人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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次は雅桐 南斗さんとなります!

乱世が英雄を産むのはそうなのですが…英雄生まれ過ぎじゃありません?


ストックマテリアル開帳・新方式施策その十五

『おや、こんな私を喚ばれるとは。微力なれど貴方の力添えに成れる様尽力致しましょう。』

 

真名:宇喜多直家

 

クラス:アサシン

 

性別:男

 

出典:史実

 

地域:日本

 

属性:中立・悪

 

身長:176cm

 

体重:62kg

 

好きな物:情報収集、暗殺計画考案

 

苦手な物:無策な力攻、時間と兵を消耗させる戦

 

ステータス

筋力:D

耐久:D

敏捷:D

魔力:E

幸運:B

宝具:C

 

クラススキル

気配遮断:C

サーヴァントとしての気配を断ち、隠密行動に適している。

ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。

直家の場合数々の暗殺を計画、そして露見する事無く成功させた事が気配遮断スキルを得た要因となっている。

 

 

保有スキル

 

暗殺大名の恐圧:B

備前国大名であった時周辺大名から暗殺の手練手管を恐れられ、秀吉傘下となってからは毛利軍主力を自身の手勢だけで防ぎ続けた力がスキルとして顕現した。

スキル効果として、敵全体に恐怖状態付与と防御downを与える。

 

 

王手必勝:B

戦国の世に於いて暗殺と言う手段を応用してきた直家の信条の一つがスキルとなった物。

戦となれば時間と兵士・家臣を喪う事が多くなるが敵大将を暗殺にて獲ってしまえば無用な戦をせずに相手を弱体化・無力化させる事が出来る、と言う考え方である。

大名=その国の王と言う認識に成るため王特攻状態を味方単体に付与させる。

 

 

謀将のカリスマ:C+

軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。

一度庶民同然にまで没落した宇喜多家を備前国大名にまでのし上げた才覚を愠んなく発揮させてくれるスキルとなっている。

攻撃力UPとクリ威力UPを味方全体に付与する。

 

 

暗殺立案:A

数々の暗殺を計画し成功に導いたその立案能力が昇華されたスキル。

時には酒宴にて酔い潰れた所を、時には鉄砲を、時には毒を用いる等あらゆる手段を考案し緻密に計画を組み立てていく。

 

効果は味方単体にクリ威力UPとスター集中を付与させる+スター発生。

 

 

 

宝具

 

謀殺四十八手(あんさつのすすめ)

ランク:C

対人宝具

 

謀を以てして相手を仕留める、を是とした直家の手練手管が宝具となった物。

例えば暗殺対象の武将が大層な美少年好きであった事を知るや自身の小姓だった美少年を対象の所へ送り込み、蜜月を重ねる程になった所でその小姓が対象の暗殺を実行し成功した。と言う逸話が存在している。因みに武蔵の事では無い。

つまりは相手の弱い部分を利用し突く事で暗殺もやり易くなる物である、と言う事に近い。

 

効果として敵単体に暗殺対象状態を付与、そして味方全体をその敵単体のクラスに対する攻防有利状態に切り替える+暗殺対象状態に対する攻撃力UPを付与する。(3ターン継続)

(例:対象がセイバーであれば宝具効果中は全員アーチャークラス扱いとなる)

 

 

 

人物像

 

斎藤道三や松永久秀と並ぶ三大梟雄、または毛利元就や尼子経久と並ぶ中国地方三大謀将とまで呼ばれた戦国大名。

幼少の時に浦上村宗の討死(大物崩れ)がキッカケのいざこざで祖父の能家が暗殺、更に父の興家も島村氏の争いで横死した事で没落してしまう。

庶民同然の身に堕ちた直家だったが備前の豪商であった阿部禅定が後見人となった事や母が浦上宗景の下女として仕えた事から少しずつ転機が見え始めるのである。

 

元服後浦上宗景に仕えた直家は忠実に仕えつつ力を蓄えていき、宗景の命にて宗景臣下である中山信正の娘と祝言を挙げた。

しかしその後中山信正と島村盛実が隣国備中三村氏と通じようとしてる為始末してほしいと宗景より命じられた。

舅であった信正は鷹狩りからの酒宴を行い伏せていた手勢にて信正を討ち果たし、その直後に信正が謀反故に鎮圧せよと宗景に命じられ信正の居城に向かった盛実も討ち果たしている。

しかし其れを知った妻は哀しみのあまり自害している。

 

その後は備中三村氏当主の三村家親を顔見知りであった浪人の遠藤兄弟を用いて国内初となる鉄砲による暗殺の実行。

更に縁戚関係に有った松田元賢や金光宗高等も謀殺していき勢力を広げ浦上家中随一の勢力を持つ迄に成長した。

そして、一度は失敗に終わっているが浦上宗景に対する下剋上を成功させ備前国大名として成り上がる事となる。

この時は毛利と手を結んでおりその勢いで備中と美作の一部を所領にし中国地方大大名の一角にまで君臨した。

余談だが直家は暗殺実行に使った家臣に於いて使い捨てる事などせず暗殺実行後も厚遇し手元に起き続けたと云われており、此れには没落から再興まで付いて来てくれた臣下の大事さを身を以て知っているからとも謂える。

 

やがて織田信長の先鋒として秀吉が中国地方に攻め入ると最初は毛利方として対抗していたが途中から毛利と手を切って秀吉傘下として織田に臣従している。

尚この時に直家は秀吉に面会しており宇喜多家を見捨てない、と約束してほしいと懇願していたと云われている。

当時信長は直家に対して不信感が在り秀吉にも直家を斬って捨てよと言っていたとされていた。直家も其れを見抜いた上で義理堅く面倒見の良かった秀吉に取り入った事が功を成したのか信長からも宇喜多を秀吉傘下として扱う事を許されている。

 

しかしその最後は呆気ない物であり、尻から血が止まらなくなる尻はすと言う悪性腫瘍による病で亡くなっている。

亡くなる間際に2番目の妻にして自身の最大の理解者でもあったお福には秀吉の寵愛を受けて宇喜多家が少しでも大事にされるよう手を尽くしなさい、と遺言に近い言葉を残したと云われている。

因みに直家死後秀吉は直家との約束を守り、直家の嫡男だった八郎(後の宇喜多秀家)を自身の養女である豪姫と婚姻させる事で一門衆にしている。

余談だが謀略暗殺を用いた直家には弟の忠家が居たがこの忠家、勇猛だが非常に臆病な性格でもあったとされており兄直家に対しても臆病で直家と会う時には常に鎖帷子を着込んでいたり、直家が口を付けた食物しか食べなかったと言う逸話が存在する。

 

 

 

性格

一人称は私(わたし)

基本は温厚だが飄々とした一面もあり、本心を中々見せない。

生前からの癖で初対面の相手には細かい点まで観察しどの様な人物なのかを図る所が有る。

温厚であるがその内面は冷静沈着にして不動、かといって表立って冷酷にして残忍無比でも無い為彼の風評を知ってる者は本当にあの宇喜多直家なのか?と疑われるが話をするとやはりと納得される。

暗殺について聞かれれば軽く数時間は話せるタイプ。

マスターに対しては主従を弁えた態度で接する。

自分の悪評については?と聞かれれば…

『這い上がる為なら手段は選べません、戦になれば多くの家臣を確実に喪いますし…だからこその暗殺です。解ってくれとは言いませんがね。』と涼しい顔で述べる。

 

 

 

容姿

漆黒を想わせる様な黒色の肩衣袴にこれまた黒の烏帽子を着込み、常に扇子を手にしている。

大体30代後半の見た目だが痩身である事や目の下にクマ、頬が少し痩けてる事から病弱と勘違いされやすい。

本人曰く、『返り血が着いても目立たなくなるから、黒って良いですよね』との事。

 

 

 

関連人物

 

・豊臣秀吉

宇喜多家を見捨てない、と言う約束を果たしてくれた大恩人。

秀吉が自分の死後八郎を一門衆としてくれた事を知った時には御会いしたら必ず礼をしなければ…と珍しく涙を一筋流したとされる。

 

『秀吉殿ですか………その末期は色々言われておりますが、我が宇喜多家に於いては大恩ある御方です。約束を守ってくれた上に太閤の一門衆と言う厚遇等目を掛けて下さったのですから……』

 

 

・荊軻

始皇帝の暗殺を実行しようとして未遂に終わった、と言う話を聞いて立案してシミュレーターで試しませんか?と提案して意気投合しかけるも荊軻が傍若無人モードになった事で逆に襲われかけた。直家曰く歴代最高級の危機でした、との事。

 

『荊軻殿ですか……かの始皇帝暗殺のアレコレを聞こうと思ったのですが、酒をお呑みになられてから人が変わったように勢いが変わりまして。更に大名って事はあんたも王だろう?みたいに話し始めた途端凶刃が私の額を掠めまして……いやはや、死ぬかと思いましたね。』

 

 

・シャルロット・コルデー

後の世の異国にて暗殺を成功させた女性と聞いてどの様な計画立案だったかを調べた所その計画のデタラメさに有る意味驚愕。

逆に稀有な例だとして直家の興味を存分に引く事となり一目置いている。

 

『コルデーさん…でしたか。暗殺を成功させた方と御聞きしましたが…いやはや、あの様な暗殺も存在するのですなと…感心した次第ですよ。』

 

 

・医療系サーヴァント

直家の見た目から病弱では?と勘違いしており特にナイチンゲールからは絶対安静と言われながら詰められ担がれたり、アスクレピオスからは死因となった病を興味深いから見せてみろと迫ってきたりと少し困っている。

 

『尻はすの病を見せてみろ、と強引に迫ってきたりベッドに縛られそうになったりと……暗殺者が言うのもあれでしょうが、本当に医療関係の方々ですかね?あ、本当……成る程……』

 

 

・ハサン達

これ程見事な技を持っているとは……と感心すると同時に暗殺者としての技量にも素晴らしいと感じては敵に回すのが最も恐ろしい方々ですね、と納得した後は手土産を持参しては交流を行っている。

 

『いやはや見事な技術、そして優れた御手前。世が世でしたら必ず配下に勧誘したいですし、決して敵対したくはありませんなぁ………』

 

・宮本武蔵

何故か会う度に逃げられてるのだが何かした記憶も無いため理由が判らず少し困っている。

因みに武蔵としては美少年好きに美少年を使って暗殺を成功させた、と言う逸話に後ろ寒い所をほんの少し感じているだけと言っているらしい。

 

『後世の関ヶ原の合戦では八郎の部隊に所属し戦ったと言う話を聞いた事が有ったので一献如何か?と伺ったのですが……何故か逃げられてしまい話せず仕舞いなのですよ。主殿、良ければ一緒に茶席へ同伴して貰ってはくれませぬか?』




改めて、ありがとうございました!

ローマの事を笑えない暗さもまた日本の醍醐味!(白目)

これは予約投稿で、夕方から早朝四時まで仕事なので次もマテリアル紹介となります、すみませんが御了承ください…!

次はこの後すぐとなります!

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