ルゥ「斡旋を、『アッセンブル』」
「……………(ドヤッ)」
真名 原初を刻むメル・ゼナ/ルナ・クレイドル
クラス バーサーカー
性別 女性
身長 170cm
体重 65kg
出典 モンスターハンターライズ サンブレイク
好きなもの 己の領土、礼節・調和を弁えているもの、修練、人類の文明
嫌いなもの キュリア、自分の縄張りを荒らすもの
CV 井上麻里奈
ステータス
筋力A++ 耐久A+ 敏捷A+ 魔力EX 幸運C
宝具A++
クラススキル
狂化 E+++
「狂戦士」のクラス特性。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
平時は理知的・高潔な騎士然とした立ち振る舞いだが、後述のスキル『狂淵の噛生虫』の効果により、キュリアの侵食が増すにつれて凶暴性が増していく。
秘めたる攻撃性の発露でもあるが、それ以上に纏わりつくキュリアを力づくで振り払おうと暴れ回る狂乱という面が強い。
対魔力 A
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
生物の枠を外れた古龍種であるため高ランクで有する。現代の魔術では傷一つ付けることは出来ない。
スキル
古龍種 A
太古より悠久の時を生き続け、無限に溢れるエネルギーはただ在るだけで周囲の環境を変貌させる。生物の域を超えたモンスターである証。
呼吸するだけで魔力を生成し、メル・ゼナの場合は周囲の天候が雲の隙間から日が差し込む曇天に変化する。
怪力 A++
一時的に筋力を増幅させる。
他の古龍と比較すると、メル・ゼナは自身の司る属性による攻撃というものがあまりない。彼女の最大の武器はシンプルなフィジカルの強さによる蹂躙である。
変化 A
文字通り「変身」する。
銀髪の人間体と爵銀龍の姿をスイッチする事ができる。さらに、体の一部を龍化させる他、自身の尻尾や翼を模した槍、盾を生成して戦闘を行う。
狂淵の噛生虫 EX
カルデアの召喚式を通して顕現してもなお絡みつく不倶戴天との悪縁。呪いであり、使い魔の一種。
キュリアを発生させる。自発的に彼女がこのスキルを使用する事はないが、激しい戦闘により消耗すると抑え込みきれなくなり、キュリアに侵食、狂化状態になる。キュリアの侵食の深度によって三段階の形態がある。
血気覚醒状態
第一段階。攻撃性の発露が始まるが、まだ理性を保っている。
人間体…目が赤く光り、手足に赤い光を纏う。首元のスカーフが赤く染まる。
龍体…目が赤く光り、首元、前脚、尻尾にキュリアが纏わりつく。
血気烈昂状態
第二段階。攻撃性が理性を上回り、凶暴な言動になる。さながら闇堕ちした女騎士。キュリアを積極的に攻撃に使用するようになるが、膂力が衰えていない事に加え、根底に彼らへの拒絶の意思があるためか、そのまま叩き潰す勢いでキュリアを射出するため、通常種と比較してキュリアの生存時間が著しく短い。
人間体…髪、鎧の色が黒く染まり、マントの色は赤色に。
龍体…全身の甲殻が黒く、翼膜は赤色に染まる。
血気蝕烈状態
第三段階。瀕死寸前まで追い詰められ、生存本能と攻撃性が爆発したキュリア侵食の最終段階。完全に狂気に染まり、息もつかせぬ連続攻撃で眼前の敵を滅殺する。
人間体…鎧がさらに漆黒に染まり、マントは光沢を帯びた薄いオレンジ色に。人の形を整える事が出来ず、手足や顔の一部が勝手に龍化する。
龍体…甲殻がさらに漆黒に染まり、翼膜は光沢を帯びた薄いオレンジ色に。また、体の各所から薄いオレンジ色のエネルギーが漏れ出す。
シルバーロードブリス/ダークロードブリス A
メル・ゼナの代名詞の一つである魔力放出による高速移動。通常状態で使うのがシルバー、血気覚醒状態以降はダーク。
キュリアによって回収・蓄積された莫大なエネルギーを一気に解放。これによりメル・ゼナ自身が打ち出される事で、踏み込みなどの動作なくワープしたかのような高速移動を可能にする…というのがダークロードブリスの原理。急加速による負荷はフィジカルで強引に捩じ伏せる。
本来は原初メルゼナであってもキュリアの力無しでこの技を行使することは出来ないが、仇敵の存在に依存した強さが癪に触ったルナは修練を積み、キュリアの存在無しでの高速移動を体得した。自前のエネルギーのみを使う都合上、乱発は出来ないが、速度は据え置き。
宝具
猛進する爵銀(アルジェント・アサルト)
ランク B
種別 対人宝具
レンジ 1〜10
最大補足 4体
エネルギーを翼と尻尾に集中させ硬化。そこからシルバー/ダークロードブリスを発動し、そのまま敵目掛けて突進、かち上げて尾の一撃で叩き落とす。
月光染めし紅(ナイトメア・クレイドル)
ランク A
種別 対軍宝具
レンジ 1~50
最大補足 50体
上空に舞い上がり、龍属性ブレスで周囲を薙ぎ払った後、巨大な龍属性ブレスを真下に撃ち放つ。着弾したブレスは地面に着弾すると炸裂し、地面を蛇行に這う衝撃波を幾つも生じさせる。
月下に堕ちし爵銀(ナイトメア・ノヴァ)
ランク A++
種別 対城宝具
レンジ 1~99
最大補足 100体
血気蝕烈状態限定宝具。上空からはキュリア弾、地上には蛇行する龍エネルギーの波動を大量に撃ち放って逃げ場を潰し、相手の至近にダークロードブリスで移動。全身からエネルギーを爆発させ、標的を消し飛ばす。
原初メルゼナ最大の攻撃であり、力づくでキュリアを引き剥がさんとする最期の抵抗。放った後は数秒間身動きを取れなくなる。
蘇る伝説(リレイズ・プリミティブ)
ランク A
種別 対自己宝具
レンジ 1
最大補足 1人(自分自身)
楽園技術部謹製の対キュリア用追加武装。プライマルシリーズを元に、四肢に龍と十字架の意匠を施した新たな全身鎧。待機状態は十字架の首飾り。
ルナのエネルギーを聖属性に変換し、常時キュリアを祓い続ける事で『狂淵の噛生虫』の発動を阻害する。エネルギーを一時的に増幅させるカートリッジシステムが採用されており、シルバーロードブリスや『月下に堕ちし爵銀』以外の宝具の発動を補助する機能も。
吸血鬼の天敵たる白銀のオーラを纏い仁王立つ姿はさながらエルガドの伝説に語られる魔を祓う救国の騎士。
人物
爵銀龍メル・ゼナの特殊個体。識別名は『原初を刻むメル・ゼナ』。主にエルガドの城砦高地を縄張りとする古龍種。
キュリアの侵食を跳ね除け続け、かつての威容を保ち続けた個体。ある意味この特殊個体こそがメル・ゼナのオリジナルの姿。
メル・ゼナのモチーフがドラキュラである事を考えると、通常個体が『怪物ドラキュラ』、特殊個体がその元ネタとされた『ヴラド3世』をそれぞれイメージしているものと推測される。
彼女はサンブレイク本編にて猛き焔とフィオレーネと最初に交戦した個体。戦闘後、撤退したかと思いきや執拗に纏わりつくキュリアを殲滅しようともがく姿を目撃し、真の討伐目標をキュリアに定めた彼らと共闘。一通り倒し終えた後はそれ以上戦う事なく飛び去っていったーーというのがストーリーで語られる流れ。ライダーズを除けば、公式で唯一人類との共存の可能性が示唆された古龍種。
その後、修練を積みながら自身の縄張りの守護を続けていた所、風の噂で祖龍や他の古龍、猛き焔が集い、協力している組織がある事を認知。集合に遅れた事を後悔しつつ、自分も人間体『ルナ・クレイドル』を引っ提げ馳せ参じた。
人間体の姿は銀髪赤目、銀色の鎧を纏ったスタイル抜群の女騎士。装備の見た目はプライマルシリーズ。
性格は基本的に温厚。修練は好むが、無闇矢鱈に戦いを吹っかけるバトルジャンキーではない。自身の縄張りへの侵入者は一切の容赦無く叩き潰す。此度の召喚における縄張りは勿論楽園カルデア。
戦闘スタイルはモンスターの中でも群を抜くフィジカルによる肉弾戦。力に優れる者は技で、技に優れる者は力で上回ろうとする気質がある。
マスターとの関係
マスターである、ということは認識しているが、余程傑物でない限り、人間の個体の違いを彼女は識別する事は出来ない(仲間か敵かの線引きはある)。自分を顎で使えるなどと思い上がる者には灸を据える。
カルデアのマスターの場合、有象無象と変わらぬ小さな命であるにも関わらず、あるいはそうであるからこそ英雄達を惹きつける光に興味を持ち、自分から関わりを持つ。
聖杯にかける願い
キュリアとの悪縁の根絶。絶滅させる、聖杯等聖遺物を取り込んで変生する、新たな宝具を得る。手段は問わず、不倶戴天との決着を彼女は望む。
関連人物
●人類
前述の通り、彼女は基本的に人の個体を識別してはいないが、人類が嫌いかと言われたらそんな事はなく、むしろ好意的。
弱くとも群れ、力を繋ぎ合わせて、生きる事を楽しむため文明を築き上げる。そんな自分達には必要ない焔の彩りを彼女もまた楽しんでいる。それはそれとして、調和を弁えず、領土を広げるため自身に喧嘩を売る不届者にかける容赦は一切無い。彼女もまた世界に生きる住人の1人。そこまで譲る謂れはありません。
●ルゥ・アンセス
彼女が明確に目上と置く超越存在。主に礼を尽くす騎士が如く。
初対面は参集に遅れたことへの深々とした謝罪であった。そもそも世界線が違う、という前提は彼女からすればハードルにすらならないのだ。
ルゥ「気にしないで〜。そっちも大変だったでしょ。キュリアなんてデバフもらっちゃって。あなたは私達古龍と人間の架け橋な期待をしてるんだ。これからもよろしくねぇ」
●カナメ
カムラの猛き焔。フィオレーネと並び、召喚直後の時点で既に個体として認識出来る数少ない人間。ハンターの『纏う力』を強さとして認めている、というのが『蘇る伝説』のアイデアの骨子にある。あとルゥに鎧姿を褒められたこと。
その節は助力、感謝します。貴公がキュリアに苦しむ事があれば私も協力を…生命力を吸われるけど、倒れる前に倒せば問題ない?……その、貴方は本当に人間、なのですよね?
カナメ「…人間?ですよ!」
ルゥ「なんで疑問形なのぉ…」
●クシャナ・ダオラ
鎧を纏った女騎士、イメージカラーが銀色という点で人間体の雰囲気がよく似ている。モンハン世界では遭遇すれば互いの縄張りを主張して争う事もあるが、楽園においてはクシャナ含め他の古龍種とも同胞として非常に友好的。
手合わせを通して互いの呼吸を知り、クシャナの嵐に身を乗せ、そのままの勢いで敵に突っ込むコンビネーションの開発など勤しんでいる。速度と質量はパワーです。
クシャナ「我々、騎士としてルゥ様をお守りしましょう。竜巻を展開し、あなたが駆ける。完璧です。何事も騎士道で解決するのが一番です」
●藤丸龍華
人理を臨む龍であり、マスター。
人の身には有り余る力を、翳りを見せない人の心で振るう姿に驚愕、感銘した。力の根源が悪性である事は「そういう属性である」という事で気にしていない。
リッカ「ふつくしい…」
●ヴラド3世
自身と同じく『吸血の怪物』に踊らされ、それでもなお英雄を張り続ける護国の王。シンパシーから早期に個体の認識に成功した。
裁縫、ですか。私もせっかく人の体を得たのですし、そういうものを学んでみるべきでしょうか……
ヴラド「うむ。メルゼナは、狂暴なモンスターではない。よい、余もまた風評被害には慣れた身だ。そなたの事を見誤りはすまいよ」
●キュリア
互いにとっての不倶戴天。目や四肢のない赤いヒルのような体に、蝶のような羽を持つ謎の生物。厳密にはモンスター判定されているわけではない。別名は『噛生虫(げっせいちゅう)』。
噛みついた相手から生命力を吸い取り、毒を流し込む。この毒は人類には最悪死の危険がある多大な苦痛をもたらし、モンスターは毒素が血中に溶け込むものの、生命力が過剰に放出される状態になる。これにより生命力の吸収を効率化させているものと思われる。
通常種メル・ゼナはキュリアと共生関係を築いているが、本来の主は『冥淵龍ガイアデルム』という古龍。昔、メル・ゼナとガイアデルムの間で縄張り争いが勃発。その際けしかけられたキュリアを枯れることのないエネルギーで耐え抜き、さらに抗体を得る事で逆にキュリアを従えるようになった。とはいえ、キュリア自体は今もなおメル・ゼナの生命力を吸い尽くす気満々であり、原初個体の振る舞いを考えれば、この共生関係もキュリアを振り切りきれなかった故の妥協案の可能性もある。
ちなみにガイアデルム自体は単純に殴り飛ばし、両者痛み分けとなってガイアデルムは大穴の下に撤退。サンブレイク本編まで機を待っていた。
ガイアデルム「キュリアを使い、メルゼナを弱らせるのが俺の本来の計画なのだよ。メルゼナさえいなければ、最早俺達の邪魔は一人もおらん!神域も、新大陸もわけなく支配でき!俺とキュリアの王国はぁ、えぇいえんに不滅になるというわけだぁ!ふぁ〜↑はははははは!」
決まり手 フィジカル
ルゥ「ゴトイ君、ありがと〜。斡旋をアッセンブル…」
ルゥ「これ、ラウンドナイツの決め台詞にできないかなぁ…斡旋を…ムフフ…」
ブライド・アルビオン「?」
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