人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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そして源氏と言ったらこの人!

むしろ参戦が待ちわびられているかもしれないこの御方!

景時殿と合わせてお楽しみあれ!それではどうぞ!!


頼朝の愉快な隣人マテリアル〜そのに〜

北条政子(ほうじょうまさこ)

 

「悪女?鬼嫁?大いに結構!!

頼朝様、義時達が作りあげた鎌倉幕府とこの日ノ本を守るためなら

悪にも鬼にもなりましょう!!」

 

真名・北条政子

クラス:ルーラー

性別:女性

身長:170cm

体重:50kg

出典:史実

地域:日本

属性:中立・善

好きなもの:頼朝・家族・民草

苦手なもの:身内の権力争い・夫の女癖

 

◎ステータス

筋力:C 耐久:C 敏捷:B

魔力:A 幸運:B 宝具:A

 

◎スキル

・真名看破:B+

「ルーラー」のクラス特性。

直接遭遇したサーヴァントの真名・スキル・宝具などの

全情報を即座に把握する。

あくまで把握できるのはサーヴァントとしての情報のみで、

対象となったサーヴァントの思想信条や個人的な事情は対象外。

真名を秘匿する効果がある宝具やスキルなど隠蔽能力を持つ

サーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要となる。

武士に類するサーヴァントだと特に把握しやすくなる。

 

・神明裁決:B

「ルーラー」としての最高特権。

召喚された聖杯戦争に参加している全サーヴァントに対して、

2回まで令呪を行使できる。

他のサーヴァント用の令呪を転用することは出来ない。

 

・対魔力:B+

魔術に対する抵抗力。

一定ランクまでの魔術は無効化し、

それ以上のランクのものは効果を削減する。

サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。

 

・後妻打ち:A

うわなりうち。

正妻(もしくは先妻)が妾(もしくは後妻)を打擲すること。

女性のエネミーやサーヴァント、複数の女性と関係を持ったことのある

サーヴァントに対してデバフを与える。なお子供は対象外。

政子は頼朝と妾である亀の前の関係に激怒し、

その住居を部下に命じて打ち壊させた。

このことが後に政子が悪女と言われる一因になっている。

 

・尼将軍:EX

頼朝死後、鎌倉幕府を支え守るために時に肉親すら処断・追放し、

承久の乱で動揺する御家人たちをまとめ上げた女傑たる政子の異名。

「勇猛」「カリスマ」「扇動者」等の効果を併せ持つ。

 

◎宝具

 

『海よりも深く、山よりも高き恩(もののふよ、ぼうおんのととなるなかれ)』

ランク:A 対軍宝具

政子が承久の乱のおり、動揺する御家人たちの前で

「頼朝公の恩は海よりも深く、山よりも高きもの」と演説したという逸話が

宝具となったもの。

味方の体力・魔力を回復し混乱・怯懦などの精神的バッドステータスを

解除して数ターンの間強力なバフを与える。

また先に消滅したサーヴァントが存在した場合、

その数の分だけバフの効果が上昇する。

 

・『日ノ本を護れ鎌倉幕府(ひのもとのしゅごしゃたれもののふたちよ)』

ランク:EX 対国守護宝具

「日ノ本に刻まれ、今なお語り継がれる勇猛なる武者たちよ!!

今を生きる民草とその未来を護る鎧となれ!!」

尼将軍と呼ばれ、頼朝亡き後の鎌倉幕府を守り、導いた政子の切り札。

頼朝の宝具『鎌倉幕府』を呼び出しての超広範囲絶対守護。

因果逆転などの呪いや概念すら無効化し、

例えEXランクの宝具による攻撃でも

その守りを抜くことは困難を極める。

モーションで手だけを召喚して攻撃しているが

全体召喚しての攻撃転用は政子にはできないらしい。

 

◎能力

ステータスもそこそこ高めで政子自身薙刀で見事に戦う。

モーション時には巨大な鎧武者の腕が攻撃する。

スキル「後妻打ち」によって多くの相手に優位に戦える。

ルーラークラスなのは幕府内の揉め事をいくつも調停しているからだが

自身の性格と所業を理解している政子自身がルーラーであることを

最も疑問視している。

 

真名

北条政子。

伊豆国の豪族・北条時政の長女で征夷大将軍・源頼朝の正妻。

 

政子が生まれてまもなく、平治の乱で捕らえられた頼朝が伊豆へ

流刑に処され、父である時政が監視役となる。

しかし時政がお役目で京へ行っている間に

頼朝と政子が恋仲になってしまう。

時政は大反対するも政子の決心は固く、結局は時政のほうが折れて

頼朝と政子は結婚することになる。

 

後に頼朝が鎌倉入りを果たすとそこに移り、長男・頼家を出産する。

しかし妊娠中に頼朝が妾・亀の前の元に通っていることを知って激怒。

後妻打ちを行って亀の前の住居を破壊し、焼き払ってしまう。

政子の嫉妬深さを象徴する事件であり、これによって

儒教的価値観が広まった江戸時代には政子は悪女と評されている。

この行いは政子が嫉妬深い性格だっただけでなく、

元々北条家は地方の一豪族という低く不安定な身分だったために

北条家の地位を護るためにも行ったとも言われている。

なお武士が妾を持つことは当時は当たり前のことだが、

後妻打ちも武士の正妻が持つ当然の権利で政子だけが

行ったわけではない。

 

政子は寺社への参詣や造営式への出席など、

頼朝の妻・御台所としての勤めもきっちり果たす。

頼朝が急死すると出家して尼御台となり家督を継いだ息子・頼家を

支える立場となる。

政子は鎌倉幕府と北条家を守る為に手腕を振るう。

それは匠だが時に肉親相手でも果断かつ非情なもので

息子である頼家の独裁と乱行によって御家人の不満や反発が起こると

特に頼家と反発するものたちと頼家との間を調停して事態を収拾する。

有力御家人が頼家との繋がりで勢力拡大を行うとしたときは

父・時政と共にその一族を誅滅し、息子である頼家自身も

出家させて伊豆の修繕寺に幽閉。頼家はその後病死する。

次の将軍・実朝の代に政子の父・時政が妻・牧の方と共に

鎌倉幕府の政権を独占しようと画策。

ついには実朝を廃して女婿を将軍に擁立させようとすると

その陰謀を阻止し、時政を伊豆に追放した。

 

後に実朝が死去すると政子は将軍の代行をすることになり

「尼将軍」と呼ばれるようになった。

この頃、朝廷と天皇家の復権を目指す後鳥羽上皇との対立が激化し、

ついに後鳥羽上皇が挙兵に踏み切った。

後鳥羽上皇は義時討伐の院宣を下し、鎌倉の御家人たちも動揺する。

政子は御家人たちの前で「頼朝公の恩は山よりも高く、海よりも深い。

今、逆臣の讒言により不義の綸旨が下された。

上皇の近臣を討って三代将軍・実朝への奉公を全うしなさい。

ただし、上皇の命に従い、その元に参じたい者は止めません。

直ちに申し出てお行きなさい」と演説して動揺を沈めた。

防御・消極策が大勢を占める中、政子は少ない出撃・積極策を採用。

鎌倉軍は上皇軍を撃ち破り、後鳥羽上皇は降伏して

隠岐島へ流刑に処された。

 

数年後、当時の執権で政子の甥になる泰時とその異母弟・政村の間で

執権の座を巡って権力争いが起きる。

政子はこのとき、有力御家人で政村に加担していると噂される

三浦義村の元を侍女ひとりだけを連れて訪れ、

その真意を問いただし、泰時の執権着任は正当だと説いた。

義村は政子に心から平伏して泰時への忠誠を誓い、

政子はその後も奔走して鎌倉幕府の動揺を沈めた。

政村へのお咎めも軽く、政村の母であり執権就任を画策したとされる

伊賀の方も追放されたのみだった。

なおこの事件は代替わりで薄れた自身の影響力に

さらに影を差しかねない伊賀の方の一族を潰すための

政子のでっちあげだったとも言われている。

fate世界ではでっちあげではなく本当に行われそうになった謀略を

政子が未然に防いでいて、処置が穏当だったのも

頼朝と義経の時のようにもはや身内で争い合う時代ではないということを

次代を担う泰時と政村に教えるため。

 

嫉妬深く時に肉親相手にも非情になる政子だが情け深い面もある。

義経の愛妾・静御前が鎌倉へ送られ、

頼朝の眼前で義経を想う歌を詠った際、

激怒する頼朝に対して政子は

「私のあの時の愁いは今の静の心と同じです。

義経の多年の愛を忘れて、恋慕しなければ貞女ではありません」

と自身の馴れ初めを引き合いに出して頼朝の怒りを解いた。

後に静が男子を出産した際には頼朝にその助命を嘆願するが

許されず、終わった後も静を何かと気にかけていた。

奥州藤原氏との戦で夫や家族を失ったものたちと

戦場で亡くなったものたちの魂を慰めるために

多くの串を神社に奉納している。

 

四人の子供を産んでいるがそれぞれ悲惨な運命を辿っており、

長女・大姫は木曽義仲の息子・義高との婚姻を決まっていたが

義仲が討たれ、それに連座して義高が処刑されたことで

心を病んで20歳の若さで病死。

その妹である乙姫も後に病死。あるいは朝廷の陰謀によって謀殺される。

長男・頼家は二代目将軍になるも本人の独裁・乱行と

頼家の後見である一族と北条氏との争いによって

将軍職を剥奪され、出家させられて幽閉。後に病死。

その弟である実朝は三代将軍になるも頼家の子に暗殺されている。

 

その政治手腕は多くの書物で賞賛されているが

儒教的価値観が広まった江戸時代の書物では

政子の強い性格と所業が相まって厳しく評価され、

日本三大悪女に数えられている。

 

人物

一人称は「私」。

尼の服装をしているが黒く美しい髪を肩のところで短く切った

強く気品ある雰囲気を持つ結構なプロポーションをした美女。

 

丁寧な口調で話し、良くも悪くも情が強く深い。

普段は物腰柔らかく子供を心から慈しみ、女性を優しく気遣う。

それでいてときにはきちんと厳しく叱る。

男性相手でも同様だが軽薄かつ浮気性な男相手には厳しく、

怒らせれば顔は笑っているが歴戦の戦士だろうと主神だろうと

発する雰囲気だけで心から恐怖させる。

 

有事の際にはその芯の強さと女傑ぶりを発揮。

的確かつ迅速な判断力、果断な決断力を見せ、

特に動揺するものたちを落ち着かせ、叱咤し、まとめあげる手腕と

カリスマは王・皇帝系サーヴァントたちも心から感嘆するほど。

 

今も頼朝を心から愛していて、女性と仲良くしていると嫉妬するが

頼朝よりも長く生きたからか幾分か落ち着いている。

亀の前にしたようなことをするつもりは今は無く、

ただ自身が正妻であることと嫌味を言うことは許して欲しいと思っている。

 

◎人間関係・サーヴァント関係

・源頼朝

今も一途に愛する夫。

頼朝も政子を愛し信頼しつつもその性格と所業を恐れて

生前は政子に隠れて妾との逢瀬をしていた。

サーヴァントとして再会したときに政子が嫉妬しながらも

嫌味だけで済ませることに驚愕した。

その実、寂しいとも思ってしまっている。

頼朝が公としては理の人だがその実、義経と似たもの兄妹だということを

理解している。

頼朝は政子が牛若丸や義経を思いやって可愛がることに

複雑な感情を抱いており、

嫉妬から二人をもっと嫌いになりそうとか思っている。

「貴方が牛若丸殿や義経殿を嫌いなのはよ~くわかっています頼朝様。

だからってカルデアの皆様を巻き込んで兄妹の揉め事を

終わらせようとする方がありますか!!

征夷大将軍という以前にそれでも元服して父でもあった武士ですか!!

時と場合と手段はきちんと考えて選んでください!!」

 

・牛若丸と源義経

頼朝の妹である義妹。

本能のままに考え、行動するその所業に最初は驚いたが

頼朝の本質をよく理解していた政子は「そっくりな兄妹」と思っている。

だからこそ後に道を違えることを予見し、憂いていた。

その言動に呆れつつも嫌ってはおらず、

やんちゃかつしょうがない義妹として接しており、

ときに思いやって可愛がりときに厳しく叱る。

牛若丸は開けっ広げに、義経はすこし遠慮しつつも

政子を「義姉上」と呼んで慕い、接している。

なおどちらも頼朝に嫉妬されてることに一切気付いていない。

牛若丸、義経共に政子のお叱りが師匠である鬼一法眼よりも

堪えると語る。

「それが貴女方なのですよね牛若丸殿、義経殿・・・・。

えぇよくわかっています。

それでも・・・・そこに正座しなさい二人共!!

いい加減止まって考えることを覚えなさい!!」

 

 

平景清

頼朝への愛と憎しみに苦しむ義経に寄り添ってくれたことを

心から感謝している。

景清は源氏の棟梁の奥方である政子から感謝されることに

心から戸惑ってどうしたらよいか困っている。

「貴方にはきっと迷惑でしかないでしょう。

それでも言わせてください。

苦しむ私の義妹に寄り添ってくださってありがとうございます。

心優しい平家の復讐者殿」

 

・武蔵坊弁慶

会ったことは無いが言動から武蔵坊弁慶自身でないことを理解しつつ、

牛若丸と義経に仕えることに感謝しつつ

その言動に振り回されることを気遣っている。

弁慶自身は政子に気遣われることにいろんな意味で恐縮している。

「あの娘に仕えるのは本当に大変でしょう。

どうかこれからもよろしくお願いしますね弁慶殿」

 

・巴御前

義仲の息子である義高を禍根を断つためとはいえ

頼朝が処断したことを心から申し訳なく思っている。

巴も複雑な感情を抱いていたが政子の娘で義高の婚約者だった

大姫が心を病んでしまうほど義高を愛していたこと、

政子も大姫を失って深く嘆き悲しんだことを知って和解。

仲良くしている。

なおゲームのやりすぎのときは巴を遠慮なく正座させて叱る。

ちなみに巴は頼朝とは牛若丸と同じく強い自制心を持っていないと

落ち着いて接する自信が無いと思っている。

「こうして義仲殿の妻の貴女と心から接して仲良くできる。

サーヴァントとなったことに感謝します巴殿」

 

源頼光

母友として仲良く接している。

頼光とリッカ、金時、桃が親子として睦まじく過ごしている様を

羨望を交えつつ優しく暖かく見守っている。

「娘を、息子を大事になさってくださいね頼光殿。

私と同じ思いを・・・いえ、いらぬ心配ですね

ここ(楽園カルデア)なら大丈夫でしょう絶対に」

 

・茶々

共に日本三大悪女に数えられている。

どちらも気にせず、互いに仲良くしている。

「後世の方々がどう評しようと私たちは私たち。

気にしてもしょうがないですものね茶々殿」

 

・穀潰しや元羊飼い始めナンパしまくる系サーヴァント

コナかけられた瞬間に笑みと雰囲気で恐怖させ、

巨大な武者の拳を出現させた。

「次、同じことをしたらこれを股間にぶち込みますからね?

どうぞご覚悟を」

 

 




雷電タメエモンさん、ありがとうございました!


頼朝の反応

景時

「お前程の忠臣を私は知らぬ。再会、嬉しく思う。これは鎌倉ではなく、頼朝個人の言葉だ」


政子

頼朝「すみませんでした」

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