人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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たくさん戴いたので、埋もれぬ内に紹介させていただきます。

引き続き、アナザーガタックさんありがとうございました!感想返信だけは引き続き行って参ります。


マテリアル・そのニ

 

百地三太夫(戦国無双5) サーヴァントマテリアル案

 

・真名:百地三太夫

・クラス:復讐者(アヴェンジャー)

・立ち位置(案):敵。武士やその関係者達をことごとく殺し尽くそうとする

・性別:男

・CV:津田健次郎

・出典:『戦国無双5』

・地域:日本・伊賀国

・属性:混沌・悪・人

「何が天下一新だ…馬鹿馬鹿しい。…武士の世は、この俺が終わらせてやるよ!」(『戦国無双5』より)

 

・ステータス

筋力:B++、耐久:B++、敏捷:A++、魔力:C、幸運:E、宝具:A

 

好きなもの:火付け、爆破、暗躍、武士の世を壊すこと

嫌いなもの:武士、武士の関係者達、武士の世、武士の理に縛られた乱世

 

・クラススキル

復讐者 A

復讐者として、人の怨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。怨み・怨念が貯まりやすい。周囲から敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。

 

忘却補正 A

人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。時がどれほど流れようとも、その憎悪は決して晴れない。たとえ、憎悪より素晴らしいものを知ったとしても。忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。

 

自己回復(魔力) B

復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。

 

・保有スキル

閃技 A

オリジナルスキル。『戦国無双5』の世界線の者は共通で持つ技。一定時間攻撃力を上げる「昂然」、一定時間防御力を上げる「護身」、一定時間移動速度を上げる「疾風」、魔力を微量回復する「快気」、周囲の敵を巻き込んで前方に高速移動する「瞬動」に加え、武器に応じた3種類の攻撃閃技と、専用の攻撃閃技を使える。

この三太夫の場合、「鎖鎌」に対応した攻撃閃技を使用可能。周囲の敵を鎖鎌で絡め取りながら打ち上げ、分銅で地面に叩きつける「鎖縛衝」、前方へ滑走しながら一閃して敵を転ばせ、飛び下がりながら上から3連続で斬りつける「千切雲」、鎖鎌を振り回して周囲の敵を連続で斬りつけ、そのまま振り抜いて吹き飛ばす「蛇旋牙」に加えて、鎖鎌で斬撃を飛ばすとともに、本体に追従して動き一緒に攻撃する分身を召喚する「残影」を使用可能。

ちなみに、各閃技ごとにクールタイムがあり、一度使った閃技をもう一度使うにはしばらく待たねばならないが、攻撃閃技の場合、有利な相手に当てることでクールタイムを短縮できる。

・有利相性一覧

鎖縛衝:アサシンとアーチャー、ガンナー

千切雲:シールダー

蛇旋牙:ランサーとキャスター

残影:アサシンとキャスター

 

伊賀流 A+

伊賀の里に伝わる忍術体系。忍術スキルの効果を含む複合スキル。

戦闘術のみならず、火付け、変装の幻術、暗殺、諜報など多岐に渡るが、変装に関しては、三太夫自身は使用したことが無いので使えるかは不明。ただし、無関係の他者に術をかけ、自分の影武者に仕立て上げる術は使ったことがある。

 

気配遮断 A+

自身の気配を消すスキル。隠密行動に適している。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。

本来はアサシンのクラススキルだが、三太夫が忍者集団の頭領であるため高ランクで保有している。

 

 

戦闘続行 A

名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。

武士の世を壊し尽くすため、三太夫は戦い続ける。

 

騎乗 C

乗り物を乗りこなす能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。軍馬に乗るためには必須のスキル。

 

・武器

怨讐絶爪:三太夫が使う、分銅付きの鎖鎌。鍛工を行う事で様々な技能を付与し強化できる。

軍馬:指笛で呼び出し、跨って移動や戦闘に用いる。強化が進むごとに、より強力な軍馬を呼び出せるようになる。ただし、屋内では使えない。

 

 

宝具

無双奥義・皆伝(むそうおうぎ・かいでん)

ランク:B++ 種別:対人・対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1~200人

『戦国無双』の世界線の武将達はみな持っている宝具…というか必殺技。最初に「無双極意」という技を発動して自身の能力を大幅に上昇させ、その効果時間内に「無双奥義」という技を発動させることでこの技になる。三太夫の場合、敵集団の頭上に高く飛び上がったのち、敵に最大体力に応じた大ダメージを与える「修羅属性」のエネルギー球を無数に出現させて敵を攻撃し、そこに、鎖鎌を振り回して高めた修羅属性の刃を飛ばして敵を吹き飛ばすものとなっている。また、霊基強化を行うとパターンが変化し、エネルギー球による攻撃の後、敵集団の真ん中に出現し、腕を振るうとともに修羅属性の斬撃を無数に出現させて敵を切り刻むものとなる。

 

伊賀忍団・滅(いがにんだん・めつ)

ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明

三太夫が率いた伊賀忍団。それを召喚し使役することができる。…が、この伊賀忍団の真髄は単なる兵力にはない。

彼らは、「火付け」と「変装」、そして「謀略」に長けている。三太夫の目的のために、敵の拠点を的確に燃やし、本物と見紛うほどの変装で周囲を欺き、偽報や情報流出によって敵味方を踊らせる。そのような忍者達を、三太夫は軍団単位で召喚できるのだ。火付けについては、戦場全体をどの勢力にも気付かれずに火の海にしたり、変装については、場合によっては死んだ者が蘇ったように見せかけたり、軍団単位で正体を偽装したりするといった使い方も可能。

…ただし、そうした術を見破る事は不可能ではない。特に変装については、変装対象についてある程度知っている者であれば、些細な言動や性格等の違いから見破る事も可能である。実際に、織田・徳川の者達からは、そうやって変装を見破られ、目論見は失敗に終わっている。

 

・概要

伊賀忍団の頭領。幼い頃、戦に巻き込まれて家族を亡くし、忍の技を習得した後、自分と似た境遇の者を集めて伊賀忍団を結成した。

織田家と斎藤家の戦の際、流れ者であった時に世話をした弟分・羽柴秀吉に頼られ、稲葉山城攻略のための足掛かりとなる墨俣城の建設に協力する。その後、その縁で織田家に協力するようになり、諜報や工作活動を中心に、信長の天下一新に貢献した。

…しかし、三太夫の真意は信長と異なるところにあった。乱世の理を壊し新たな世を創らんとする「天下一新」を目指す信長に対して、三太夫は、自分から全てを奪った武士と、そんな武士の理に縛られた乱世を激しく憎んでおり、武士の世を徹底的に破壊し尽くそうとしていた。信長が、乱世の先に新たな世、「新たな武士の世」を見ている事を悟った三太夫は、織田家からの離反を決める。

その後は、播磨での反乱を煽ったり、織田軍の情報を密かに敵軍に流したり、徳川家康の息子・信康の、武田軍への嘘の内通をでっち上げようとしたりと、織田家や徳川家に対する妨害工作を行っていた。だが、それらも、反乱の鎮圧や徳川家臣の活躍などによって、最終的にはことごとく失敗に終わってしまい、結果として伊賀忍団が織田の討伐を受けることになってしまう。

なんとかそれを生き延びた三太夫ら伊賀忍団は、最終的に、織田家に敗れた今川・武田・上杉の連合軍を装い、火計も使って、少人数で本能寺に滞在する信長を襲撃。明智光秀や織田信忠らの合流によってそれも失敗に終わると、信長によって京から追放され、毛利を頼っていた将軍・足利義昭を焚きつけ、毛利、足利、雑賀の反織田連合軍に加わり、対毛利の指揮を執っていた羽柴秀吉を山崎まで追い詰め、その地で織田軍に最終決戦を挑む。三太夫は、松永久秀に謀反を起こさせたり、死んだはずの毛利元就や、信長の同盟相手である家康らに部下を変装させたりするなどして織田軍を翻弄するも、織田軍の力と策、そして結束の前に敗れ、最後は小早川隆景と共に、信長と光秀によって討ち取られた。

…上記のような経緯を辿ったこの三太夫は、彼らにとっての「本来の歴史」とは違う、別の世界線からやってきた存在である。その世界において、三太夫の怨嗟は何も生むことはなく、信長が終わらせた旧き世と共に、眠ることとなったのである。

 

人物

気さくで飄々とした態度を取る青年忍者。頼まれた仕事は的確にこなし、特に火付けを好む。

…が、この気さくな態度は表向きのもの。その本性は残忍なものであり、根底にあるのは、徹底した武士への憎しみである。子供の頃に自分から全てを奪った武士に憎悪を抱き、武士の理、武士の世を破壊し尽くす為に行動する。

なお、霊基の強化を行うと、忍び装束の各部から金色の装甲が展開して鎧となり、虎を思わせる金色の面を被った姿となる。これは、三太夫が本性を現した時の姿であり、その赤い眼光には、ただただ武士への憎しみが宿る。

武士や、武士に連なる者に対しての憎悪は終わることなく、もはや武士の世が終わった今となっても変わりはない。武士が築いたもの、武士に連なるもの、武士が守ろうとするもの、そのすべてを壊し尽くすまで三太夫は止まらないだろう。…例えその先に、灰燼しか残らぬとしても。彼にとって何かを生むことはどうでもよく、ただ武士と武士の世を壊すことにしか興味がないのだから…。

 

・関連人物

織田信長(戦国無双5):最大の宿敵。一時は、乱世の理を壊し尽くす彼の志に協力していたが、信長が新たな世を見ていることに気付き離反。織田家への反逆行為を繰り返したために信長から伊賀攻めを受けることになってしまう。最後には、彼と光秀の手によって討ち取られることになった。

 

羽柴秀吉(戦国無双5):弟分。流れ者であった時期に世話をした縁で、「兄貴」と呼ばれ慕われていた。

 

服部半蔵(戦国無双5):かつて共に伊賀の里で過ごした忍。徳川家臣になった彼と、織田家に協力している間は共闘することになった。三太夫本人曰く、伊賀の里を抜けた半蔵の事は恨んでおらず、むしろ再び共闘できて嬉しかった、とのことだが、その真意は知れず、半蔵からもその危険性を見抜かれていた。

 

明智光秀(戦国無双5)、みつき:織田家に協力していた時に関わっていた者達。だが、離反後は彼らから討伐を受けることになり、本能寺襲撃の際も、彼らが信長の加勢に駆けつけたことで敗れることとなってしまった。

 

徳川家康(戦国無双5)、瀬名(戦国無双5)、徳川信康(戦国無双5):信長の同盟相手、徳川家の者達。信康の「謀反」をでっち上げて徳川家中を混乱させ、あわよくば家康の切腹までもっていこうとしたが、瀬名の機転と家康の決断、そして上述の半蔵の活躍によって、その陰謀は見破られることとなった。

また、最終決戦では、部下に家康と瀬名ら徳川軍の変装をさせて織田軍を混乱させようとしたが、直後に本物が駆けつけたことによって見破られてしまった。

 

小早川隆景(戦国無双5)、松永久秀(戦国無双5)、足利義昭(戦国無双5):反織田連合軍結成の為に焚きつけた者達。最終的には、彼らと共に織田軍に討たれることとなった。

 

今川義元(戦国無双5)、武田信玄(戦国無双5)、武田勝頼(戦国無双5)、上杉謙信(戦国無双5)、毛利元就(戦国無双5):本能寺襲撃、または最終決戦の場において、部下に変装させた者達。彼らの軍ごと再現し、当初は亡者が蘇ったかのように見せかけていたが、いずれも最終的に見破られ、撃破されてしまった。

 

楽園時空の武士系サーヴァントやその関係者たち:別世界における武士や、その関係者たち。戦国の世に生きた者であろうとなかろうと、その時代が平安だろうと鎌倉だろうと江戸だろうと関係はなく、この三太夫にとっては、全てが憎むべき破壊対象である。

 

四葩、龍造寺こま:武士の世において、主家の為に復讐・報復を実行した者達。「武士の世における復讐者」という意味ではこの三太夫と同じだが、三太夫にとっては、武士の家の為に復讐を行った彼女達も「武士の世の理の中にいる存在」なので、同情などはなく、上述の「楽園時空の武士系サーヴァントやその関係者たち」に含まれる、憎むべき破壊対象でしかない。

(※ここでこの二人を関連人物に出したのは、世界こそ違えど同じ時代を生きた復讐者である彼女達と、三太夫の復讐のスタンスの違いを示すためです。四葩や龍造寺こまは、いわば「武士の世の中における復讐者」ですが、三太夫は「武士の世そのものに対する復讐者」です。だから三太夫は、四葩やこまを「同じ復讐者」ではなく「単なる破壊対象のひとつ」としか見ないのです)

 

 

藤丸リッカ:楽園カルデアのグランドマスターの一人にして、源頼光の娘。現代の源氏棟梁と称される彼女もまた、三太夫にとっては憎むべき武士とみなされる。

 

神号 第六天建勲・織田信長:楽園カルデアにて強化され、「魔王にして神」と相成った織田信長。自分の知る信長とは違うと理解はしているが、それでもやはり「織田信長」で「武士」であるというだけで激しい憎悪の対象。武士の癖に神を名乗るなんざふざけるな、と彼は思っている。




辿った軌跡

信長編・光秀編第一章~第三章(メインストーリー通り。今川・斎藤との交戦から、斎藤家内乱、明智城陥落、織田家内乱、桶狭間・稲葉山城の戦い、光秀放浪→朝倉家の客将に→織田家へ合流、信長上洛…といった流れ)
→「金ヶ崎の戦い」「姉川の戦い」「刀根坂の戦い」「小谷城の戦い」を回避
→「槇島城の戦い」と近い合戦があり、足利将軍家を追放
→「長篠の戦い」「手取川の戦い」「丹波侵攻」「尾高城脱出」に近い戦いが起こり、波多野・赤井を滅ぼし、武田・上杉・毛利に勝利。鹿介は仲間と共に毛利の監禁から脱出
→IFシナリオ「上月城決戦」発生。光秀と鹿介の協力により、元就を討ち取り尼子家再興を成し遂げる
→鹿介が生存し、みつきが離反しないまま、「木津川口の戦い」「播磨平定戦」「有岡城の戦い」に勝利。別所・荒木を滅ぼし、毛利に勝利。IFシナリオなので半兵衛が死んでいない可能性がある(描写外なので不明)
→「信貴山城の戦い」は起こらない(この時点ではまだ久秀が謀反を起こしていない)
→IFシナリオ「信康騒動」が発生。家康の子・信康が武田と通じた…と思われたが、実際は信康本人すら与り知らぬでっち上げであり、半蔵や瀬名、家康の活躍で、三太夫による暗躍を暴き、誰一人死なせずに事件を解決する
→「伊賀の乱」に近い戦いが起こり、織田軍が伊賀忍団に勝利。長政も鹿介も死んでいないので、光秀もこれといった迷いを抱かない
→「高天神城の戦い」「甲州征伐」に近い戦いが起こり、武田家を滅ぼす。また、ここまでかこの後に上杉家も滅ぼしていると思われる
→IFシナリオ「真・本能寺の変」発生。この時すでに死んでいるはずの義元、信玄、謙信が、軍勢を率いて本能寺にいる信長らを襲撃。しかしその真犯人は…。
→IFシナリオ「天下一新」発生。足利義昭を大将に据え、毛利を中心に、伊賀忍団・雑賀衆が加わった反信長連合軍と、織田軍との決戦が山崎で勃発。信長はこれに勝利する
→その後、その他の反抗勢力にも勝利、天下統一を果たす
→信長の大願であった「天下一新」を果たす

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