人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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あっ!この人まさか…!


CV中井和哉の!?


マテリアル〜好漢悪来〜

『身命を賭し、主君を救った悪来』

 

 

『曹操殿に仕えた将が一人、悪来典韋と申す。クラスはバーサーカーであるらしいが…主君を護って戦えるのであれば、クラスがどうあろうと関係はござらぬ。以後良しなにお頼み申す』

 

 

クラス:バーサーカー

 

 

真名:典韋

 

 

出身地:中国

 

 

出典:史実、三国志演義

 

 

身長・体重:180㎝・85㎏

 

 

属性:混沌・善

 

 

ステータス:筋力:A+ 耐久:EX 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:A+

 

 

好きな物:主君や仲間と過ごす事

 

 

嫌いな物:裏切り

 

 

天敵:賈詡

 

 

クラス別スキル

 

 

狂化:ー(A)

 平時の時、このバーサーカーは理性を保持しておりマスターやほかのサーヴァントとの意思疎通を可能とする。

 

 しかし『マスターが危機に瀕し、マスターを護る為に戦う状況』に陥った時、マスターが安全な場所に避難するその時まで、自身の負傷や消滅を恐れる事なく戦い続ける。

 

 

固有スキル

 

豪傑の膂力:A+

 神性や魔性と言った人ならざる要素を持たない、只の人間が保有しうるであろう膂力。筋力の値に+を付与し、攻撃力を上昇させる。

 

 

 伝承において、バーサーカーが軍に所属していた時誰も持ち上げる事の出来なかった牙門旗を、片手で持ち上げる事が出来たとされている。

 

 

帳下の壮士に典君あり:EX

 主君である曹操の事を護り続け、同じ様に曹操の近衛を任されていた許緒と共に『漢の樊噲に準じる』と後世に称された、バーサーカーの在り方。

 

 

 マスターや他のサーヴァントを護る際、バーサーカーは自身の耐久や筋力を上昇させ、ターゲット集中の効果を自身に付与する。アタックプラスとダメージ軽減を付与する特殊スキル。

 

 

 バーサーカーは曹操に仕える様になった際、昼はずっと曹操の傍で侍立し、夜は帳の左右で宿衛したため、自らの家に帰って寝る事は殆どなかったとされており、また二つ合わせて八十斤もの双戟と大刀を常に携えていた事から『帳下の壮士に典君あり、一双戟八十斤(18㎏)を提ぐ』と囃された。

 

 

十歩必殺:A

 伝承においてバーサーカーの主君だった曹操が呂布との戦いにおいて不覚を取り、敗走をしていた時に敵の追撃にあったが、バーサーカーは曹操を先に行かせると馬から降りた。

 

 そして部下の一人に『十歩以内に敵が近づいたら知らせよ』と命じて近くの茂みに隠れさせ、やがて現れた敵が十歩以内に入り、部下が知らせた瞬間、盾の裏に隠している飛刀を投げつけてこれを討ち倒し続け、追撃を断念させた逸話がスキルに昇華されたもの。

 

 

 特定のレンジ以内に敵が侵入したとき、その敵に対するクリティカル発生率とクリティカル威力を上昇させる特殊スキル。

 

 

宝具

 

 

『わが命、主君を護る為にこそ在り!敵軍よ、ここを死地と心せよ!『宛城死闘(チュエイスー・ヅンチャー・ワンチョン)』!!』

 

 

『宛城死闘(チュエイスー・ヅンチャー・ワンチョン)』

 

 

ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ1~50 最大補足:1,000人 

 

 

 バーサーカーが最期を遂げた戦場であると同時に、バーサーカーの武勇を歴史に刻み込む事になる激闘が宝具に昇華されたもの。

 

 

 展開されるのは、バーサーカーが最期を遂げる事になった宛城の城門と城門前の広場。宝具の発動には『マスターが命の危機に晒されている事』、『マスターを逃がす為の戦いである事』が条件となっているが、発動するとマスターを門の向こう側に転移させ、安全な場所への避難を行わせる事が可能。

 

 

 逆に門の内側に残った敵は城壁を超えていくか、城門を破っていくしかマスターを追撃する事が出来ないのだが、この宝具を発動したバーサーカーはダメージ軽減と防御力アップ、HPアップが付与され文字通り命を賭して敵の追撃を防ぎ続ける。

 

 

 この為バーサーカーを討伐する事でしかマスターを追跡する事が叶わない為、必然的に足止めをさせられる宝具と言える。ただし対城宝具や対界宝具などを防ぐ事は流石に不可能である。

 

 

能力:八十斤もある双戟と大刀、匕首を裏に取り付けてある丸盾を装備しており、それらを駆使しての荒々しい戦いぶりを行うバーサーカー。宛城で討死する事がなければ、関羽や張飛と言った豪傑とも渡り合っていたかもしれないほどである。しかし本質は『マスターの身命を護る為の戦いに特化した』バーサーカーであり、マスターや仲間のサーヴァントを護る戦闘においてさらに自身の能力をアップさせる事が出来る。

 

 

解説:三国志に登場する武将の一人であり、魏の曹操に仕えた人物。

 

 

 堂々とした体格を持ち合わせ、固い節義と男気を有していた。

 

 

 若い頃、襄邑の劉氏のために彼の仇であった李永を討つ事にし、懐に匕首を忍ばせ、表面上は普通の客を装っていたが、門を開かせるとたちまち李永を刺し殺し、ついでにその妻をも殺した。近所に市場があったため大騒ぎとなったが、しばらく誰も典韋に近づく者はおらず、遠巻きにして後をつけるのみであった。やがて典韋は敵の仲間に出くわしたものの、あちこちで戦って脱出に成功した。この一件で豪傑として知られるようになった。

 

 

 初平年間に張邈が挙兵すると、その司馬の趙寵に兵士として仕えた。誰も持ち上げられなかった牙門の旗を片手で持ちあげたので、趙寵に一目おかれるようになった。後に曹操軍の夏侯惇配下となり、何度か戦功を挙げ、司馬となった。

 

 

 濮陽で呂布と曹操が戦ったとき、典韋は数十人の突撃隊を率いて、短戟を手に矢の雨の中で奮戦し呂布軍を防ぎ止めた。都尉となり、曹操の親衛隊であった精鋭数百人を率い、戦闘のたびに先鋒として敵陣を陥れた。これらの功績により昇進して武猛校尉となった。

 

 

 忠心があり謹み深い性格だった。昼はずっと曹操の傍で侍立し、夜は帳の左右で宿衛したため、自らの家に帰って寝る事は殆どなかった。飲み食いの量は人の倍で、御前で食膳を賜る時は左右から酒を注がせ、給仕を数人に増やしてやっと間に合うほどだった。大きな双戟(双鉄戟)と長刀などを愛用し「帳下の壮士に典君あり。一双戟八十斤を提ぐ」と囃された。

 

 

 建安2年(197年)春正月、曹操が荊州の張繡を征伐し降伏させた時も、典韋は従軍した(「武帝紀」)。酒の席で一尺ほどの大斧を持って張繡たちを睨みつけたため、誰も顔を上げられなかったという。

 

 

 その後張繡が謀反を起こすと、曹操を逃がすべく部下達とともに戦った。典韋が守っていた陣門には敵が侵入できなかったが、敵は他の門から陣に侵入した。典韋と十数人の部下は多数の敵に囲まれたが、みな一人で十人を相手にした。典韋が鉄戟を一振りすると、敵の矛が十数本砕かれた。

 

 

 いよいよ部下が死に絶え、自身も数十の傷を負ったが、典韋は敵二人を両脇に挟んで撃殺した。これを見た敵は近づくことができなかった。典韋は最後、突進し数人を殺してから、目を怒らせて口をあけ、大声で罵りながら死んだ。敵は恐れながら近付いて典韋の首を取り、全員でその遺体を見物したという。

 

 

 曹操は舞陰で典韋の死を聞くと涙を流し、子である曹昂の死以上に悲しみ、遺体を取り戻すために志願者を募った。曹操は告別式で泣き、棺を陳留郡襄邑に送り届けさせた。その後、曹操は戦死した場所を通るたびに典韋を弔い、彼の子である典満を郎中とし、後に司馬に採り立てて側に置いた。

 

 

 正始4年(243年)秋7月、曹芳(斉王)は詔勅を下し、曹操の廟庭に功臣20人を祭った。典韋は校尉という高くはない地位であったにもかかわらず、この中に含まれている(「斉王紀」)。

 

 

 陳寿は、許褚と典韋が曹操の左右を警護したことは、漢の樊噲に準えると評している。

 

 

 三国志演義では、敵の追撃から主君を護る為に立ちはだかり、部下に『敵が十歩以内に来たら知らせよ』と言って茂みに隠らせ、敵が十歩以内に入った時に部下が『十歩です!』と知らせた途端、盾の裏に隠してある匕首を投げつけると、その悉くを貫いて殺し敵の追撃を断念させるなどの逸話がある。

 

 

 また宛城においては張繍麾下の豪傑であった胡車児に武器を奪われてしまった為、敵の武具を奪いながら戦うも、敵の弓兵の一斉射撃を全身に浴び、直立不動のまま息絶えたことにされている。

 

 

人物:青を基調にした重厚な甲冑を身に纏い、背中に大双戟を差し、手には大刀と匕首を裏に取り付けてある丸盾を装備している、顎髭を生やしている威風堂々とした男性。

 

 

 バーサーカーではあるが平時は穏やかで物静かな雰囲気を纏っており、子供のサーヴァントに対しても穏やかな視線を向けながら優しく頭を撫でるなど、礼節を重んじる義侠心に熱い好漢。

 

 

 一方で戦いの場においては大双戟と大刀を巧みに使いこなし、時には丸盾の裏に潜ませた匕首を投擲するなど巧みな戦いぶりを見せる。その膂力は金時やヘラクレス、超人オリオンと言った面々と武器を打ち合えるほど。

 

 

 しかし彼の本領は『マスターを護る為の戦い』にあり、マスターや仲間のサーヴァントを護る戦いにおいては自身の防御力やHPをアップさせ、ダメージ軽減を付与するなど、バーサーカーでありながら被弾ダメージを軽減できるという、持久戦を得意とするサーヴァントと言える。

 

 

 寧ろ『マスターを護る為の戦い』を行うときこそ、バーサーカーとしての狂化が発動する為、マスターとなった人物は必然的に避難するより他ない。

 

 

 この様に『マスターを危険から護る為に戦う』という性質上、護るべきマスターが戦場に出る事を快く思っておらず、リッカの様なマスターに対しても『自重されよ!』と言って後ろに下げさせるように言うなど、楽園カルデアにおいては珍しく相性が悪いサーヴァントともいえる。

 

 

 だがそれは『身命を賭して護るべきマスターを戦わせるなど、サーヴァントとして恥ずべき事』という思い故であり、それを汲み取れるマスターであるならばバーサーカーでありながら非常に有能と言えるだろう。

 

 

マスターとして:基本的に忠義と義侠心に厚く、マスターに対しても礼節をもって接するなどバーサーカーのサーヴァントでありながらこれ以上ない優良物件。

 

 

 マスター側も礼節を以て敬い、接しようとするならばこれ以上なく頼りがいのあるサーヴァントと言える一方でマスター自身が戦場に出て戦おうとするのは快く思わず、安全な場所にいる様に諫言してくることも。

 

 

 この為楽園カルデアのリッカの様なマスターとは珍しく相性の悪いサーヴァントと言える(一応礼儀をもって接し、説得をすれば聞き入れはするのだが)。

 

 

人物関係

 

 

曹操:自身が忠義を捧げた無二の主君。『乱世の奸雄』などと呼ばれ忌み嫌われる一方で、表立つ事は無いが情誼に厚い一面を見せる事もあり、バーサーカーにとって掛け替えのない人物でもあった。道半ばで死に別れる事になりはしたが、彼を護って命を落とした事は今もなお誉と思っており、悔やむ素振りすら見せない。

 

 叶うならば再び彼と再会を果たしたい…バーサーカーはそう思っている。

 

 

『殿…曹操殿の事か?うむ、儂にとって殿はかけがえのない主君であった。彼の為に命を懸けられたのは、今もなお儂にとっての誉れよ。殿の覇道を最後までお供出来なかった事は無念ではあるが…許緒や夏侯惇殿らが支えてくれたのであろう?ならば、問題はないという物よ』

 

 

許緒:自身と共に曹操を護る近衛を務めていた人物。頭の回転こそ悪かったが忠義と義侠心に厚く、また豪勇を誇っていた彼を『虎痴』と最初に呼んだのはバーサーカーであり、気心の知れた戦友としてあり続けた。

 

 

『許緒か…儂にとっては背中を任せられる戦友の一人であった。奴のあだ名である『虎痴』は儂が最初に呼んだのよ。殿も儂らの事を『我が樊噲である!』と絶賛してくれてな』

 

 

張遼:自身が対峙した呂布の麾下にあった勇将。幾度も曹操を苦しめた武人であるのだが、バーサーカーはさほど恨みに思っておらず、むしろ曹操の下でさらなる活躍を成した彼を讃えるなどした。

 

 

『おお、張遼殿か。…生前においては貴公に散々苦しめられたのはいい思い出よ。恨み?抱いてはおらぬよ。寧ろ殿の下に降った後、さらに活躍をしたというではないか。であれば、儂にとっては戦友よ』

 

 

坂田金時、ヘラクレス:カルデアで出会った剛力無双の勇士たち。生前では出会う事のなかった強敵と見ているのと同時に、これほどの勇士と肩を並べて戦えることを心から嬉しく思っている。

 

 

『金時殿か!こうして出会ったのも何かの縁、シミュレーションルームで早速力比べと参らぬか!お主の様な豪勇の士と渡り合えることが、儂にとってはこの上ない喜びなのよ!』

 

「嬉しいこと言ってくれるじゃねぇの。早速力比べと…ちょっと聞きたいんだが、あざな、ってのは…ミドルネームってことでいいのかい?」

 

 

『ヘラクレス殿か…儂が生まれた中華から遥か西の彼方で名を馳せた勇士。あの豪勇は見事としか言いようがない。儂と許緒が共にあったとしても勝てるかどうか…いや、それどころか劉備殿の義弟である関羽殿や張飛殿すら勝てるか危ういかもしれんな』

 

ヘラクレス「謙遜なさるな。私はそう…人との戦いにはあまり慣れてはいないのだから」

 

イアソン「は?」

 

賈詡:自身と主君である曹操の命を奪おうとした謀士。正直心を許すのも危険と思っているのだが、その才覚は優れていると認めてはいる。

 

 

『むっ?あれは…賈文和か!?よもやあ奴もこのカルデアに招かれていようとは…正直、心を許せるかと言われると自信がない。…目を光らせておく必要があるかもしれんな』

 

 

リッカ:自身を召喚したマスター。基本的に人間的に好意をもって接する事が出来る人物なのだが、マスターでありながら前線に出ようとする…危険に飛び込もうとするその態度は流石に許容できず、出ようとするたびに制止を呼びかけるほど。

 

 

『リッカ殿!下がられよ!!貴公が傷つけば悲しむ者がおる事を忘れるな!!戦いは我らに任せられよ!!』

 

リッカ「!!……はい!ここは、あなたや皆に任せます!!」

 

(私の命はもう、私だけのものじゃないもんね!大切にしなきゃ!今の私には、後ろでもやれることがある!)

 

 

オペレーターリッカ「オペレーターになりました!」

 

?????




ふかやんさん、ありがとうございました!

台詞はいくつか加筆済です!

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