カルデア職員「なんでもライザー自体はモブトラマンの戦力増強に使うためのものだからコンセプトは合ってるだろ。モブそのものだしな俺達」
カルデア職員「大人になって変身できるアイテムなんて垂涎よね。これで楽園の防護も更に充実するわ」
カルデア職員「流派東方不敗に、ウルトラマンパワー!もう負ける気がしないよな!」
カルデア職員「試しにシミュレーションで試してみようぜ!推しの力を借りて戦えるとか最強じゃん!」
カルデア職員「よし、やってみるか!」
~
ゴルドルフ「シミュレーションのスコアがとんでもない事になってるんだけれど…何かねコレ?」
オルガマリー「ニトライザーつかったカルデア職員の、宇宙拳法・流派東方不敗の暴力で塗り替えられた跡です」
ゴルドルフ「……職員たちは何処を目指しているのかね…?」
「そういえば、だ。価値を認めると言った手前、マスター共の部屋をいつまでも共有個室にする訳にもいくまいよ。改築、増築の案も採用せねばな」
人が増えれば、衣食住の必要もまた増える。幻想郷の住人だけでなく、成果を見せた者達への報奨、褒美もまた必須事項。王の働きは、姫の選別はそうそうあっさりは終わりはしない。楽園の8割は、この二人の楽しいワーキングにて賄われている。
──カドック君はたくさん仲良しが増えましたし、キリシュタリアさんやカイニスさん、サーヴァントの皆さんの要望も聞き届けるとなるとまだまだ時間がかかりそうですね、ギル!
《残業一直線だが、不満はあるか?エア》
──とんでもない!むしろギルと一緒に、定時に終わらせるくらいに業務を消化してみせます!さぁ参りましょうギル!皆の幸せな表情を見て、愉悦を得るために!
《うむ!我等の愉しみと奴等の幸福、在るべき場所が同じならば手加減など必要はない!行くぞエア!改築王に続けぃ!》
苦痛な労働などなく、あるのは無限の愉悦。建てられた要望を前にした笑顔を報奨に、愉快な王と勤勉な姫の労働は続く──
~ウルトラウーマンフィリア プラネット交流センター
ギル「並々どころではない浦島太郎状態であるウルトラウーマンよ、まずはこの星の歴史と我等の奮闘を纏めた記録媒体を用意しておいた。一先ず知識を吸収し、星の守護者としての理解と自覚を持つがいい。マルドゥークと並びし人類の守護者よ。大いに期待しているぞ」
フィリア『ありがとうございます!ザビエルさんもお月様に居住を用意してくださると仰ってくださいましたし、私もこれから一生懸命頑張らせていただきます!』
──一万二千年もの間虚無を抑え込み、それでいて精神に微塵も支障をきたさない…ダイヤモンドを越えてロンズデーライトな強靭さを持つ精神性のフィリアさんですが、そんな不屈さがはくのんさんと呼びあったのかもしれませんね!後学の為に訪ねてもよろしいでしょうか?どのようにして虚無を乗り切ったのでしょう…?
フィリア『それは簡単な事です。絶望も悪夢も、永遠なんてありません。いつか、またいつかはと来る明日に、希望があると信じることを続けていただけなんです、私は』
ギル「ほう。いつ終わるとも知れぬ苦難と虚無にすら勝る希望とはなんだ?」
フィリア『それは…貴方たちです』
──ワタシ達、ですか?
『はい!あなたたちの未来に、今が繋がるという確信。いつか、虚無すら乗り越える人々の日進月歩。それを護る為の雌伏の時間、或いは未来に繋げるための我慢の時間。その我慢の果てに人はいつかきっと辿り着く筈。そう、賢者さんが作り上げた叡智の結晶である宇宙の針にへと!そう考えたら、話し相手もいないとか何もないとか屁でもありませんでした!むしろ楽しみに待っていたんですよ?一万二千年先の人類の皆様はどんなセカイを手掛けていたのかな、どんな未来を歩んでいるのかなって!どんな絶望も、人の心に宿る希望や愛を打ち消すことは出来ないんです!』
──愛と、希望の…ウルトラウーマン…
フィリア『王様、お姫様。どうか忘れないでくださいね。あなたたちの頑張りや笑顔は、それを見ているすべての人達の支えであり希望となっているという事を。本当に辛いときや苦しい時にも、希望と愛を忘れないあなたが一番強い人なんだと言うことを!』
「ふはは、光の巨人に薫陶を受ける日が来ようとはな。あの光めが力を託したのも頷ける。筋金の入った神輿よな、貴様は」
フィリア『えへへ、それほどでも~!じゃあ早速お勉強の時間に入ります!手厚い歓迎、本当にありがとうございました!』
──辛い時にこそ、愛と希望を信じる。それが決して折れない希望への道標…
《知るか知らぬかでは芯の強さに雲泥の差が出る気概だ。己のみの愉悦か、見る民草に希望を与える愉悦か。お前の貫く意志を忘れるなよ。お前の敬愛を受け笑う者がいるという事もな》
──はい、ギル!…あれ?それって…
《ふはは、さて、誰のことやら──》
伊吹童子 酒盛大御殿『八岐之大蛇』
伊吹「お酒とつまみが食べ放題、飲み放題~!お酒飲みの聖地八岐之大蛇へようこそ~!…って、なーんで王様じゃなくて温羅なのよ~ぅ」
温羅「お姫様は酒気に弱いっていう弱点があるんでな。こんな一から十まで酒まみれの場所に放り込んだらどんな悪酔いをするか解らんだろが。だから資材と設計図を置いての特例の組み立て係がアタシって訳だ。まだまだあの二人にはやることがあんだ。一杯やってやるから文句言うなって」
伊吹「そっかぁ…頑張ってるお労りに一献と思ったけれど、まだやるべき事があるなら仕方無いか。じゃあ酒樽開けよ酒樽!今夜は帰さないからね~♪」
温羅「今夜は、っていうか向こう三日はだろが。へいへい、お付き合いさせていただきますよと」
伊吹「うふふ、招いたお客をこんなにもてなしてくれるなんて、いい場所よね、カルデアって」
温羅「世界を救う大連合だからな。衣食住で不満を持たせて内乱内ゲバなんて話にならん。生き物ってのは満たされれば下らん悪事は思いつかんもんさ」
伊吹「そうよねぇ。親身になってお願いを聞いてくれる人を裏切るのはちょっとおかしい人くらいだし。それならお話する時点で見抜くかぁ。よく出来てるー♪」
温羅「ま、アタシら鬼やお前さんみたいなマジモンの神を呼び寄せる辺りは節操を知らんおおらかさだわな。酒吞やら茨木やらがこっち側なのも不思議なくらいだ」
伊吹「そこはほら、アレよ。畏れさせる相手や怖がる相手がみーんな、いなくなっちゃったら結局鬼のいる意味って無いでしょ?だから滅亡の危機には手を取り合うのです。幻想郷での騒ぎもそう。本当に危機やピンチが迫って来たとき、無関係な人なんていないのよ。この世界には」
温羅「…だな。或いはそれが条件なのかもな。良いも悪いも、人も妖怪も全部受け入れちまえる事。それが可能性として未来を不確定にしている事こそが、汎人類史としての在り方を有しているってわけか」
伊吹「そゆことそゆこと♪鬼だけの世界とか誰が美味しいお酒作ってくれるのかって話!アタシはイヤよ、飲み専だもの!ほーら温羅!注いで注いで!平穏無事を堪能しましょ?平和の味が、何よりの美酒ってね♪」
温羅「へーへー。ったく、王様や姫様があくせく働いてるってのに罰当たりなヤツだなオイ」
紫「妖怪や神様ってそういうものよ♪」
温羅「どっから湧いた!?」
「どこからか♪私だってカルデア職員のつもりなんだもの、お酌くらいいいでしょう?せっかくの酒の席、賑やかな方がいいわよね♪」
伊吹「ゆかちゃん話わかるぅー♪ほらじゃあじゃああの子達呼んで!桃太郎と金太郎と、浦島太郎の元カノ!日本連盟で大宴会ってのも面白そうじゃなーい!?」
温羅「普通に高天原借りりゃあいいじゃねぇかお前さんよぉ…」
紫「まぁまぁ、あなたじゃなきゃできない頼み事だもの。一致団結して世界を救う為、愛と平和と勇気と希望を燃やすため…アルコールに頼りましょ♪」
温羅「日本一似合わねぇ単語をペラペラ並べやがってよぉ!?あー解った解った!纏めて呼んでやるから大人しく待っとけよ!いいな!」
伊吹「はーい♪イブキ大人しく待ってまーす♪」
紫「ゆかりん大人しく待ってまーす♪」
温羅「張り倒してぇ!?あークソ、賑やかな飲兵衛どもがよー!」
この後めちゃくちゃ酒盛りした。
茨木「何故…吾が…音頭を…」
酒吞「ほーら、はよせんと酒気抜けてまうやろー?」
伊吹「でたー!茨木ちゃん名物もやもや喋りー!頭は大丈夫かなぁー!」
茨木はめちゃくちゃアルハラされた。
ギル「よくやった鬼神。我が至宝の正気は保たれたぞ…」
──ベロンベロンになってしまいまふからね。でもうらはんのおかげで!エアは大丈夫れっすよ!さぁ、次のかいひくにまいりまひょ!
《被害甚大ではないか!僅かな酒器でこれとはウワバミ共め!仕方あるまい、暫し休むとするか。手近な休憩施設は…》
メディカルルーム
ロマン「君がここに来るなんて…わかった!病名は…恋煩い、だろう?」
ギル「………(居眠り)」
ロマン「…そりゃあ疲れるよねぇ。ゆっくり休みなよ、王様。良い夢を見てさ」
プーリン「ギルはこんなに頑張っているのに君と来たら。魔術王はスパチャ投げに忙しいと来たよ嘆かわしい」
ロマン「しーっ!しーっ!」
改築グランドマスター編に続く!
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