人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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日本の鯖の問題。

それはカルデアに来ると、遥か原初のおばあちゃんが手を振って迎えにやってくる。


マテリアル〜推算!鶴の姫!〜

・真名:鶴姫

・クラス:槍兵(ランサー)

・立ち位置(案):味方

・性別:女

・イメージCV:若山詩音

・出典:『鶴姫伝説』

・地域:日本、伊予国、大三島

・属性:中立・善・地

 

「サーヴァント・ランサー!鶴姫、ここに見参!

……あー、カッコつけるの私らしくないですね。やめます。…あ、ちなみに私、鶴姫だけど鶴姫じゃないです。鶴姫の名を被った一般人の女の子です。それでも良ければ、よろしくです」

 

・ステータス

筋力:B+、耐久:C++、敏捷:B+、魔力:C+、幸運:D、宝具:B++

 

好きなもの:鶴姫(本物)、海、マスター(絆レベル上昇後)

嫌いなもの:特にない→マスターに嫌われること(絆レベル上昇後)

 

・スキル

対魔力 B

魔術への耐性を得る能力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。

Bランクでは、魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

伝承上の鶴姫と、サーヴァント・鶴姫に選ばれた少女が、共に神職関係者であることから、ランクはそれなりに高め。

 

瀬戸内のジャンヌ・ダルク A

後世の人々が鶴姫に与えた異名。また、鶴姫伝説について描いた小説のタイトルでもある。転じて、鶴姫の武勇を象徴するスキルとなった。

筋力、耐久、敏捷、魔力のステータスを向上させるほか、多様な武術と兵法を習得し、思うままに駆使することができるようになる。

 

騎乗 B

乗り物を乗りこなすための能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

Bランクでは大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。

 

軍略 B

多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。

 

乱戦の心得 B

敵味方入り乱れての多人数戦闘に対する技術。軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として奮戦するための戦闘技術。

 

一意専心(愛) D→A

精神の絶対性。不屈の意志の源泉。

これは鶴姫のスキル…としても当てはまるが、どちらかといえば名も無き少女の要素を強く反映したスキルである。

この少女と正しい信頼関係を築くことができれば、マスターとの絆が深まるにつれて、少女は伝承に伝わる鶴姫のそれに似た恋心を抱くようになる…かもしれない。そうなった場合、その想いは決して揺るぐことはなく、献身的にマスターを支えてくれるだろう。

 

奉納の舞踊 B

少女の家系に伝わる舞踊。神に捧げる祈りの舞。

味方にステータスアップと幸運値上昇のバフをかける。相手が日本由来の「神性」保有者であれば、さらにその効果は高まる。

 

 

・武器

大薙刀:鶴姫が伝承内で扱った武器。このサーヴァント・鶴姫となった少女も、これを自在に扱いこなす。

軍馬:鶴姫が伝承内で馬を駆って活躍したこともあり、この鶴姫も馬を呼び出して騎乗戦闘を行うことができる。

火矢、焙烙:鶴姫が伝承内で扱った武器。焙烙は現代で言う手榴弾や焼夷弾に近い武器であり、火矢や焙烙は敵兵の殺傷や火計に用いる。

 

 

・宝具

三島明神ノ戦巫女(みしまみょうじんのいくさみこ)

ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉: 100人

「我は伝承の英雄にあらず、しかし今はその名を借り、戦場に舞おう!──我こそは鶴姫!三島明神の鶴姫なりッ!!」

鶴姫の活躍そのものを象徴した宝具。スキル「瀬戸内のジャンヌ・ダルク」と由来は同様だが、こちらはその武勇に由来する攻撃宝具。敵中に突入して、大薙刀や火矢・焙烙等を駆使して縦横無尽に敵兵を薙ぎ払う。少女の信心と…そして、その恋心の強さに比例して、威力が高まる。

 

紺糸裾素懸威胴丸(こんいとすそすがけおどしどうまる)

ランク:C++ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人

鶴姫が着用した、日本に現存する唯一の女性用の鎧…とされるもの。事実としては定かではないものの、鶴姫伝説を象徴するものの1つとして、このサーヴァントは保有している。

胴は細くくびれており、紺糸威の胴丸の胸部はふっくらと膨らんだ形状になっているほか、「草摺(くさずり)」(鎧の胴から下がる装甲板)は11枚あり(通常は4~8枚)、緩やかに腰に添う形になっている。

宝具としては、着用中は耐久のステータスを常時向上させる効果がある他、鶴姫伝説への信仰も作用し、着用する少女に大いなる勇気を与える。

 

 

・概要

大祝鶴姫。伊予国・大三島にいたとされる女性。大山祇神社第31代大祝職・大祝安用とその女中・妙林の子で、生まれた時から大きく顔立ちも整い、成長するにつれて優れた身体や膂力、男子も及ばぬ勇気を身に着けたとされ、そんな彼女を寵愛した安用が武術や兵法を授けた。

 

1541年、周防の大内氏の侵攻に際して、鶴姫の次兄が三島水軍を率い、河野氏や来島氏と連合して応戦するも敗死。それを聞いた鶴姫は三島明神に祈願し、甲冑を纏い馬に乗り、大薙刀を手にして敵陣に突撃。味方を奮起させ、大内氏を撃退した。その後の更なる侵攻においても鶴姫は活躍し、計略や焙烙・火矢をも使って活躍。その最中、鶴姫の長兄の配下で一族の越智安成と恋に落ちた。

 

1543年、業を煮やした大内義隆は、陶隆房(晴賢)の水軍を河野氏の勢力域に派遣し、瀬戸内海の覇権を手中に収めようとした。河野氏やその一門、鶴姫らは抵抗するもその多くが討ち取られ、安成も戦死。この敗戦により長兄は大内氏と講和することを決めるが、鶴姫は残存勢力をかき集めて大内氏の軍に夜襲を仕掛けて壊走させ、大三島から追い出した。しかし、戦死した恋人を想う鶴姫は、その後僅か18歳の若さで入水自殺して果てた。

 

…以上が、鶴姫伝説の大まかなあらましである。しかし、この伝説には、「鶴姫が最後に戦った戦の一次資料が存在しない」「当時の大内氏にはそもそも伊予に勢力圏を広げる理由がない」「鶴姫のものとされる鎧『紺糸裾素懸威胴丸』は女性用の鎧ではないのではないか」など様々な点から疑義が示され、「江戸時代に松山藩や社家の一部との対立やいざこざが起きていた大祝家が、自らの正当性を示す為に生み出した悲劇のヒロインではないか」というような指摘さえ生まれていた。

 

では、この鶴姫は何者か。その正体は、「鶴姫」という架空の英霊の殻を被るのに最も相応しいとされ、人類のデータベースのようなところから呼び出された名も無き少女である。

 

とある神社の家に生まれ、薙刀を手に神に奉ずる舞を舞うことを日課としていた巫女。その一環で、他人より武芸に秀でていた。ただそれだけの少女である。…と、本人は思っている。

 

ただ実は、それに加えて彼女には「鶴姫」との縁がある。大三島の下条地域には「おつるさん」という小さな祠があり、鶴姫との関係性は不明とされているのだが、この楽園カルデアがある時空では実際に鶴姫にまつわる祠であり、この少女は家業の傍ら、ひとりこの祠の手入れをし続け信仰を捧げた人物でもあった。

 

そんな少女に鶴姫伝説を被せ、英霊とした。そうして誕生したのが、ランサーのサーヴァント・鶴姫である。いわば、サーヴァント・佐々木小次郎と同様の存在である。

 

「…とまあ、私自身はさして偉業もない女の子ですが、こんなのでもよければよろしくです」

 

 

・外見

巫女服、もしくは「紺糸裾素懸威胴丸」を纏い、頭には白い鉢巻を巻いている、黒髪の麗しい美少女。顔立ちはいわゆる「アルトリア顔」に近いが、それを日本人風にした感じとなっている。

基本的には表情の変化に乏しいが、マスターと絆を深めれば、色んな表情を見せてくれるようになる。

 

 

・人物

ダウナー系美少女。やる気が無いわけではないが、基本的にいつも気だるそうにしている。

また、巫女であることから、相応の信心深さは持ち合わせている。

…しかし、マスターに完全に心を許すと、いわゆるべた惚れ状態になる。見返りを求めず、マスターを献身的に支えるようになる。

 

 

・関連人物

鶴姫:伝承に残る鶴姫本人。鶴姫のサーヴァントとして召喚された名も無き少女にとっては尊敬の対象。「おつるさま」と呼ぶ。

 

「おつるさまの伝承…その存在が本当であれ嘘であれ、私にとっては尊敬する女性です。そんな方の名を持つサーヴァントとして呼ばれたのは…嬉しくもありますが、ちょっと重圧かも、です」

 

 

佐々木小次郎:自分と同じく、架空の英霊の殻を被って召喚された名も無き存在。自分と似たような存在がいることに安心しつつ、その剣技とそれを身につけた経緯を知って、やっぱり同じと言っていいのかどうか悩む。

 

「佐々木小次郎殿…ああ、あの方も私と同様の存在なんですね。よかった、似たような方が…い……え?三つの太刀筋を、同時に?しかも、燕を斬るためだけにあれを…?……えぇ…?」

 

佐々木小次郎「はて…話すたびに怪訝がられるが、然程可笑しい事を言っているのだろうか?棒切れを振り回していた故の成果であるのだが…」

 

イザナミ、及び日本の神々:一応は神社にて神に仕えた者として、日本の高名な神々が何柱も、それもイザナミやアマテラス等の創造神・主神クラスの神までもが楽園カルデアに名を連ねている事実に衝撃を受ける。

 

「い、イザナミ様…!?それに、アマテラス様や他の神様たちも…!…す、すみません。驚き過ぎて、ちょっとくらっときました」

 

イザナミ「あなやそう畏まらず!お家だと思ってゆっくりしたもう!え?おうちに大長老がいては安らげない…大長老!?」

 

天照「ワフ(エブリデイ無礼講ですからねぇ)」

 

藤丸リッカ:マスター。無名の少女である自分にも親しく接してくれる彼女に当初から悪い気はしていなかったが、絆を深めていくにつれ、強い好意を抱くようになり、リッカの為に全てを捧げる覚悟を決める。

 

「あ、マスター。…はい、どうぞ、よろしくです。…こんな私にまで…物好きな人ですね」(最初)

 

「…マスター。私は、あなたの為に戦います。私にできることは何でもします。だから…どうかお傍に置いてください。恋人や親友なんかじゃなくっていいです。他に大事な人がいるならそれでもいいです。ただ…私を、捨てないでください。あなたに嫌われたら、私、海に沈んじゃうかも……っ、ごめんなさい、縁起でもないですね」(絆レベル上昇後)

 

リッカ「大丈夫!いくら沈もうと──その手を掴んで!引っ張り上げる!!」




アナザーガタックさん、ありがとうございました!

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