人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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お陰様で余裕ができました!更に余裕を作るために同時にマテリアルも開帳していきます!

しばらくは、マテリアルと本編両方お楽しみください!


ストックマテリアル開帳・新方式施策その十七

 

『トロイアを陥落させ、苦難の旅路を歩んだ智将』

 

 

『イタケーのオデュッセウス、召喚に従い参上した。…むっ?ライダーのクラスではないのか、と?なるほど、どうやらここにはライダーのクラスの俺もいるようだな。如何にもその通りだ。ライダーとしての俺とは不屈の精神を持っているという所は同じだが…俺は、愛するものを奪わんとする者には一切の容赦、呵責なく殺害する残酷な一面を持っているサーヴァント、という事さ』

 

 

クラス:アサシン

 

 

真名:オデュッセウスオルタ

 

 

出身地:ギリシャ・イタケー

 

 

属性:中立・悪

 

 

性別:男性

 

 

身長・体重:179cm・63kg

 

 

出典:トロイア戦争、『イリアス』、『オデュッセイア』

 

 

好きなもの:ペーネロペー

 

 

嫌いなもの:ペーネロペーを奪い取ろうとする相手

 

 

ステータス 筋力:C 耐久A 敏捷:B 魔力:B+ 幸運:EX 宝具:B

 

 

クラス別スキル

 

 

気配遮断:B

 サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。

 

 

固有スキル

 

 

伝令神の加護:B

 オデュッセウスに魔法を無効化する霊薬を授けたヘルメス神による加護。大魔女による豚化無効効果をもたらす。対・キルケー特化スキル。

 

 

知将の閃き:B++

 トロイア戦争のみならず、冒険行の中でも示された知略を示すスキル。彼が味方に付いた集団には勝利が約束される。

 

 

一意専心(愛):A

 精神の絶対性。不屈の意志の源泉。愛する妻ペーネロペーへと捧げた心は、決して揺るぐことがない。ニンフのカリュプソー、アイアイエー島の魔女キルケー、儚き王女ナウシカアー……オデュッセウスは多くの女性に求められてきた。

 

 女神アテナの加護も、ある意味では「モテている」と言えるだろうか。色男然とした経歴を持つオデュッセウスだが……本人としては一途なのである。

 

 ただ、愛しのペーネロペーの元へ戻るべく旅をしていると、なぜか女性と出逢ってしまうのだ。(少なくとも彼はそう認識している)

 

 

神々の寵愛:B+

 オリュンポスの神々からの寵愛を示すスキル。さまざまな効果をもたらす。とりわけ、女神アテナからの愛は深い。

 

 これにより、オデュッセウスは神々の防御兵装である宝具アイギスの使用が例外的に可能となる。本作では基本的にスキルとしては使用されない。

 

 

我は何物でもない男:D

 オデュッセウスがキュクロプスの島へと上陸した際、ポリュペーモスに偽りの名を名乗った事と、故郷のイタケーに戻った際に妻のペーネロペーを我が物にせんとする狼藉者を打倒さんと自らの正体を隠した逸話のミックス。

 

 

 偽りの名を名乗ることで自らの真名とクラス、ステータス情報までもを隠蔽、偽造する。一度名乗ると永久に持続するが、自ら真名を名乗った場合効果は失われもう二度同じ相手には通用しなくなる。

 

 

 言うなれば剣ランスロットの『己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)』と同様の宝具であり、スキルといえる。

 

 

縦横の舌端:A

 話術・交渉の才。結束もろいギリシア側の軍勢を取り纏め、大英雄の武具をせしめた話術の才。敵対勢力と高確率で、絶体絶命の状況から自軍に有利な条件での同盟、敵軍の撤退に持ち込む事ができる。

 

 

宝具

 

 

『終焉の大木馬(トロイア・イポス)』

ランク:B++ 種別:結界宝具 レンジ:2~80 最大乗員:400人

 

 

 ライダーのオデュッセウスも所有する宝具であるが、アサシンとして召喚された場合、木馬は隠密形態…すなわち敵側に認識される可能性を低下させての隠密行動を可能とする奇襲・強襲を主にする木馬として機能する。

 

 

『神体結界(アイギス)』

ランク:A- 種別:結界宝具 レンジ:ー 最大捕捉:1人

 

 上述にもあるようにライダーのオデュッセウスと同様に所持している宝具なのだが、アサシンとして召喚された場合、機動性を重視した軽鎧となり、頭部や手足をそこまで覆う物とはならない。

 

 

『ああ、自分達が優位になっていると確信しているようだな?だが注意しておくことだ。戦場では何が起こるか分からない。ちょっとした行動が思わぬ結果を生むという事に…『射透す十二斧(バシレウス・ディケー)』。そら、チェックメイトというやつだ』

 

 

『射透す十二斧(バシレウス・ディケー)』

ランク:C 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1-20 最大補足:1~300人

 

 イタケーの王オデュッセウスの大弓。純白の弓幹に黒い弦が張られた強弓の形状をしている。

 

 

 放った矢をアサシンの指定した地点に出現する斧頭型のポインターを中継して、任意の相手を狙撃する。

 

 

 このポインターは別の斧頭のポインターと空間的に繋がっており、矢を空間転移させて標的の思いもよらぬ方向から狙撃できる。一度に出せる斧頭は計十二個、斧頭の空間の繋がり方はアサシンが自由に設定できる。

 

 

 また後述の宝具を組み合わせれば、対軍宝具としても機能する。

 

 

 オデュッセウスが神の怒りに触れ放浪して不在の間、彼の妻ペネロペに言い寄ってきた求婚者たちに彼女が出した試練で「十二本の斧を一列に並べ、遠くより矢を放ち射通す」というもの。

 

 

 そしてこれを可能とした者と婚約すると宣言したが、求婚者は誰ひとり矢を通すどころか王の弓に弦を張ることさえ出来なかった。

 

 

 するとそこへ乞食に扮したオデュッセウスが現われ、弓に弦を張り矢をつがえると難なく的に矢を徹した。そして不埒な求婚者を尽く殺戮したという。

 

 

 FGOにおいては対人宝具としては相手に対し12回連続でのダメージを与える。

 

 

『天鏡よ、吹き荒れろ(ゼピュロス・フィーシーマ)』

 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~40 最大補足:50人

 

 ライダーがかつて神から受け取った、自由に風を入れて取り出せる袋。ライダーの周囲にある大気を吸収・放出することで自由に圧縮と膨張を行わせる。

 

 

 よって敵の攻撃を阻む空気の壁を全方位に展開したり、圧縮空気を打ち出して攻撃する事ができる。攻守ともに便利かつ魔力消費の少ないため、使い勝手が良い。

 

 

 また、魔力消費は多くなるが、周囲の大気を圧縮させ光の屈折率を変化、姿を見えなくさせることもできる。

 

 

能力:ライダーのオデュッセウスの様に光線などを使うのとは逆に、手にしている強弓を使い、矢に風を纏わせる事で威力と貫通性を増した物を射撃するという戦い方をとる。

 

 また『終焉の大木馬』も殲滅形態をとる事はできず、その代わり隠密形態という不自然さを抱かなくなる認識阻害の能力を持った、奇襲・強襲を得意とする木馬型の戦艦として機能する。

 

 

解説:ライダーとしてのオデュッセウスと同様ではあるが、アサシンとして召喚されたこのオデュッセウスは、彼が行った苦難の冒険譚の末に起こった逸話が前面に押し出されたものである。

 

 

 苦難の末、故郷であるイタケーに帰還を果たしたオデュッセウス。だが、その頃のイタケーは妻であるペーネロペーに多くの男たちが言い寄り、オデュッセウスをもはや亡き者として扱い、彼の領地をさんざんに荒していた。

 

 

 当然ペーネロペーは夫は帰ってくると言って突っぱねていたのだが、婚約者達は何十年も帰ってこないのであればとっくに死んでいると聞かず構う事なく詰め寄るありさまだった。

 

 

 オデュッセウスはすぐに正体を明かすことをせず、アテーナーの魔法でみすぼらしい老人に変身すると、好き放題に暴れていた求婚者たちを懲らしめる方法を考えた。

 

 

 ペーネロペーは夫の留守の間、なんとか貞操を守ってきたが、それももう限界だと思い、「オデュッセウスの強弓を使って12の斧の穴を一気に射抜けた者に嫁ぐ」と皆に知らせた。老人に変身していたオデュッセウスはこれを利用して求婚者たちを罰しようと考えた。

 

 

 求婚者たちは矢を射ろうとするが、あまりにも強い弓だったため、弦を張ることすらできなかった。しかし、老人に変身したオデュッセウスは弓に弦を華麗に張ってみせ、矢を射て12の斧の穴を一気に貫通させた。

 

 

 そこで正体を現したオデュッセウスは、その弓矢で求婚者たちを皆殺しにした。求婚者たちも武装して対抗しようとしたが、歯が立たなかった。こうして、求婚者たちは死に、その魂はヘルメスに導かれて冥界へと下って行った。

 

 

 ペーネロペーは、最初のうちはオデュッセウスのことを本物かどうか疑っていたが、彼がオデュッセウスしか知りえないことを発言すると、本物だと安心して泣き崩れた。こうして、二人は再会することができたのである。

 

 

人物:ライダーのオデュッセウスの時とは違い、防具である『神体結界(アイギス)』が胸鎧と脛当てだけという、俊敏さを重視した造りに変更された姿をしており、手には伝承における『オデュッセウスにしか引く事のできない強弓』を装備している。

 

 

 ライダーのオデュッセウスと同じで、不屈の意思を持ちいかなる困難に直面しようとも、必ずこれを乗り越える信念を持った人物。

 

 

 だがアサシンとして召喚された場合、愛する人であるペーネロペーに危害を加えようとする相手に対し、一切の慈悲もかけることなく殲滅する事を躊躇なく決断する冷徹な所が強調されている。

 

 

 通常の聖杯戦争においてオデュッセウスを召喚する場合、高い確率でライダーのオデュッセウスが召喚されることが多いのだが、このアサシンを召喚するには彼が愛した女性…すなわちペーネロペーの遺品を触媒として召喚する必要がある。

 

 

 だが彼を召喚する事はあまりお勧めしない。言うなればオジマンディアスを召喚する際、妻であるネフェルタリの遺品を使わねばならないのと同じで、妻であるペーネロペーの遺品を使って召喚したという事は、即ち彼女との日々を土足で踏み荒らしたことに他ならず、召喚された直後にマスターは彼によって殺害される為である。

 

 

 その為このアサシンを十全に扱うには、必然的にカルデアでの召喚という事になる。それを念頭に置く事が出来れば、彼はライダーとしてのオデュッセウスと同様、その力を以て支えてくれることだろう。

 

 

人物関係

 

 

オデュッセウス(ライダー):本来召喚されることの多いライダーとしての自分自身。同じ英雄としてであった運命を驚きつつも、軍師として自分自身との戦いをしてみたいという、熱意を持ってしまう。

 

 

『ふむ、あれはライダーとしての俺か。…そういえば、軍師として己自身と戦う事はしたことがなかったな。一つ、軍略勝負を挑むのも悪くないかもしれんな』

 

 

ヘクトール:自身が参加したトロイ戦争において戦ったトロイアの将軍。敵味方として戦いはしたが、彼自身に遺恨は抱いておらず、優れた将軍として敬意を向けており、時たまチェスなどの勝負を挑むことも。

 

 

『おお、ヘクトール殿か。ここで出会ったのも何かの縁、一つチェスでの勝負といかがかな?』

 

 

ペーネロペー:幾星霜を経てなお、陰る事なき愛情を向けている最愛の人。その為自分が帰ってこないのをいいことに、彼女に求婚を申し込んできた挙句、故郷であるイタケーを荒らしまわった求婚者達には今なお憎悪を向けており、文字通り絶望を味合わせたうえで殺したほど。

 

 

『ペーネロペーの事を知りたいのか?むろん、俺にとって掛け替えのない愛する人。それに尽きる…マスターよ、分かっているとは思うが求婚などはしないでくれよ?お前の事を信じてはいるが、もしその様な事をしようとしたら…俺は我を忘れ、お前を亡き者にしかねんからな?』




やってみせろよオデュッセウス!なんとでもなるはずだ!!


オルタだと!?


ふかやんさん、ありがとうございました!!

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