人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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二百話を目前に控えた今、本編や記念を大きく動かすタイミングの今ですが、この方だけはどうしても紹介したく思います。

まさにナイスタイミング!クロスライカーさん謹製のこの方をどうぞ!


ストックマテリアル開帳・新方式施策その十八

 

「サーヴァント、キャスター。真名をペーネロペーと申します。非力な身の上ではありますが、家事等は得意なのでそちらで役に立ちたいと思っています。どうかよろしくお願いしますね。」

 

・真名 ペーネロペー

・性別 女性

・クラス キャスター

・出身 ギリシャ

・出典 オデュッセイア

・属性 人 秩序 善

・好きなもの(人) 夫と子供たち(オデュッセウス、テーレマコス、プトリポルテ―ス)

・嫌いなもの ポセイドン、求婚者たち。

 

・ステータス

 筋力 E

 耐久 E

 敏捷 E

 魔力 C

 幸運 A++

 宝具 EX

 

・スキル

 『陣地作成(城) A+』

 魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成可能。

 イタケーの王であったオデュッセウスの妻であるペーネロペーはかつて家族で暮らしていたお城をオデュッセウスと自らの宝具のメンテナンス場兼陣地として作成できる。

自身とオデュッセウスの宝具威力上昇(大)。

 

 『一意専心(愛) A』

 数多の男達からの婚約を断り続け、夫への一途な愛を貫いたことによって得たスキル。効果はオデュッセウスの物と同じ。トロイア戦争後にポセイドンの恨みによる試練を課されたことにより長い間行方不明となっていたオデュッセウスであったが、ペーネロペーはずっと愛する夫の無事を信じ、彼の領地と自らの貞淑を守り続けた。

 

 『神性 E-』

 水のニュンペー(ギリシャ神話における下級神)の娘であることから得ているスキル。母親が下級神であり、自らはその半分の血しか引いてないため、恩恵はほとんどない。

 

 『隠密 C』

 数多の婚約者たちから逃げるために得たスキルその一。

夫であるオデュッセウスがトロイア戦争に参加し、その後長年帰ってこなかったことにより再婚を迫る男たちから逃げるために様々な場所に隠れて難を逃れたことから。

 

『変装 B』

数多の婚約者たちから逃げるために得たスキルその二。

上記と同じ理由で男達の目を欺くために様々な姿に変装したことから得たスキル。後述の喪服に関する逸話により隠密より適性が上になっている

 

『貞淑の象徴 EX』

 数多の求婚者に迫られながらも、最後まで夫への義務を果たしたことで得られたスキル。味方の女性サーヴァントとオデュッセウスにバフと無敵を、敵の男性サーヴァントにデバフとスタンを掛ける。こと恋愛において様々な悲劇が語られるギリシャ神話において、最後まで夫以外に体を許さなかったペーネロペーはまさしく貞淑を体現した女性だと言える。

 

・宝具

『オデュッセウス・イシィロ・トクソー(オデュッセウスの強弓)』

・セリフ 

「ごめんなさい、貴方……。」

「気にするな、後は私に任せておけ。我が妻に手を出そうと

する者には容赦はせん! 『オデュッセウス・イシィロ・ト

クソー』!」

ランク:B 対人宝具 

最大補足:1~108人

 かつてペーネロペーが婚約者たちに追い詰められた際、老人に変装していたオデュッセウスが現れ、正体を明かした後求婚者を一人残らず撃ち抜いた逸話を再現する宝具。発動すると何処からともなくオデュッセウスが現れ、相手を一人残らず愛用の弓で撃ち抜く。男性特攻を持つ。

 

『トレコン・メサ・ウラヌス・ペーネロペー(天翔けるペーネロペー)』

・セリフ 

「今度こそ、愛する人の支えになりたい……。ただ待ってい

るだけなのにはもう耐えられないの!我が名と同じ名を持

つものよ、力を貸して!『トレコン・メサ・ウラヌス・ペー

ネロペー』!」

ランク:EX 対城宝具 

 サーヴァントとなったことで得た切り札。自身と同じ名を

持つ兵器、すなわち『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』

に登場する機体『ペーネロペー』を召喚し、あらゆる武装を

用いて相手を殲滅する。しかしあくまで同名という理由で召

喚できるだけであり顕現している時間が短い上、本来の持ち

主ではないため発動するには莫大な魔力(令呪など)が必要

となる。

 

・伝承

 父であるイーカリオスと母である水のミュンペーであるペリボイアとの間に生まれた娘。ある時オデュッセウスと出

会い、彼は彼女の美しさに一目ぼれしてしまう。

その後彼女の父であるイーカリオスの友人テュンダレオースが、実の娘ヘレネーに多くの求婚者が殺到して困っていたときに、オデュッセウスがペーネロペーとの結婚をイーカリオスに取りなしてくれるのと引き換えに、テュンダレオースが求婚者達の中から誰をヘレネーの夫に選んでも怒らない妙案を授

けたためイーカリオスはテュンダレオースに頼まれて、ペー

ネロペーとオデュッセウスの結婚を認めたと言われている。

 

 イーカリオスは2人が結婚するとオデュッセウスをライコーニアに住まわせようとしたが、オデュッセウスにその意思はなかったので、イーカリオスは2人がイタケー島に向かう馬車を追いかけて、ペーネロペーにラコーニアに残ってくれと懇願し続けた。オデュッセウスがペーネロペーにイタケー島に来るかラコーニアに残るかを自分で決めてほしいと言うと、ペーネロペーは何も言わずに恥らって顔を隠したので、イーカリオスはペーネロペーの気持ちを悟り、2人を送り出したという。

 

 その後二人の子宝(テーレマコス、プトリポルテ―ス)

に恵まれ幸せに暮らしていたが、ある時オデュッセウスがト

ロイア遠征に参加、その終戦後イタケーに帰る途中で行方不

明となってしまう。そしてそのことが広まるとペーネロペー

の美しさにひかれた108人の求婚者たちが押しかけた。

時に身を隠し、時には変装で求婚者達の目を欺いてきたペー

ネロペーだったが、いつまでも求婚者たちから逃げるペーネ

ロペーに業を煮やして結婚を迫るようになってきた。

その後一計を案じ、亡くなった舅ラーテルエースの葬儀に着るための喪服が織りあがったとき、求婚者たちのうちひとりを選ぶと告げた。

 

求婚者たちはこのペーネロペーの話を信じて待つが、実は

ペーネロペーは昼に織った布を夜になると解いていて、い

つまでも喪服は出来上がらないようになっていた。しかし

ペーネロペーのこのたくらみは結局3年後に露見してしま

い、激怒した求婚者たちの執拗な追及によって逃げ場がなく

なったペーネロペーはとうとう王宮にあったオデュッセウ

スの強弓を引くことができたものと結婚すると宣言してし

まう。求婚者達がこぞって参加し、全員が弓を引けなかった

ところに一人の老人が現れる。その老人は軽々と弓を引き、

次々と求婚者を撃ち殺した。その後変装を解き、自らをオデ

ュッセウスと名乗る。しかし他の神々が変装していることを

疑ったペーネロペーは夫婦のベッドを使い本物かどうか試

した。その後本人だと確証したところで感動の再会を果たす。

(この時、オデュッセウスがトロイア遠征に出てから約20

年経過していたと言われている)

 

 その後、父親を捜しに旅に出ていた息子テーレマコスも無

事帰還し、最後まで家族で幸せに暮らしたとされる。

 

・人物像

 見た目は銀髪のロングヘアの美女。第一臨絵ではフードを

かぶった庶民の姿、第二臨では喪服姿、第三臨ではウェディ

ングドレスのような真っ白なドレス姿となる。

 性格は簡単に言うと面倒見のいい淑女。王妃として立派な

レディとして振舞いつつ、夫が不在の中子供二人を見事育て

上げたまさしく良妻賢母である。

 

 夫が不在の間、国が求婚者達によって荒れてしまったこと

を悔やんでおり、今度こそ夫の支えになりたいと思い至った

彼女は一念発起。何かないか、出来れば夫と同じような、な

おかつ自らを英霊へと押し上げられる宝具をと探していたと

ころ、自らと同じ名前の兵器、すなわちガンダムのペーネロ

ペーの存在を知り、更にガンダムと名を冠する兵器が架空と

はいえ、伝説的存在として扱われていることを知った彼女は

「これだわ!」と目を付けた。名前の由来であること、かつ

て初代ガンダムが搭載された戦艦『ホワイトベース』の敵か

らの通称が夫の宝具由来の『木馬』だったことなどの条件が

重なり、宝具として扱えるようになった。まさしく夫への愛

がなせる奇跡であろう。

 聖杯に掛ける願いは『愛する人の為になること』。つまり

オデュッセウスが幸せなら特に願うことはない。

 上記の願いを持つことから、通常の聖杯戦争ではまず召喚

は不可能である。(夫と殺し合う可能性があるため。)

 

『人物・サーヴァント関係』

 

・オデュッセウス

 愛する夫。大冒険を経て帰ってきてくれたのに疑ってしまったこと、留守をちゃんと守れなかったことを悔やんでいる。

 カルデアにて再会後はオデュッセウスの説得もあってラブラブ夫婦となる。

 

・オデュッセウス(オルタ)

 まさかの夫が二人いるという事態に驚くも、同じく愛する人として接する。二人の夫相手でも見事に妻としてふるまう。

 

・キルケー

 夫に恋をしてしまい、島に閉じ込めようとしていた大魔女。最初に話を聞いた時は憤っていたが、自分の事を愛するオデュッセウスが好きなことに気が付き、最終的にアドバイスをくれながら見送ってくれたのを知り、彼女の願いをかなえるために協力しようとする。―――実際のところ、自分と夫の関係を認めつつ、恋をする彼女のことを受け入れている。(ギリシャ神話では痴情のもつれによる悲劇が多かったため)。ただし、嫁力の無さだけはどうにかしないといけないと思っている。

 

・シャルロット・コルデー

 異なる次元とはいえ、愛する夫が多大な迷惑をかけた人物。夫と共にいずれ借りを返さなければと思っている。

 

・アテナ

 自らに求婚者に立ち向かうよう激励を送り、夫や息子の旅路を支え、更には後始末までしてくれた大恩ある女神。

 何か力になれることがあったら、いくらでも協力したいと思っている。

 

・ポセイドン

 夫への恨みから試練を課した海神。女性への扱いもあって、心の底から嫌っている。

 

『マスター(藤丸)との関係』

 原作時空の藤丸の場合、男なら夫であるオデュッセウスのように立派な男性になるように、女ならば立派なレディになるようにアドバイスしてくれる大人の女性。絆を深めていけば、頼光、ブーティカに続く母属性サーヴァントになるであろう。

 楽園時空の龍華嬢の場合、家事スキルについてあれこれとアドバイスしつつ、他のサーヴァント(時にギリシャ関連)と協力し、彼女に悪い虫がつかないように守ろうとする。(彼女がすでに十分魅力的な女の子だと思っているため)。




ギリシャ出身の女性とは思えない貞淑ぶりだぁ…(驚愕)


二千二百話記念は百話分も含めやろうと思います!改築も含め、お楽しみに!

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