人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

2139 / 2547
眠らせていただきます…


CMマテリアル〜真・都市の戦闘祭神〜

◎ウィツィロポチトリ

「人よ、諦めるな。朝日は必ず昇る」

 

真名:ウィツィロポチトリ(汎人類史)

性別:男性

クラス:ランサー

身長:175cm

体重:75kg

出典:アステカ神話

地域:アステカ(メキシコ)

属性:混沌・中庸・天

好きなもの:母・戦士・花・狩り

嫌いなもの:母を害そうとするもの・

      無為に戦いを広げ、続けようとするもの

 

◎ステータス

筋力:A+ 耐久:A 敏捷:A+

魔力:B+ 幸運:B 宝具:A+++

 

◎スキル

・軍神の神核:EX

生まれながらに完成した軍神であることを現す。

「女神の神核」と同質の神性を含んだ複合スキル。

ケツァルコアトルと同じく分霊として現界しているので

EXランクで保持している。

 

・月女神の首:A+

ウィツィロポチトリが八つ裂きにした姉である月の女神の首を

投擲して月になったという神話から有するスキル。

太陽神であるにも関わらず、夜でもウィツィロポチトリは

十全な能力を発揮し、敵対する月の要素を

持つものへデバフを与える。

 

・神の殲滅者:EX

「神殺し」の派生スキル。

誕生と同時に母を殺そうとしていた姉神を八つ裂きにし、

兄神達を滅ぼしたことから保持している。

「神殺し」より強力な特攻効果に加え、

敵対する神の能力・権能・スキルなどを

無効化したりランクダウンさせる。

 

・蜂鳥の左足:A+++

メソアメリカにおいて「蜂鳥」は戦いや血の象徴であり

「左足」は「強い側」を意味する。

「勇猛」「心眼(偽)」「魔力放出」「乱戦の心得」「対魔力」を

含めた複合スキル。

味方全体にバフを与え、ウィツィロポチトリ自身も

強力にパワーアップする。

 

・太陽の家:A+++

トナティウ・イチャン。

蜂鳥は天界にある太陽の家で転生した戦士の姿とされた。

味方全体の体力とバッドステータスを回復してガッツを付与する。

 

◎宝具

『トルコ石の蛇(ターコイズ・コアトル)』

ランク:A+ 対神宝具

ウィツィロポチトリが持つ炎の蛇の怪物シアコアトルを象った槍。

口の部分に槍の穂先が付いており、全身から高温の炎を発する。

対神特攻効果を持つ。

 

『月女神を貫きし炎と稲妻の蛇(アトラトル・シウ・コアトル)』

ランク:EX 対軍・対神宝具

 

「我が前に立ちはだかる全ての敵を滅ぼさん。

食らいつけ、炎と稲妻を纏いし蛇よ。

『月女神を貫きし炎と稲妻の蛇(アトラトル・シウ・コアトル)』!!!」

 

姉神を貫き、八つ裂きにした神話の再現。

真名解放と同時に『トルコ石の蛇』が激しい稲妻と炎を纏った

光輝く巨大な蛇となり敵へと襲いかかり、

食らいつくと同時に凄まじい光とともに大破壊を齎す。

槍は瞬時に手元に戻ってくる。

全力で放てば破壊力はゼウスの雷霆にも匹敵する。

『トルコ石の蛇』よりも強力な対神と月・夜属性持ちへの

特攻効果を持つ。

 

◎能力

五つの房がついた盾と『トルコ石の蛇』を匠に使う。

神性持ちの相手には有利に戦うことができる。

凄まじい武勇を誇り、肉弾戦も本気で全力のケツァルコアトルと

互角に戦えるほどに長けている。

 

◎真名

ウィツィロポチトリ。

中南米、マヤ・アステカ神話に登場する軍神であり太陽神、狩猟神。

大地母神コアトリクエの息子であり、月女神コヨルシャウキの弟。

名前の意味は「南の蜂鳥」または「蜂鳥の左足」。

 

誕生から軍神らしい武勇と苛烈さに満ちている。

大地母神コアトリクエがある日、コアテペック山で掃除をしている時、

空から羽毛の玉が落ちてきた。

コアトリクエは手に入れたその玉を懐にしまい、

あとでよく見ようとしていたが、不思議な事にその玉は消え、

いつの間にかコアトリクエは受胎する。

その事実を知った400人の息子と娘である月女神コヨルシャウキは

コアトリクエが相手も知らない子を身ごもった事を

「血族の恥だ」と怒り、コヨルシャウキが

400人の弟をそそのかして母であるコアトリクエを

殺害する計画を企てる。

その企みを知ったコアトリクエは不安になるが、

孕んだ己の母胎から「私がついている。何も恐れる事はない」

という呼びかけの声があった。

コヨルシャウキの率いる400人の兄弟が

コアトリクエを討ちに侵攻した時、

コアトリクエからウィツィロポチトリ神が『完全武装』した姿で誕生。

すかさずコヨルシャウキの体を貫いてバラバラに切り裂き、

さらに逃げ惑う400人の兄をも追い詰め、その大半を討ち取り滅ぼした。

八つ裂きにされたコヨルシャウキの頭をウィツィロポチトリが天に投げ、

その頭が空に留まり、月になったという。

ここでの400人とは多数の意味であり、

fate世界のウィツィロポチトリ曰く「400人程度ではなかった」らしく、

また「大半ではなく全滅させた」らしい。

 

同じ戦士の神であるテスカトリポカとは友であるとも、

ウィツィロポチトリが太陽神でありテスカトリポカが

月と夜の神であるため属性として敵対関係にあるともされた。

 

メソアメリカの神話では太陽は戦士であり、

人間の生贄を求めるものとされた。

また蜂鳥は天界の太陽の家『トナティウ・イチャン』で転生した

戦士だと言われた。

敵対する夜の神テスカトリポカとの戦いで

ウィツィロポチトリが勝利することで朝日がもたらされると信じられた。

このためウィツィロポチトリの勝利を祈願して

捕虜や生贄の心臓を生きたまま抜き取って捧げる血の儀式が行われ、

心臓を捧げられ続けた。

 

アステカ族には部族神として最も篤く崇拝・信仰された主神で、

テノチティトラン(現在のメキシコの首都メキシコシティ)がアステカの

首都とされたのもウィツィロポチトリの神託によるもの。

現在でもメキシコの国旗・国章に描かれ、民族のシンボルとされている。

 

◎人物

一人称は「私」。

細身ながら鍛えられた体つきの

顔立ちがトラロックにとても似ている青年。

髪は背中まで伸びておりもさもさしている。

頭には蜂鳥の顔を象った頭飾りを被り、

左足に蜂鳥の羽飾りを身につけている。

ケツァルコアトルと同様に分霊による現界。

 

普段は物静かで穏やか。

花を愛でるのが好きで世話もしており、

特に蜜と香りが良いのを好んで育てている。

戦闘時とのギャップに驚くものが多い。

 

戦闘時は神話でも分かるとおり凄まじい勇猛さと苛烈さを発揮し、

マスターや仲間の指示には素直に従うが

無ければなんの躊躇も無く殲滅することを前提として戦い、

どんな相手だろうと自分に戦いを挑んだなら

全力で相手をするのが礼儀だと考えているので

基本的に手加減はしない。

同時に怜悧でもあり、的確に戦場での機を逃さず、

退くべき時は素直かつ迅速に退く。

 

ケツァルコアトルのような人への愛を向けているわけではないが

その存在や文化、様々な困難と戦いながら繁栄してきた

歩みを尊重している。

生贄に関して肯定もしないが否定もせず

「当時の人間が思い至った行為」と考え、

人の営みのひとつとして神である自分が

肯定・否定をするべきではないと考えて受け入れていた。

人には付かず離れずの距離で接することをスタンスとしている。

ちなみにウィツィロポチトリ自身が生贄を求めたことは無い。

 

戦士の神であり、

「武器を取り、敵対者を殺し、理不尽を打倒せんと

立ち向かった『戦士』」を評価し、好意的に接する。

この点では同じ戦士の神であるテスカトリポカと似ているが

ウィチィロポチトリは「戦いを終わらせるのが戦士の務め」と考えており、

「戦いと滅亡のサイクル」を回し続ける事そのものを

行動理念としているテスカトリポカとは根本的に合わない。

 

◎人間関係・サーヴァント関係

・ケツァルコアトル

アステカ神話の最高存在の一柱。

その存在、思想ともに心から敬意を以て接している。

ケツァルコアトルは同じ太陽神ということで親しみを持ち、

「ウィツィ」と呼んでとてもフランクに接している。

戦いでは苛烈だが決して後を引かせず、

戦いを終わらせるのを務めと考えていることを喜び、

同時に「おなじ戦士の神でなんであれ(テスカポリトカ)と

こんなに違うのか」と思っている。

ルチャにも誘ってその腕を賞賛しているが

「性格なのか、遊びが足りない」と苦笑している。

 

「遊びが足りない、か。

どうにも私は戦いで力を抜くことが下手なようだ。

しかしこのルチャは強く美しく空を翔ぶ貴女に

とても似合うなケツァルコアトル」

 

・ジャガーマン

テスカトリポカの直属の部下。

テスカトリポカ自身ではないので普通に接し、

ときに親しく、ときに雑に扱って割と仲良くやっている。

ジャガーマンもよく絡みにいき、「チトリン」と呼んでいる。

 

「なんとも賑やかな戦士だ 貴女がテスカトリポカの部下とは・・・・

あぁしかし 貴女のような軽快な戦士はとても好ましい」

 

・テスカトリポカ

友とも敵対者ともされるアステカ神話の戦士の神。

なおトラロックのようにテスカトリポカのことを兄とは思っていない。

戦士の神として戦士への接し方には互いに敬意を持っていて

嫌っているわけではないが

戦いを終わらせることを戦士の務めと考えるウィツィロポチトリと

戦いと滅亡のサイクルを回すことを考えるテスカトリポカでは

行動理念の違いから反りが合わない。

それを理解しているので普段は

面倒事になるからと双方ともに避け合っている。

顔を合わせてしまうとテスカポリトカは舌打ちし、

ウィツィロポチトリは無表情になる。

ただ有事の際は普段の関係どこいったと言わんばかりに

互いの考えを理解して息の合ったところを見せる。

ちなみにウィツィロポチトリは「銃は性に合わない」と言っているが

普通に扱うことができており、

それにはテスカトリポカは嫉妬している。

テスカトリポカ曰く「神としての総合力では負けないが、

戦うことに関してだけは自分はウィツィロポチトリに及ばない」

 

「同じ戦士の神といえど 理念が異なることは理解している

私は譲るつもりは無い それは貴方も同じだろうテスカトリポカ

それでも 戦士の神としての貴方には敬意を表する」

 

・テノチティトラン

自身を別側面として有する異聞帯のサーヴァント。

テスカトリポカと同じ戦士の神だが破壊神ではなく

普段は穏やかかつ戦士としても勇猛なのでテノチティトランから

純粋に慕われており、「ウィツィ兄さま」と呼ばれ、

都市観光によく誘われている。

ウィツィロポチトリもテノチティトランの性格と

自身が祀られた都市そのものとも言えるのもあり、

頭を優しく撫でたりしてとても可愛がっている。

それにはテノチティトランはものすごく恐縮しつつ、

内心でものすごく喜んでいる。

なおテノチトランはそれを完璧に隠せているつもりだが

周りにはバレバレである。

ウィツィロポチトリが太陽神であるためか

湿度は気にしていない。

 

「また都市観光か 本当に好きなのだなテノチティトラン

私もともに? そうだな 貴女が良いのなら同行させてもらおう

花屋の場所を知っているなら教えて欲しい」

 

・ククルカン

異聞帯のケツァルコアトルと同一視される存在。

その強さと純粋さに敬意を持っていて

よく面倒を見ている。

ククルカンもウィツィロポチトリの強さに感動している。

親しみをもって気安く接しており

ケツァルコアトルと同様「ウィツィ」と呼んでいる。

なおククルカンがバトルとして突っ込んでいくタイミングが

戦いの機ではないとウィツィロポチトリが判断したときは

ウィツィロポチトリが主に力づくで止めている。

 

「気持ちは分かるがククルカン 今はまだ戦場に向かう刻ではない 

どうしてもと言うなら私が相手になろう」

 

・コアトリクエ

母であるアステカ神話の大地母神。

とても大切に思い、彼女を殺そうとした姉と兄弟を全滅させた。

とても優しいがウィツィロポチトリの苛烈な所業を

自身への愛だと喜び、受け入れるなど

人間側からすればズレている。

コアトリクエ自身も「生命は大地から生まれて生きるが、

その生命が尽きて帰る場所もまた大地である」という

アステカの価値観を体現する女神で常食は人間だとされている。




雷電タメエモンさん、ありがとうございました…!

どのキャラのイラストを見たい?

  • コンラ
  • 桃太郎(髀)
  • 温羅(異聞帯)
  • 坂上田村麻呂
  • オーディン
  • アマノザコ
  • ビリィ・ヘリント
  • ルゥ・アンセス
  • アイリーン・アドラー
  • 崇徳上皇(和御魂)
  • 平将門公
  • シモ・ヘイヘ
  • ロジェロ
  • パパポポ
  • リリス(汎人類史)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。