サクラ大戦~散らなき鉄の花~   作:斎藤一馬

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よし!更新しよう!!<レ〇プ目←今ここ

今回は満を持してあの人メインです!


閑話 聖夜の舞踏会

師走 某所

 

その暗く冷え切った格納庫で膝をつく女性が二人そして、その二人を見下ろす一人の女性

 

「フフフ・・・勝った!!」

 

天にVサインを高らかに突き出しけして大きな声では無いがはっきりとそう言い放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

師走23日

 

東京もすっかりと冷え込み帝劇の前を寒そうに足早に過ぎていく人が殆どで

 

すでに年末も近くきたる年始にむけての準備に人々は文字道理師走の様相であった、

 

そんな人々の姿を帝劇の支配人室から見ながら支配人の米田は口を開いた。

 

「すまねぇ・・・おめぇさんが頼りなんだ・・・・暁」

 

「え?普通に嫌なんだけど・・・」

 

米田のお願いをすっぱりブッた斬る暁。

 

「そこうなんとか!この通りだ・・・・・・神崎重工のパーティーに出てくれ!!!」

 

何故米田がこんな事を言っているのかというと、神崎家に脅迫文が送られたからである。

 

 内容を簡潔に言うと神崎重工が参入するプロジェクトから手を引け、さもなくば

 

神崎家の一人娘の命はないという内容であった。

 

 勿論、普通なら暁は二つ返事で了承し犯人に鉛色のクリスマスプレゼントを叩き込んだだろう

 

しかし

 

「パーティーって舞踏会じゃん!!」

 

そう舞踏会なのである・・・・無論そういった場では何時もの恰好ではドレスコードも何もない、

 

つまり・・・・

 

「「衣装はまかせなさい!!!」」

 

鼻息荒く目がヤばい藤枝あやめとリリィが天井から降ってきた・・・・・降ってきたのであった。

 

「げぇ!変態!!!!」

 

「じゃぁー二人とも頼んだぜ~」

 

「は?ふざけんな!!ちょ・・・二人ともや・・・やめ・・・」

 

「「アッーーーーーーー!!!」」

 

 

 

 

「やれやれ・・・・たのんだぜぇ暁・・・・」

 

 

 

それから暁は明日の舞踏会で切る衣装選びや着付けで変態sの着せ替え人形にされ、

 

(悪乗り発動で女装させられたりしたが)

 

その後は、なぜかノリノリのマリアによるダンスのレッスンと立食でのマナーなどを叩き込まれ、

 

(いつも男役のため女性パートのダンスができたためノリノリ)

 

気が付けば深夜になっていた・・・・

 

「・・・・・犯人絶対許さ苗・・・・」ガク

 

 

 

 

 

時間は少し遡り【神崎邸、すみれ私室】

 

 

「我が世の春が来ましたわぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

現在絶賛命狙われ中の神崎すみれは有頂天である。

 

「嗚呼・・・暁さんと明日の聖夜を共に過ごせるなんて・・・・何時もでしたらこんなパーティー

 

あまり参加したくありませんけど・・・・今年は。。。。うっふふふふふふふふ

 

昨晩の聖夜暁さん争奪戦でこの勝利のVサイン(チョキ)であの腹黒キチロリと牛乳ロリ

 

を降しこの栄光をものにしましたわまぁわたくし神崎すみれには造作もない事

 

時代はロリより姉キャラですわオ~~ホホホホホ!!」

 

「すみれさん!」

 

「ウッヒャアアアアア!!」

 

「ようやく気が付きましたね・・・・すみれさん」

 

「お、・・・・お母様!!」

 

すみれが勝利の雄たけびを上げていた中いつの間にか部屋にいた女性こそすみれの母

 

神崎雛子である。

 

「部屋の外まで声が漏れていましたよ全くはしたない」

 

「申し訳ございません・・・」

 

「まぁいいでしょう・・・時にすみれさん、明日の準備はできていますか?」

 

「え?」

 

「明日意中の殿方が来られるのでしょう?たしか八神暁さんだったかしら?」

 

「どうして!お母様が暁さんの事を?」

 

「神崎の情報網を甘く見ないことです・・・しかし・・・・ふむ」

 

「何か・・・・」

 

「中々可愛らしい子ですねそれに家柄も・・・裏御三家の一つ【八神家】の当主」

 

「・・・・・・っ」

 

「すみれさん・・・・必ず射止めなさい!!!」

 

「はい?」

 

「この見た目で16歳あぁ・・・・こんな子が私の事をお母様と呼ぶと思うと・・・ふふふ」

 

「お母様?」

 

「いいですか!すみれさん明日は気合を入れなさい、神崎の女たる者

狙った獲物(殿方)は逃してはいけません・・・そのために貴方の警護を彼にするように

米田氏に打診したのですから!」

 

「お母様!!・・・ありがとうございますこの神崎すみれ必ずや彼の心を射止めますわ!!」

 

「期待していますよすみれさん・・・」

 

 

 

「「ウフフフフフフフフフフ」」

 

 

 

因みにすみれの父茂樹さんは少なからず難色を示すも雛子の眼力で封殺されていた。

 

 

12月24日16時

 

「動き・・・・憎い」*誤字にあらず

 

「それじゃあ暁くん頑張ってね」

 

「何かあったら直ぐに連絡を入れてくれ俺たちもすぐにいくから」

 

さくらと大神が暁の見送りに来ておりほかのメンバーは現在忙しく二人が代表で来てくれていた

 

「そういえば・・・・昨日からアイリス見てないけど何かあった?」

 

そうなのだ、アイリスならいくら忙しくても必ず来ているのに今回は何故か姿がないのだ。

 

 「あ~~~うんアイリスは少し風邪気味でね」

 

「え・・・えぇそうなの風邪は引き始めが肝心ですもの今はゆっくりと寝ているわ」

 

「そ・・・か」

 

 

言えない・・・・

 

クリスマスデートをかけた聖夜戦争(じゃんけん)で負け黒之巣会も裸足で逃げるほどの

 

負のオーラをまき散らしているとは、そんな状態で暁と接触させればきっと・・・

 

なので花組(すみれ除き)総出で接触しないようにしていたなんて

 

 

「なら帰り買えたら何かケーキでも買ってくるかな、あ!後大神にお願いがった」

 

「ん?なんだい?」

 

「もし天辺までに帰ってこれなかったら俺の部屋にある赤と緑の包装されてるプレゼントを

 

アイリスの枕もにお願い・・・・ほんとはおれがしなきゃだけどまにあわなかったらお願い」

 

「あ・・・あぁ・・・任せてくれ・・・・」

 

「大神さん・・・・・」

 

「暁待たせたな!」

 

「あ、オルガありがと・・・・じゃあ行ってくるね」

 

二人にそう伝えパーティー会場へと車を走らせた。

 

 

 

 

「しっかし暁のそういう恰好みるのはなんか新鮮だな」

 

「オルガも着る?」

 

「止してくれ・・・・いまだにビジネススーツすらなじめねぇんだからな」

 

「そっか・・・でパーティー会場周辺の警備は?」

 

「問題ねぇーよ明弘たちが出張ってるんだしかし中はな」

 

「もぐりこめない?」

 

「少しは入れたんだが流石神崎重工ってとこだな下手するとこっちが不審者扱いだ」

 

「そう・・・」

 

「まぁ・・・・お前はいつも道理やれば平気だ、だけど今回は殺しは無しだ」

 

「解った・・・そうだよねこんな日くらいはね」

 

「聖夜・・・ね俺らにはあんまり関係ないイベントだけどな」

 

「オルガはデートとかしねーの?」

 

「おい・・・喧嘩うってんのか?お前みたいにぽんぽんできたりしねえよ」

 

「はぁ? ぽんぽんって・・・・あ~~~」

 

最近、自重がバイバイしてる金髪ロリ

 

元々自重がない母親似の人外

 

虎視眈々と狙ってくるお嬢様

 

色々ダメな駄女神・・・・

 

「普通の子がいない件についてどう思うオルガ?」

 

「あーーーーすまん」

 

そんなやり取りをしながら微妙な空気が車内を支配しつつ会場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

12月24日18時頃

 

暁は、すみれとの待ち合わせ場所のホテルのロビーに入ると色々な人々でにぎわっていた、

 

見た感じパーティーの参加者が殆どのようで着飾った人が多いしかし・・・

 

「・・・・・・っち」

 

自分の無茶で左目の光を失ったせいで瞳の目の色が薄くなっているのと

 

自分の見た目から奇異の視線が少なからず向けられている単にヒソヒソと

 

小声ではなすこえも聞こえる内容も聞き取れるが一切無視する。

 

「あかつきさん!!こっちですわ」

 

「あ、すみ・・・れ」

 

すみれの声がしたので振り向くとそこには、紅いドレスに胸元を下品にならない程度に

 

開けて、派手にならなずかといって品のある装飾品を身に着けたいつもと全く違う

 

雰囲気のすみれがそこにいたのだ。

 

「どうかしら?このドレス、選ぶのに少々時間がかかってしまいましたの」

 

「え?あ・・・あぁ凄く似合ってるよ何時もとなんか雰囲気が違くて驚いちゃった」

 

「あら?では何時もは、どんな感じなにみえますの?」

 

「いつも・・・優雅の中にも暑い思いが溢れてる元気な女性かな?」

 

「・・・・で、では今は、どうですの?」

 

「あ~~どこか妖艶ででも下品じゃなくてとても奇麗な女性・・・かな?」

 

「・・・・・/////」

 

「・・・・・・あー」

 

「少しよろしいかしら?」

 

「ん?」

 

「あ、お母様それにお父様」

 

「お初にお目にかかります、すみれの母の神崎雛子と申しますわ」

 

「此方こそ帝国陸軍中尉、暁・オーガスと申します」

 

「八神暁と名乗らないのですねフェイスの遊撃隊長さん・・・」

 

「っ・・・・・」

 

「そう警戒なさらなくても結構です。わたくしも暁さんと御呼びしますわ」

 

「はぁ・・わかしました神崎夫人」

 

「別にそこはお継母様でも構いませんわ暁さん?」

 

「は・・・はぁ・・・・・」

 

「雛子そろそろ・・・・」

 

「重樹さん貴方もご挨拶をした方が宜しくのでは?」

 

「・・・・すみれの父の神崎重樹だ、噂は色々と聴いているよ」

 

「全く・・・すみれさん後は、暁さんと一緒に行動なさい、

 

暁さん後の事は宜しくお願いいたしますわ、もし傷物にしたら責任を取っていただきますから」

 

「解りましたお任せください、お二人もお気をつけて」

 

「お心づかい感謝いたしますわ」

 

「すみれ何かあったら直ぐに近くものに声を掛けるんだぞ

 

君もあまり騒ぎを起こさないでくれ・・・・」

 

茂樹からの若干の敵意を受けつつ夫妻はその場を離れていった。

 

「全くお父様ったら・・・昨日からあの調子で御免なさい暁さん

 

お気を悪くなさいましたよね・・・・」

 

「大丈夫だよあの位、一人娘の相手を俺みたいのがするんだから当然だよ」

 

「余り自分を下卑しないでくださいませ・・・さて私たちも会場に向かいましょう」

 

「そうだね此処だと視線がね・・・・それではお嬢様お手を・・・」

 

「暁さん・・・ハイ、エスコートお願いいたしますわ」

 

差し出された暁の手を取ったすみれは微笑ながらホールへ向かっていく。

 

 会場では、オーケストラの音楽とそれに合わせて踊る男女、ワイングラス片手に

 

談笑する人々、配膳やビュッフェの料理をちょうりするコックなどがいる。

 

「暁さん挨拶回りにお付き合いいただけますか?」

 

「構わないけどおれの紹介は任せていい?」

 

「構いませんわ」

 

それからは、すみれの学友の所や各企業のお偉いさん、そして

 

「あら?トーラスのご令嬢もご参加していたのですね」

 

「げ・・・」

 

「あら?すみれさんそれに暁も、こんばんわ」

 

白いドレス(アズレンのイラストリアスのドレスと同じ)を着たリリィがワインを楽しんでいた

 

「神崎重工の社長様から招待状を頂きましてね息抜きにさんかしましたの」

 

「そうですの・・・因みに協定の事は」

 

「解っていますわ今日は、小事をかたずけてらお暇しますわ、ここはなにやら視線が悪いので」

 

確かにさっきら男どもの視線がねっとり突き刺さってくる、若いところで俺と同い年、高年齢だと

 

米田のおやっさん位の男共のしせんが二人に注がれていてどれも欲にまみれているのが解る。

 

「確かに品のない方々を多いみたいですわね」

 

「それに所々殺意の・・・まぁいいでしょうではお二人とも良いお年を」

 

二人にそう告げ会場を後にするリリィを見送った後、すみれが・・・

 

「暁さん少し踊っていただけませんか?」

 

「あぁ・・・構わないよ、でも不慣れで」

 

「構いませんわそれに暁さんの事ですもの大丈夫ですわ」

 

微笑ながら暁の手をとりオーケストラの音楽にあわせワルツを踊る。

 

マリアの特訓のお陰で中々様になっている暁と踊りなれているすみれ

 

二人は今だけは他の人の視線を気にせず楽しく踊る・・・・

 

「お上手ですわ・・・暁さん」

 

「ありがと・・・でもやっぱり苦手かな」

 

「フフフフそのうち慣れますわ」

 

「そうかな・・っ!」

 

一通り踊ったところで暁はいままで以上の殺気を感じ気持ちを切り替え会場を見渡す

 

ローストビーフを切り分けるコック、談笑する婦人、煙管を加えようとしている男性

 

お酒を配膳するボーイ・・・・

 

次の瞬間、何かがキラっと光、トスと軽い音が暁に聞こえた

 

それは針だった長さ5センチ程の針はすみれの胸元に刺さる・・・前に暁の右腕に刺さる

 

「暁さん?」

 

「何でもないよ・・・・ごめん少し手洗いにいってくるから神崎夫妻と合流してくれるかな?」

 

「・・・なにかありましたの?」

 

「ううん、何でもないよちょっとした手洗い行くだけだから」

 

そういい微笑ながらその場を離れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁはぁはぁ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

楽な仕事だと思っていた、

 

 

 

 

成金の令嬢の命を奪う簡単なお仕事・・・なんてことない

 

 

 

 

会場に入り、酒と旨い料理を堪能して仕事道具を吹いて終わり

 

 

 

銃なんて音が酷く匂いが酷く相手を無駄に苦しめる・・・美しくない

 

 

その点俺の仕事道具は音も匂いもせず相手を無駄に苦しめずに絶命させる

 

 

しかし・・・・・

 

 

 

針は相手にまっすぐ命中するはずだった

 

 

一緒に踊っていた子供の右腕で【防がれ】なければ

 

針には俺独自の調合でされた薬がたっぷりと塗られている

 

刺されば数秒で絶命する薬が

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

子供は絶命しなかった・・・

 

 

 

ありえない

 

 

 

人間なら必ず死ぬ毒で死なないのはそれは人間ではなく

 

 

「化け物め・・・・・」

 

「ひどくない?人を化け物って」

 

「え?」

 

 

パス

 

 

軽い音が人気のない廊下に響いた瞬間、男の右足に熱と激痛が走る

 

「ぐっゴ・・・」

 

激痛に声を漏らす瞬間、口に堅い何かが突っ込まれる・・・・

 

「しゃべるな・・・・」

 

目の前には先ほど腕に針を受けた子供・・・・左手には子供に似つかわしくない

 

もの‥‥銃が握られてそれが自分の口にねじ込まれていた

 

「依頼者はだれ?早くしゃべってくれないかな」

 

「誰…が」

 

パキ・・・

 

暁は男の小指を小枝を折る用にへし折る

 

「~~~~~~!!!」

 

「もう一回聴くよ・・・・依頼者はダレ?」

 

 

光が無く色の薄い冷たい目をした子供がタンタンと話す

 

おれはここで・・

 

「トヨシマ自働織機の幹部の・・・・・だ」

 

「ふーん」

 

「なぁ・・・・なんでお前死なねぇんだよ・・・?」

 

「ん?あぁ・・・・このスーツとシャツ特殊繊維で出来ててなあんな物貫通しないんだよ」

 

「ナニモンだよ‥お前」

 

「散らない鉄の華だよ・・・・」

 

 

 

あぁ・・・・そうか・・・・

 

 

 

俺の人生も・・・ここまでか・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせすみれ・・・・すこし待った?」

 

「暁さん大丈夫ですわ、それにしても少し遅かったですわね」

 

「ごめん少し道が混んでてね」

 

「・・・・・問題は無事に済んだようですね」

 

「神崎夫z「お継母様でしょ?」お継母様・・・」

 

「すみれさん・・・部屋をとってあります今夜はそこに泊まりなさい勿論暁さんも」

 

「ちょ!雛子何を言って「何か?重樹さん?」っぐ・・・・」

 

「では後は当人同士でゆっくりしなさい・・・早く孫の顔が見たいものです(ボソ)」

 

「「・・・・・・・・」」

 

「初めて会った時から思ってたけど…すみれってお母さん似だよね」

 

「え!!」

 

 

 

 

それから・・・・・

 

 

 

 

「ウフフフ・・・・アカツキしゃん・・・ヒック」

 

「あの・・・・すみれさん?」

 

「フフフフ今夜は寝かせませんわ・・・・さぁ夜は長いですわよ・・・ヒック」

 

「あ・・・やめ此処風呂場!!ってめっちゃ酔ってる!!!!」

 

 

「アッーーーーーーーー!!!」

 

 

 

 

 

すみれ合流前

 

 

煙管に偽装した吹き矢を所持していた暗殺者を気絶させ、待機していた警備員に引き渡して

 

事後処理をしていると一人の男性が一人歩いてくる。

 

 

「フォッフォッフォ・・・其の齢で見事な手際じゃのう・・・」

 

「あんたは?」

 

「む?おぉ・・・すまんすまん儂は神崎忠義、すみれの祖父じゃ」

 

「すみれの・・・おじい様、初めまして陸軍中尉、暁・オーガスと申します」

 

「フォッフォッフォ・・・噂は米田君から聞いておるよ八神君、今夜は

すみれの警護感謝しておるよ・・・此奴の事はこちらに任せてもらおうか」

 

「解りました」

 

「時に此奴の雇い主について何かしゃべったかの?」

 

「トヨシマ自働織機の幹部の・・・・・だそうです」

 

「あやつか・・・フム解った」

 

「それでは自分はこれで・・・・」

 

「フフフフ解ったわい・・・・・すみれの事今度もよろしく頼むぞい」

 

そこで暁と別れた忠義は、内心喜びで震えていた

 

 

(すみれの奴め良い男子を見つけたものじゃ・・・・如何にか神崎に婿入りして

ほしいものじゃな・・・しかし裏御三家の当主、ムムム・・・如何したものかのう)

 

 

 

 

 

深夜

 

帝劇アイリス私室前

 

 

「・・・・・・入ったら命はない!!すまん暁約束は守れ」

 

キィ・・・・

 

「え?」

 

オニイチャン・・・アカツキ・・・・ドコ・・・・アカツキノ匂いガスルヨ・・・

 

「ア・・・ア・・・・・ア・・・・」

 

 

 

 

サク・・・サク・・・

 

 

昨晩深々と降った雪が積もり道路を雪景色に変わった道を一人歩く暁は

 

どことなくクタクタであった、昨夜酔ったすみれと一線を超えそうなところですみれが酔いつぶれ

 

事なきを得るも風呂場で寝てしまったのでベットに運びバスローブを着せて寝かしつけたので

 

もう色々とみてしまい悶々としつつソファーで眠りについたのでからだの節々が痛い

 

「やっと帝劇につい・・・・た」

 

 

朝も早く本当なら帝劇のみんなも寝ているだろう早朝なのに

 

「御帰りなさい!アカツキ!!」

 

満面の笑みを浮かべ彼女に挙げる予定だった眉太の熊のぬいぐるみを抱いたアイリスが

 

お出迎えしてくれた・・・・うっすらと見える紅く濁った眼をしながら

 

 

どうやらまだ休めなさそうである

 

 

 




これで閑話は終了です

次回から本編開始です!!

作者がコロナのせいで店が休業したので連休はいったんぼで後二話位

更新できたらします。

因みに暁が来ていたのはキングスマンの特殊スーツがイメージです

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