしまうカーマ。本当の本当に、彼女個人は全てがどうでもいいのだ。助かったのなら、それまでで干渉は終わりと言うように
「後で御礼は言っておくのね、藤丸。それとそれは無理というものよBB。あなたがした数々の嫌がらせは大きなマイナスよ」
「そうです!全滅手前で助けるとか性格悪くて嫌いです!でも、ありがとうございました!」
「メルト!リップ!」
「むー!カーマさんはタバコが世界一似合うロリとしてダウナーですしセンパイは私に塩対応!私に、ありがとうの一言も無いんですかー!?」
「助けるためにオレの想いを叫ばせた理由は!?」
「楽しかったからです♪」
悪魔めぇ!!と顔を真っ赤にし悶え転げる藤丸。彼女に知られた時点でマウント取る系後輩の誕生は避けられない。幸いなのは、サーヴァントの大半には聞かれなかった事、だろうか
「さて!それでは時間がありませんのでズバーッと説明に入ります!若さゆえの過ちをササッと認めてくださいセンパイ!」
「認めたくないぃい!!」
「最高ですねセンパイ♪──まぁともかく。アナタたちはあの真性悪魔、いえこちらでは人類悪のなりかけですか。とにかく、セラフを利用してボスになったアバズレ、殺生院キアラに殺されかけました。というか実際にサーヴァントの皆さんは殺されました。なんですかあの念の入った殺され方は。もうちょっと頑張ってください」
「「・・・面目ありません・・・」」
「まぁそんな噛ませ一行を助けるためにちょっと時間を巻き戻して、『やられる前』からやりなおしたんです。藤丸センパイが生きていて幸運でした。人間はやり直しが利かないものですからね」
「ははは、バカを言うな。この規模の時間逆行とかfateの設定の重さをバカにしすぎである」
「存在事態がバカなキャットさんに指摘されましたが勿論ホラーです!BBちゃん、セラフを舐めないでください。電脳空間では、記録固定帯の間であれば時間跳躍は割と簡単なんです。誤差三時間くらいの座標なら移動できると考えてください。座標だけ、ですけどね。この教室はセラフの外、100メートル上の水中にあります。セラフが通ったマリアナ海溝は電脳化していますので、特性を利用すれば上に行けば行くほど『前の時間座標』に戻れるのです」
縦穴に定規を立て、時間の尺度を計りにしたようなものである。先程藤丸が全滅したのが90秒前なので、その100メートル上と言うことは90秒分のズレがあると言うことなのだ。その一瞬を、カーマ・・・そしてクリシュナは切り拓いたのである
「つまり、セラフから脱出し海上に出れば現実の二時間半前に戻れる、と言うことですか?」
「マスター藤丸が来る前、この事件が始まる前の時間に?」
「理論上はそうなりますね。座標だけはですが。でも一度セラフに来たらそう簡単にキアラさんのエロスパワーからは逃れられません。光を越える速度・・・まぁ電脳なんで光ファイバーになるのは簡単ですが単純に体がもちません。ビースト、或いはグランド・・・存在自体の格が違う頑強さでなくては使い物にならなくなります。普通なら、途中で燃え尽きるのがオチです」
「・・・・・・」
「セラフを放置したらどうなるか知っているでしょう?あのにっくき人類悪、ビーストⅢが地球と一体化しちゃうんです。それは流せません。阻止の為にここへコピペ派遣されたのですから。キアラの顔を伺うのは、倒された瞬間まで!皆さんの司令官として君臨するので宜しくお願いします!」
「あー、ナースじゃねぇのとかつっこまねぇですよ。それでコマンダーさんよ。オレたちはあの女を倒してセラフを破壊する。だが、実際アレをどう倒す?サーヴァントが束になっても無理だ。そもそもビーストⅢだの最悪の傑作だの、あんなのがポコポコ出てくるのか21世紀ってのは?世紀末?」
「・・・ロビンさんのそういう、普段やる気ないくせにここまで一番で的確な質問するのイラつきますね。それは・・・」
「それは・・・?」
「──長くなるのでまた次回!明日の更新にレクチャーを再開します!今はとりあえず、可愛い小悪魔BBちゃんに命を助けられてラッキー!と把握してくださればオールオッケー!とだけお考えください!」
「真面目な話してるんですけどねぇ!?」
ビーストの打倒、その途方も無い強さ。それをどうにかしなければ明日は、未来はない。立ち向かう敵の強大さを噛み締めながら、藤丸一行は十分間の休憩へと入るのだった──
マイルーム
ザビ『向こうは向こうでなんとか上手くやる。こっちはこっちの準備を始めるとしよう。──しかし、無事で良かった、カーマ』
リッカ【好き!(博愛固め)】
カーマ「あぁあの、その。再会を喜ぶのはこちらも同じですが、キチンとやることもやりましょう。──リッカさんの槍があるかぎりあの竜らは無限再生しますから時間稼ぎには充分です。ですからその隙に・・・」
ザビ『うん。愛欲・・・ビーストⅢRにトドメを刺す、具体的にはキアラ絶対殺すツールの完成に不可欠な存在を仲間にしにいく。ゴージャス・・・ギルが先に最下層にいて、その存在に詳しい話と勧誘を勧めてくれてるから、後は私達が辿り着くだけ』
【あ、ギルも来てくれてたんだ!】
『ギルにだけはリッカを借りること話してある。ザビは報連相できる有能。というわけで・・・リッカ、カーマ。これから二人には『渇愛の重力圏』のポイントに向かってもらいたい。其処の廃棄データを蹴散らして、ギルが切り拓いた下層へのルートへ辿り着く』
【オッケー!任せて!カーマ、いい?】
「あなたにダメ、嫌なんて言うと思いますか?」
【好きぃ!!(博愛固め)】
「あいたたた・・・するならせめて鎧は取ってください・・・」
『現地にはサポーター、それで新しいマスターを応援に派遣する。ソレと協力して敵を蹴散らそう』
【新しいマスター!?え、誰々!?】
ザビ『私』
【へー!はくのん!──はくのん!?】
『私です。うぇーい、久々のマスター業だー。よろしくね、リッカ』
「・・・ゴージャスさんといい、王様は普通前線には来ないものなんですよ・・・?」
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