人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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立香「マシュ!!」

マシュ「あぁ、立香さん──!」


立香「ただいま…マシュ。心配かけてごめんよ…」

マシュ「いいんです。こうして…私の下に帰ってきてくれたのですから…」

立香「うん、やっぱり…オレは君が大好きだ」

マシュ「はい、伝わっています。私も…同じ気持ちです」

立香「これからも…君の為に戦うよ。君と一緒に…戦うよ」

マシュ「はい…!」



リヨぐだ【ガチャァ!!人助けした石で回すガチャ最高なのぉお!!】

オルガマリー「戻ってきていきなりこれ…?」

マシュ「先輩に何があったのでしょうか…?」



謎丸「また爆死したーーーー!!!」

ククルカン『ままなりませんねぇ』

「うう…!!最近新規の顔を見ていない!辛い!!」

ククルカン『可哀想に…でも私がいますよ、大丈夫』

「君顔表情わかんないよ一見!!」

ククルカン『それはまぁ確かに…』



リッカ「お礼参り参拝!!おばあちゃん、本当にありがとうございました!」

イザナミ「あなや無事で嬉しき〜!おばあちゃん、大慌てしちゃって恥ずかしい姿を見せちゃいました…」

リッカ「出来ればずっと大慌てしてくれたら助かります!!」

イザナミ「えぇ!?」

アルテミス『あーん、リッカー!早く私にもお礼参りしてよ〜!』
オリオン『リッカちゃんはやく!オレが死ぬぅ!!』

イザナミ「ささ、立ち話もなんですしお食事でも!腕によりをかけたイザナミ料理を!」

リッカ「わーい!」

オリオン『アッ──────!!』 

(今回の藤丸達は部員の方からアイデアをもらいました!設定はキャラクターの外観からアイデアを膨らませた形です!特異点舞台、ロリリツカは自分がほぼ考えました!コーンモロコシさん、ありがとうございました!)


エピローグ それぞれの世界にて

───こうして脈絡なく、突然に巻き込まれ発生した八番出口特異点は無事終幕と相成った。

 

結果的に見れば脱落者もロストも無く、一同の抱えていた何かしらの所感を廃棄されたことによる解決と相成った。正当なる出口からの脱出ではないと言えばそれまでであるが、露悪的に過ぎたが故の落ち度、末路とも言い表せるだろう。

 

藤丸達はそれぞれの場所へと戻り、フレンド登録による互いの縁と交流を手に入れた。ただの苦難ではなく、何かしらの成果を手に入れることが叶うのは試練に挑んだ者への正当な権利であり報酬だ。ここを護られなければ、楽園の介入は更に苛烈で、徹底的なものとなっていたであろう(特異点そのものの破壊が苛烈でないかは議論の余地あり) 

 

以下は、そのそれぞれの藤丸の様子と…それぞれの世界の様相の報告を両立させたものである。

 

 

「ただいま〜…いやほんと、マジでほんとにしんどかった…」

 

「うん。お帰り、色々言いたいことや心配事はたくさんあるけれど…まずはゆっくり休んで、お互いの時間を楽しもっか」

 

「全く以て異論なし。風呂入ってブーディカの美味いシチューが食べたい…」

 

「ふふ、うん。私だって会えなかった分、張り切っちゃうから!」

 

 

────

 

『聖戦集結事象 グレイル・クロニクル』

由来:時系列上2015年までに他のFateシリーズで発生した全ての聖杯戦争が同一時間軸で発生した世界である。

 

①:本名「藤丸六花」

 

②:彼の世界線は2015年まで起きたとされる他のFate作品の聖杯戦争が全て発生した世界線。(最古の記録として慶安四年の江戸で起きた盈月の儀はもちろん聖杯戦争として最も完成していたとされる冬木の聖杯戦争も第5次まで起こり、更に第3次聖杯戦争の際に大聖杯の技術が流出し、世界各地で亜種聖杯戦争が多発しているSN世界線とApocrypha世界線が合わさったかの様な世界線)その為サーヴァントに関する情報や資料が原典より豊富であり、敵味方共にサーヴァントに対する理解度が高い。

 

③:魔力回路は少し特殊でありサーヴァントを召喚する際ライダークラスのサーヴァントとしか召喚できず、契約できない。(要するにマシュ以外強制ライダークラス縛り)

 

④:楽園カルデアにも召喚されていないオリジナルサーヴァントとして、マゼランが召喚されている。

 

 

⑤:この世界線では、冬木の第5次聖杯戦争、トゥリファスの聖杯大戦、この世界線オリジナルの聖杯戦争であるニューヨーク聖杯戦争(セイバー:シグルド、アーチャー:アルジュナ、ランサー:ルキウス・ロンギヌス、ライダー:オジマンディアス、キャスター:ソロモン、アサシン:甲賀三郎、バーサーカー:ベオウルフ)は「世界三大聖杯戦争」と言われており、時計塔の教本にも載るほどの規模と激戦だったと知られており、この世界線ではある種の評価基準として稀に挙げられている。

 

────

 

「おおっ、美味い…相変わらず美味い…!シチュー最高!」

 

「良かった。お風呂、湧いてるからね。後で…」

 

「?」

 

「…ううん。今日くらいは、一緒に入る?」

 

 

「かくして締切のない世界は出口もない無限迷路であり、それはかくして締切のない作家の怠慢と堕落のメタファーさながらであった…」

 

「なんだ、詩人の真似事を身に着けたのか?地獄のようで随分余裕だったと見える。今度は俺も連れて行け」

 

「やめておけ。見たくもないものを見せられるのは堪えるぞ」

 

「作家とは取材で見なければならない時もある。旅費さえ出せば赴いてやろう。筆を取るかは別の話だがな」

 

 

───作家立花世界

『文豪人理奇譚 サスペンス』

 

 

①:実は彼の世界はクロスオーバー世界線。具体的にはこの立花、米花町出身である。

つまりFGO+名探偵コナンのクロス世界線

 

②:彼のカルデアには楽園カルデアにも召喚されてないオリ鯖としてハリー・フーディニーがいる。

 

③:この世界線のFGOは原典のFGOよりメインシナリオ・イベントシナリオ問わずミステリー色が強く、ミステリーシナリオイベントが原典FGOの3倍くらいの数開催されている。

 

───

 

「しかし不明瞭な部分もある。あれは…あの悪辣さは、実験的なものを感じた」

 

「実験的だと?」

 

「あぁ。どれほど人は痛めつけられるか、傷をえぐれるか、人の抵抗力とはどんなものか…といった、際限ない無邪気な探求、好奇心と言うべきか…」

 

「では尚更お前向きだな。いっそもう一度囚われるべきだ」

 

「冗談じゃない。……行ってくる」

 

「なんだ、やはり我慢できんのか?」

 

「違う。…ゴルドルフに間食をせびるんだよ」

 

「───なんだと?」

 

「うふふ…お待ちしていましたわ、マスター♡」

 

「げっ……」

 

 

 

 

「マスターが帰ってきました。マシュ☆コンなるアイドルユニットとのコラボ企画も持ち帰ってきました。ユニヴァース中を探し回ったかいがありましたね、マシュさん」

 

「本当に何よりです!マシュ☆コン…えっ!?こんな幼い方が私とアイドルユニットを!?」

 

「こうしてはいられません…早速お稽古と参りましょう。レッスンです」

 

「はい!…あれ、先輩は何処へ…?」

 

 

─藤丸律歌 自室

 

「…………」

 

『律歌、元気にしてる?次はいつ会えそう?ホントなら毎週会いたいんだけど、お仕事のスケジュールがキツキツだから厳しいよね。流石センターアイドル!』

 

電子音声を、彼女はじっと聞いている。

 

『アクアにルビーも、あなたに会いたがってる。お母さんとどっちが凄いアイドルか決着をつけよう、だなんて…どっちも凄いじゃダメなのかな?ダメ?』

 

「………」

 

『何か辛いことがあったらすぐに連絡してね。私にとってあなたは同じアイドルであり、親友であり…私達の命の恩人なんだから、あなたの事、ずっとずっと応援してるから。一人の人間として』

 

「………っ」

 

『家族皆で待ってるよ。また絶対に遊びに来てね!以上、あなたの親友、星野アイでした!』

 

「……取り戻すよ。絶対…アイの幸せ、取り戻すから……」

 

〜アイドルlyyka世界

『綺羅星偶像劇 ファースト・スター』

 

 

①:本名は藤丸律歌

 

②:彼女の所属するアイドルグループFlowerは律歌をセンターにした8人組グループで、「奇跡の世代」、「黄金世代」とも呼ばれるほど所属しているアイドル達のルックス、実力、歌唱力が高く。律歌を含め1人1人が時代さえ違えばその時代で社会現象を巻き起こせたと言われる程の「100年に1度の天才アイドル」達の集団。

正直彼女達の同期と後輩達が可哀想になってくる。

 

センター律歌と互角のレベルにまでいたのが『星野アイ』。星野アイのユニットではなく『星野アイ』たった一人である。紅白歌合戦で知り合った本人達の仲は極めて良好。妊娠、家族の存在と、カルデアでの奮闘を共有する仲。

 

アイ一人で律歌以外のユニット全員と互角である力関係を誇る。

 

③:Flowerのメンバー達はそれぞれがクリプター達と似ている所があり、律歌は各クリプター達と会う度にそれぞれのメンバーの事を思い出している。

 

④:律歌にとって妖精國が最大最悪レベルの鬼門。失意の庭は他の藤丸達同様超えられるが主に妖精達の所為で物理的な命の危機がミクトラン以上にある。(歌の良さが理解できずにつまらないから殺されそうになったり、楽しかったから皆んなで分けようと言う名目でバラバラにされそうになったりなど下手したら6章だけR18G喰らうかもしれない展開が多数)

 

⑤:楽園カルデアにも召喚されてないオリ鯖としてヴィクトリア女王が召喚されている。

 

⑥:この世界線のFGOでは律歌名義で複数の楽曲が配信されている。

 

⑦:ちなみにこんなトップアイドルの律歌がカルデアにいて1.5部の時問題にならなかったかと言うと実は表向きには病気の為無期限活動停止していることになっている。

 

アイも合わせて活動を停止したのは話題になった。

 

 

「戻ったか、マスター。世界を救い立つものよ」

 

「御心配をお掛けしました、ラーメス」

 

「フ、よい。気を揉んだのはクレオパトラとニトクリス故、後で顔を見せてやれ」

 

「はい。…此度の際、己と向き合う善き機会でした。友にも、恵まれました」

 

「そうか。ならば近くに寄れ。お前の瞳が見たい」

 

「それでは、失礼を致します──」

 

 

ロリリツカ世界

『廃棄孔黙示録 ガスト・アポカリプス』

 

型式番号「GOーM:FJ06番」ふじまるりつかの名前はこの型番から取られた名前であり、GOーM計画唯一の成功個体

 

②:このりつかの世界線は表面上は原典とは変化がない様に見えるが割と剪定事象一歩手前には世界滅亡案件が多発しており、GOーM計画もこの世界線特有の「生命倫理や道徳を度外視してでも世界を救わなければならない」と言うある種の脅迫観念に近い一般常識によるものでそれもあって、かろうじて剪定を免れている状態であり、強いて誰が悪いと言えば世界が悪いとしか言いようがない。

 

③:この世界では魔術協会・聖堂教会と国連は一見協力関係に見えるが魔術世界の世界滅亡案件が魔術師達による人災が元に発生しているケースが多発しているため国連の科学サイドの魔術師に対する信頼と信用はゼロに近い。しかし神秘関連の案件には魔術協会・聖堂教会の協力が必要と言うジレンマに囚われてる。

 

④:GOーM計画の発案者にして遺伝子提供者の性格のモデルは「ウォルター」なる科学者。

ミュータント達にもちゃんとした愛情を持っているが世界を救う為とは言え大勢の命を犠牲にしてきた自分に彼・彼女達を愛する権利は無いと認識している。

 

⑤:この世界線の2部は他の世界線より過酷であり、異星の神以外の地球外勢力の干渉や白紙化から逃れた一部国家の利権を巡った干渉などもあり難易度はかなりハード(各異聞帯に第三勢力のフォーリナーが毎章出現するレベル)更に敵マスターにGOーMの失敗作として処分された他のミュータント達がクリプター達のサポート要員として利用される。

 

⑥:楽園カルデアにも召喚されていないオリ鯖としてアインシュタインが召喚されている。




そして…

?【成る程。やはりアジ・ダハーカとアンリマユを宿した藤丸龍華の力は全ての藤丸の中でも文字通り規格外の様だ。特異点そのものを、時空を越えて破壊する力…最早『あり得ざる獣』を越えている。Ωの双極。世界や人理を守護する始まりの獣…【ビーストα】へと。その力の根源は、この世すべての悪と、揺るぎない人類愛の相反相乗効果…彼女が世界を愛すれば愛するほど、限界を越えて強くなる】

(いくつかの藤丸の世界をサンプリングしたが、やはり類似値程度だった。やはりあの世界こそ、Ωを退ける可能性を秘めた世界)

【アジ・ダハーカの精神と、這い寄る混沌の頭脳で再現した特異点…材料は上手く捌けたから良しとしよう。廃棄口の掃除も終わったしね♪】

(あり得ざる獣が、世界にどう影響をもたらすか。藤丸の特異性はどこなのか。有意義な探求だった。後は…如何に世界を味わうかだね)

【ビーストαか、ビーストΩか…【全能の聖杯】に対ずる『全知の聖杯』を手にするのは一体どちらになるのか…もうちょっと楽しませてもらおっと♪さーて、次はどの藤丸の世界を見てみようかなー♪】

…アジ・ダハーカはビーストIFの王、人類愛ビーストαとなり、他のビーストIFを統括する存在となった。

その存在に魅せられ、愛を知らぬ未知の獣が…更なる胎動の時を待ち侘びていた。

この特異点は、その序章の側面…『好奇』と『探究』の発露である。

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