あくまでこういうイベントがあるよ、な指針なので展開が変わることはおおいにあります!どうぞご了承ください!(執筆近付くと原作を読み込んだりするので)
ゼウス『キリシュタリア。君だけには話しておこう。──すぐに情報共有する相手はよく考えてね』
キリシュタリア「ゼウス…?」
雷位の剣士「リッカ。君の雷位にはまだ先がある。私がかつて行った領域…雷位の真髄、そのさらに先だ」
リッカ「更に、先?」
とある■『君はそれを、身につけなくてはならない。『空』の先に旅立とうとする輩を、首根っこつかんで引っ張るためにもね』
リッカ「…空…武蔵ちゃんの事?」
雷位の剣士「位はゴールではない。先があるのだ。己の極みを信じろ。先達として言えるのは…それのみだ」
とある■『それさえできたら、後は勝てる。頑張ろうね、リッカちゃん』
リッカ「──わかった!」
「オリュンポスの神共よ。汎人類史の御機嫌王、ギルガメッシュの君臨である!酒宴と歓待の準備は出来ていような!」
──ここが、大神集うオリュンポスの神殿。そしてあの御仁が…!
『…………』
──大神、ゼウス…!
オリュンポスに到達した楽園カルデア一行。ギルガメッシュ、並びにエアはマルドゥークと共に神々が居を構える神殿へと脚を運ぶ。その場に在りしはデメテル、アフロディーテ。それは、王の愉悦の障害となるゼウスの秘奥を牽制する狙いも有していた。
「王として、我は神が盤石を期した治世というものに興味がある。人が神と決別せずに飼い慣らされた世界がどの様なものか、しばし漫遊させよ」
『不遜なる半神よ…この大神が首を横に振れば如何とする』
「ならば仕方あるまい。機神とやらにはこちらにも至極がいる。貴様の雷霆とマルドゥークの鉄拳…どちらが優れるか試すも良かろう」
『FUUUUーー………』
(そんな馬鹿な…!たかが人間如きの治世に、我等が大神に並ぶ神が降臨しているだなんて…!)
「その疲弊しきった老骨には堪えよう。大人しくしているがいい。貴様の愛玩物、悪いようにはせん」
『…………』
──疲弊…愛玩…アトランティスで見た棄民の皆様とはまた違う、特権を受けた方々の事ですか?
《然り。見ておけエア。尊厳なき民の脆さと儚さ、悍ましさをな》
ギルガメッシュが大神と睨み合う頃、リッカ達は最先端を極めたオリュンポスの土地へとたどり着く。そこは争いも哀しみもない、美しき理想郷。
「小さい頃、思い描いてた理想郷そのまんまだ!空中エレベーターとか、ワームホールとか!すごーい!」
「今の人類のレベルを遥かに越えています…!これが、大神の統治する繁栄の極み…!」
『リッカちゃん、マシュちゃん。それはどうかな?』
「!キリシュ…いえ、ゼウス様ですか?」
『飼われているだけの人間、可愛がられているだけの人間がどれほど脆く情けないか…彼等が証明してくれよう』
リッカ、そしてマシュ、キリシュタリアらは突如の目の前にある都市を破壊し尽くされる。それを行ったのは汎人類史が召喚した【滅神同盟】のサーヴァントの仕業であった。
クレイトス【オリュンポスの神々に飼い慣らされた家畜共よ!苦しみと破滅を味わえぃ!!!】
ロマン『気をつけるんだリッカ君!彼はバーサーカーだ、それに───!』
アルケイデス【どうやら来たようだな、我が愚昧の産み落とした忌み子よ】
ヘラクレス「貴様は──」
リッカ「…ヘラ、クレス…?」
アルケイデス【丁度いい。ここの家畜諸共に死ね】
狂乱と復讐に滾る2体の汎人類史サーヴァントと激しく争うカルデア一行。片や鏖殺のため、片やその地に生きる庇護の為に
ヘラクレス「貴様──神々の祝福を捨て外道に堕したか」
アルケイデス【先に堕したのは貴様だ、暴君共に迎合した愚昧よ…!貴様の全てを、俺は否定する!】
「ヘラクレス!ッ──!!」
カストロ「穢らわしい者共め…束になったのならば都合がよい!諸共に死ね!!」
ポルクス「兄様、並びに神々の為に!」
クレイトス「邪魔立てするか星の者共!ならば粉々に砕くまで!!」
「凄まじい大混戦だ…リッカ君、マシュ!ここは私が受け持とう、早く、避難を──」
そして──真なる神威のなんたるかを、カルデアは知る。
『哀しきかな、哀しきかな───人は絶え、大地は荒れ、恵みは途絶える』
リッカ「ッ!──マシュ!!!」
『都市中央部粉砕』
庇護ではなく、外敵諸共に間引かれるだけの命。死を奪われ、神々の気まぐれで生死を握られるだけの人々。
アルケイデス【とくと見ろ。これが愚昧な神々に去勢された犬畜生どもの姿だ】
『…皆、助けを求めている。何もかもを焼き払い、吹き飛ばした神々へ、一心に…』
アルケイデス【滅ぼすならさっさと滅ぼせ。その為なら力を貸してやる】
キリシュタリア(ゼウス)『酷い反抗期だ』
クレイトス「だが邪魔だてするならば!貴様等もハデスの下へと送るぞ!!」
汎人類史の苛烈さと寛容さ、二つの側面がオリュンポスを揺るがしていく。そこは、もう未来の無い世界。
ダ・ヴィンチちゃん『この世界はクリロノミア以上のものを…神々の祝福以上のものを生み出せなかったんだ。死もなく、成長もなく、ただ生かされ、平和を与えられる世界…彼等滅神同盟は、ああ見えて汎人類史の為に戦っているんだろうね』
ヘラクレス「先行きの無いものが、我等の邪魔をするな…といったところか。多分に私情は入っているだろうが」
リッカ「──だけど、止めよう。アルケイデスも、クレイトスも。この世界に未来が無いのだとしても、滅びるしか、看取るしか無いのだとしても。それは、この世界と全力で戦って勝ってから考える事だよ!」
尊厳と、世界への敬意の下に、無慈悲な滅殺と鏖殺を阻む。世界の中で虐げられる者たちを護るため、神々の世界と汎人類史との未来を決める決戦の為に。ゼウスへと挑む決意を固めるカルデア一行。
オルガマリー『ブラックバレルを使用します。並びにマシュ、あなたのオルテナウスのオフェンスモード、ディフェンスモードの解放も許可します』
マシュ「はいっ!マシュ・キリエライト…神を討ちます!!」
ペルセポネー『デメテルお母様!もうお止めになって!これのどこが豊穣なのです!?生きる者たちなぜこのように焼き払うのです!?』
ハデス『義母デメテルよ!世界は違えど魂は同じ!どうか、どうかあなたの娘の声を聞き届けられよ!』
デメテル『…あぁ、あぁ…!』
リッカ「止まっ、た…?」
デメテル『ああぁぁぁぁぁーーーー!!!』
ペルセポネー『お母様───!!!』
狂乱の豊穣神との戦い…
アフロディーテ『馬鹿な…!何故屈さない、なぜ立っていられる!?何故…!?』
キリシュタリア「何故かって?決まっているさ。私はキリシュタリアでもあり──」
ゼウス『ゼウスでもあるのだから』
アフロディーテ『どういう、こと…!?』
キリシュタリア「君の歌は悪くはなかったが、目覚めが悪すぎる。ここは速やかに演奏を中止してもらおう」
ゼウス『見せてやろう。キリシュタリアの魔術、ついでに…』
ヘスティア「アフロディーテ〜〜〜〜!!」
『我が姉のマジギレをな』
困惑と汚染の応酬──
アルケイデス【ゼウスは最早目と鼻の先。ならばこそ、大神を殺す手柄を貴様らにくれてやるわけにはいかん。…同盟は解消だな】
ヘラクレス「その通りだ。そしてこれ以上、見苦しい我が恥辱を歩き回らせる訳にはいかんな」
【お互い、お互いを生かしておく理由もないか】
「そういう事だ。──己を否定し続けながら消え去るがいい、我が影法師よ」
リッカ「──やっちゃえ!ヘラクレス!!」
クレイトス「貴様らを引き裂いてやろう!!双子は永遠に分かたれる!そこで見ていろ、蒙昧なる妹よ!」
カストロ「ぐぉおぉおぉおぉお!!」
ポルクス「お兄様ーーー!!」
あらゆる障害を乗り越え、遂に辿り着く神殿最奥。ゼウスと、世界を懸けた決戦に赴く。
『最早ここに至り、対話の調停は有り得まい。この天空の神、ゼウスを討ち果たす他に道はないぞ』
リッカ「─────マシュ、それに皆も聞いて」
マシュ「先輩?」
リッカ「今まで…本当に。ありがとね」
人類は今、全能の神へと挑む境地に至る。
「さぁ始めるぞ!神に挑むは人の究極!!神話を越え塗り替える───全能神殺しと行こうではないか!!」
ゼウス『全機神、合体。雷霆──起動…!!』
ギリシャ異聞帯・後編。人類機神決戦オリュンポス。
ゼウス『天に満ちるは全て我。天を覆うは全て我──!!』
ロマン『まずいぞ…!あれを耐えきれる可能性があるのはマルドゥーク神だけだ!だが万が一にもマルドゥーク神を喪う訳にはいかない!彼は汎人類史の切り札でもあり、宇宙開拓の旗艦でもあるんだ!』
マシュ「私が防ぎます!人類の全てを懸けて──!!」
「ううん、大丈夫。私が──なんとかする!」
近年、執筆予定。
(駆け抜けるんだ──雷よりも速く!皆の道を拓く為に!)
リッカ『これが────』
(これが───雷位の。極みの、果て───)
母の守り刀、童子切安綱。
魂の忠者、龍哮村正。
──屹立するは、主の手より離れた二刀。
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