人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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サタン【次は『白き龍の化身』みたいだよ。これもまた、ザッハークを殺すための強力な力になってくれそうだね!】


【天秤座の闇黒聖闘士さん、ありがとう!それでは続けてどうぞ!】


サタン推薦・ゾロアスター善なる英雄マテリアル〜その2〜

「サーヴァント、ランサー。フェリドゥーン。私を呼ぶとは物好きな人もいたものだ。

……とはいえ世界を救う、人理を救う戦いとなれば、戦わないわけにもいかないか……。

うん、竜と獣相手ならば一家芸ある、こんな私でよければ存分に使ってくれ」

 

真名 フェリドゥーン

クラス ランサー

出典 王書『シャー・ナーメ』『アヴェスター』

性別 男

属性 秩序・善

身長・体重 192㎝ 80㎏

 

筋力A 耐久A 敏捷B+ 魔力A 幸運D 宝具EX

 

クラススキル

 

対魔力:A

魔術への耐性。ランクAでは魔法陣及び瞬間契約を用いた大魔術すら完全に無効化してしまい、事実上現代の魔術師がランサーを傷付けるのは不可能。

 

固有スキル

 

善神の祝福:EX

最高神アフラマズダ、及びその配下たる善神七柱、アムシャ・スプンタから祝福を受けている。

あらゆる呪い、汚染による霊基、精神への影響を完全にシャットアウトし、特にこの世全ての悪(アンリマユ)の影響はいかなる状態であろうとも受けることはない。

 

魔力放出(光、炎):A

武器、肉体に魔力を纏わせて威力を向上させるスキル。

フェリドゥーンは善神の加護と自身の魔力炉心から光と炎が魔力となって武器や肉体に宿る。魔力放出光、及び炎の複合スキル。

この魔力を帯びた武器、あるいは肉体による攻撃は、混沌、あるいは悪属性の存在への特攻として働く。

 

魔力炉心:A

邪龍アジ・ダハーカと対を成す聖なる白き龍の因子を宿すことで保有する魔力炉心。

これによってサーヴァントとしてある程度は独立行動が可能となっている。

 

カリスマ:B

軍団を指揮する天性の才能。ランクBは一国を納めるのに十分な程度

 

宝具

 

悪龍封ず獅子の鎖(ダマーヴァント・アルスラーン)

ランク:E(対象がアンリマユに連なるものである場合EX) 対アジ・ダハーカ宝具

レンジ:1~10 最大補足:1

 

とある英雄が邪龍アジ・ダハーカを、あるいはその化身である蛇王ザッハークを拘束する際用いた獅子の皮を材料とした鎖。

一度の現界で一回しか使えないうえに使える対象も限定されているという使い勝手の非常に悪い宝具。

ただし仮にアジ・ダハーカ、あるいはその名を冠する獣に使用された場合、これは終末の時までその獣を永遠に戒める縛鎖となる。

この宝具を使用された対象のスキル、宝具は悉くが使用不能となり、ステータスもオールE以下にまで弱体化する。単独顕現のスキルも封印、あるいは消滅し瞬時に討伐可能なまでに対象を弱体化させる。

この宝具の拘束は魂、霊基そのものにまで達するためたとえ神霊でも解除は不可能。かの英雄王の宝物庫にもこの宝具を解除する手段は存在しない。

冠位以外では数少ないビーストifを打倒できる宝具の一つである。逆にいえばビーストifあるいはアジ・ダハーカ本人の戦い以外では役に立たない宝具である。

 

悪龍砕く天光の聖牛(グルサ・イ・ガウサール)

ランクA+ 対竜、対悪宝具

レンジ:1~5 最大補足:1

 

フェリドゥーンが鍛冶屋カーヴェに依頼して製造させた牛頭を模した槌矛。牛の頭はフェリドゥーンの育ての親である聖牛ビルマーヤが元となっている。

悪を滅する浄化の炎を纏っており、自身の魔力放出を重ねがけることでさらに威力は増大する。

攻撃範囲で言うならば対人規模ではあるが、その威力は対城宝具にすら匹敵する。

また、ザッハーク=アジ・ダハーカを打ち倒したことから龍殺しの力も帯びており、龍の属性を持つものへの威力はさらに跳ね上がる。

後に登場する多くの英雄に受け継がれた牛頭の槌矛、その原型である。

 

遍く万象照らし癒す光輪(アクワルタ・クワルナフ)

ランクEX 対悪宝具

レンジ:1(自己) 最大補足:1(自己)

 

ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダが世界の支配者に相応しき人間に与えると言われているかの神の権能の証。光が円環のかたちとなったものとされ、フェリドゥーン、あるいはクルサースパといったかつて悪を討ったとされる英雄たちはこれを授けられていたとも言われている。

所有者は悪属性、あるいは人類悪とされている存在に対して有利となる加護が与えられ、具体的にいうならば相手の宝具、スキル等による物理的、精神的なダメージの軽減あるいは無効、そしてこちらの攻撃は悪、あるいは人類悪特攻が付与される。

さらにこの光輪の所有者は『世界を支配している』という概念を付与されるため知名度補正が世界中のどこにいても最大のものとして扱われる。

本来の性能はこれ以外にもあるのだがフェリドゥーンはあくまで貸し与えられているだけであるためこれを自己強化以外には使えない。

 

光もて焼き尽くせ、龍身たる救世主(サオシュヤント・スラエータオナ)

ランクEX 対人(自己)宝具

レンジ:1(自己) 最大補足:1(自己)

 

自身の後を継がせるために三人の息子を試す際、自身を龍へと変身させた逸話の再現。

自身の肉体に眠る聖なる白き龍の因子を活性化させて、自身を龍へと転身させる。

本来ならば完全な龍体へと一時的に変身することも可能なのだが、戦闘の際フェリドゥーンは龍の形状を模した純白の甲冑、ドラゴンアーマーを纏って戦うことが主となる。

この甲冑を装着中、フェリドゥーンのステータスはA+相当の狂化と同等に強化され、鎧の強度はかのジークフリートの悪龍の血鎧にすら比肩する。

さらに背中の翼上の部位から魔力放出による魔力放射によって自由自在に空を飛行し、魔力放出を応用して鎧から熱線を発射するといったことも可能。

このように強力な宝具であるが当然使用中は魔力量の負担が増大するため通常の聖杯戦争ではここぞというとき以外では使用できない代物である。

 

人物・経歴

 

ゾロアスター教の叙事詩、王書シャー・ナーメに謳われる英雄。アヴェスターにおいてはスラエータオナと呼ばれる。

 蛇王ザッハークを斃すと予言されていたがために幼いころにザッハークから命を狙われ、さらに父親まで殺されてしまう。母とともに牝牛ビルマーヤのいる農場まで逃げ延びたフェリドゥーンはそこでビルマーヤの乳を飲んで育った。

 やがて成長したフェリドゥーンは父の仇を討つために息子をザッハークに殺された老鍛冶師カーヴェに牛の頭を模した槌矛を造らせ、天使スラオシャの導きの下にザッハークを討ち果たし、ダマーヴァント山へと封印した。

 その後王位についた彼は500年間賢王として国を統治したものの、ある時王位の継承、国の分割に関する争いで己の息子達三人が相争い、末っ子のイーラジが殺されてしまうという事件が起き、悲嘆のあまり失明してしまう。

 やがて王位はイーラジの孫、フェリドゥーンの曾孫であるマヌーチェフルに受け継がれ、イーラジを殺した兄二人はマヌーチェフルに討ち取られることとなる。結果フェリドゥーンは三人の息子を亡くしてしまう事となり、晩年は息子達の亡骸の傍で悲嘆にくれる日々を送ったとされている。

 

 邪龍アジ・ダハーカと対を成す聖なる白き龍の因子を持つ稀代の英雄。その因子を活性化させることにより龍の姿へと転身することができ、三人の息子を試すために使われたという。

 ザッハーク=アジ・ダハーカを打ち倒して封印し、国に長きにわたる平穏を築き上げた紛れもない大英雄であるのだが、晩年に息子達を死なせてしまったことから自己評価がかなり低い。自分に英雄の資格があるのかまで疑いを持つ有様。その腰の低さはすまないさんやマイフレンド以上だとか。

 もともとザッハークを討伐し、王となったころまでは悪を憎み、理不尽を嫌う正義感にあふれた、否、若干溢れすぎた青年だったらしいが、王となってからの執政の苦労と重圧、そして息子達の争いと死が止めとなってこうなってしまったとのこと。

 なお、自分の曾孫マヌーチェフルに仕えていた弓兵アーラシュに関しては生前の知り合いであり、己にできない手段で国と国との戦争を終わらせた英雄として敬意を示している。

 基本召喚されるのはザッハークと戦った頃の青年期であるが、己の最期までの記憶はしっかりと有しており、度々生前を思い出してはナイーブな状態になる。特に息子の件はトラウマ中のトラウマ。

 

 彼は楽園に召喚されることはない。仮にいかなる縁があろうともかの邪龍、かつて打倒したおぞましき絶対悪の名を冠する獣へとなろうとした少女がいる限り、彼は召喚を拒むからだ。

 彼にとってかの邪龍は討ち果たすべき仇敵、それはサーヴァントになってからも変わらない。故に彼がもし彼女と相まみえたなら必ずやその槌矛を振り下ろすことだろう。

 だが、彼は善なる英雄であり、虐げられ続けた末に幸せをつかもうとする少女を殺すことなど望むことはない。

 だからこそ召喚には応じない。応じる時があるとすれば、それは……。

 かの絶対悪が現れる時、そして少女が絶対悪の名を冠する人類悪となるときであろうから。

 

人物関係

 

藤丸龍華

 

邪龍であり、人類悪である楽園のマスター。

彼女の経歴を知っている以上本音で言うなら討ちたくないものの、邪龍であり、ビーストである以上討たねばならない対象であるために自身の性質上槍を向けてしまうことになる。

故に彼に縁が結ばれた場合、深い矛盾に思い悩む事となる。

 

善属性のマスター

 

人理を、自身の世界を救おうと必死で足掻き、戦う彼らに敬意を抱き、かつて蛇王ザッハークに挑んだおのれとも重ね合わせていることもあってか、縁が結ばれれば絶対に呼ばれて力になりたいと思っている。召喚されてからもマスターと仲良くやれる模様。

 

アーラシュ

 

自身の子孫であるマヌーチェフル王に仕えた弓兵であり生前の顔見知り。

血を流さずに争いを終結させた救国の英雄である彼には勇者として尊敬しているとのこと。

 

ジークフリート、シグルド

 

竜殺し同士。特にジークフリートとは互いに腰が低いもの同士で気が合う模様。

 

マンドリカルド

 

腰の低いもの同士。互いに互いを持ち上げあう仲。

 

 ザッハーク=アジ・ダハーカ

 

 討伐対象。必ず殺す。

 

 各種ビースト

 

 討伐対象。必ず殺す。

 




サタン【ザッハークを倒した二人の英雄…いつか楽園の強力な仲間になってくれそうだね。いつか縁を結べるよう、僕も陰ながら祈っているよ!】

【え?ザッハークとは協力関係で、利敵行為じゃないかって?】

【………?何かいけないことなのかな?ザッハークは皆、死ぬべきだと一致しているはずなんだけどなぁ…?】

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