苛烈さです。
■本文
・真名:由井正雪
・クラス:
・立ち位置(案):敵…?とりあえず味方にはなり得るが、最初から味方かは不明
・性別:女性(?)
・CV:田村睦心
・出典:史実、『慶安太平記』など、Fate/Samurai Remnant
・地域:日本・江戸
・属性:秩序・悪・人
「我が名は由井正雪!幕府に逆らい、世を正さんとした烈士である!」
・ステータス
筋力:D++、耐久:D++、敏捷:B、魔力:A-、幸運:C、宝具:B+
好きなもの:平和な世、実力行使
嫌いなもの:江戸幕府、腐敗した政治
・スキル
狂化 C
バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせる。代償として言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなるはずだが、この正雪は、意思疎通や(本人なりの)理知的な思考は問題なく行える。
だが、この正雪は自らの理想に殉じ苛烈に邁進する人物であるため、言葉が通じても言うことを聞いてくれないことが時々ある。
カリスマ C--
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
C-ランクでは国家運営は出来ないが、志を共にする仲間とは死を厭わない強固な繋がりを持つ。ただこの正雪の場合、ある種自業自得な要因で裏切者を出してしまったのでマイナスが1個増えた。
烈士の軍学 B+
正雪の修めた戦術知識、及び、理想に殉じる峻烈な精神性がスキル化したもの。本来は複合スキルであり、『軍略』スキルの効果を含むものである。
贋造生命(亜種) C
天然自然には生まれ得ぬ存在、無垢の人造生命ホムンクルス──その亜種である事を示すスキル。この正雪が本来持ち得ないスキルだが、今回のサーヴァント化にあたって依代となった肉体に由来して得たスキル。
今回の身体組成そのものに関わるため、本来このスキルを持つ人物と同様のランクで保有した。
魔術(元素) C+
異常編成ながらも上質の魔術回路を有する肉体をもって現界した今回の由井正雪は、この肉体の本来の主と同様に、元素変換魔術を主に攻撃手段として用いる。ただ、元来この正雪自身が魔術を得意としていたわけではないので、この肉体の本来の主と比べると技術面で劣る。
ただ、この正雪もまた、魔術師としての「正統」な目的と精神を持たず、魔術はあくまで己が技術の一種に過ぎない。純正な魔術師は、正雪を魔術師ではなく魔術使いと呼ぶだろう。
・武器
日本刀:2本帯刀している刀。これと魔術を組み合わせた戦い方が、白兵戦における基本戦術。
・宝具
『
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:詳細不明
「我らが理想、我らが情熱!今再びここに示さん!『
汎人類史正雪の独自宝具。別世界の正雪がサーヴァントとなった折に持つ宝具『烈士徇名・不惜身命』に相当するものではあるが、こちらは汎人類史正雪の苛烈な情熱を反映させたものであり、自身や味方に爆発的な強化をもたらすあちらと違い、かつての同志たちを一時的に呼び出したのち、自身と同志達を強化したうえで、苛烈な勢いの波状攻撃を仕掛ける。
なお、決起の寸前に正雪を裏切って計画を幕府に密告した奥村八左衛門は、もちろん呼び出しに応じてくれないし、正雪本人としても呼ぶ気はない。
『
ランク:B+ 種別:増殖宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
「私よ増えよ、私よ集え!全ては、悪しき政道を駆逐せんがため!『
今回現界した際の肉体の本来の持ち主……別世界の由井正雪が、自覚無く保有していた宝具。魔力の続く限り自身を無限に増殖させ、世界を、「設計者」たる森宗意軒の理想の人類=由井正雪自身で埋め尽くすための機能。
別世界の正雪がサーヴァントとなり、この機能が宝具へと昇華された事で、相応の魔力リソースがあれば爆発的な増殖が可能となってしまった他、魔力源と接続すれば勝手に発動する。
……だが、よりにもよってこの正雪は、これを「兵力を増やせる便利な能力」として自分から積極的に使用する。おまけに、この正雪が使うこの宝具で増えていく正雪は、精神面においてもこの正雪と同一であり、苛烈な情熱を以て理想に燃え、完璧な一致団結を果たすので、増えた自分同士での仲間割れも決して起こり得ない。同じ理想に燃えていることと裏切らないことが確定している分、正雪にとってはむしろ「誰より信頼できる同志」であるのが余計に質が悪い。
幕府を滅するためならば、この正雪は手段を選ばない。別世界の自分の心情も、この肉体の設計者の理想も、この正雪にとっては知ったことではないのだ。
・概要
江戸時代前期の軍学者。史実には男性としてその存在が伝わっているが、その名前の表記や読み方には諸説ある。
その出自にも諸説あって定かではないが、江戸幕府の公式文書では、駿府宮ケ崎の岡村弥右衛門の子とされている。
17歳で、親類のもとに奉公へ出るため江戸に向かい、「楠木正雪」あるいは「由井民部之助橘正雪」と名乗った正雪は、神田連雀町の長屋において、江戸時代の軍学者・楠木正辰の南木流を継承し、中国の名軍師である張良と諸葛孔明に由来した名を持つ軍学塾「張孔堂」を開いた。楠不伝の教えを受け、その後を継いだという俗説もある。
一時は3000人もの門下生を抱えるほど評判がよく、その中には浪人、諸大名の家臣、さらには旗本も多く含まれていた。
当時は、江戸幕府の3代目将軍・徳川家光による厳しい武断政治、さらには多数の大名が幕府によって減封や改易の憂き目に遭い、浪人が激増。再仕官や国外での立身出世も難しくなり、巷に溢れ返った浪人たちの中には、自分達が浪人となった原因である幕府に対する不満を溜め込む者が非常に多かったほか、生活苦から盗賊や追い剥ぎと成り果てる者までおり、社会不安の一因となっていた。
そんな中で、幕府への仕官を断った正雪は多くの支持と共感を集め、張孔堂には幕府を批判する浪人達が集うようになった。
そんな慶安4年(1651年)、家光が死去し、跡を継いだ4代将軍・家綱が、僅か11歳であり政治力にも乏しい事を知った正雪は、これを機に、幕府転覆と浪人救済のため、計画を練り始める。
まず、丸橋忠弥が幕府の火薬庫を爆発させることで江戸城を焼き討ちし、それを受けて江戸城に駆け付けてくるはずの幕閣や旗本らを鉄砲で討ち取り、将軍・家綱を人質に取ると同時に、正雪本人は京の天皇を誘拐して政治の実権を奪い取る……という計画を企てる。だが、その計画が実行に移されることはなかった。
一味に加わっていた奥村八左衛門の密告により、正雪たちの計画が露見したのだ。7月22日に江戸を出発した正雪は、そのことを知らないままだった。
同月23日にまず、宝蔵院流の槍術家・丸橋忠弥が江戸で捕縛されると、25日に駿府に到着し、駿府梅屋町の町年寄梅屋太郎右衛門方に宿泊した正雪もまた、翌26日の早朝、老中・松平信綱が指揮する駿府町奉行所の捕り方に宿を包囲され、もはやこれまでと自決して果てるのだった。享年47。
その後、30日には正雪の死を知った金井半兵衛が大坂で自害し、8月10日に丸橋忠弥が磔刑に処され、計画は頓挫。正雪自身の遺体も幕府によって磔にされたのみならず、正雪の近親も縁座され皆殺しとなった。
これが、軍学者・由井正雪を首謀者とする「慶安の変」の顛末である。
ただし、正雪らが企てたこの慶安の変と、その1年後に、浪人かつ軍学者の別木庄左衛門が起こした「承応の変」を教訓として、老中・阿部忠秋たちが中心となって政策の見直しが行われることとなった。
末期養子の禁の緩和や各藩への浪人採用の奨励などを行って浪人対策に力を入れ、その後の幕府政治は「武断政治」から「文治政治」と呼ばれるものに移行していった。正雪たちの望みは、奇しくも彼らの死後にある程度叶うこととなった。
・外見
別世界…『Fate/Samurai Remnant』の舞台となった世界に存在する由井正雪と同じ姿を持つ。
……それもそのはず。このサーヴァントは、何らかの要因によって、別世界の正雪の肉体に、汎人類史の正雪の精神が宿るような形で現界を果たしたサーヴァントであるからだ。その理由はともあれ、楽園カルデア等に現界した項羽と同様の状態であるといえる。
・人物
真に平和なる世を目指す理想家であり、苛烈なる情熱をもつ激情家。元々の肉体の膂力の低さを狂化スキルと魔術、そして持ち前の頭の良さによって補って戦い抜く優れた頭脳と軍学、そして自らの理想に堂々と邁進し、多くの浪人たちを惹きつけるカリスマを持つが、同時に実力行使を好み、目的のためなら手段を選ばず、生き汚さもあるがいざとなれば命を捨てることも厭わない性分。
世の平和を乱すもの、その原因を作る者達を憎み、どんな手を使ってでも排除しようとするが、それはそれとして、徳川の世が終わって久しい現代においても、江戸幕府やその関係者への敵意は微塵も変わっていない。
なお、別世界においては女性のホムンクルスであった正雪だが、汎人類史の歴史書においては、由井正雪は人間の男性として伝わっている。
とはいえ、その出自は元々諸説あって定かではない上に、今回もこのような形での現界となったため、汎人類史における彼が、どこから来てどんな姿をしたどんな存在なのかは不明であり、かつ正雪自身も、「今はもはや不要なこと」「生まれのことなど覚えていない」として語ろうとしない。
・関連人物
丸橋忠弥、金井半兵衛、熊谷直義、金井半兵衛など:正雪が集めた同志たち。彼らと共に幕府転覆を図ったが、計画は失敗し、幕府によって処刑された。今でも固い結束で結ばれており、宝具発動に際して一時的に召喚されるのも彼らである。
「我が同志たちは、今でも我が宝具のもとに集ってくれている。正しき世のため、幕府を…そして悪しき政道を我らが正すのだッ!!」
奥村八左衛門:正雪の同志として集まりながら、慶安の変の計画を幕府に密告した人物。正雪としては当然許し難い存在であるが、彼が裏切った理由は「丸橋と碁を打っていた時に正雪に横から色々と口出しされ、腹を立てたから」という、偶然か必然か、後世の物語に伝わるまさにその通りのものであり、奥村も短気だが正雪の自業自得でもあったりする。
「奥村めぇ…!よくも我らを裏切ってくれたなッ!!
……え?碁の対局に口出しするのは良くない?…それがどう関係してくるというのだ?」
徳川家光:江戸幕府第3代将軍。彼までの時代に行われていた武断政治が、正雪が幕政転覆を企てた原因の大元となっており、正雪にとっては許し難い相手。
「徳川家光…彼奴の政は武士達を苦しめ、多くの浪人を生んだ!決して許してはならんのだッ!」
徳川家綱:江戸幕府第4代将軍。家光死後に将軍位を継承した当時の彼がまだ幼く、かつ当時は政治力に乏しかったことは、正雪にとって自身の計画を実行する上での好機だったのだが…。
「幼き将軍への代替わり、そのうえ新たな将軍は未だ政治が不得手…我らにとっては好機だったのだが…!」
松平信綱:「知恵伊豆」の渾名を持つ、江戸幕府の老中。正雪たちの計画の鎮圧を担い、正雪の屋敷を包囲した駿府町奉行所の捕り方を指揮した。自身の計画を阻止した張本人の1人でもあり、正雪にとっては許し難い相手。
「おのれ松平信綱ァッ!次会った時はその首刎ねてくれようぞッ!!」
由井正雪(Fate/Samurai Remnant):別世界における自分であり、サーヴァント化にあたっての肉体の本来の主。ただ、この正雪は彼女に乗り移ったり成り代わったりしたわけではなく、2人の正雪は別個の存在として現れているようだが…。
「烈士」たらんと志すのは彼女と同じであり、「真に平等で平和な世」を願う彼女の理想には共感を示しつつも、この正雪は彼女と違って、戦をも一切厭わない激情家であるとともに幕府に反旗を翻した人物でもあり、幕府に仕官した彼女を糾弾するほか、彼女が頼ろうとした盈月についても「不確かなもの」として、この正雪は必要としない。
たとえ完全な聖杯があろうと、ただの魔力リソースにして自分(や同志たち)を強化するぐらいの使い道しか、この正雪は思い浮かばないであろう。
「ほう、アレがこの身体のもとの持ち主である、別世界の私か。確かに同じ見た目をしているな…。よもや純真無垢な
…しかし!ならば貴様は何故幕府などに仕えたのだ!しかも『盈月』などというよくわからん不確かなものに頼りおって!それでも貴様は
由井正雪「なんという苛烈さ…いや、その。後者の私の不覚はともかくそんな焦土作戦めいた…(たじたじ)」
源頼光/丑御前:上記の「別世界の正雪」のサーヴァントとして戦っていたライダー、あるいはアヴェンジャーのサーヴァント。別世界の正雪とは最終的にうまくいかなかったようだが、この正雪と契約していた場合はどうなったか定かではない。実力行使を好むこの正雪とは、むしろ相性がよい…かもしれないし、そうでもないかもしれない。
「ふーむ、別世界の私が組んだ英霊、とな。あの巨大な宝具があれば、江戸城ごと幕府を潰せたやもしれぬ…」
森宗意軒:島原の乱の一揆勢における惣奉行。いくつかの物語においては正雪と関わりがある人物として描かれ、別世界の正雪にとっては創造主でもあるが、この正雪は森宗意軒の事は知らない…と言っている。実際、史実における正雪の生涯において森宗意軒の名前は一度も出てこないが…。
「盛りそう…意見?む、違うか。森宗意軒……ふん…知らんなぁ!」
江戸幕府関係者:正雪にとっては許し難い相手。カルデアで共闘することになったとしても、この正雪は空気を読まず実力差も考えず、全く遠慮せずに突っかかっていく。招く際は、なるべく正雪が彼らと顔を合わせることがないように気を付けよう。
「貴様、江戸幕府の手先だな!?いや、あるいは将軍そのものか!どちらでもいい、幕府に与する者は、この私が始末してくれようッ!!」
田村麻呂「確かにオレは征夷大将軍だけどよ、でもカルデアでは仲良ギャアアアーーー!!」
ノッブ「何故名乗ったし…」
鈴鹿「嘘つけないのよ、アテルイが傍にいたらやり過ごせるんだけどさー」
アテルイ「不覚でした…!」
宝蔵院胤舜:江戸時代における宝蔵院流槍術の継承者。正雪の同志の1人・丸橋忠弥もまた宝蔵院流の槍術家であったため、正雪は胤舜に対してはやや好意的に接する。
「宝蔵院胤舜…ほほう、宝蔵院か!貴様、宝蔵院流槍術の継承者だな?我が同志にも宝蔵院流槍術を身につけた者がいるのだ。確か道場も開いていたと聞く。その槍捌き、懐かしいものよ」
「それは善哉。どうかな?共に槍の普及を広めるというのは!」
諸葛孔明:自身の「張孔堂」の名前の由来となった中国の名軍師の片割れ…が、現代の魔術師ロード・エルメロイⅡ世に憑依した疑似サーヴァント。正雪は孔明がいることに興味を抱き、孔明が普段は表に出てこないことに落胆したが、エルメロイⅡ世が自身と同じく「教え子」を持つ存在であることを知ると、今度はエルメロイⅡ世の方にも興味を抱いた。
「ほう、ここには諸葛孔明がいるのか!…なに?疑似サーヴァント?普段は依代に任せて表に出てこない、だと?…なんだ、つまらぬ。
…む?その依代は、異国にある魔術の総本山で、若者達を相手に教鞭をとっていると?しかも一級講師として評判だと?…ほほう、それはそれは。気が変わった、依代の方にも興味が出てきたぞ」
エルメロイ二世「…二世、はつけてもらえると助かる。望むべくは、それだけだ」
マスター:自身を召喚したマスターに対しては、その人物が平和を願う人物であれば力を貸すかもしれないが、逆に世を乱す人物であれば確実に言うことを聞かない。また、一度正雪が力を貸したとしても、正雪の舵取りをするのは一筋縄ではいかない。正雪を本心からマスターに心服させるか、正雪の暴走を逐一止めるかしなければ、逆にマスターの方が正雪に振り回されてしまうだろう。
「マスターよ、貴様が志す理想は何だ?それが平らかなる世のためになるならよし!ならぬなら貴様も私の敵だッ!」
リッカ「私は私の愛する世界と、そこに生きる全ての為に戦います!」
リヨぐだ【ガチャ回すついでに世界救います】
謎丸「わからないことだらけでも頑張ってます!」
立香「マシュと生きる世界の為に頑張ります!」
おじさん「走りたい」
リツカ「みんなの幸せの道標の為に!」
作家「ネタをくれ」
りつか「遍く世界の、救済のために」
由比正雪「うぅ〜〜〜〜〜む…!(吟味中)」
アナザーガタックさん、ありがとうございました!
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