サクラ大戦~散らなき鉄の花~   作:斎藤一馬

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戦闘まで行きたいなー


第8話 鷹の目前編

チュンチュン・・・・・

 

「ん・・・・・・?」

 

鳥の囀りと朝日を感じ朝だと思い、身体を起こそうとしたのだが違和感がある

 

「?・・・おも・・・・後・・・・変に温い?」

 

体の上に【ナニカ】が乗ってる・・・・・・」

 

それに気がついて息が詰まる、布団から金髪が見えてる・・・まさか・・・・

 

ばさ・・・・<布団めくり

 

「すぅ・・・・すぅ・・・・すぅ・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

バサ!<布団かけ直し

 

「(マテマテマテマテ!え?・・・なに?・・・今アイリスがいたような?)」

 

ばさ・・・・<布団めくり

 

「すぅ・・・・すぅ・・・・むにゃぁ・・・あかちゅき~・・・」

 

「なんでさ・・・・・・」

 

取り敢えず考えのの辞めてアイリスに気がつかれないようにふとんから脱出する

 

「鍵・・・かかってるよな・・・・テレポートしてきた?俺に気がつかれないで?」

 

この数年色々と修羅場は潜っているので気配を読むのは得意な方だが・・・まさか

 

気づかれずに侵入し布団に潜り込んでくるとは・・・・しっかし

 

「あの年でなんつう寝巻ききてんだ・・・・ピンクのベビードールとか」

 

アイリスの寝巻きを思い出し恥ずかしくなり頭から寝間着姿のアイリスを追い出す

 

「///////日課しよ」

 

現在朝の4時30分、暁は、手早くトレーニングウエアに着替え庭で準備運動

 

流石にこの時間に起きてる人は居らず暁一人だった。

 

準備運動を終えて、帝劇から皇居へでて皇居の外周をランニング、

 

約6kmのランニングを緩急つけ行い約30分走る

 

「はあ・・・はあ・・・はぁ・・・・ふぅ!!」

 

手持ち水筒からスポーツドリンクを煽り、鉛入りの木刀を取り出し

 

八神流の型を一つ一つ行い身体の調子を確認する、それが終わると

 

静かに目を閉じ仮想敵を創造し・・・剣を振るう

 

一撃、二擊、三擊と・・・・次第にその速度は早まるが23擊目で

 

相手の刀が俺の首を飛ばして終了した。

 

「・・・・ふぅーシャドーでも勝てないな・・・・翼さんは、やっぱ化物だな」

 

木刀を仕舞い、タオルで汗を拭きながら地下のトレーニングルームに移動し

 

安定の筋トレ、水練、そして雷電を起動させ、シュミレーターを起動する

 

午前6時30分シュミレーターを終了させシャワーを浴びるその時、

 

 

 

「アイリス!!!!!!!!!」

 

 

今の声は、さくら・・・あいつ人の部屋に勝手に入りやがったか

 

私室のドアが無事なことを祈りつつ食堂に移動する

 

食堂には、コーヒーを片手に新聞を読んでいるマリアと

 

和食をモクモクと食べている大神がいた。

 

「おはよ・・・二人共」

 

「あぁおはようオーガス昨日はよくねむれたか?」

 

「おはよう・・・・オーガス朝から大変だったわね」

 

「昨日はよく寝れたよ大神・・・・大変って・・・まぁ起きたらアイリスが同衾してたけど

 

無視して朝練してたから別に」

 

「「朝練?」」

 

「あぁ・・・・やっぱ体動かさないと調子でないから・・・よかったら大神もするか?」

 

「うーんそうだな明日から一緒にするか・・・マリアはどうする?」

 

「私は遠慮しておくわ・・・まぁどっかでタイミングがあえばご一緒するわ」

 

「ん・・・・・・」

 

簡単な雑談をしていると、眠そうなすみれと若干ボロボロのアイリスとさくらが降りてきた

 

「三人ともおはよう・・・・・眠そうだねすみれさん・・・あ!後、アイリス俺の布団に

 

いきなり入って寝入るのは止めてくれ・・・・心臓に悪い」

 

「えぇ・・・気持ちよく寝ていましたのにどこかの誰かさんの

 

大声でたたきおこされましたから」<さくらを睨み

 

「えぇ~いいでしょそのくらい~暁もまんざらじゃないくせにー夜アイリスのこと抱き枕にしてたじゃん」

 

いや知らねーよ!!ってか昨日の夜の俺いったなにした!!!全然おぼえてないんだけど・・・・・

 

「あーオーガスその・・・・子供相手にそういう事h・・・」

 

 

ザク!!

 

 

大神の子供発言の瞬間テーブルにナイフが突き刺さった

 

「オニーチャンアイリスがナンダッテ?」

 

「い・・・いや・・・」

 

「もう!アイリスいい加減にしなさい・・・・暁君や大神さんが困ってるでしょ!

 

それに同衾なんてそんな、はしたない!!」

 

「ふーんだ・・・・ところでなんでさくらは、サトシって読んでるのアカツキはアカツキでしょ?」

 

さくらだけサトシと呼ぶ事にアイリスだけではなく大神やすみれも気になっていたようだ

 

「?だってサトシ君はサトシ君だし、むしろなんでサトシ君は「暁・オーガス」ってあのってるの?」

 

みんなの視線がこちらに集まる・・・・なんかもう面倒だな・・・・

 

「あー昔色々あって本名隠してたんだよ・・・本名は【八神暁】なんだけど

 

軍内では、「暁・オーガス」って名乗ってるんだ・・・みんなも好きな方で呼んでいいから

 

ここにいない人には、あとで大神から話しておいてよ・・・・」

 

「あ〜わかった・・・おっとみんなそろそろ時間だよ?」

 

時刻は8時を回ったとこだ、花組の面子は公演の準備をしなきゃいけない時間になっていた

 

「「「え?うそ!!」」

 

ちなみにさくらとアイリスは話に夢中で朝ごはんを食べていなかった・・・・

 

「話に夢中のあなた方が悪いのですわ・・・では暁さん、少尉わたくしはこれで」

 

「ん・・・・舞台頑張って」

 

「すみれくんじゃあまた・・・俺たちも行くか」

 

「そだね」

 

朝食を食べ残した二人を放置し大神は、もぎりの準備、

 

暁は、舞台裏に移動し大道具の設営を開始

 

ちなみに大の大人二人掛りで動かす重いものもひとりで楽々運んでいる暁に大道具の親方が大変驚いてたりする

 

 

そして・・・舞台が開演した

 

 

「つかれた・・・でも結構裏方も楽しいな」

 

舞台裏から花組の劇を見ているとと・・・・おや?さくらが何かに蹴躓いて・・・あ・・・・

 

 

ベキベキ!!グァッシャーーーーン!!

 

さくらがコケた拍子にセットに引っかかり舞台セットが崩落・・・・・って

 

「さくらのポンコツ・・・何してんだよおい・・・」

 

取り敢えず落下してくるセットを避けながら素早くマリア、さくらを回収しアイリス、紅蘭、すみれ達と合流する

 

 

しっかし・・・・これは・・・・・・大・惨・事

 

 

しかもお客の前だというのにさくらとすみれが痴話喧嘩・・・・そしてキれるマリア

 

あぁーーーもぉぉぉ!!・・・・ブチ!!

 

「二人共!いいかg「なにやってんの二人共?」

 

マリアの声を遮るように喋る殺気を出しつつ・・・・

 

「「っ・・・・・・」」

 

シ・・・・・・・ンと静まり返るいつの間にかお客も静かになっている

 

「お客さまの前で痴話喧嘩・・・・本当に二人共演劇のプロ?

 

みっともないって思わないの?」<ゴゴゴゴゴゴゴ

 

「マリア・・・急いで事態の収拾をお願い、大神は支配人のとこ行ってきて

 

紅蘭は、舞台アナウンスの準備アイリスは各所の補佐どアホ二人はお客様に謝罪・・・・できるよね」

 

 

「「は・・・・はい・・・」」

 

ミシミシ・・・・

 

「今の音は・・・・」

 

「まさかまたセットが崩れて?!」

 

「うっざ・・・」

 

再度崩落する瞬間、暁は地面に落ちていたセットの柱を片手で掴むと一閃するその風圧で

 

また落ちてきたがれきを吹き飛ばす、その光景をみたお客様が驚きと歓声をあげる・・・・

 

こうして今日の公演は、最悪の形で終了する。

 

 

その夜、舞台では、

 

「さくらさん!!セットを壊してイッタイどうゆうおつもりですの!!」

 

「・・・・すみませんでした」

 

「スミマセンで済みませんことよ!明日も公演がるのに今夜中に修理してちょうだい!」

 

「そんな・・・・」

 

「おいおいさくら君一人を責めることじゃないだろ?」

 

「あら・・・それなら少尉がセットを直してくださるのかしら?」

 

「え・・・・」

 

「どうなんですの?」

 

「わかったやってやるよ・・・俺にも責任はあるしね」

 

「なら・・・俺もやるよ・・・元々さくらが転んだ程度で崩壊するセットを建てた

 

 大道具の責任もあるし・・・・」

 

「大神さん・・・暁くん」

 

「少尉・・・暁」

 

「暁くんかっこいい~~~♥」

 

「・・・・・・・私も言いすぎましたわ少尉

 

それによろしんですの?暁さん・・・昨日も助けて頂いたのに本当によろしいんですの?」

 

「別に・・・さっきも言ったし大道具の責任もあるし」

 

「みんな舞台で疲れているだろうし俺たちは夜の間にやっておくから」

 

「では・・・・お言葉に甘えて・・・明日になったら私たちもお手伝いしますので」

 

「照明や電装関係はうちがやるさかい無理せんといてな」

 

「暁くんがんばってね・・・」

 

こうして野郎二人でセットの修復を開始する、大神が細かいセットの修理、暁は重いものを動かしたり

 

高所作業をしていく

 

「ふぅ・・・引き受けたたいいけど・・・これは大変な作業だぞ?」

 

「何?もう弱音?・・・・そんなことより早く手を動かす」

 

「まったく・・・・・」

 

 

カンカンカン!!

 

 

トントントン!!

 

 

「ん?」

 

高所で作業していると下にはさくらがおり、何やら大神と話しているするとほどなくさくらも手伝い始めた

 

「無理しなくていいのいまったあいつは・・・」

 

なんか大神とさくらがいい雰囲気になってるので邪魔をせず高所作業を続けていると

 

 

むにゅ・・・・

 

 

は?・・・・・・・なんだ?背中に大きくて柔らかい感触が・・・・・へ?

 

「久しぶりね・・・・暁くん・・・・」

 

この声は・・・もしや・・・・

 

「えっと・・・・あやめ姉さん?」

 

「ぴんぽーん♪正解よ」<ギュー

 

ギャーーーー抱きつく力が強く・・・ってイタタタタタタギブギブ!!!

 

 

「フフフフお姉ちゃんに黙って何年もいなくなるなんていけない子・・・・・これはオシオキかしらね?」

 

「へ?」

 

「フフフフフフフフフ」

 

「(ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア)」

 

暁が現在ピンチの中、下ではキャッキャウフフとさくらのお弁当を食べている大神の姿があった・・・・爆発しろ!!

 

1時間後、一向に降りてこない俺をやっと心配した」大神が半裸状態の俺を発見したそうだ・・・

 

 

「い・・・いったい何が!!」

 

「大神・・・・・」

 

「どうした暁!!・・・・・」

 

「お前を殺す!!!・・・ガク」

 

「え?・・・・・は?」

 

こうして暁の帝劇の二日目は終了したのだった

 

 

 

 

 

 




戦闘まではいかなかったけどみんな大好きあやめ姉さんが登場だ!!

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