人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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「・・・不味いな、こりゃあ。ぬいと田助がおせェとシロと胤舜殿を向かわせてみりゃァこの有り様。月夜の赤は不吉の赤だ。・・・くたばってくれるなよ、ぬい、田助・・・、--?」

その庵にある刀が、震えていた。使えぬと、失敗作として保管されていた大業物たる一振りの太刀が、静かに揺れていた

「--予感があるのか。おめぇを触れる誰かが来るって予感が」

それに応えるように、静かに刃を震わす『魔上二刀』が一振り・・・

「おめえが出るなんぞ、よほどの事なんだろうな・・・『明神切』よォ・・・」

赤毛の村正は、血のような月を見ながら・・・明神切村正の手入れを行うのであった--


英霊剣豪・立ち合い--開戦

「グルルルルル・・・!!」

 

いつもぽぁっとしていたしらぬいが、天を睨み唸っている。牙を剥き出し、辺りに満ちる邪気を威圧するかのように猛っている。先程の暗雲、曇天とは明らかに違っていた。違いすぎていた

 

「これ、夜・・・!?間違いない、本物の夜よね!?」

 

武蔵の声の上げる通り、辺りは夜へと沈んでいた。夜の帳は辺りに降り、太陽は翳り、そして空には──禍々しき、夜に浮かぶ紅き月がある

 

「来たか・・・これはいかんな。曇天、夜空は魑魅魍魎の予兆だが此方は本命も本命。外を出歩くには危険にすぎる」

 

「ガウッ!ワゥウー、ガウッ!!」

 

「分かっているとも。皆、庵に向けて走るぞ!形振りは構わん、只ひたすら東へ走れ!」

 

胤舜の言葉、しらぬいの疾走に引き寄せられるように訳も解らず走り出す武蔵ちゃん。だがリッカの様子と、言葉にて真意に至る

 

「宿業を埋め込まれて、おかしくされちゃった英霊・・・『英霊剣豪』が来るんだよ、武蔵ちゃん・・・!」

 

「『英霊剣豪』・・・!奥義を託してくれたリッカさんの母上もなったっていう、あの!?」

 

「そう・・・武蔵ちゃんには、手にしなきゃいけないものがある・・・!だから庵に、っ、づっ~~────!!」

 

涙目になり、左手を抑えながら走るリッカ。見ればリッカの左腕、肩から爪先の漆黒の腕が血染めの紋様を催していた。葉脈のように血走り、ギチギチと音を立てて身をよじる。蠢く度に、骨と骨で神経を擂り潰すような、爪の柔肉に針を突き刺すような苦痛がリッカを襲う

 

龍哮怨獣斬村正--時代に名を遺せしおぞましき妖刀が、主たるリッカに伝えているのだ。屍山血河の舞台あり、歓喜と共に我、振るうべし。さすれば汝に血の潤いと肉の饗宴を授けんと

 

リッカからしてみればありがた迷惑な申し出が、肉体の神経痛として顕れている。打撃とは違う繊細な痛みに苛まれ、ちょっと涙が零れるのを・・・母上の刀を握り堪える。攻撃ではなく通告、探知なのだ。抑える必要は特にない

 

「ワフ、ワフ。クゥーン」

 

気が付けばしらぬいが左手を舐めてくれている。勾玉と宝剣も輝き、痛みがいくらかましになってきた

 

「ありがとう、二人とも・・・さぁ駆け抜けよう!庵に、私達の戦う準備がある!」

 

「そうだ、ぬいと田助を落とすなよしらぬい!武蔵、リッカ!泣き言は聞かんぞ!」

 

「勿論!辛かったらおぶるから、無茶しないでねリッカさん!」

 

「ありがと、武蔵ちゃん!大丈夫、行こう!田助くん、ぬいちゃん!大丈夫だから!」

 

「うん!庵に行ったら、お茶をいれるからがんばって、りゅうじんさま!」

「だーぅ!」

 

一同は転身、東の庵に向かい猛烈な速度で駆け抜ける。不穏極まる日ノ本を、泰平なる場所へと戻すため──!

 

 

ふううんきゅう せっそくたっとぶ けものかな

 

 

「ぐぅうぅうぅっ──!!」

 

走り出し、数刻が立ち、竹林に達した頃。リッカの左腕が引きちぎれんばかりに激痛を刻みし時、一同は戦慄と驚愕を覚える。辺りに撒き散らされし血の臭い。桶一杯から血を被ったようなおぞましい死臭。どれも天下泰平の世には似つかわしくない、葬られて然るべき妖気が、一同の行く手を阻む

 

「りゅうじんさま!大丈夫!?もう少し、もう少しだから・・・!」

 

「大丈夫、大丈夫・・・!肉体の痛みなんて言葉の刃に比べたら!それより、皆来るよ!殺しても、心臓を砕いても霊核を貫いても倒せない、最悪の剣豪──英霊剣豪が!」

 

リッカの真理を謳った言葉に対応し槍を構え、剣を抜き、女神の弓を構え、飛びかかる体勢にて迎え撃つ三人と一匹。──そしてそれは現れた

 

【素晴らしい。流石は黒縄を伐り棄てた無慈悲なる龍藤丸リッカ。あなた様の魂はもはやどの地獄も受け入れぬ程、罪深く──美しい・・・】

 

その端整な声音より現れし物陰にリッカは驚き、やがて持ち直す。──そういえば、宿業は斬っていなかった。故に甦るのは必定か

 

「キャスター・リンボ!!」

 

【えぇ、まさしく。ンンン藤丸リッカ。その穢れに穢れた漆黒の魂。素晴らしく私を昂らせてくださる──御会いしたかったですよ、美しき獣】

 

影絵のような物にゆらめくキャスターリンボ。リッカの母上を狂わせた直接の要因。・・・会話の端々に陶酔と情熱が宿っているように聞こえるは気のせいだろうか

 

「ふっ!!!」

 

リッカの怨敵、問答無用と武蔵が斬りかかり刀を閃かせる。その迷い無き一閃は、リンボをしかして断ち切る事はなかった

 

「ぬぅうぅん!!!」

 

リンボに気を取られた武蔵を【狙い撃った矢】を槍の払いで撃ち落とし返す槍で出所を穿つ。疾風にして冥利なる槍は過たず飛来するが、その影の女武者は【容易くそれを腕力の力で軌道を逸はらし打ち払った】のだ

 

【・・・なんと恐ろしい方。槍の鬼のよう。並の英雄では核を穿たれていたでしょう・・・】

 

静かに呟く、血染めの流麗なる女武者、額に突き出る二本の角が、角、が・・・

 

「その声、何処かで・・・──」

【戦場で余所見とは浅はかにござるよ、マスター殿】

 

耳許で囁かれし蛇のような可憐なる声音。首筋に感じる死の閃き。リッカが飛び退きし其処にクナイが投げられ首を穿たんと狙い撃たれたのだ

 

「女の子に囁きかけるとかロマンな事ですね、と!!」

 

渾身の力にて振るわれる一刀にてその小さな体躯は一刀両断される--がそれは実体に非ず。只なる虚像、影絵が一つだ

 

【ははははは!神楽としても能としてもつまらぬ見世物だ。そのような愚昧は飽きるほど見た。どれ──此処で殺してしんぜよう】

 

閃く絶対零度の殺気。無慈悲にして冷徹、微塵の容赦もない殺意が一直線に──『ぬいと田助』に降り注ぐ

 

「ガウッ!!アォン!!!」

 

その殺気をかわし、リッカの腰から『将門宝剣』を借り受け、鞘から引き抜き【鞘を引き抜きながら武者に射出する】。刀身をくわえ、自らの周囲を浮遊させる刀としその武者に飛びかかる

 

【ははははは!畜生ごときがこの──鬼一が兵法修めし叫喚地獄に敵うとおもうか、度しがたい!素っ首撥ね飛ばしてくれる!】

「ガァァアァアァアァ!!」

 

闘志と決意を秘めて空中を、林を駆け回り刃を閃き合わせる二人の軽業。笹はたわまず足跡付かず、あちらと思えばまた此方。白刃が交差し合い、林を飛び交いその凄まじき武と武がぶつかり合う。

 

「ひゃ、わ!はやい、はやいよしらぬい!」

「きゃうー!うー!」

 

【子を護りながらその冴え、ははっ!面白いぞ獣畜生風情めが!くびりころすならば鼠より虎、狼だからな!】

「ガゥアッ──!!」

 

真っ正面からつばぜり合い、同時に吹き飛ばされあい距離をとり合う。大地に降り立ったその衝撃で辺り一帯の笹が全て切り落とされ伐採される。二人の剣に、切られた事を気づけなかった草木の遅延な反応であった

 

【あっははははは!叫喚はんはついつい脇道に逸れてしまうんが困りもんやわぁ。皆はんもそないにちまちま触りながら確かめ合うんやのうて、もっと一息に、飲み干すようにとろかしてしまえばよろしおす。そして全部全部──】

 

どこからか響き渡る小柄な少女の声。同時に──

 

【──酒にとろけて、消えてまえ】

 

辺りに満たされる鉄砲水。否、これはただの水に在らず。辺りを犯し、溶かし、飲み干す--

 

「サーヴァントの宝具!?」

 

【せやで。うちのとろける一滴。ほんの一滴だけやけど・・・堪能したってもらえるなら嬉しいわぁ・・・】

【フン、鬼ごときめ。一人一人首を取る喜悦を解せぬとはな】

【そゆの、うちはもう知らんと。すっかり狂うてしもうてるもの。ほな、そゆことやさかい。──死のか?】

 

怒濤を示す波がごとき一滴。皆を覆い浚うかと思われたが其処は正しくサーヴァントたるものが請け負う。宝具には宝具。その相手つかまつりしは宝蔵院──

 

「拙僧から槍を取れば、何が残ると思うかね?」

 

【うん?骨ちゃうの?】

 

「『何も』だ!!これぞ槍の究極、生涯無敗を確立させた十一の式!『朧裏月』──いざ参るッ!!!」

 

放たれる、開帳される胤舜が積み上げ重ねた生涯無敗の裏の型11式。これは技の昇華宝具、培いしあらゆる術義に対応せし至高の槍さばきはあらゆる未知、初見、奇怪なる技や武器、現象にも微塵も揺らぐことなく立ち回ることが可能となり、未知の不利、不覚の遅れを零とする。此度は正しく機能し、槍の旋風が一つにて辺りの水を跡形もなく吹き飛ばす──!

 

「槍すげぇ!!」

 

絶体絶命の状況すら気運もめいて弾き飛ばせし胤舜に、感嘆の意義を漏らすリッカ。そして胤舜もまた同じく不敵に笑う

 

「そうだろう!槍は全てに勝る武器!けして大言壮語に非ず。術と修練に裏付けされた事実なり!さぁ如何にする血腥き者共よ!穿たれたいと望むならば一歩前へと出るがいい!!」

 

【──勇ましき事だ】

 

その名乗りを受け、現れしは頭巾に身を包みし、謎の剣客。構えた姿からは--ただ、研ぎ澄まされた殺気がある

 

【インフェルノ・パライソ、そして叫喚、衆合。戯れは其処までにしておけ。そこのマスターは黒縄を仕留め極みに至った女。迂闊に挑めば断たれるぞ】

 

冷静に場を仕切り直し、冷ややかに向き直る剣鬼。それぞれが名乗りを返し、下がる

 

【アーチャー・インフェルノ・・・】

 

「我が槍を弓で弾くとは。強き女性は歓迎だ。禁欲の身だが、それはそれで情はあるのでな」

 

【アサシン・パライソ】

(声と見た目は可愛いのに・・・出逢いが違えばッ!)

 

 

【叫喚地獄。──覚えたぞ、白畜生】

 

「ガルルル・・・ッ」

 

【衆合地獄・・・よろしくおいでやす】

 

「【──目障りな虫が沸いたものです】」

 

それらが全て、凄まじいまでに極まった殺気を放ち、こちらを威圧し、押し潰さんとしてくる。その濃密な殺気に、真っ向から睨み合う一同

 

「大層な集まりね。私達は旅の者、あなたたちとはあまりかかわり合いになりたくはないのだけれど・・・どうしてもというのなら、見逃してあげてもよくてよ?」

 

【ンンン、素晴らしきかな宮本武蔵。分が悪いと解るや即座に遁走の手順立てとは。善きかな善きかな小賢しくございます。こちらとしては──】

 

息をするように嘲笑い、仰々しく声を上げながら歌い上げる

 

【単なる顔見せ、我等が宿業、乗り越えるべき一切鏖殺の宿業なりし英霊剣豪の御挨拶に代わりなし。逃げ失せたいならどうぞご自由に。ただし──そちらの槍の御仁を置いていってもらいましょうか】

 

「・・・俺か?」

 

意外、狙いは宝蔵院胤舜だとリンボは言う。彼を置けばすんなりと見逃し此処を通すと。リンボはそう言ったのだ

 

【我等英霊剣豪、人を殺して殺して殺し尽くす。その為の我等が供物が一つ足りず、それはあなたです宝蔵院胤舜。さぁ、此方に来たりて闇へと至りなさい。悪いようにはしませんよ】

 

「それは意外。辻斬りの類いが泰平の世を転覆させるってこと?本気で出来ると思ってなさるの?」

 

【出来ぬと思うか、我等六騎に。宮本武蔵】

 

(・・・狸。六騎もいらない。一人でもできるでしょ。こいつら)

 

悠長に会話を促す武蔵。──無論それはただの戯れではない。足運びや、体の揺らしかたでリッカにサインを送る

 

『方針を固めて』と。そのリッカの指示を仰ぐための時間稼ぎに興じているのだ。それを受け、リッカは考える

 

(数で負けてて、おぬいちゃんや田助君が乱戦じゃ百パーセント傷つかない保証はないから迎撃は論外、龍吼一閃なら一人は倒せるけど、其処から先はない。彼等は胤舜さんが狙い、──置いていけば見逃す、しらぬいの脚なら、体つきからすれば・・・)

 

思い至ったリッカが、宝蔵院に念話で指示を送る

 

(胤舜さん、胤舜さん。殿を引き受けてもらえる?)

 

(む──策あり、か?)

 

(多分、胤舜さんに宿業埋め込んで傀儡にするのが狙いなんだと思う。こっちを皆殺しにするわけじゃなく、『あっちはただ数が集まってるだけ』。私達のチームワークが良ければ、なんとか伐り抜けられると思う)

 

(──ぞっとせんな。この袈裟、この槍に衆生の血肉を喰らわせる訳にはいかぬ)

 

(大丈夫。私の槍があなたを助けるから)

 

胤舜は眉を上げる。この少女は嘘を言っていない。皆が助かる道を、本気で信じ、模索している。其処には、その為の布石を担ってほしいとの懇願があった

 

(・・・うむ、良かろう!なに、突いても殺せぬと解っておるならばやりようはある。お前たちの逃げる時間、見事稼いでみせよう!ならば──)

 

(うん、──だから──)

 

二人は頷き合い、同時に行動を開始する──!

 

「走って!しらぬい!!武蔵ちゃんとぬいと田助を乗っけて!」

 

「ワフッ!!!」

 

「え、ちょ、ぇ!?」

 

疾風のごとく駆け出すリッカたち。武蔵の首根っこに噛みつき自らの背中に乗せ、凄まじい勢いで走り、駆け抜け、リッカも鎧を纏い飛翔する。──左腕がおぞましく真紅に捻れた異形の姿になりつつ、素早く離脱する

 

【胤舜!此処は任せた!!】

 

「相分かった!──さぁ、血腥き化生ども!俺が望みとあらば説法の一つをくれてやろう!」

 

リッカたちへの道を遮りながら仁王立ちする胤舜。追っ手を向かわせないために、あえて殿として踏み込み、待ち受ける

 

【・・・意外と言えば、意外だな。あの小娘が、かように容易く仲間を切り捨てるとは】

 

「ははは、切り捨てられたとは思っておらぬさ。確かな戦術、確かな撤退のための布石となるが故の殿よ!・・・さぁ、参られよ剣鬼。神仏に達した槍、ご覧にいれよう!」

 

構える胤舜。・・・リッカの作戦の他にも、彼には確かめねばならぬものがあった

 

『英霊剣豪は、心臓を穿っても霊核を貫いても倒せない──』

 

その耳を疑う事象、そして宿業の在処。身体にあらぬならば何処にあるのか、如何にして戦うのか。せめてもの情報を槍にて得ねばとても立ち行かぬ

 

「我が槍、神仏に穿つが宝蔵院!外道に落ちた修羅どもには余る説法と知るがいい!!--いざ、参る!!」

 

【・・・】

 

抜き放つ剣鬼、遠巻きに英霊剣豪。そして槍を構える胤舜──初の手合わせ、死合が放たれる──!




「ワフッ、ワフッ、ワフッ!ワフッ!」

「リッカさん!何か策があるんですよね!胤舜殿は大丈夫ですよね!?」

【勿論!犠牲を強い、誰かを切り捨てるなんて戦法ゴージャスカルデアが取るわけないじゃん!武蔵ちゃん、あの庵に、あなたを待ってる武器がある!宿業を断ち切れる武器が!】

「宿業を、断ち切れる武器・・・!?」

「がんばれ、しらぬい!おもいけど、がんばれ!」
「ワゥン!!」

【もう一頑張りお願い、しらぬい!必ず皆で庵に帰る!!】



「おぉっ----!!!!!」

【・・・--】



【まだ、槍教わってないから・・・!絶対見捨てたりしないからね!胤舜さん--!】

「ワフッ、ワフッ、ワフッ--」



【鬼一が兵法修めし叫喚地獄に敵うとおもうか!度し難い--!】



「・・・・・・」

「しらぬい?どうしたの?」

「--ワフッ!ワンワン!」

「なんでもない・・・?あ、見えてきた!あそこだよ、おさむらいさま!あそこが、じいちゃまの庵!」

「あそこが・・・!」

【よし!--ならば、やることは一つ!行くよ!しらぬい!】

「ワッフ!!」

『武蔵にぬいと田助を預けぶん投げる』

「ちょ、うぇえぇえ!?何をする気なの二人とも--!?」

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