サクラ大戦~散らなき鉄の花~   作:斎藤一馬

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三つの条件は、こっちの独自の考えですの賛否両論はあるかも

思いついたのはエスコンゼロの嘘字幕動画です



第11話 隊長に必要な三つの条件②

その日の夜、大神と俺は、カンナに連れられて、地下のトレーニングルームにきていた

 

「じゃあ手始めに、組手からやってみようか」

 

「組手?」

 

「あぁ、アタイが隊長に技を仕掛け隊長は、それを受けるのさ

 

暁は、ちょっとまっててくれ」

 

「わかった・・・その間に準備運動しておく」

 

「ちょ・・・俺は、空手は知らないし受けきれないよ」

 

「なぁーに最初に順序をおしえとくからその通りに受ければいいからさ」

 

 

 

 

 

 

カンナはそういい大神に技の出し順を教えその対処法をざっくり教えている

 

暁は、それを見つつ軽く柔軟をしサンドバックに軽く拳を当て続け

 

体の調子を見る。ほどなくして、大神とカンナの組手が始まったので中断し、

 

見学することに、軽い組手だがカンナの実力は、十二分にわかる。

 

 

 

「(やっぱ強い・・・・)」

 

 

 

予想どうりの実力に、ヤる気がメラメラとでてくる、

 

そして一際大きい打撃音と共に吹っ飛ぶ大神

 

 

 

 

 

「いやぁ~ワルイワルイ隊長が思った以上にやるもんだからつい力入れすぎちまった」

 

「イツツツ・・・いや大丈夫だよカンナ」

 

「そうかい?あんま無理すんなよ?・・・

 

それじゃあお楽しみと行くますかなぁ・・・暁」

 

「ん?そうだねこっちは準備いいよ」

 

 

 

暁は、自然体からゆっくりとお辞儀をする。

 

試合前のお辞儀は実際大事、古事記にもそう記されている

 

そして素早く八神流無刀術の構えをとる、カンナも同じ様にお辞儀をし、構える

 

 

 

「「・・・・・・・」」

 

 

 

 

先ほどの大神の組手とは違い異様な緊張感が漂う

 

 

 

 

ゴクリ・・・・・

 

 

大神が息をのむ、二人は、ジリジリと間合いを詰めるそして

 

互の間合いにはいいたっ瞬間

 

 

b》「ッシ!!」《/b》

 

 

 

ユラユラとリズムを取っていた暁の左拳がムチの様にしなり

 

カンナの右顎にむけて奔る。

 

 

 

「っちでりゃあああああああああああああ!!!

 

 

 

しかしカンナは、その攻撃を右でいなし、

 

お返しと言わんばかりの左正拳突きを繰り出す

 

 

 

「よっと・・・」

 

 

 

だが、暁はなんと、跳躍しカンナの正拳突きを交わしたばかりか、

 

その拳を踏み台にしそのまっま踵落としを繰り出す

 

 

 

「なんの!!」

 

 

 

 

しかしこれもカンナの十字受けで防がれる。・・・・

 

そんな攻防が数十分続いたところで互いの拳が顔面にあたる前に寸止めでと止まり

 

勝負は引き分けと終わる。

 

 

 

 

「はあはあはあ・・・・・決着付かずか・・・」

 

「ふぃ~~疲れたァーまさかここまでとは、ちっこいのによくやるぜ」

 

「・・・今度身長のこといったらその口縫い合わせるぞ?」<ビキ

 

「わりぃ・・・わりぃーでも楽しかったぜーなあ二人共、

 

腹へってねぇーかい?よかったらアタイが飯つくってやるぜ?」

 

「・・・・・確かに動いたらお腹が・・・」

 

「おれも・・・じゃあお言葉に甘えようかな?」

 

「おっしじゃあ食堂に移動しようぜ」

 

 

 

 

大神と暁は、カンナと一緒に食堂に向かう、

 

しっかし一回汗を流したかったかも・・・・

 

 

 

「じゃあ、アタイは飯つくってくるからちょと待っててな」

 

「了解・・・・」

 

「わかったよ」

 

 

 

大神と暁の二人は誰もいない食堂で、腹を空かしながらまっている・・・・

 

 

 

「結構・・・時間かかるね」

 

「そうだな・・・声をかけてみようか?」

 

「・・・・我慢できないほどでもないからおとなしくしていよう・・・」

 

 

 

 

そんなかんじにだべっているとやっとカンナがやってきた

 

赤黒いモノがかかった丼をもって・・・・

 

 

 

「・・・・・・・・・マジカー」

 

「(な・・・なんんだこれは、ごはんの

 

上に赤黒い何かが・・・乗っているそれにこの刺激臭)」

 

「黒ブタと苦瓜と唐辛子と黒胡椒で炒めたものだよ、これが麦飯によく合うんだよ!」

 

 

 

確かに匂いは、食欲を唆る香りだがあからさまに激辛であろうそれが鎮座している

 

 

 

「(まぁ・・・・キチガイマーボーよりはましか?)」

 

「じゃあ取り敢えず頂こうか・・・」

 

「ん・・・お腹減ったし、カンナ頂きます」

 

「おう!じゃんじゃん喰ってくれよな」

 

 

 

大神は観念した様子で一口食べ、暁も、ポイズンクッキングではないことを祈りつつも

 

その食欲を唆る香りに負け口に頬張る

 

 

 

 

 

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

辛い!!それに尽きる味だ、大神をその辛さに悶絶し汗をかく、

 

しかし喉元を過ぎると、口には、ブタの旨みと苦瓜の

 

独特の苦味が相まって美味しく感じる

 

辛さもいいアクセントになってたしかにこれは・・・・

 

 

 

ご飯が進くんだ!!!

 

 

 

 

大神も取りつかれたように、カンナ特製激辛丼を食う、

 

 

 

 

ガツガツガツガツガツ

 

 

 

うぉー俺は、人間コジマ発電所だぁ~~~

 

 

「「ふぃ~~~~~~」」

 

 

 

 

大盛りの丼を無心に喰らい、食後のお茶でまさに至福である

 

 

 

「カンナ美味しかった・・・・カンナは料理が上手な人なんだね」

 

「たしかに、最初はびっくりしたけど美味しかったよ」

 

「へへ・・・そうかい?まぁ料理って程でも無いしアタイ、ガサツだからさ

 

取り柄だって空手くらいうなもんだし・・・・」

 

「そういえばなんでカンナは花組にこようっておもったんだい?」

 

「う~んどっから話そうかな?・・・・・・・うーん

 

 あたい、さっきもいったけど空手一筋だったから、あたいには、空手しかない。

 

いや・・・・空手しかできっこないってずーと思ってたんだ。

 

舞台に立つなんて考えた事もなかった。」

 

 

 

 

カンナは昔のことを思い出すいように語ってくれた。

 

 

 

 

「けど・・・アタイにも空手以外のことができる、それで人によろこんでもらえる。

 

それに気づかせてくれたのがあやめさんだったんだ」

 

 

 

さすがあやめ姉さん・・・こうゆうときは、マジ有能だな・・・・・

 

普段は、ストーカーなのに・・・

 

現にこっそりとコチラをみている寝間着姿のあやめ姉さんがいる

 

早よ、巣に帰れ・・・

 

 

 

「初めて舞台に立ったときの事は一生わすれないよ・・・へへ・・男役だったけどな

 

あたいの前で開く幕、そして見えるのは眩しい光、

 

ただのスポットライトだけどあたいからしたら

 

それはすごく懐かしく感じた、まるでお袋のようでさ・・・

 

あたいのが小さい頃に亡くなっちまって

 

顔も覚えてねぇーけどあたいにとっての舞台はそんなかんじさ・・・

 

まぁ未だにダイコン役者だけどさ」

 

 

 

 

お袋・・・母さんか・・・・

 

そういえばいままでせわしなく慌ただしく生きていたけどゆっくり母さんの事考えたかな・・・・

 

俺は、【あの時】母さんに守られたんだ・・・・おれがしっかり守らなきゃ行けなかったのに

 

それに・・・おれがしっかりしていればマキだって・・・・

 

やめやめ・・・・今そんなこと考える時じゃない・・・・

 

そう思い、頭から嫌なことを振り払う

 

 

 

 

 

長い時間、話し込んでいたらしくお開きにして各自の私室に戻ることにしたその途中で不審な行動をしているマリアがいた

 

 

 

「たしか・・・・このあたりで・・・・」

 

「何してるの・・・こんなところで」

 

「っ・・・あ、暁・・・いえ・・・何でもないわ」

 

そう言うとスタスタとどこかに行ってしまった。

 

「はぁ・・・何でもないふうにはみえないけどね・・・・・」

 

マリアの行動に呆れつつ自分の部屋に戻ろうとしたとき

 

カチャン

 

「ん?なんだこれ?」

 

なにかを蹴飛ばしてしまったのか廊下の端にコロコロと何かが転がる、

 

転がったものを披露とそれはロケットのようだった

 

「落し物?」

 

そう思うと背後からマリアが声をかけてくる、

 

「暁、それは・・・・」

 

「ん?ここに落ちてた、もしかしてマリアの?」

 

「えぇ・・・拾ってくれてありがとうちょうど探していて」

 

「そう・・・綺麗なロケットだね」

 

「・・・・・・あなたには、きれいに見えるの?」

 

「?・・・・・違うの?」

 

「いえ・・・何でもないわ」

 

「そう・・・大切なものなら無くさないようにしないと」

 

「・・・・・・・」

 

はぁ・・・・まったくなんなのやら・・・なにか訳があるようだけど

 

別に興味があるわけでもな医師・・・こうゆうことは、大神の出番だしな

 

「じゃあ・・・おれは寝るから・・おやすみ」

 

そういい屋根裏部屋に移動する

 

 

 

 

 

 

1917年ロシア

 

 

そこでは世に言うロシア革命が起きた年、一人の少女は砲火にさらされながらも勇敢に戦った

 

ひとはその姿から、火食鳥(クワッサリー)と呼んだ、彼女には、唯一無二の信頼できそして愛した人がいた

 

自分の所属する隊の隊長だった・・・幼い彼女を時には厳しく、そして我が子のように可愛がった

 

しかし彼は、敵の銃弾により幼い少女の目の前でその若い命を散らす、ロシアの吹雪が彼の命を吹き飛ばし

 

少女の心も凍らせる

 

 

 

 

 

 

 

               ビービービー

 

 

 

 

 

深夜けたたましく警報がなる・・・・敵の襲撃だった

 

「・・・・・っち」

 

暁は眠いめをこすりながら急いで支度をした

 

 

 

 

 

 

 




マリア編は長いかも・・・・・前、中、後編じゃ無理かも修正が必要だ

カンナ飯流行れ・・・昔真似てやったことがあるけどなかなかうまかった

漫画ででる飯って当たり外れあるよね・・・・

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