人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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いつも拝読ありがとうございます、作者です。

これから大ボス2体を控えた今、執筆に時間がかかることと体力回復の為にマテリアル回を挟ませていただきます。

久しぶりにいっぱい送らせて頂いたマテリアルの力を借り、遅くても土曜から月曜から駆け抜けさせていただきます!どうぞよろしくお願いします!

まずはアナザーガタックさんから!ワルキューレの新顔です!


決戦間近マテリアル

真名:シグルーン

・クラス:槍兵(ランサー)

・立ち位置(案):味方

・イメージCV:坂本真綾(シグルーン)/鈴村健一(ヘルギ)

・出典:北欧神話

・地域:北欧

・属性:秩序・善・天

「サーヴァント、ランサー・シグルーン。これでも一応、ワルキューレです。…よろしくね、マスター?」

 

・ステータス

筋力:B、耐久:B、敏捷:A、魔力:B、幸運:B、宝具:A

 

好きなもの:ヘルギ、姉妹たち

嫌いなもの:ヘルギを殺した者達、人の恋路を邪魔する者

 

・クラススキル

対魔力 B

魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

 

・保有スキル

神性 D

神霊適性を持つかどうか。シグルーンは転生するたびにヘルギと恋に落ち、その神性ランクは最低限にまで落ちたが、最終的にヘルギと共にヴァルハラに迎え入れられたため、微妙にランクが戻ったという奇妙な経緯を持つ。

 

原初のルーン

北欧の魔術刻印・ルーンを有している。ここで言うルーンとは、現代の魔術師たちが使用するそれとは異なり、神代の威力を有する原初のルーン…北欧の大神オーディンによって世界に見出されたモノである。

 

復活の涙 A

夫・ヘルギが二度目の死を迎えたのち、その墓の上で流した涙が熱い血となり、ヘルギを一夜のみ蘇らせた逸話に由来するスキル。

優れた回復の術を行使することができ、愛する者を想って流した涙であれば一時的な死者蘇生や、戦闘不能状態からの回復をも可能にする。

 

変化 B

文字通り「変身」する。シグルーンは白鳥の姿になる事ができ、「カーラ」としての三度目の生における戦いでは、この姿でヘルギの戦いを支援した。しかし…。

 

呪術 A

シグルーンは呪術の心得を持つ。二度目の生においては、これを用いて兄のダグルに呪いをかけ、三度目の生においては、これを歌に乗せ、白鳥の姿となって飛び回りつつ敵の動きを封じていた。

この術に加え、シグルーンはルーンと組み合わせることで多種多様な呪術や魔術を行使する。

 

一意専心(愛) A

精神の絶対性。不屈の意思の源泉。

シグルーンの場合、愛する夫ヘルギへと捧げた心は、決して揺るぐことが無い。何度生まれ変わっても、何度引き裂かれても、シグルーンは一途にヘルギを想い続けた。

…そして、その想いはヘルギもまた同じ。ヘルギもまた、シグルーンに一途な愛を向け続けている。

 

騎乗 A

ワルキューレとして天馬を駆るためのスキル。一度目の生でヘルギの前に現れた時も馬に乗っていた。

幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

 

・武器

偽・大神宣言:グングニル。ワルキューレとしての宝具にして、シグルーンのメインウェポン。詳しくは「宝具」欄にて。

黄金の剣:夫・ヘルギの持つ剣。蛇と魔法のルーンが刻まれている。「スヴァーヴァ」としての一度目の生において、自身がヘルギに与えたもの。後述の宝具でヘルギを召喚していない間は、シグルーン自身がこれを振るう。

 

宝具

『偽・大神宣言(グングニル)』

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:5~40 最大捕捉:20人

「貫け、大神の槍!『偽・大神宣言(グングニル)』!」

大神オーディンから授かった武具。大神宣言(グングニル)の劣化複製版。真名開放して投擲すれば必中機能が発動する。

本来、今のシグルーンが持ち得ない宝具だが、シグルーンが死後ヴァルハラに招かれたことと、二度目の生でオーディンの行動がヘルギの死の遠因となってしまった事の後ろめたさから、例外的に所有が許可された。

 

『白鳥礼装(スヴァンフヴィート)』

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:− 最大補足:自身のみ

大神オーディンから授かった白鳥の衣。これを纏うことでワルキューレは飛行能力を有し、高速機動を可能とする。こちらは生前において所有していたものをそのまま持ってきている。

しかし、この宝具の真価は飛行能力ではなく「大神オーディンの加護」である。この加護によりワルキューレの精神と肉体には絶対性が保たれ、精神に影響を与える魔術や能力の類をシャットアウトし、肉体はBランク以下の物理攻撃を弾き、カロリーを大量に摂取しても体型は変化しない。

 

『三度の生を経て、共に(エルスカ・レッタ・ヴァルハラ)』

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~15 最大捕捉:50人

ヘルギ「幾度となき、逢瀬と離別を経て──!」

シグルーン「我らは、共に天へと至る!」

「「『三度の生を経て、共に(エルスカ・レッタ・ヴァルハラ)』ッ!!」」

三度生まれ変わったシグルーンとヘルギは、その全ての生で愛し合い、結ばれ、そして死した。そして三度目の死の後、二人はヴァルハラへと招き入れられた。そんな二人の不変の愛が、宝具に昇華されたもの。

黄金の剣を手にしたヘルギを召喚し、『偽・大神宣言』を手にしたシグルーンとの連携で、隙を生じぬ波状攻撃を叩き込む。強き愛で結ばれた二人の刃に挟まれては、敵は撃滅を免れない。

また、この宝具の副次的効果で、ヘルギをセイバーのサーヴァントとして召喚し共に過ごすこともできる。マスターの魔力事情次第では自重するが、逆に言えば、魔力に余裕があれば、平時においてシグルーンは躊躇いなくヘルギを召喚し、共に過ごす時を楽しむであろう。

なお、宝具名の意訳は、古ノルド語で「ヴァルハラへと至る愛」といったところか。

 

概要:

北欧神話の大神オーディンの娘・ワルキューレの一人。三回もの生涯を生きたワルキューレであり、その3つの名前の内、最も有名な「シグルーン」の名を名乗る。二度の転生を行っており、その度に名前が異なるが、同じく二度の転生を果たした夫・ヘルギは常に「ヘルギ」という名であった。

 

一度目の生は、エイリミ王の娘にして、ワルキューレ・スヴァーヴァとして生きた。

スヴァーヴァは仲間のワルキューレと共に、遠乗りの最中、一人の物静かな男の前に現れる。スヴァーヴァは彼に「聖なる者」を意味する「ヘルギ」という名を与えると、ヘルギは彼女に、「私のものになってください」と言う(名前を付ける者は、必ず他に贈り物をするというしきたりがあったため)。

スヴァーヴァはその言葉に、ある名剣の在処を伝える。ヘルギはそれを手に入れて武功を立て、祖父スヴァーヴニルの敵討ちや巨人殺しを成し遂げて名声を得、エイリミ王からスヴァーヴァとの仲を許され、二人は遂に結ばれた。

…しかし、ヘルギは呪いを受け、フローズマル王の息子アールヴとの決闘の最中に致命傷を受ける。これについては様々な異伝があり、ヘルギの兄ヘジンがスヴァーヴァに横恋慕して呪いをかけ、その後の戦でヘルギが致命傷を負ったとも、ヘジンが女巨人の呪いを受けてスヴァーヴァを手に入れると誓ってしまい、ヘルギが挑まれるまま決闘に臨み致命傷を受けたとも、逆にヘルギの死後、ヘジンがヘルギの仇を討ちに行ったとも伝わる。

ともあれスヴァーヴァは、ヘルギの今際の際に駆けつけ彼を看取ると、その後は他の男に身を委ねることなくヘルギの後を追った。

 

その後、転生した二度目の生は、ホグニ王の娘にして、ワルキューレ・シグルーンとして生きた。

英雄シグムント王の息子として転生したヘルギとの二度目の出会いは、ヘルギが数多の殊勲をあげ、ヘルギの父の仇・フンディング王を討ち取った戦いの帰途。そこで互いに恋に落ちた二人であったが、シグルーンはグランマル王の息子ヘズブロッドと無理矢理な婚約を結ばされており、ヘルギに助けを求める。ヘルギはそれに応え、軍勢を集め彼女の許婚を討ち、シグルーンを救った。

だがこの時、シグルーンの親兄弟がヘズブロッド側についたため、ヘルギは彼らをも殺さなければならなかった。悲嘆にくれるシグルーンだったが、それでもなおヘルギと結ばれたことを喜ぶ。二人は深く愛し合い、支え合って幸福な日々を送り、子宝にも恵まれた。

…しかし、シグルーンの親族の中で唯一、シグルーンの兄(弟とも伝わる)のダグルのみが生き残っていた。ダグルは自らに課せられた義務に従ってヘルギへの復讐をオーディンに誓い、これを聞き届けたオーディンはダグルに槍を与えた。そして、ダグルはヘルギを殺してしまったのである。

シグルーンは悲嘆に暮れ、その行いを報告してきたダグルに、森の中で腐肉を食べて生きることを強制させる呪いをかける。そして、ヘルギが埋葬された墓にて涙を流した。すると、その涙がヘルギの遺体に届き、それが熱い血へと変わって、ヘルギはひと時だけヴァルハラからの帰還を果たした。ヘルギはシグルーンの願いを聞き届け、最後の一夜の逢瀬を共にすると、夜明けと共に再び逝去。シグルーン自身も、悲嘆から早逝してしまった。

 

 

さらに転生したシグルーンは、三度目の生を、ハールヴダン王の娘にして、ワルキューレ・カーラとして生きた。

この時の伝承については失われているが、ハッディンギャルの勇士として転生したヘルギと出会って恋に落ち、カーラは白鳥に姿を変えて、呪いの歌で敵の動きを封じることでヘルギの戦いを支援したという。

…しかし、ミスティルティンの剣を手にしたデンマークの大英雄フロームンドとの戦いにおいて、激戦の最中、ヘルギは誤って、高く振り上げた剣で、あろうことかカーラを切り落としてしまう。カーラはそのまま地に打ち付けられ命を落とし、守護者を喪ったヘルギもまたデンマークの勇士によって討たれた、と言われている。

 

…こうして、シグルーンは三度の生を受け、三度ともヘルギと愛し合い、そして三度ともヘルギ共々命を落とした。しかし、この愛の深さ・強さにオーディンも遂に根負けし、二人は揃ってヴァルハラに迎え入れられることとなった。悲運に翻弄され続けた二人は、三度目の生と死の果てにようやく添い遂げられたのである。

 

・人物

思慮深く優しい女性。ワルキューレではあるものの人間と愛し合ったからか、その性質・性格は極めて人間に近いものになっており、人間のマスターからしても頼りやすい相手。シグルーン自身も、自身を召喚したマスターを誠心誠意支えんとする。マスターに対しては基本的に敬語だが、関係性が深まるとため口で話すようになる。その他、ヘルギやブリュンヒルデ、目上の人に対しては敬語を使う。

…しかし、愛する夫であるヘルギが絡むと、彼女のテンションはどこかバグる。シグルーンのヘルギへの愛は非常に強く深く、それこそオーディンを根負けさせたレベルなので、とりあえずイチャつける場であれば何の躊躇いもなくイチャつく。ヘルギを傷付ける奴や悪意をもって利用する奴はもちろん許さないので、サーヴァントをただの使い魔と思っている手合いの魔術師とは相性が悪い。

とはいえ、本質的には二人とも善人なので、人理を守り取り戻さんとするカルデアのマスターには快く力を貸してくれるだろう。

 

・ヘルギの人物像

基本的には物静かだが、勇敢さを併せ持つ青年。こちらも、幾度転生してもシグルーンと結ばれたことから分かるように、シグルーンへの愛は極めて深い。

…それだけに、最後の生において、自らがカーラ(シグルーン)を殺してしまったことにひどく罪悪感を抱いていたため、本来ならばシグルーンの召喚にも応じないつもりであった。

しかし、人理の危機という状況に際し、自分も何かできる形で貢献しなければならないという義務感・正義感に駆られたことと、シグルーンが「共にヴァルハラに至れたのだから、そんな事気にしなくていい、そんな事より私はあなたと一緒にいたい」と説得して半ば強引に連れてきたこともあって、ヘルギも召喚に応じる決意を固めた。

宝具発動により召喚されてシグルーンと共闘するほか、平時においてもシグルーンと共に過ごしている。その仲睦まじいさまは、まさにおしどり夫婦。

 

 

関連人物

ヘルギ:最愛の夫。何度転生しても共に在り、最後には共にヴァルハラに迎え入れられた。「生まれ変わっても貴方と一緒にいたい」を本当に、それも複数回やり遂げてしまったほどその愛情は深く、いつだってゾッコン。殺されたって気にしない。そもそもアレは事故だったのであって、最終的に一緒にヴァルハラに行けたのだから問題ない。少なくともシグルーンはそう考える。

「ヘルギについてどう思うか、ですか?…もちろん、愛していますよ。心の底から。あの人がいない私なんて…考えられませんね」

 

ダグル:「シグルーン」であった時の兄(もしくは弟)。ヘルギが親族を殺さなければならなかったときは申し訳なく思っていたが、ダグルがヘルギを殺したことでその感情は一気に憎悪に傾き、彼に凄絶な呪いをかけるに至った。

「ダグル…かつての我が兄弟。とはいえ、ヘルギを殺したことは許すつもりはありません。…ええ、永遠に」

 

オーディン:主神にしてワルキューレ達の父。しかし、二度目の生においてダグルに槍を与えヘルギの死の遠因を作ったため、あまりいい感情は抱いていない。ただ、英霊になるにあたって『偽・大神宣言』と『白鳥礼装』をそのまま持たせてくれたことには感謝している。

「我らが父・オーディン…正直、いい感情はそんなにありません。あの方のせいでヘルギは一度死んだのですから。…とはいえ、この槍と礼装を持たせてくれたのには感謝していますが」

 

ブリュンヒルデ:姉。単純にワルキューレとして敬意を抱いている他、ブリュンヒルデは最終的に狂ってしまったとはいえ、ともに強い愛を懐いて生きたという点でシンパシーのようなものも感じている。その為、彼女がいま楽園カルデアにて、シグルドと同じ地で過ごせていることを喜び、いつか何の気兼ねもなく愛し合える日が来ることを願っている。

「ブリュンヒルデお姉様…まさか、ここでお会いすることになるなんて。シグルドとは一緒なのですか?……そう、それはよかった。いつか何の気兼ねもなく、愛し合えることを願っております」

 

オルトリンデ、ヒルド、スルーズ:姉妹たち。ワルキューレ同士として基本的には好意的な感情を抱いているが、シグルーン自身が愛に生きたワルキューレであるため、オルトリンデ達がシグルドに対し敵意のような感情を抱いていることには疑問を呈している。

「あなた達もいるのね…。ええ、よろしく。それと、そんなにシグルドに敵意むき出しにならなくてもいいのではないかしら?…もしかして、私がおかしいの?」

 

オルトリンデ「強者の余裕ですね」

ヒルド「同類だもんね!」

スルーズ「いいえ、あなたはいいです。シグルドは許しません。」

 

シグルド:姉が愛した大英雄。オルトリンデらとは異なり、シグルドが実力・内面共に優れた英雄であることを認め、好意的に接する。

…それに、シグルドを否定することは、ワルキューレが恋によって変質すること、ひいては自分自身とヘルギのことをも否定することに繋がりかねない、とシグルーンは考えている。故に、彼女はシグルドを否定しないのである。

「竜殺しの英雄シグルド…なるほど、ブリュンヒルデお姉様の夫ね。優れた勇士と聞いています。どうか、お姉様をお願いしますね」

 

 

シグルド「我が愛の愛しき妹、再び降臨せしめるか。無論当方はそなたを心より歓迎する。どうか、当方に頼ってほしい。恋愛方面は特に。恋愛方面は特に」

 

オフェリア(2回言ったわね…)

 

 

クー・フーリン〔キャスター〕/賢人グリム:オーディンが力を貸したケルトの大英雄。あの大神に選ばれるなんて災難だ、とは思いつつも、それほどの実力と人格を備えていると見抜き、頼りにしている。

「あの大神に選ばれたサーヴァントがいるなんて…。とんだ災難でしたね。とはいえ、それに相応しき英霊ではある模様…そのお力、頼りにさせて頂きます」

 

「おう。首吊っても驚くなよ?」




片目の神『……………』


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