人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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皆様のサーヴァント発表でインスピレーションが刺激され、更に新しいオリジナルサーヴァントがメッセージボックスに提出される…

永久機関が完成しちまったなぁー!!このままこの一週間は読者様のものだぜー!!読者様還元企画なので可能な限りご要望にお応えします!

というわけで更に雷電タメエモンさんからのサーヴァントをどうぞ!嬉しい事に二騎でございます!もう一騎は5分後にどうぞ!


読者さま還元企画〜読者様発案オリジナルサーヴァントマテリアル紹介・4〜

中村半次郎

「さぁて、ひっとぼかマスター」

クラス:セイバー

真名:中村半次郎もしくは桐野利秋

性別:男性

身長:179cm

体重:68kg

属性:中立・善

出典:史実

地域:19世紀・日本(薩摩)

好きなもの:お洒落、鍛錬、学問、農耕

嫌いなもの:やっせんぼ(臆病者)と呼ばれること、友の死

◎ステータス

筋力:A 耐久:B 敏捷:A++ 

魔力:D 幸運:B 宝具:EX

◎スキル

・対魔力:C

魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、

それ以上のランクのものは効果を削減する。

魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。

大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。

・騎乗:B

乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して

発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、

幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。

・薬丸自顕流:A+++

薩摩藩士・薬丸兼陳が示現流を修めた後、

家伝の野太刀の技を元に編み出した古流剣術。

「一の太刀を疑わず、二の太刀は負け」という

一撃必殺の精神を尊び、先制攻撃を重視する流派。

構えから歩法に至る動き全てが雲耀(稲妻)の速さを持つ。

 

心眼(偽):A+

直感・第六感による危険回避。

虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。

視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。

・勇猛:A

威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。

また、格闘ダメージを向上させる。

◎宝具

『抜即斬(いちのたちをうたがわず)』

「おいに抜かせたはんを恨め!!」

ランク:EX 対人魔剣

幕末の四大人斬りに数えられ、薩摩藩でも最強と謳われた

半次郎の剣技が宝具へと昇華したもので

「燕返し」や「無明三段突き」と同じ魔剣。

二階から滴り落ちる雨の雫が地面に落ちるまでの間に三回抜刀し、

投げられた薪が地面に落ちるまでに六回も斬りつけたと言われる

半次郎の剣は抜いたと同時に「斬った」という事象を引き起こす。

あまりの速さに「無明三段突き」の後に発動したはずなのに

それよりも速く斬り、「燕返し」もすべて斬り落としている。

野太刀を使うゆえに破壊力も凄まじく、対物破壊にも優れている。

 

人物

基本的に笑顔。とても感情豊かで冗談もよく言う。

しかし本気で怒らせると勇猛な将であろうと怯むほどの怒気を放つ。

無邪気で磊落で情に厚く、それゆえにそれが悪い結果につながると

わかっていても頼られると手を差し伸べてしまうことも。

自分が望まない戦いは避けようとするが、

認めたマスターからの指示に苦言は呈しても基本的には従い、

付き合って身を滅ぼすことになっても厭わない。

自身を文盲と言うがしっかりとした教養を身につけており、

下手ながらも和歌を詠み、向学心も厚い。

洒落者で服や装飾品にも気を使い、香水も好む。

○真名

幕末の薩摩藩士・中村半次郎。

維新後には名前を桐野利秋と改める。

薩摩藩の貧しい下士の家の三男として生まれる。

10歳のときに父が罪を犯して島流しにされてさらに貧しくなり、

18歳のときに兄を病で亡くす。

半次郎はそんな境遇にもめげず、小作や開墾畑で家計を助けていた。

半次郎自身は自分の境遇を悲観せず、

決闘を申し込まれても明るく笑い飛ばすような青年だった。

やがて島津藩士・小松帯刀に見出された半次郎は京に上り、

その性格から藩の分け隔てなく広く交友を持つ。

やがて大久保利通、西郷隆盛に重宝された半次郎は護衛や諜報員、

戊辰戦争では小隊の隊長として活躍する。

維新後には陸軍少将を務めるが

明治六年政変で西郷が下野すると自身も官を辞して鹿児島に戻った。

西郷を慕っていただけでなく、一刻も早く議会を開いて

立憲政治を確立して民権の安定を願っていた半次郎は

政府の不公正と現状に失望してのことだった。

西郷が旧友達の力を借りて設立した私学校の支部である

開墾社の責任者として鍬を振るい、穏やかに過ごしていた半次郎。

しかし、穏やかな日々は長くは続かなかった。

各地で士族の反乱が勃発し、私学校も西郷の願いとは裏腹に

反政府的な性格を強めていく。

そんな中、明治政府が鹿児島の弾薬庫から火薬類を秘密裏に運び出し、さらに西郷の暗殺計画が発覚する。

半次郎は私学校本部での会議を主導して武力北上を決定。

後に日本最後の内乱と言われる西南戦争の火蓋が切られる。

戦いは七ヶ月続くが数と装備に勝る政府軍に

西郷軍は追い詰められていき、やがて鹿児島の城山で

政府軍に完全包囲される。

明治10年(1877)9月24日、西郷は政府軍の銃弾を受け、

別府晋介の介錯で自決。

それを見届けた半次郎はなおも戦い続け、

鹿児島川崎口の一塁に立て籠って奮戦し、額に銃弾を受けて絶命。

享年40歳。

 

獰猛で凶暴な性格と思われているがこれは後世の創作で

史実の半次郎は情に厚く無邪気で陽気な性格をしていて

京に登った頃は様々な藩の多くの志士と交友している。

土佐藩、長州藩の区別なく仲間を想う半次郎は

長州藩の暴発を抑えようと自身を脱藩という扱いにして

禁門の変を止めようと長州に潜入しようとし、

親交があった坂本龍馬が寺田屋で負傷した際には

病状を心配して毎日のように見舞いに訪れ、

近江屋で殺害されたときには犯人探しや海援隊、陸援隊への

連絡に奔走した。

戊辰戦争で会津若松城を陥落させるが、

会津に対して恨みも戦傷者の横暴な振る舞いも無く、

城を受け取る際には敗れた会津藩士の無念を思って号泣し、

城内の者達にも親身になって接したことから

会津藩主・松平容保から宝刀を与えられている。

 

岡田以蔵らと共に幕末の四大人斬りに数えられる半次郎だが、

確定している人斬り事件は1867年9月30日の赤松小三郎殺害のみ。

赤松小三郎は公武合体論者の洋学者で

薩摩藩の内情を幕府や幕府寄りの他藩に売り渡されると疑われ、

京都で半次郎によって斬り殺される。

この事件は半次郎の独断とも上からの命令でとも言われ、

半次郎自身は赤松殺害を悔いる言葉を残している。

 

洒落者で政府にいた頃は軍服はフランス製のオーダーメイド。

金無垢の懐中時計を愛用し軍刀も金銀拵え。

フランス産の香水を愛用し、西南戦争で討ち死にした

半次郎の遺体からも香水の匂いが香っていたと言われる。

 

半次郎は自身のことを無学文盲と言っているが、

読み書きは外祖父から教わっており、上手くは無いが和歌も詠めた。

ただ家が貧しく働き詰めだった半次郎には当時の武士には

必須と言われる漢文や四書五経などを学ぶ時間はほとんど無く、

納めた学問は全て自己流か実践で覚えたもの。

そのため浅い部分や不十分な部分があり、

そのことを西郷からも惜しまれていた。

向学心は高く、勝海舟の海軍操練所の私塾に入ろうとしていた。

勝海舟は半次郎を俊才と言い、大隈重信も高く評価していた。

 

 




能力
以蔵や龍馬と同じ近代の英霊なのだがステータスが異様に高い。
戦闘民族薩摩人恐るべし。
薬丸自顕流をほぼ独力で習得し、
達人の域へと至ったその剣速は神速に達し、
破壊力も凄まじく相手を刀や鎧ごと斬ることすら容易い。

○他サーヴァントとの関係
・坂本龍馬
その度量と性格を尊敬し、生前から親しくしている。
龍馬には自分が死んだ後の海援隊、陸援隊のことで
感謝されている。
・お竜さん
実は生前から龍馬に「なにか憑いている」とは感じていた。
龍馬とのやり取りを暖かく見守っている。
お竜さんからは「お前本当に近代の人間か」と疑われている。
・岡田以蔵
剣の才に感心しながらも性根を惜しんでいる。
以蔵からは本気で全力の薬丸自顕流の修練を体験させ、
その様にドン引きされている。
・沖田総司、土方歳三
薩摩藩士ということで物凄く恨まれている。
半次郎も自分達のやったことをわかっているので受け止めているが
後悔もしていないので謝罪する気は一切無い。
・斎藤一
明治まで生き、西南戦争の顛末を知っているからか
沖田や土方よりは穏便な関係だが思うところはあり、
微妙な距離感を保っている。
・島津豊久
偉大な島津の先達として心から尊敬している。
その暴れっぷりを見ても「さすが鬼島津」と感心している。

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