半人半ゾンビは数の暴力を繰り出した!ヴィランは死ぬ!   作:なのはな寮長

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今回アホみたいに長いです、それと前回からの続きです、見てない方はそちらから先にご覧下さい。あと幹部の名前があまりにも長いので改名します、ただし5文字以下の奴らはそのままです。


第5話 特訓に喰われる休日

ヴェルデューゴ「先輩!せんぱーい!」

タイラント「何ですか騒がしい。」

ヴェルデューゴ「良いから来てください!司令官が大変なんです!」

タイラント「なっ!それを早く言いなさい!何があったのですか!」

ヴェルデューゴ「見れば分かります!」

タイラント「司令官⁉︎ご無事で、すか。」

菌華「イヒーーー!ヌベヂョンヌゾジョンベルミッティスモゲロンボョ〜!└(՞ةڼ◔)」」

ヴェルデューゴ「スプ◯でダ◯ニーガチャ限界まで回したのに良いギアが1個も揃わなくて現実逃避なのかヌベスコで暴れ出したんです!」

タイラント「なんでダ◯ニーガチャで良いの出ない→ヌベスコで暴れるになるんですか!」

ヴェルデューゴ「あたしが分かるわけないじゃないですか!」

ヌベスコ菌華「イヒーーーー!ヌベベベベ!ヌベ!└(՞ةڼ◔)」」

タイラント「とりあえずその頭おかしいのを気絶させて下さい!」

ヴェルデューゴ「気絶ってどうすれば良いんですか⁉︎首切り落とせば良いですか⁉︎」

タイラント「もう!私がやります!コホン、司令官?」

ヌベスコ菌華「ヌベ?」

タイラント「どりゃ!(ドムッ)」

ヌベスコ菌華「ガハッ(ドサッ)」

ヴェルデューゴ「・・・あわ、あわわわわ!タイラント先輩が司令官に腹パンを・・・。」

タイラント「司令官、お許し下さい。」

ヴェルデューゴ「って先輩!あれ!司令官が作ってたウイルスがありえない色の光を放ってます!」

タイラント「今このタイミングで⁉︎司令官!起きて下さい!(ペチペチ)新型出来ましたよ多分!」

菌華「ん?おお出来たか!」

タイラント「多分です。」

菌華「出来たか!」

ヴェルデューゴ「多分です!」

菌華「被験者を召喚。」

ゾンビA「やっと出番ですか!」

菌華「オラとっととその水槽入れや。」

ゾンビA「入りました。」

菌華「(BGM キュー◯ー3分クッキング)さて、とりあえず被験者にt-アビスを大量に掛けます(ドバドバドバドバ)そしたら鮫の歯を5本、適当に被験者の体に突き刺します、そして脳無の肉片を水槽に2〜3個浮かせます、終わり!」

一同「ええええええ⁉︎」

 

1時間後

 

???「(ザパッ)マジで進化出来たんだけど。」

 

起き上がった元ゾンビは一言で言うとゴツい、体色は黒と濃い紫で構成され右手が槍、左手が盾の様な形をしている、いかにも近接要員やで、と言う感じだ、こんなのに夜かち合ったら死を覚悟する、

 

菌華「疑ってたのかテメエ。まあ良いや、毎回恒例美少女になあれのコーナー!(みしみしみし)」

???「いだっ!いだだ!テメッ!もうちょい優しく出来ねえのか⁉︎」

菌華「んん?口が悪いなぁ、こりゃ性格悪い方に傾いたかな?脳無の肉片使ったのが悪かったんかな〜?(みしみしみしみしみし!)」

???「あだだだだ!悪かった悪かった!」

菌華「(ボシュウ)よろしい、じゃあ風呂入ってこい。」

???「何でだよ。」

菌華「お前全身ベッタベタだろうが、そんなんで歩き回られても困るんだよ。」

???「嫌だね。」

菌華「強制連行するぞ?」

???「ハッ、出来るもんならしてみろよ。」

菌華「言ったな?よし、タイラント、ヴェルデューゴ、手伝ってくれ。」

タイラント「了解しました。」

ヴェルデューゴ「あいさー。」

???「ちょっ!待て!」

菌華「ついでにヴェルデューゴ、一緒に入って体洗ってやれ。」

ヴェルデューゴ「おまかせあれ〜。」

???「やめろっ!離せ!離せよ!」

菌華「いっせーのっせー(ポーイ、バッシャアアアアン!)」

???「ああああああ!」

 

あまりにも暴れるので浴槽に投げ込んだ

 

ヴェルデューゴ「さぁ隅々まで洗ってやる!えーと?」

菌華「『スカルミリオーネ』だ。」

ヴェルデューゴ「長いからカルミでいっか!じゃ、カルミ、あったかいのとつめたいのどっちが良い?」

スカルミリオーネ「やめろぉぉぉぉぉ!(バタン)」

タイラント「・・・。」

菌華「能力とか諸々説明した方が良い?」

タイラント「お願いします。」

菌華「えっと名前はさっきも言ったけどスカルミリオーネ、能力はアホみたいにデカい槍と盾を召喚する能力。」

タイラント「それだけですか?」

菌華「あとは上半身か下半身どっちかが弾け飛んでも生きていられる異常な生命力かな。」

タイラント「下半身だけ残っても意味無いんじゃ。」

菌華「ダチョウみたいに走りながら電撃で攻撃してくんだよ。」

タイラント「自己修復は出来るんですか?」

菌華「出来ないなぁ、でも私のウイルスを大量に摂取したら復活するよ。」

タイラント「なるほど。」

菌華「あ、これ関係無いんだけどさ、お前らの名前短くして良い?」

タイラント「5文字以内なら短縮しなくても良いのでは?」

菌華「・・・つまり改名すんな殺すぞって事?」

タイラント「まあそうですね。」

菌華「そこは否定して欲しかったな〜。」

タイラント「で、改名するんですよね?」

菌華「とりあえずヴェルデューゴはヴェルかな。」

タイラント「あの新人は?」

菌華「カルミで良いだろ。」

タイラント「全員ラ行が入りますね。」

菌華「不思議だな。」

カルミ「(ガチャ!)オイクソコマンダー!何だよこの服の色!」

菌華「クソコマンダー⁉︎」

ヴェル「あーカルミ〜、逃げちゃダメだよ〜。」

カルミ「テメエもテメエでカルミカルミうっせえな!」

菌華「何だろう、こんな感じの人がクラスメートに居た気がする。」

タイラント「居ましたねえ、こんな感じの人。」

カルミ「話を聞け!」

 

今更だけどカルミの特徴的な見た目

濃い紫髪

青目

 

渡した服

タイラントが着てる秘書服の紫バージョン

 

菌華「何だよ、かっこいいじゃねえか。」

カルミ「いや服のデザインに文句は無えよ⁉︎」

菌華「無えのかよ。」

カルミ「だけどよ!普通黒だろ紫って何だよ!」

タイラント「司令官、そろそろ支度をした方がよろしいのでは?」

菌華「そうだな。」

カルミ「てか俺の服の話はまだ

菌華「それか全裸かどっちが良い?」

カルミ「・・・・・これで良い。」

菌華「良い子だ。じゃ、いってきまーす(ガチャ)」

緑谷「あ、おはよう菌華ちゃん。」

菌華「おはよう緑谷君。」

緑谷「・・・・・今日は学校休みだよ?」

菌華「私服だからまさかとは思ったけど聞きたくなかったなーその言葉。」

緑谷「ま、まあ丁度良いや、相澤先生が体育祭の事言うの忘れてたお詫びに学校のトレーニングルーム使わせてくれるんだって、一緒に行かない?」

菌華「太っ腹やね相澤センセ。でも丁度新しい幹部に能力の使い方を教えようと思ってたし。」

緑谷「どんな人達?」

菌華「平べったく言うと昆虫人間と鮫人間かな。」

緑谷「・・・見た方が早そう。」

菌華「コノヤロウ。」

緑谷「じゃあ先に行ってるね。」

菌華「ん、ちゃちゃっと着替えてすぐ行く。」

 

ちゃちゃっと着替えて雄英に到着

 

菌華「・・・忘れてた、雄英ってクソ広いんだった。」

 

どこだよトレーニングルーム

 

相澤「おーい、骸牙。」

菌華「相澤先生。」

相澤「脳無の腕、役に立ったか?」

菌華「今の所性格が爆豪君に似ただけでした。」

相澤「何に使ったんだ・・・。」

菌華「新しい幹部に。」

相澤「・・・まあ良い、こっちだ。」

 

トレーニングルーム

 

切島「おっ、骸牙、お前も来たのか。」

菌華「鋭児郎ちゃんか。」

切島「鋭児郎ちゃんやめろ!」

 

何でそんなに嫌がるんですかね

 

上鳴「まあまあ。ところで骸牙は筋トレか?それとも個性のコントロールか?」

菌華「新幹部の特訓。」

切島「お!また増えたのか!見せてくれよ!」

 

かなり興味ありげだ、まあ断る理由も無いしウイルスを操作して人型を形成する

 

ヴェル「(ぞるぞるぞる)司令官、あたしおやつの途中だったんですが?」

カルミ「くだらん用ならぶっ飛ばすからなクソコマンダー。」

菌華「君ら一応私の部下だからね?」

 

泣きたくなってきた

 

上鳴「おお〜!可愛い!」

 

可愛い顔してるだろ?ラスボスの2.5倍の体力なんだぜ、そいつ、もう1人は滅多刺しにしてくるし

 

ヴェル「ん?司令官、友達?」

菌華「そうだ、濃いメンツだろ?」

カルミ「テメエが言えた事じゃねえだろ。」

切島「・・・なんだろう、爆豪みたいな娘が・・・。」

 

気にしないで切島君

 

菌華「ほら自己紹介。」

ヴェル「初めまして、あたしはヴェルデューゴ。」

カルミ「・・・スカルミリオーネだ。」

菌華「ああ、名前の事なんだけど君達2人の名前長いから改名させて貰うね、答えは聞かないけど。」

カルミ「はぁ⁉︎」

ヴェル「あたしは賛成〜。」

菌華「じゃあよろしくなヴェルとカルミ。」

カルミ「カルミ止めろ!」

上鳴「えーと、ヴェルちゃんとカルミちゃんで良いんだよね?」

菌華「うん。」

カルミ「良くねえ!」

菌華「じゃあカルミで良い人挙手、はい。」

上鳴「はい。」

切島「はい。」

ヴェル「はい。」

菌華「賛成多数でカルミに決定。」

カルミ「ちくしょぉぉぉ!」

ヴェル「で、司令官はなんであたし達を呼んだの?」

菌華「君らの能力をもっと使いこなせる様にアドバイスするのと戦闘能力の向上の為。」

ヴェル「なるほど。」

カルミ「めんどい。」

菌華「まあ強制的に連れて行くんだけど。ねえ上鳴君、広い所無いかな?」

上鳴「ん、ああ、あっちを右に曲がってまっすぐ行けば実戦訓練用の広場があるぜ。」

菌華「さんきゅ。よしヴェル、カルミの両足持ってくれ、私は両手持つから。」

ヴェル「了解しました〜。」

カルミ「離せ!クソ!なんでいつも捕まるんだよ俺は!」

菌華「はいはい黙って運ばれててね〜。」

 

実戦訓練用の広場

 

ヴェル「司令官!トレーニング内容はどうなっているのですか!」

 

広場に着いた瞬間ヴェルが叫んだ、こいつほんとうるせえな、もうちょい声のトーン落とせや、あれか?材料に使った虫の死骸にセミが多かったからか?

 

菌華「帰るまでひたすら私と手合わせだ。」

ヴェル「アッーお腹が痛くなって来たなぁ、これは今日食べたパンがカビてたのかなぁ、帰りたいなぁ(棒)」

菌華「はっはっは、あれは昨日買ったばかりだぞ、それにウイルスで作られた生物兵器が食べ物で腹壊すとかあってたまるか。」

ヴェル「クソッ!翻訳機が壊れた!」

菌華「斬新な聞こえないフリやめろ。」

ヴェル「能力の使い方を教える訓練で能力を使わないと勝てなさそうな人と戦うとかおかしいじゃないですか、ねえおかしいじゃないですか(ガチトーン)」

菌華「ヴェルお前さ、釣りに行った時尻尾使えたろ?それと同じ要領で他の場所から他のトゲトゲを出しゃ良いんだよ、つか手加減もするし。」

ヴェル「おっしゃやったろやないかい!」

菌華「うるせえ。」

カルミ「言っとくけど俺はやらないz

菌華「体育祭で無事活躍してくれたら私が出来る範囲なら何でも言う事聞いてやる、何でも。」

 

ん?今何でもするって言ったよね、と言われるのは嫌なので強調しといた、どちらかと言うと言う方が好き

 

カルミ「・・・分かった、やってやる。」

菌華「よしじゃあ行くぞ!」

ヴェル「待って!司令官は1人だよね、誰か居た方がフェアじゃない?」

 

訓練にフェアも何も無えよ。でもまあ1人でやるより楽だから良いか

 

菌華「んーとじゃあ、切島君!きーりーしーまーくーん!」

切島「おう!なんだ⁉︎」

菌華「今からヴェル達と戦うんだけど2対1はフェアじゃないって言うから良ければ手伝って頂きたい!」

切島「いいぜ!今行く!」

 

移動するのがめんどいから大声で会話した

 

菌華「悪いね、練習相手にさせちゃって。」

切島「別に良いぜ、よしやるか!」

菌華「じゃあ今度こそ!」

ヴェル「行きますよ〜、えい!(ギャリリリリリ!)」

 

ヴェルが私の脳天めがけて尻尾を伸ばして来た、ご丁寧に先っぽには刃も付けて、主人殺す気か?

 

菌華「おっと(サッ)」

ヴェル「にゃっ⁉︎」

 

避けられてびっくりしたのは分かる、割と馬鹿に出来ない速さで伸ばして来たからな、でもな、にゃっ⁉︎は無いだろう

 

菌華「ヴェル、お前は不意打ち特化したり速さ重視の方が良いと思うぞ、それか隠れたりな。」

 

隠れると言えば前世でバイオやってた時どこにも入り口が見当たらない天井や排水路から攻撃して来た時は通り抜けフープでも持ってるんじゃないかと思った、結構身体が柔軟らしいけど入り口無いなら入るも何も無いと思う

 

ヴェル「隠れる場所が無いんですが?」

菌華「とりあえず出来そうな事をやるんだよ、体から出せる刃を枝分かれさせるとか。」

ヴェル「なるほど!」

菌華「じゃ、切島君、性格が爆豪君のカルミは私がやるからヴェル任せて良い?」

切島「おう!小細工は苦手だけど俺も少しはアドバイスしてやれると思うぜ!」

 

やだ良い人

 

菌華「おっと始める前に一つ、ヴェル、私が許可するまで殺してしまう可能性がある攻撃は絶対禁止だ、今この瞬間から禁止、許可が出るまで使うな、お前が出す刃も先をあまり尖らせず切れ味も落とせ、尻尾の先の刃もだ、私が本気で来いと言っても殺さないレベル内での本気だ、良いな?」

 

これは本当に大事、クラスメートを間接的にも殺しちゃったとか悔やんでも悔やみきれないレベル、せっかく転生したのに☆処刑END☆とかシャレになんねえ、とりあえず死柄木君の息の根止めるまで死にたくない

 

ヴェル「分かりました!」

切島「よし!注意も終わったし、ヴェルちゃん!」

ヴェル「ヴェルで良いよ〜。」

切島「じゃあヴェル!俺の事は師匠と呼べ!」

ヴェル「はい師匠!」

切島「良い返事だ!」

 

うるさいのと暑苦sげふんげふん、熱血漢は気が合うみたいで良かった

 

切島「じゃあかかって来い!」

 

待って切島君じゃあの意味が分からない

 

ヴェル「はい師匠!(ダッ!)」

 

ヴェルが切島君に向かって走り出した、開戦でござんす

 

切島「近接で来るか!良いだろう!来い!(ガチガチガチガチ)」

 

切島君が個性『硬化』を使って両腕をコーティングした、一方ヴェルは丸腰で突撃している

 

切島「(能力は黒い刃?を身体から出せるとかか?だけど何も出してこねえな、体術だけで乗り切れる自信があるのか?でも戦闘に関してはまだ素人の様だし、ってもう目の前か!)」

ヴェル「ふっ!(フォッ!)」

 

ヴェルがかかと落としを切島君に入れようとするが切島君は硬化した腕でガードした

 

ガキィン!

 

金属がぶつかる様な音が鳴った

 

切島「ッ!そうだよな!いきなり出す事くらい出来るよな!」

ヴェル「司令官に不意打ち特化しろと言われたので!」

 

どうやらヴェルは当てる寸前で刃を出した様だ、切島君はこう来ると思ってなかったのか硬化を少し緩めてた様で割とダメージをもらったみたいだ、一方ヴェルは宙返りをして切島君から少し離れる

 

切島「今度はこっちから行くぞ!(グオッ!)」

 

切島君が硬化した腕でヴェルに殴りかかった

 

ヴェル「むっ!(バキバキバキバキ)」

 

これは私も予想外、ヴェルデューゴ本来の黒い甲殻を腕に纏った、まだ教えてないのに

 

切島「何⁉︎(タッ、ザザザザ)」

 

地面を蹴って瞬時に距離を取る切島君

 

切島「・・・お前、弱点無いのか?」

ヴェル「本能的に冷たい物は避けてしまいます!」

切島「どうしようもねぇ!」

 

実を言うと昆虫の甲殻だから切島君の硬化の方が硬いんだよね

 

切島「・・・いや!考えるのはやめた!俺の得意技はゴリ押しだ!(ダッ!)」

 

そう言うと切島君はヴェルにタックルを仕掛けた

 

ヴェル「(ドゴッ!)ぎゃっ!」

切島「まだまだぁ!(ザザザザザザ!)」

 

タックルを当ててもなお、牛の様に突き進む切島君、ゴリ押しを象徴するかの様な攻撃方法ですな、切島君マジ切島君

 

ヴェル「のおおおおお!ストーップ!(ギャリリリリ!ヒュッ!)」

切島「(バシィ!)がっ!(ゴロゴロゴロゴロ)」

 

尻尾で切島君を弾き飛ばすヴェル

 

切島「(むくり)まだだ!(ダッ!)」

ヴェル「ですよね!(ジャッ!)」

 

ヴェルが手の甲、肘、膝、かかとから刃を出し走ってくる切島君を迎撃しようとする

 

切島「フン!(グオッ!)」

ヴェル「りゃあ!(ガギィン!)」

 

硬化した拳と手の甲の刃がぶつかる

 

切島「(ギギギギギ)はっ!(ガッ!)」

ヴェル「なっ⁉︎」

 

ヴェルの刃を腕ごと払いのけた切島君がまたタックルの体制に入る、なんか某鎧の巨人を思い出すよ

 

切島「オラオラオラオラァ!(ドドドドドドド‼︎)」

 

切島君が某星の白銀先輩の様な掛け声と共に2回目のタックルを繰り出した

 

ヴェル「ぎゃーー!師匠怖ええええ‼︎(ドドドドドドド‼︎)」

 

ヴェルはもちろん逃げる

 

ヴェル「(ガッ)あっ(ゴッ!ガッ!ドッ!ゴロゴロゴロ!)ああああああ!」

 

ベタに足を引っ掛け多少リズムを刻みながら転がり回るヴェル、なんかもうお悔やみ申し上げますとしか言えない

 

切島「お、おーい、大丈夫か?」

 

流石に心配する切島君イケメン、はっきりわかんだね

 

ヴェル「司令官!あたしもう帰ってタイラント先輩が作ってくれたフレンチトースト食べてイカやって寝たいです!本気は明日から出します!」

菌華「ニート思考止めろ!これ終わったらおやつ買ってやるから!」

ヴェル「今本気出します!」

 

随分と即物的だな

 

菌華「どうでも良いけどうつ伏せのまま叫ぶのシュールだからやめてくんね⁉︎」

ヴェル「(むくり)良し!行きますよ師匠!」

切島「おお!来い!」

ヴェル「(ジャッ!)やっ!(ヒュヒュヒュヒュヒュヒュ!)」

 

ヴェルが切島君の周りを高速で旋回する、どうやら走っているのではなく地面を思いっきり蹴って水平にジャンプしてる様だ、かっけえ(語彙力の消失)

 

ヴェル「はっ!(ドッ!ギャキィン!)」

 

一際強く地面を蹴ると手の甲に生えた刃で切島君を斬りつけた

 

切島「やるな!」

ヴェル「どうも!(ドッ!キィン!キキキキキキィン!)」

 

ヴェルが少しピッチを上げ切島君を連続で攻撃する、まっくのうち!まっくのうち!

 

切島「(このまま行けば先に倒れるのは俺、どうする⁉︎・・・・・いや、違う、俺の得意技はゴリ押しのはずだろ!考えるな。)」

ヴェル「(?何もして来ない?まあ良い、このまま体力を削り切って終わり!)やっ!(ドッ!)」

切島「そこだ!(ガシィ!)」

ヴェル「ファッ⁉︎」

 

切島君が飛んで来たヴェルに飛び掛かり捕まえた、うそだろ鋭児郎!オイオイオイ、死ぬわアイツ(ヴェル)

 

切島「(ゴロゴロゴロ)マウントポジション取ったぞ、降参するか?(ガチガチガチガチ)」

ヴェル「・・・降参で。」

切島「よっしゃあ!あー、キツかったー。なあ骸牙、こいつ本当に戦い初めてなのか?」

菌華「正真正銘初陣ですが?」

切島「なんでこんな強いんだよ。」

菌華「うーん、種族自体が戦闘民族だから?」

切島「何だよそれ・・・。」

 

実はカルミも召喚してるから100%じゃないんだよなぁ

 

ヴェル「結局刃の枝分かれやらなかったな〜、甲殻の防御もまだ使いこなせてないし・・・。」

切島「俺の個性と少し似てるしコツとか教えてやろうか?」

ヴェル「お願いします!」

切島「てか骸牙、お前ら俺らの戦い見てて戦ってねえだろ。」

菌華「・・・バレた?」

切島「2対2とは何だったのか。」

菌華「今からやるから許して。」

カルミ「はぁーめんど。」

菌華「ほらやるぞ。」

カルミ「何やりゃいんだよ。」

菌華「とりあえず、お前自分の能力分かってるか?」

カルミ「・・・・・。」

菌華「能力のもっと上手く使える様にする為のトレーニングなのに自分の能力を分かってないとか本末転倒なんだが?」

カルミ「今日の朝進化したんだから知ってるわけ無いし、それに元々俺はやるとは言ってないんだが?」

菌華「フカヒレスープにすんぞ鮫。」

カルミ「悪かったよ、で?どんな能力何だよ。」

菌華「アホみたいにデカい槍と盾を召喚出来るのと上半身か下半身どちらか弾け飛んでも生きてられる生命力かな。」

カルミ「お前本当説明大雑把な。」

菌華「I want to kill you。」

カルミ「そんなに怒るとは思ってなかったよ。」

菌華「そんな事よりお前槍か盾出せるか?」

カルミ「具体的にどうすりゃ良いんだよ。」

菌華「槍出るってイメージしろ。」

カルミ「チェーンソーとか出ねえかな。」

菌華「それはお前の武器ちゃう。」

カルミ「じゃあ誰の武器なんだよ。」

菌華「チェーンソーマジニ先輩の。」

カルミ「マジニ?」

菌華「お前の部隊じゃねえから知らなくても問題無いぞ。」

カルミ「待て部隊って何だ。」

菌華「T-ウイルス隊、プラーガ隊、T-アビス隊、マジニ隊、ウロボロス隊、C-ウイルス隊、統一しといた方が色々と楽だと思ってさ。」

カルミ「ちなみに俺はどこ所属なんだ?」

菌華「T-アビス隊副隊長。」

カルミ「隊長は?」

菌華「スキャグデッドさん。」

カルミ「今どこに?」

菌華「今はT-アビス隊お前以外居ないぞ。」

カルミ「今の所どの隊を強化するつもりなんだ?」

菌華「プラーガ隊かなぁ、アルマデューラかっこいいし簡単に作れそうだし。」

カルミ「そんな事より訓練の続きはよ。」

菌華「お前がこの話振って来たから始まってすらいねえんだよ。」

カルミ「反応したお前が悪い。」

菌華「一回本当に殺したろかなコイツ。」

カルミ「やってみろや。」

菌華「時間勿体無いから訓練始めるぞカス。」

カルミ「カスって言った⁉︎何この人⁉︎」

菌華「じゃあ右手に思いっきり力入れろ。」

カルミ「イメージじゃなかったのかよ。」

菌華「あんなんデマに決まっとろうが。」

カルミ「何でデマ教えた?」

菌華「まあそんな事より力入れろ。」

カルミ「ハッ!(みしみしみしみし)ッ!これ結構キツイな・・・。」

菌華「もうちょいもうちょい!カ〜ルミの!ちょっと良いとこ見てみたい!フゥーーー↑↑(パァンパァン!)」

 

煽ってる雰囲気を出しながら手を叩く私

 

カルミ「やめてめっちゃ集中出来ない(みしみしみし)」

菌華「でもほらもうすぐもうすぐ!」

カルミ「(バシュウン!)・・・出来たけど、これが俺の武器か?」

菌華「そうだ、身の丈に合ってないだろ?」

 

その槍はUSJで遭遇した脳無がやっと持てそうな大きさで、もはや槍と言うより大剣の側面に棘を生やしただけにしか見えない、その上これと同じくらいの大きさの盾と同時に使うなどとてもじゃないが目の前の女性が出来るとは誰も思えないだろう

 

カルミ「ああそだ、盾盾(みしみしみしみし、バシュウン!)うわ、これまた禍々しいのが。」

菌華「最悪それで殴打すりゃ良いもんな。」

カルミ「じゃ、行くで(ドッ!)」

菌華「は?え?ちょ待っ(ベギ!)」

 

結論から言う、カルミがいきなり近寄って来て盾で思いっきり殴られて吹っ飛んでる、凄い痛い、よぼよぼのおじいさんのパンチ1000発分くらい痛い、マジかよこれ主人の顔丸潰れだよ。いや、私は司令官だから、戦闘はしないから

 

菌華「もうあいつ訓練しなくて良いな、まず私がやりたくない、このまま体育祭出しても大丈夫やろ。てかまだ飛んでんのか、あいつどんだけ力込めて殴ったんだよ、私なんか恨まれる様な事したっけ?(ヒュウウウウ)」

 

第5話 特訓に喰われる休日 終わり

 

次回 体育祭ナウ!荒らすぜ〜!止めてみな!

 


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