サクラ大戦~散らなき鉄の花~   作:斎藤一馬

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連続投稿!!!!

スパロボ30、DLCだけどサクラ大戦参戦おめでとう!!!

しかしなぜVもかい!!



第41話 ~散らなき鉄の花~⑥

大神は、花組メンバーと会話し何とか落ち着かせ元気づける事が出来たと思う。

 

「みんなとも話せた・・・・司令のとこに声を掛けなきゃな」

 

大神は支配人室に向かい、扉をノックする

 

「・・・・・誰だ?」

 

「大神です・・・」

 

「おう・・・そうか・・・入んな・・・」

 

米田の声も何処となく落ち込んでいるように聞こえる、無理もない

 

「失礼します司令・・・・」

 

「おお・・・花組の様子はどうだった?」

 

「ええ・・・・」

 

大神は、花組のメンバーと話たがやはり全員動揺し落ち込んでいた

 

「まぁ・・・いいご苦労だったな」

 

米田もまた察してくれたのかこれ以上は触れなかった。

 

「・・・・・」

 

「・・・そうだ、おまえに頼みたいことがあったんだ」

 

「はい・・なんでしょうか?」

 

米田は思い出したかのように大神に頼みごとを話す。

 

「あのよ、実は、報告書を書きてぇんだがよ・・・・報告用紙、

 

どこにあるかしらねぇか?」

 

「は?・・・・報告用紙ですか・・・・?」

 

行き成りの頼みごとが…・事務用品のある場所がどこかとどこか緊張した空気がぬける

 

「あぁ・・・たしか棚にあったはずなんだが・・・・」

 

「・・・棚ですか」

 

「はぁ・・・全くな情けねぇ今まで何もかもあやめくん任せっとたからな」

 

米田は寂しそうにぼやく

 

「・・・・・」

 

「女手一ついなくなっただけでこの様だ・・・」

 

「・・・・司令」

 

「・・・・なぁ大神」

 

「・・・・・・」

 

「彼女がおれの前に現れて以来・・・・いつしか俺はあやめくんを

 

実の娘の様に思っとった、いつかはどこかに行っちまうと思っちゃいたが、

 

・・・・・よりにもよってなぁ・・・」

 

ため息を付きながら目を閉じながらそういうと、大神は強い口調で

 

「米田司令・・・あやめさんは戻ってきます!…・必ず戻ってきます

 

俺たちが連れ戻してきます!!!」

 

大神は米田にそう啖呵を切り「・・・・それでは失礼します!」といい部屋を出ていく

 

その場には米田だけになり・・・微笑ながら

 

「大神の野郎・・・・いっぱしの口きくようになりやがって・・・」

 

机の引き出しから『報告用紙』を取り出し、賢人機関に提出する報告書を書き始める

 

 

 

 

【次の日】

 

一夜明け花組メンバーは地下指令室集まっていた、みんな一様

 

表面上は落ち着きを取り戻しているようだった。

 

「みんなに集まってもらったのは他でもない・・・・、魔神器が奪われたことで

 

俺の恐れていたことが現実になるかもしれん・・・」

 

「どうゆうことですか?」

 

「・・・・・聖魔城の復活だ」

 

「聖魔城?なんやそれ?」

 

「紅き月の夜、封印と解かれし時、降魔の聖域蘇らん、聖域には破滅の神機有りき

 

その神機、裁きの光をもって地上を灰燼に帰さん・・・・『放神記書伝』の一文だ。」

 

「『放神記書伝』?たしか以前大神さんがよんでいた古い本でしたね」

 

さくらが以前うんうん唸りながら解読していた大神をおもいだし発言する

 

「あぁ・・・魔神器と共にこの帝都で最も尊き御方の元に代々伝えられた預言書だ」

 

 

 

 

 

 

【皇居某所祭壇】

 

「ぶえっくしょん!!」

 

 

「神奈子様風邪ですか?」

 

「んにゃ・・・どっかの酔っ払いが私の噂してるんだろ?」

 

「噂ですか?」

 

「そうそう・・・さて聖魔城の復活も秒読み・・・・帝国華撃団(人の子ら)

 

踏ん張り時だよ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

【帝劇作戦指令室】

 

 

「聖魔城のことが本当なら地上を灰燼に帰すという破滅の神機というのは?」

 

「恐らく太古から伝わる霊子砲の事だろう」

 

「霊子砲・・・?それが裁きの光を?」

 

「あぁ・・・そうだ、その光は天空を裂き、大地を霧に変えんと・・・ある

 

400年前の戦いの再現だ、封印されし幻の大地【大和】が浮上しようとしているんだ

 

もはや時間がない、一刻も早く東京湾に向かい聖魔城復活の阻止するんだ!!」

 

『了解!!』

 

その瞬間、帝劇が大きく揺れる・・・帝劇が攻撃を受けたのだ、

 

 

 

 

『その汚い小屋から出てきなさい・・・・帝都の狗共!』

 

 

「この声は・・・・・」

 

「あやめさん!!」

 

華撃団から叉丹の元に降ったあやめの声が帝劇に響く

 

「グズグズしてられない・・・・みんな行くわよ!!」

 

マリアの号令で各員は戦闘準備を開始する。

 

 

 

 

【銀座某所】

 

其処には大量の降魔と鹿と猪が使用していた魔装機兵の同型機と光る玉のようなものが多数出現し

 

街を破壊しまわっていたしかしそこに・・・・

 

『それまでよ!!帝国華撃団参上!!!』

 

花組が到着し光球を破壊する。

 

「・・・・出てきたわね、坊や」

 

「あやめさん、俺です!大神です」

 

「ふふふ・・・・・・可愛い子ね、あやめは死んだと言ったでしょう?

 

貴方も今・・・・殺してあげるわ」

 

あやめの手のひらに妖力が集まり大神にそれを放つ、大神は辛うじて防ぐも

 

ダメージを受け苦悶の声を上げる。

 

「大神さん!!」

 

さくらが大神に近づきあやめを睨む。

 

「ふっははは・・・」

 

再度妖力を放つもそれは不可思議な軌道をとおり大きく外れる。

 

「あやめさん・・・わざと外した?、もうやめてください!!」

 

その習慣大神の頭上から先ほど破壊した光球から攻撃が降り注ぐも間一髪で回避する。

 

「フフフ・・・さいこうの舞台が始まるわ・・・・」

 

そういいながらあやめは姿をけす。

 

「あやめさん!!」

 

『大神!!』

 

そこに米田から通信が入る

 

『奴ら厄介なものを仕掛けていったみたいだ、どうやら電気系攻撃装置の様だ

 

どんなものか解らん以上迂闊に近づくな』

 

「っく・・・・どうすれば」

 

「大神はんあそこに避雷針のようなものがあるで」

 

その時攻撃装置から紅色の雷が発射され‥‥避雷針に落ちる、これをみた

 

紅蘭が「あの避雷針を移動させて安全地帯をつくればええんや」と

 

教えてくれる。

 

「よし!反撃開始だ降魔を撃破してあやめさんを取り戻すぞ!!」

 

「了解!!」

 

かくして花組のメンバーは次々と降魔と量産型の魔装機兵を倒していく、

 

途中、避雷針を動かしながら落雷をさせ、時にはそれを利用して敵にダメージを与えていく、

 

ある程度数が減った時に新たに一体の紫色の魔装機兵が出現し攻撃してきた、

 

雷光どとどろかせながら妖力弾を発射し運悪く回避に失敗した紅蘭の神武が急に機能停止した。

 

「紅蘭どうしたんだ!!」

 

「アカンいまの攻撃で神武の機能がフリーズしてもうた!!」

 

「大丈夫ですの紅蘭?」

 

「大丈夫やすみれはん・・・・今再起動しとる所や皆もあの攻撃には気を付けるんや!

 

下手に機能停止したら狙い撃ちされるで」

 

「解った皆も気を付けてくれ」

 

紫電不動の攻撃を上手く回避し着実にダメージを与え何とか破壊する、その瞬間

 

魔装機兵からドロリとした廃液のようなものが漏れ出て炎上する

 

幽かに「さた・・・・んさま・・・・・」と聞こえる

 

 

「あやめさんは?」

 

敵を全滅し辺りを見回すと夜空に飛ぶ立つあやめが

 

「あやめさん・・・・あやめさああああああああん!!!」

 

夜の帝都に大神の叫び声がこだまする・・・・

 

 

 

 

 

【東京湾】

 

 

 

高波荒れる海に独りの人影、叉丹が高笑いし邪悪な祝詞を捧げ海に浮遊している

 

魔神器の一つに妖力を放つ・・・放たれた妖力は魔神器に吸収され反射され

 

海底と放たれる・・・・・。

 

『甦れ!失われし聖なる都!!!!』

 

叉丹の絶叫と共にまばゆい光と地鳴り・・・・・そして海底から何かが

 

せり上がり浮上する・・・・、それは叉丹の言う通り『都』である。

 

降魔はびこる魔の都、地響きと共に・・・ゆっくりと現れる

 

 

失われた大地『大和』、そして殺戮の為に存在する城『聖魔城』が

 

 

 

 

 

 

【銀座某所】

 

 

 

帝劇への大攻勢を乗り切り、空は白み始めそろそろ夜が明けそうだった。

 

帝都にかかっていた霧も晴れかかっている、空は段々と茜色に染まる。

 

大神たちは、必死にあやめを追跡していたが終ぞ見失ってしまった。

 

「隊長・・・・時間がありません、早く東京湾に向かいましょう」

 

「あぁ・・・・」

 

「(もう・・・どうすることもできないのか、あやめさん)」

 

大神の心に影を落としそうになった時、

 

「見てみぃ・・・霧が晴れてきたで、・・・・・もうすぐ朝や

 

この世に開けない夜なんかないんや・・・」

 

紅蘭のその言葉に大神は空を見上げる、

 

夜の闇の黑、朝焼けの茜、澄んだ青空の蒼そしてその狭間にみえる紫天

 

その美しさに心の闇が晴れる感じを覚える大神、しかし・・・

 

 

現実の夜の『闇』はまだ晴れない・・・・・アイリスの叫びで実感する。

 

「あぁ・・・・あれを見て!!!!」

 

「な、‥‥なんやねん!!」

 

山が現れた・・・・東京湾にとてつもない山・・・・いや大陸が隆起していた、

 

その中央に天を穿つほどの城が聳え立っていた。

 

「ああ・・・・あああっ」

 

「どわぁぁぁぁ!!あ、・・・・あれわ・・・」

 

「・・・・・聖魔城」

 

「あれが・・・・聖魔城だと・・・まるで都市じゃないか!?」

 

 

花組全員の目の前に聖魔城が現れてしまった。

 

 

『見るがいい!!!』

 

ここら一体に叉丹の声が響く

 

 

『これこそが、歴史より抹殺された幻の大地『大和』だ!

 

もはや我が野望は止められぬ、われこそが支配者!?

 

天帝叉丹なり!!!!

 

 

 

「憎悪よ、怒りよ、絶望よ、今こそわが手に・・・・新たな帝都は

 

ここ・・・・大和にあり!!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからの降魔の大侵攻は激化した。

 

花組やフェイスが総動員で活動するも被害は拡大・・・帝劇も地下司令部は健在だが

 

上層部の劇場部は以前の面影もなくボロボロに破壊されていた、

 

皇居周辺は如何にかリリィの指揮する防衛隊により守られている状況であうが何時までもつか

 

解らない状況である。

 

フェイス本部となっているフミタンアドモスインターナショナルスクールも、

 

鉄華団率いるオルガ・五花の防衛でその機能は保たれていた、

 

浅草十二階下に棲む妖魔『白の白愛』の配下の神話生物群は、白愛の封印術で休眠し

 

フェイス最下層に安置されている、封印しなければ大和の妖気に

 

充てられ暴走する恐れがあるからだ、現に白愛自身、自ら精製した封印水晶の中で

 

眠っている・・・・・本当は、暁をいの一番で助けに行きたいが、己自身、この呪縛に

 

抗いずらい・・・・・自身は叉丹に作られた存在のようなものだ‥‥子は親に勝てない・・・

 

眠る前に・・・・アイリス、そしてすみれに・・・・

 

「あの子を助けてあげて・・・・お願い・・・」

 

泣きながら二人に懇願し眠りについた・・・・

 

今まさに帝都東京は・・・・地獄となんら変わりはしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【地下司令部】

 

 

「浅草・・・・上野・・・・銀座・・・どこもかしこもひどい状況だ、

 

残念だが・・・・聖魔城は復活し帝都壊滅も秒読みの段階だろう・・・

 

このままでは・・・・世界の運命も・・・」

 

全員、今までに見たこともない強大な敵にどうすればいいか各々考えているなかで

 

マリアががこれからどうするかと大神に尋ねる、みんなの視線が大神に集まる中、

 

大神は「ここは少し考えよう」と伝える

 

「今むやみに戦っても返り討ちに合うだけだ・・・・ここは少し考えよう」

 

確かに大神の意見はもっともだが紅蘭が「考えようと言うても相手は東京湾いっぱいの

 

どでかい島やで・・・考えてどうこうなる代物とないんとちゃうまっか?」と異議を唱える

 

その異議を聴き再度花組になにかいい考えはないかと質問する。

 

各隊員が各々を意見と案を出すも現実的では無かったり更に難題が浮上するなどして、

 

会議が踊っている時に、米田が口を開く・・・。

 

「みんな・・・・聞いてくれ実は一つだけ、たった一つだけ打つ手がある・・・・

 

我々が最も恐れていることは霊子砲の発動だ。聖魔城は復活したばかりで

 

霊子砲発動に必要なエネルギーを集めている段階のはずだ・・・」

 

「はい・・・・」

 

「今のうちに聖魔城に侵入し、まだ準備のできていない霊子砲を破壊する、

 

これで勝機が見える筈だ・・・・だが」

 

「それしかなさそうですね・・・・」

 

「だが・・・聖魔城はてきの本拠地、いったいどのくらいの降魔がいるか

 

検討もつかん・・・・しかも霊子砲は聖魔城の中心部にあるとされている、

 

悪念で強化された降魔の力はいままでの比ではないはずだ・・・・

 

この作戦でいったとしてもお前たちの命の保証はできない・・・・」

 

米田は・・・悲痛な面持ちでしかし語気をつよめつつ大神に説明する、

 

大神は・・・静かに「もちろん・・・承知の上です」と静かに答える

 

するとマリアも「私たちはいつだって命がけでしたわ」と

 

その言葉に米田も沈黙し目を伏せる・・・・。

 

「ここは一番の大勝負!わたくしが逃げるわけにはまいりませんは、

 

それにお願いされてしまいましたから・・・・暁さんを助けてと

 

ねぇ・・・・アイリス」

 

「うん!!あの白愛おねーちゃんが涙を流してお願いされたんだもん、アイリスも

 

助けに行く・・・・絶対負けたりしないんだから!?」

 

「何が来ようと・・・・・この拳でぶち破るだけだ!!」

 

「せやせや・・・大船にのったつもりでまかせとき!」

 

「帝国華撃団は舞台と‥‥平和に命を懸けているんです!」

 

みんなの意気込みに米田は「お、お前たち・・・・」と驚愕する。

 

「それに米田司令・・・・俺たちは誰が止めても俺たちは行きますよ!

 

帝都は、俺たち帝国華撃団が守ってみせます!!」

 

「・・・・・・」

 

『いいえ・・・帝都は帝国華撃団が守るのではありません

 

帝国華撃団とフェイス(私たち)が守るんです』

 

 

すると突然ノイズ交じりにモニターが点灯しリりィが映し出されていた

 

なにやら周りが慌ただしく動き回っているおともさせながら、

 

「おめぇ・・・・」

 

「突入作戦に我々も切り札を切りますモニターにとある資料が写される。

 

走り書きに『連結式準バハムート級航空都市艦“武蔵”』

 

と読み取れる

 

これは・・・本来の用途は帝都に壊滅的な被害を受けた際に脱出用として建造された

 

航空都市艦のプロトタイプです現在は、中央前艦“武蔵野”中央後艦“奥多摩”のみ

 

運用可能です此方を今作戦に使用します、戦闘面に関してもフルスペックではないものの

 

問題ありません・・・・おじ様もアレを切るのは今しかないと思いますが?」

 

リリィ准将の切り札にド肝を抜かれている花組をよそに・・・・米田はつぶやく

 

「私はね・・・お前たちが命を懸けている間、ここに座ていただけのダメ軍人だ・・・・

 

だが・・・君たちを誰よりも愛し・・・そして君たちの命を尊いと思ってきた

 

しかし・・・あやめくん!断じてこの世界を魔の手に委ねるわけにはいかん!!?」

 

そういいモニターにとある戦艦・・・・米田の切り札が映し出される。

 

 

「これが帝国華撃団の秘密兵器

 

空中戦艦『三笠』だ!!』

 

其処には帝劇の地下いや帝都の地下に隠された巨大戦艦が映し出されている

 

その大きさは翔鯨丸の何倍も大きく、先ほどの武蔵の『武蔵野』と同じくらいの大きさがあった

 

「大神号令をかけろ!!」

 

「はい!帝国華撃団・花組出撃!!目標的本陣聖魔城!!」

 

『では…私も、大日本帝国機動情報統合統制隊第一旅団全機出撃!!

 

これ以降艦長を武蔵に譲渡・・・ここ作戦本部を今から『足らない本部』と命名します

 

武蔵あとは宜しく・・・・』

 

『ご武運を・・・・以上』

 

作戦本部をでてちこうとしているリリィに米田は呼び止める。

 

「オイ・・・・何する気だ!?」

 

『みんなが命をかけて前線に行くのよ・・・・その長たる私が出なくてどうしますの

 

それに・・・あのヤローには大事なものをカッサラワレタママデスカラ・・・」

 

そこで通信が一方的に切れその場には・・・・米田ただ一人が残る

 

 

 

 

『緊急警報!緊急警報!市民は安全域までの避難をお願いします』

 

『装甲版解放・・・・ハッチ開閉完了!!』

 

『霊子機関最大!!』

 

『よし!空中戦艦『三笠』発進!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『緊急警報・・・・・緊急警報・・・・・』

 

『学園施設内にいる各種作業班並びにBクラス以下の非戦闘員は所定の位置に以上』

 

『トーラス社製表面式コジマ駆動機―船殻式特零六番“荒鎮波”並びに

 

トーラス社製表面式コジマ抽出機構―船殻式特零六番“風有妻”起動』

 

『中央前艦“武蔵野”中央後艦“奥多摩”接続完了』

 

『対城塞級障害物重力制御砲ACC-GC0021S“小兼定”起動』

 

『聖魔城攻略部隊の方々は奥多摩に集合し都市攻略兵器F装備にて待機以上』

 

『これより連結式準バハムート級航空都市艦“武蔵”は対聖魔城攻略に向けて抜錨します

 

『大日本帝国機動情報統合統制隊部隊長セレリーナ・リリィ・トーラス』に変わり

 

自動人形『武蔵』が総艦長に就きます以上』

 

 

 

帝都の空に三隻の巨大戦艦が現れる一つは飛行機雲を作り聖魔城にそして

 

もう二隻は、太いケーブルと外壁で接続されまるで一つの艦の様にして船尾には

 

光の波・・まるで海を渡るかのように空に波紋を広げながら雄大に死地に向かう

 

 

今まさに帝都の運命を決める戦いが始まる。

 

 

 




もうすぐだ・・・・もうすぐ終わる・・・・

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