人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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月の裏側

「私のペンはどこじゃぁ--!!」


「おや、藤村先生。何か忘れ物かね?」

「あら、言峰先生。私のペンがですね!?」

「ペンですか?あぁ、あれなら地球の人理保証機関カルデアに持っていかれましたよ」

「なん・・・だと・・・!?」

(つまり・・・これは・・・)

「--タイガーグランドオーダー!!これは、私のペンを取り戻す物語ッ--!!」

「ははは、頑張りたまえ」

「よーし!!カルデア行くぞ--!カチコミじゃ--!!」

(私からの餞別だ。大事にしたまえ英雄王。・・・いやぁ、良いことをすると、気持ちがよいものだな)


新王・英雄王外交=同盟の所感、そして真意の在処

突然の襲来と来訪を果たした英雄王。月の表側、セラフを開放し、治める決断を果たした新王・・・『岸波白野』と邂逅を成す。これより王は新王と対話し、とある約束を取り付けんとするためにこの場へと訪れたのである。それに対する新王の対応は冷静かつ、大胆なものであった

 

「お待たせ。風呂上がりのコーヒー牛乳飲んでいたら遅れました」

 

淡々と現れる月の新王。ちぅーとコーヒー牛乳パックを飲みながら姿を現す。近未来的な衣装の服に身を包む、ブラウン色の長髪、そして瞳。何事にも動じず、また屈しない固さと暖かさを兼ね備えたその出立ちが、湯気を立ち上らせ肌を上気させ赤くなっている

 

「会談を果たすというに護衛は其処の暴君のみか。随分と豪胆よな、月の王よ。我が威を示せば、このような個室、余さず消し飛ぶのだぞ?」

 

白野が会談に選んだのは、変わらず自らのマイルームだ。変哲もない机に向かい合う形、英雄王には玉座をあてがい、部屋を対話の席としている

 

(飾り気がないというかなんというか・・・王様にしては稀薄というかなんというか)

 

──質実剛健。飾らないその心意気、ワタシはとても好きです!岸波さん、素敵な方ですし・・・

 

エアからしてみれば、白野のイメージはありのままの原石だ。自然体にして、其処に在るだけで人を惹き付けるような、ゆるさの中に愛嬌があるというか。それに・・・

 

「英雄王に小細工や無礼とかは御法度だし、さっきの現れ方からして本気で殺すつもりならとっくに死んでる筈。どうせ防御も防衛も叶わないのなら、こうやって腹を割って向き合う方がいいと思って。下手に迎え撃って死屍累々になるよりかは、無礼で死ぬなら私だけで済むし」

 

あっけらかんといい放つ新王。冷静に犠牲の数と英雄王の力を見抜いた敬意ある対応を行うその手腕に舌を巻く。英雄王は御するものではなくその生態を把握し対応するものとした応対を取っている。・・・それらは全て、英雄王を心得た口調、顔、態度であり、おおよそ完璧なものであった

 

──いい人です!英雄王に敬意を払える彼女はいい人です!

 

英雄王に敬意を払うものに悪い人はいない。それが第一モットーとしているエアはその人柄と対応に好感を懐く。英雄王を第一とし敬愛するエア。その指針に白野は合致しベストマッチしたのである

 

(大人しい顔してるくせになんて大胆な・・・これは見た目では計れない強い王だぞぅ・・・)

 

フォウもその手腕に目を見開く。護衛は正真正銘、赤きセイバー、ネロ・クラウディウスしか傍に置いていない。信じているのだ。王が対話を望んだ意味を。半裸で風呂場に襲撃してきた意味を

 

「ふはは、王の名、過大評価でなく安心したぞ新王。さて、では--」

 

「待った」

 

王の言葉を遮り、すくっと立ち上がり言葉を紡ぐ。そ、奏者?とあたふたし始めるネロ。どうやら彼女はあちら側に振り回される側のようだ。そして・・・告げる

 

「まずは、自己紹介から入らせてもらいましょう。私はレガリアを手にいれ、月を治めることになった月の新王。月をこれからいい感じにアットホームな場所にしていきたいとモットーを掲げ、日夜愉快な仲間たちと共に頑張る精神的にちょっと頑丈系女子にして、絶対諦めないウーマン・・・」

 

ビッ、とポージングを取り

 

「フラン」

 

バッ、と手を天に高く伸ばし

 

「シスコ──」

 

顔の前に手のひらを起き、奇妙な冒険めいたポーズを決め、辺りに自らの魂の真名を華麗に告げる──!

 

「ザビエル」

 

バァァーン、と効果音を響かせる勢いにて、辺りの空気を支配する、フランシスコザビエル。遠くで滝の流れる音がする。窓から見えるローマの風景は素晴らしく、また美しい──

 

「・・・」

 

(・・・)

 

──フランシスコ・ザビエル・・・!戦国時代、キリシタンとして教えを説きにやってきた宣教師です!月の新王が高らかに何故その名前を!?何か、深い関係があるのでしょうか!?疑似サーヴァントであるとか、まさか自分の最強のサーヴァントであるとかそういった・・・!

 

「ちなみに私のパーソナリティにフランシスコ・ザビエルは一切関係がございません」

 

──無いんですか!?

 

「単純に、これを名乗るのが楽しいだけです。あぁ良かった。邪魔されず言えたのは久し振りです」

 

──それだけの理由で!?

 

満足げに頷き、再びコーヒー牛乳を飲み始め、ネロに続きを促す。途端に顔が虚空を眺め、ぼんやりとし出す月のザビエル。ネロも、王ですらもキョトンとしている

 

「続けて?」

 

「う、うむ!余とそなたはまさに運命の付き合いだが、その名乗りだけは未だによく解らぬな、だがまぁ細かいことはよい!」

 

ネロも目を白黒させ、問い掛けられ慌てて軌道を修正する。これ奏者、名乗りをあげるなら前以て余に伝えておかぬか驚いたであろう。といったヒソヒソ声が聞こえてくるのは気のせいとしておく

 

《・・・基本パーソナリティーは無味無臭ではあるが、妙な箇所にて個性と輝きを発するのは何処の世界のヤツも変わらぬか。これで無個性とは笑わせる。ヤツを垣間見たプレイヤーどもはさぞ困惑したであろうよ》

 

(個性がついた無個性主人公・・・哲学かな?よしんば私に個性がついたとしても、私は無個性なんだよ、みたいな)

 

──深いですね・・・ですが、それでこそ、英雄王のマスターたる女傑です!

 

三人の心を、図らずともグッと掴んだザビエル。その、誰もがやらない事をやり遂げる心胆こそが。最弱から最強に至った彼女の力であるのだから・・・

 

「ど、どうだ!余の奏者の魅力に平伏したか!余は、最初からすべて把握し分かっていたぞ!本当だぞ!よ、よし。本題にはいるぞ、そうするぞ!」

 

だが、それに振り回される側はフォローに追われることとなる。大きく咳払いをひとつし、場の雰囲気を整え平常に戻すネロ。暴君が補佐に回る。珍しくそして奇怪な光景であった

 

──まさかネロさんがフォローに回るなんて・・・凄まじいです、月の新王!

 

(天然は、計算に計れないから天然と言う。キミの突然の辛口と一緒さ)

 

──今、彼女を理屈ではなく・・・魂で理解しましたっ・・・!

 

その脇にて一人ダメージを魂に受ける天然ツッコミ属性のエアであった。そしていよいよ会談は本格的に勧められる

 

「では、英雄王。そなたが此処に至り、我が奏者にして新王たる彼女に対談を求めた是非を問わせてもらうぞ。どのような理によって、そなたはこの月の玉座にやってきたのだ?」

 

ネロの確認をとる間にも、英雄王は玉座に座り酒を煽る事を止めずに笑みを浮かべ、飲み干した後にその問いに答える

 

「そうさな。貴様らには吉報にして青天の霹靂であり、我にとっても益のある申し出ではある。故に我自ら此処に訪れ、我が身を誠意と敬意、偽りのない証明とするために此処にいるのだ」

 

──・・・

 

(・・・)

 

フォウもエアも、王の試みは聞かされていない。故に沈黙を貫いている。貫く他ないのだ。正座し、フォウをだきしめ次の言葉を待っている

 

酒を飲み干し、やがて容器を放り投げ、王はいよいよ会談に趣しその真意を示す--

 

「我が望むのは──貴様らとの同盟だ。我が楽園を更なる磐石とするため、我と盟約を結ぶがいい。さすれば貴様らは、来る遊星との苦難、無様に蹂躙されし神々とは比較にもならぬ助力を得るであろうよ」

 

同盟を組め、我等と対等の立場になれ--。それが王の真意。この月における立場を確立させるために告げた王の裁定であった

 

──ど

 

(う)

 

「めい──!?同盟だと・・・!?貴様が、あぁいやそなたが!?英雄王がか!?」

 

「やっぱりコーヒー牛乳美味しい」

 

約一名を除き驚愕の坩堝に叩き込まれる。それはそうだろう。自らを至上とし、誰の助けも意見も要らぬという絶対者が手を組もうと自ら告げてきたのだ。英雄王を知るものからすれば驚天動地である事に疑いは無い

 

「そ、奏者、奏者!こ、これはどう、どういう事なのだ!?大抵のことは余はこなすがこれは些か予想外に過ぎるというか・・・!?」

 

「真意や動機を聞かせて貰えますか、英雄王」

 

微塵も揺らがずコーヒー牛乳を啜る白野に、王は愉快げに鼻を鳴らし、さも当然だとばかりに、言い聞かせるように応える

 

「何、昨今の我が(にわ)は騒々しい。大きな問題はさっさと片付けはしたが・・・未だ頭を悩ます火種は其処らに燻っている。一つ一つ潰しておくにしてもだ、支援施設の一つも用意はしておくべきであろう?」

 

「自分の星以外の場所に第二支部を置きたい。その為に目をつけたのが、この月と言うこと?」

 

「然り。我が財、楽園の助力を無利子無担保で使わせてやろうではないか。ヴェルバーとやらの尖兵を追い払ったは良いが・・・未だ根本の解決、本体の打倒には至っておらぬのであろう?」

 

ふむ、と月の新王は思考を巡らせる。英雄王が口にした情報・・・それは紛れもない事実どころか、先んじて見据えたとしか思えないような正確さにして秘匿情報であった。未だ本体の打倒には至っていない。まさにその通りだ。いつか来る驚異に対して、最早真っ当なサーヴァントとは逸脱しているとすら感じる彼が持ち込んできた同盟に──

 

「解った。その案、お受けします」

 

二の句もない決断であった。英雄王の提案と上見に、即座に快諾の意を示す。その切り替えの早さに王は満足げに笑う。逆に驚いたのはサーヴァントのネロだ。大胆な即断即決に大いに度肝を抜かれ、あたふたと確認を持ちかける

 

「よ、良いのか奏者よ!?このようなこちらに都合の良すぎる同盟、後が凄く怖い気がするぞ!?本当に良いのか!?」

 

「うん。信じてみよう。また来る驚異にこんなに頼もしい仲間はいないと思う」

 

「しかしだな奏者、こやつは楽しみの為なら平気で味方を手にかける不埒ものであり、油断ならぬ男だ。いつ我等の敵となるか・・・」

 

純粋な心配と憂いにて言葉を紡ぐネロ。王からしてみれば中々に危ない言葉だが、目くじら一つ立てることもなく静かに流し笑う

 

《その評価は妥当だが・・・本人の前で口にすることはあるまいよ。まったく甲斐甲斐しくなりおって。やはりメインサーヴァントに添えられた者は一味違う輝きを放つな》

 

──奏者、と呼んでいるのですね。二人だけの愛称、いいと思います。しかし・・・面白いようにギャップ攻めに陥りますね、皆様・・・

 

(仕方無いさ。実際問題、こんなギルがいたらまずは頭の正気を疑う)

 

《他者からの評価などどうでも良いが・・・こうして我を目の当たりにし右往左往する者共を肴とするのは悪くない。酒が進むな、ふはははは》

 

「大丈夫だよ、ネロ。確かに彼は冷酷無比だけど・・・自分から持ち出した約束を受けた人を、気紛れに背中から刺すなんてちっぽけな愉悦を楽しむ人じゃないって信じてるから」

 

それは、新王としての直感であった。今の彼ならなおの事、盟約を違えることはないと信じ、そして背中を預けるに足るものであるとの判断を下し・・・その持ちかけに、同意を示したのだ

 

──ザビエルさん・・・!ザビエルさん!

 

その判断と、その決断にエアの胸中が感動で震わされる。王の言葉と態度、今の王を信じてくれた彼女に、感謝と敬意を贈るべきと確信するほどに新王の判断はエアの胸を打ったのだ

 

「よし・・・では決まりだな。これより我等は互いに盟友同士。せいぜい仲良くやろうではないか。互いに手を取り合い・・・背中を託し合うことでな」

 

そんな事絶対思ってないだろ、といったフォウの視線を軽く流し、王は席を立つ。告げることは告げた、もう用はないとばかりに右手を上げ──

 

「待って」

 

単独顕現にてカルデアに帰ろうとしたところを、新王が呼び止める。相も変わらずクールな表情で、彼女は告げる

 

「同盟というのに、こちらが受けてばかりではフェアじゃない。何か、自分達にもさせてほしいのだけど」

 

やられてばかりではダメだ。こちらにも殴り返させろ。そう言った意図があるのか・・・シャドーボクシングをしながら王に要求を渡す新王ザビエル。黙っていれば一方的な恩恵を得られたものを、それを良しとしない義理堅さと誇り高さが彼女には備わっていたのだ

 

やられたぶんだけ、しっかりと御返しを。それらは円滑な交流に大切なもので・・・同時に、誰もに助けられた自分が、今度は自分を助けたいと願ったが故の提案であった

 

「──・・・」

 

その提案を・・・王は、待っていた。そう告げるであろうと、そう持ちかけてくるであろうと。何よりも確信していた

 

異なる世界なれど、こやつはかつての我が雑種なれば。恩恵ばかりを貪る愚王にはなるまいとの確信があった。──故に、力を貸すという提案も・・・ともすれば。同盟以上の魂胆が、気付かない魂胆が有ったのかもしれない

 

「──吐いた唾は飲めぬぞ、新王」

 

「望むところ」

 

互いに、一歩も譲らず不適に笑い合う二人の王

 

──お、王の出す条件。それは・・・?

 

 

──王の繰り出した条件に、誰もが驚愕する事となる

 

ゴージャスたる王の魂胆は、あまりにも深遠かつ、愉快にして愉悦そのものである──




・・・その後、会談は滞りなく終わり、英雄王は獣を引き連れ、王はマイルームを後にした。新王、ネロは一息を付き、改めて薔薇の風呂に二度風呂を行う

薔薇により芳醇な香りの空間に、浴場のお湯に身を浸しながらネロと白野は思い思いの所感を漏らす

「しかしあの金ぴか、破格の羽振りのよさであったな。交渉の材料といい、条件といい。・・・何か良くないものでも食らい、人格の反転でも巻き起こったのであろうか?流石の余も驚いたぞ、まさかあのような条件を提示してくるとは・・・」



「其処のリストに載っている人間の数の分の月の住民票を用意せよ。そして住民区画の一画を寄越せ。何れこの場による保護と生活の面倒を貴様らに一任する」

「・・・この人達は?」

「我が楽園にて働く我が財達。その類縁なる者共だ。まだ楽園にて保護を行っておらぬ者共、その保護と生活の保証をしてもらおう」

「それだけ?」

「それでよい。貴様らが我の戦力を当てにするのは構わぬが、我が貴様らに期待することは無い。我が貴様らに求むるものは、民草どもの安寧と憂いない住居のみだ」



「まさか奴が真っ当に統治下の者を考えているとは・・・人類最古の英雄王、傲慢なばかりと思っていたのだか、評価を改めてはならんのかもしれぬ」

「確かに。じゃあネロ、手配しておいてくれる?このリスト分の人達の招待と生活福利厚生全般を確保して、期待に応えよう」

「うむ!任せよ!余が期待に応えるのはそなたの期待だがなっ!」

生き生きと頷き、ざばりと出て行くネロ。その後ろ姿を見ながら、白野はぼんやりと天井を見上げる

「・・・個人的には、驚いたのは次なんだよなぁ・・・」

・・・そう、もう一つの要望にこそ。白野は驚き、同時に力を貸そうと決意した要因がある。王が提示し、白野が快諾したその条件とは・・・



月の居住区にて、はした金(王規準)にて買い取った権利書を手にしながら王は気ままに漫遊を行う

一通り見終わった後は、カルデアに帰る予定だ。一日半程の、手軽な旅行であった。月だけど

(此処なら確かに誰の手も届かないだろう。考えたね、ギル)

ギルが月に求めたもの、それはシェルター・・・星の驚異からへの非戦闘員の保護である。月の場所ならば、地球がどのような事で災厄に見舞われようとも財達の血縁の無事と安全は保証される。星を守護するために、アキレス腱となるであろう職員の家族を避難させようという目論見であったのだ。それらは当然、王としての考案であるのだが・・・

--オルガマリーちゃんが頭を悩ませていた職員の保護。今回の会談にて、月の一画を手にした事により問題が解決しましたね!

この為に、王は月との盟約を?そう問うたが、それだけではないと応える

《むしろ我の本題はこちらよ。あの歯の浮くような二人に、お膳立てをしてやらねばなるまい》

そして一同は到着する。本来の目的、王の愉悦の在処へ


・・・--其処は、都市の中で最も豪奢なる協会。そして、英雄王が権利を確保した建築物

「さて、ヤツはこれを知り、どの様な反応をするのやら。土産としてはこれ程のものは中々に望めまい。--上質な醜態を期待しているぞ。--ロマン、シバよ」



・・・--適当な結婚の式場、そして、旅行の案内をしてやれ。近々此方に件の婚約者を招く。そやつらの旅行の幹事も任せる。何、月は古来より、婚約者どもの面倒を見るのは得意であろう?



「結婚式かぁ・・・わざわざその為にかぁ・・・」

人類最古の英雄王が、誰かの為にわざわざやってくる・・・その事実こそが、最も衝撃であったと。新王たる白野は一人思うのであった

・・・どんな人なんだろう?



「はっくしゅ!」

「ひわ-っくしゅ!」

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