「Fateファンであって私のファンだと言ってる訳じゃないので、そこは勘違いなさらないでくださいね、自己主張強すぎになってしまいますからねそれじゃあ」
「マテリアル紹介の枠を取ってしまいすみません、簡潔に記しましたのでこちらをどうぞ」
「…アニメ版と劇場版で設定が違うので、補足も加えてお送り致します」
闇の書
持ち主と世界に破滅を呼ぶとされる禁断の本。リリカルなのはシリーズにおいてとても重要なアイテムです。
そのあまりの強大な力故に時空管理局からも『第一級ロストロギア、つまり発達しすぎた文明の遺産、危険過ぎて封印されるべきアイテム)』に指定されています。
楽園時空で例えるならば、マルドゥーク神の体も第一級ロストロギアに余裕で指定されるでしょう。
魔導師や特殊な生物の魔法の源である「リンカーコア」の魔力を食らうことで、ページを増やしていき全666ページが完成すると、持ち主たるマスターに凄まじい力を与えるという特性を有しています。
しかし、その強大過ぎる力はマスターの意思すら食いつぶし世界を滅亡に導いてしまう……そのような側面を持つとされていたのがユーノ達が言っていた闇の書という事です。
魔導師一人に対してリンカーコアを蒐集できるのは一度のみで、これは特殊生物も同じです。
更に、蒐集の際には魔力と同時に魔導師の所有する魔法をも吸収する特性を持っています。
最大の特徴は転生機能と無限再生機能ですね。
これはいくら破壊されても、いくらでも再生し他世界にワープする機能。この機能があるため、闇の書の完全破壊は不可能とされています。
この機能のため、時空管理局でも封印に失敗し犠牲者が出ていました。まさかこの原典が少年魔導王ギルくんの宝物庫にあるだなんて…
英雄王ってすごい。改めてそう思いました(フェ並感)
数々の世界に破滅を齎し、終わることのない永遠の旅を続ける悪魔の魔本。
それこそが「闇の書」の通説とされていました。
鎖で厳重に封印された状態で八神はやての家に置かれていましたが、
TV版でははやてが9歳になった瞬間に、
劇場版ではその前日にはやてがバスに轢かれそうになった時、封印が解かれ、ヴィータ・シグナム・シャマル・ザフィーラを呼び出だされましたが、はやては魔力蒐集を拒否。そのまま放置されていました。
放置プレイですね。
しかしはやての原因不明の麻痺が「闇の書が足りない魔力をはやてから奪い取っていたこと」が原因と把握。放置すればやがて彼女の命を奪うことを知った4人がはやてを救うため独断で魔力蒐集を開始。
クリスマスイブに遂に完成間近となりますが、TV版ではなのはたちに変身した謎の「仮面の男たち」の策謀、劇場版では闇の書の闇の暴走で、ヴォルケンリッターの4人を無理矢理生贄にされてしまい、はやての眼前で遂に完成してしまう。
大切な家族を失った悲しみと家族を奪った者への憎しみを引き金とし、はやての肉体を変化させ銀髪赤眼の成人女性と顕現。
「白き魔導師」、つまりなのはと「黒き魔導師」、要するに私と激闘を繰り広げました。
真相
本来は『闇の書』などという名ではなく『夜天の魔導書』という存在であり、マスターと共に旅をして、各地の魔導師の技術を収め研究して後生に伝えるために作られた魔導書です。
各地へ旅をするため他世界にワープする機能と自己修復機能を有し、そしてマスターを守り、魔導書を完成させるための守護騎士プログラム、すなわちヴォルケンリッターが従事していました。
意味合いは雲の騎士。劇場版では実際雲と名乗っていますね。
戦力としての編成は、ヴィータやシグナムに近接、ザフィーラが防御を担当。
固定砲台に近いマスターが融合騎の支援も受けつつ魔導書の多種多彩な魔法で支援。
負傷や離脱方面ではシャマルに支援させるという組み合わせという形になります。
それぞれ単体でもなのはや私が非常に苦戦した実力者で、そんな実力者が互いを補い合いながら向かってくることになります。こんなに高水準、そして非常にバランスの良い力を魔導書一冊で担える…、元の魔導書がどれだけ優秀だったかが分かるでしょう。
大変でした…。(フェ並感)
しかし、いつかの時代のマスターが本を改変。自己進化式の自動防衛プログラムを組み込んだことでバグが発生してしまいます。
ワープ機能と自己修復機能は無限に再生し、転生し続ける機能へと改悪。
自動防衛プログラムに至ってはマスターの意思に関わらずにマスターを取り込み過剰防衛を働き、手当たり次第に破壊を行うようになってしまいました。大変愚かな人もいらっしゃいましたね。
劇場版では、闇の書の自動防衛プログラムにも名前が与えられ『ナハトヴァール』という名前になりましたね。意味は明かされていませんが、ベルカ語がドイツ語とほぼ同等と考えると『夜の鯨』または『真の夜』でしょうか。
さらに劇場版に追加された設定によりますと、古代ベルカが領土拡大のために周辺世界にも手を伸ばしながら戦争開始した頃からすでに闇の書になっていたらしく、様々な主の元を渡り歩きながら戦争を体験していたようです。騎士たちも記憶機能にまでバグが発生し、闇の書の完成=マスター死亡という事実さえ忘れ、歴代の悲しい記憶ばかり引き継いでいたのです。
…クロノ・ハラオウンの父『クライド・ハラオウン』もかつて闇の書の犠牲となっていました。
仮面の男の正体『リーゼアリア・リーゼロッテ』の主人、そしてクライドの上官で師匠でもあった全ての首謀者たる時空管理局提督「ギル・グレアム」は闇の書に終止符を打つため、そしてクライドの仇を討つために一連行動を起こしたのです。
『銀髪赤眼の女性』は元々は夜天の魔導書のマスタープログラムであり、マスターとユニゾンすることで蓄積された膨大な魔法を円滑に運用するユニゾンデバイスです。
ですが、望んでいない破壊を齎しマスターの命を奪い続けることに悲しみ、永遠に終わらぬこの連鎖に絶望していました。
私は戦いの中で幻想世界に取り込まれてしまいましたが、なのはの決死の攻撃で眠っていたはやての意識が覚醒。
はやては『永遠に覚めることのない夢』」より、例え辛くとも『前に進む現実を生きる』ことを選び、管理者権限でマスタープログラム(管制人格)と防衛システムの切り離しに成功します。
そして、二度と「闇の書」などという悲しく醜い名を呼ばせぬために、新たな名を与えたのです。
強く、支えるもの。『幸運』の追い風。『祝福』のエール。
即ち、リインフォース。
はやては魔導師として覚醒。
ヴォルケンリッターも蘇り、私も幻想世界から脱出する事ができました。
ですが切り離された自動防衛プログラム「ナハトヴァール」は巨大な怪物「闇の書の闇」として暴走します。
ちなみに、劇場版ではかなりデザイン変更がなされています。とても凄いことになりました。
TV版ではフルボッコにできていたのですが、劇場版は攻撃力、防御力がパワーアップしていて、私達と迫力のバトルを展開した強敵となりました。
是非ともご覧頂けたなら幸いです(ダイマフェイト)。
なんやかんやあってシステムは沈黙。コアも無事処理は完了、めでたしめでたし…
ですがリィンフォースは、自分が存在すればいずれ防衛プログラムが蘇ると告げ、はやて以外に皆に自分を消滅させることを望みました。翌朝はやてに黙って消えようとするも、追いかけてきたはやては『もっと幸せにする』と涙ながらに制止したみたいで。
リィンフォースははやてに「一度でもあなたと共にいれて良かった」と言い、告げました。
「私はもう、世界で一番幸福な魔導書です」と。
そして、新たに作られるであろうユニゾンデバイスに自らの名を付けて欲しいと告げ、笑顔で雪の空に消えていきました。
これが、闇の書…夜天の魔導書を巡るアレコレの大まかな内容です。
…………………
ネタバレ注意です。
フェイト「もしかしたら、またリィンフォースにはやては再会できるかもしれない…そう考えたら、力が湧いてくる。いよいよ、私達も楽園時空で本格的に戦う日が…」
「…思ったんだけど、リッカちゃんの高速ブレード戦術って私も教えられることがありそう…」
「……弟子のシェアってありなのか、聞いてみようかな…。ともかく、お付き合いありがとうございました」
「頼りになる仲間が増えるように、私も全力を尽くします。以上、フェイト・T・ハラオウンでした」
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