半人半ゾンビは数の暴力を繰り出した!ヴィランは死ぬ!   作:なのはな寮長

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先に言います、オリキャラ回です。


第4話 何とかして新型ウイルスを作り出そう!

 

夜0時山奥

 

菌華「今日は寄生虫をとにかく集めるぞ!」

タイラント「司令官、意味が分かりません、説明を求めます。」

菌華「ウイルスと寄生虫をまぜまぜして出来た虫を誰かに寄生させたらなんか起こる気がしたから即行動に移した。」

タイラント「・・・それは分かりました、でも夜に小さな虫を捕まえるのは困難ではありませんか?」

菌華「気合。」

タイラント「脳筋も大概にして下さい。」

菌華「じゃあ虫の死骸を集めてくれ、出来ればカマキリを多めに。」

タイラント「何に使うのですか?」

菌華「帰宅後の実験見りゃ分かる。」

タイラント「・・・了解しました、ですが寄生虫集めは司令官一人でやって下さいね?」

菌華「わーかってるよ、じゃ、1時間後ここに集合な。」

タイラント「分かりました、ではこれより、虫の死骸集めを開始します、A隊は私と共に、B隊はそっち、C隊はあっちをお願いします。」

ゾンビ達「イエッサー!」

 

菌華サイド

 

菌華「ほーら猫ちゃんこっちおいで〜、猫じゃらし!猫じゃらしあるよ〜、よ〜し良い子だ・・・今だ!(サッサッサッ)よし、予想通りノミがいっぱい取れた、もうこれだけで充分だな、猫ちゃんありがとね〜。よし、私も死骸集めするか。」

 

タイラント&ゾンビA隊サイド

 

タイラント「セミ、セミ、カブトムシ、カブトムシ、カナブン、セミ、サソリ、セミ、セミ、スズメバチ、セミ、カマキリ、セミ、セミ、カマキリ、アゲハ、セミ、・・・セミが圧倒的に多い。」

ゾンビA「隊長!ムカデって虫でしたっけ⁉︎」

ゾンビB「バカお前ムカデは爬虫類だよ。」

タイラント「どちらも違います、正確には両生類です。」

ゾンビA「ありがとうございます!」

タイラント「・・・カマキリ、セミ、サソリ、バッタ、カマキリ、スズメバチ、アゲハ、セミ、カマキリ、サソリ、セミ。」

 

ゾンビB隊サイド

 

ゾンビD「おい、お前マムシって種族なにか分かるか?」

ゾンビE「ムシって付いてんだから昆虫だろ。」

ゾンビF「聞いた話だとマムシは爬虫類らしいぞ。」

ゾンビD「でも爬虫類の虫ってムシだろ?なら良いんじゃね?」

ゾンビE「それもそうだな。」

ゾンビF「虫って付いてんだから。」

 

ゾンビC隊サイド

 

ゾンビG「そっちあるか?」

ゾンビH「ムカデなら。」

ゾンビI「さっきすれ違ったA隊の情報だとムカデは両生類だそうだ。」

ゾンビH「両生類ってあれだろ?ゴリラとかだろ?」

ゾンビI「いや、ゴリラは空を飛ぶ事から鳥類だと思う。」

ゾンビG「マジか⁉︎どうやって飛ぶんだよ!」

ゾンビI「それはほら助走つけてジャンプ。」

ゾンビG「それは飛ぶじゃなくて跳ぶだよ。」

ゾンビI「一緒じゃねえか。」

ゾンビH「で、このムカデどうする?」

ゾンビG「虫っぽいし入れとけば?」

ゾンビH「そうだな、入れとくか。」

 

1時間後

 

菌華「終わったか〜?」

タイラント「終わりました。」

菌華「じゃ、帰るぞ。」

一同「イエッサー!」

 

無事下山

 

菌華「(ガチャ)ただいま〜って中に誰も居ないか。」

タイラント「虫の死骸ここに置いときますね。」

菌華「おうありがとな。よし、じゃ始めるか、とりあえずウイルスに猫ちゃんから採取した大量のノミを漬け込む。さて、後はひたすら新型の寄生生物が出来るのを祈るだけか。」

 

30分後

 

菌華「タイラントお前ロ◯ッタ使いだったのか。」

タイラント「ええ、上手く使えると2対1になりますからね。」

菌華「私ル◯ナから離れられないんだけど。」

タイラント「とか言いつつファ◯コも使ってるじゃないですか。」

菌華「速いキャラ好きなんだy(ボォン!)ファッ⁉︎何だ⁉︎」

ゾンビ「司令官!漬け込んでた奴が爆発しました!」

菌華「よっしゃ!多分成功や!じゃお前そこのデカイ水槽に入れ!」

ゾンビ「え⁉︎あたしですか⁉︎」

菌華「そうだよはよしろ!」

ゾンビ「わ、分かりました!」

菌華「じゃ、この虫の死骸砕くの手伝ってくれタイラント!」

タイラント「分かりました。」

菌タイ「(ドシャ!グシャ!ベキ!ペキペキ!メシャメシャ!)」

菌華「なんでサソリが居るのか不思議だけどとりあえずよし!次はこの砕いた奴にさっき出来上がった虫を3匹ほど入れて私のウイルスと混ぜる!」

タイラント「はい。」

菌タイ「(ドバドバドバドバ、ぐーるぐーる)」

菌華「じゃあ最後にこの謎の液体を水槽に投入!」

タイラント「はい。」

菌タイ「(ダバー)」

菌華「後は1時間放置。」

タイラント「次はどう時間を潰しますか?」

菌華「マ◯カ8しようぜ。」

タイラント「世界対戦でお願いします。」

 

1時間後

 

???「(ザバッ!)ぶはぁっ!」

 

起き上がった者は先ほどまでの姿の原形を留めてはいなかった、細長い三本の指には鋭利な爪が付き全身に黒い甲殻を纏っている、いかにも硬そうだ、身長もかなり高くなっている、と言うより足が長い、そして1番特徴的なのはサソリの様な尻尾、先には針なんてちゃちな者じゃなく剣の様な物が付いている、子供にも分かる様に言えばそう、昆虫人間だ。

 

???「あ、おはようございます。」

菌華「おう、起きたばっかで悪いがちょっと姿変えさせてもらうぜ、そのままでもカッコいいんだがな、私は美少女の方が好きなんだ。(みしみしみし)」

???「痛い痛い!司令官!痛いです!」

菌華「(みしみし、ボシュウ)出来たぞ、風呂貯めてあるから全身の液体流してきな、服も用意してあるから。」

???「は、あ、ありがとうございます。」

 

姿を2回連続で変えられたら戸惑いもするだろう、1回目は昆虫人間に、2回目は少女に、見た目は黒い短髪に白い肌、そして真っ平らな胸、服を着ないとその位しか語る事が出来ない

 

菌華「そうギクシャクするなって、お前さん今日から幹部だぜ幹部。」

???「じゃあ行ってきます。」

菌華「おう、行ってらっしゃい。」

タイラント「・・・私、あの様なクリーチャーは見た事が無いんですが。」

菌華「あいつとお前は感染してるウイルスが違うからな、てかあいつはウイルスじゃなくてプラーガって言う寄生生物だし。」

タイラント「名前は何と言うのですか?」

菌華「『ヴェルデューゴ』濁点が多いのが特徴だ。」

タイラント「能力とかは?」

菌華「少女に変える前に尻尾やら爪やらトゲトゲしたもん付いてたろ?あれを体の大体の所から出せるっつー能力にしといた、しかも体めっちゃ硬い。」

タイラント「弱点は無いのですか?」

 

液体窒素 氷結 ダメージ3倍 ロケラン ウッ頭が!

 

菌華「・・・氷結かな。」

タイラント「氷結、轟様とかでしょうか。」

菌華「正確には凍らせて高威力の攻撃入れるのが効果的やな。」

タイラント「なるほど。」

菌華「んなもん知ってどーすんだ?」

タイラント「私が氷に耐性を付ければカバー出来るかなと。」

菌華「・・・新人思いの良い上司だな。」

タイラント「司令官の事もちゃんと考えてますよ。」

菌華「ありがとな。」

ヴェルデューゴ「いや〜良いお湯でした〜。」

菌華「そりゃ良かった、服もちゃんと着れたみたいだな。」

ヴェルデューゴ「はい!これカッコいいですね!」

 

ヴェルデューゴの服

黒いローブ

迷彩服上下

黒のショートブーツ

潜入する気満々!

 

菌華「えーと、今3時半だから、めっちゃ急げば登校前にもう一人幹部が増えるな、よし!海行くぞお前ら!」

タイラント「了解しました。」

ヴェルデューゴ「イエッサー!」

菌華「テンション高えなヴェルデューゴ、進化すると性格変わるんか?」

ヴェルデューゴ「ん?ヴェルデューゴって誰ですか?」

菌華「え?お前だぞ?」

ヴェルデューゴ「ああ、幹部になると新しい名前が貰えるんでしたね!」

菌華「え?そうなの?」

ヴェルデューゴ「え?違うんですか?」

菌華「・・・さっさと行くぞ。」

 

移動中

 

タイラント「ところで何をするんですか?」

菌華「深海魚獲るぞ。」

タイラント「・・・もしかして。」

菌華「そう素潜り。」

タイラント「じゃあ私達はあそこの防波堤で朝ごはんのおかず釣ってますね。」

菌華「嘘嘘!地上!地上からだから!」

タイラント「でもどうやって獲るんですか?」

菌華「まあ見ててみ(ぞるぞるぞる、ギャリリリリ)」

ヴェルデューゴ「あっ、それってあたしの尻尾じゃないですか?」

菌華「そうそう、これを限界まで伸ばして刺して獲る!ヴェルデューゴも能力に慣れたら出来るだろ。」

タイラント「それ魚がどこに居るかとか分かるんですか?」

菌華「・・・・・感?」

タイラント「あっちで釣ってますね。」

菌華「美味しいの釣ってよね。」

タイラント「お任せ下さい。」

ヴェルデューゴ「あたしも司令官のそれ出来ないかな〜。」

菌華「てかタイラントなんで釣竿持ってきてんの?」

タイラント「食費を浮かす為です。」

菌華「秘書が優秀過ぎる。」

 

タイラントサイド

 

ヴェルデューゴ「タイラント先輩!出来ましたよ司令官がやってたやつ!」

タイラント「それ元々あなたの能力ですよ?」

ヴェルデューゴ「まだ慣れて無いんです〜。」

タイラント「まあ良いです、じゃあお魚獲っちゃって下さい、あ、生態系破壊レベルで獲っちゃダメですよ?」

ヴェルデューゴ「分かってますよ〜。」

タイラント「(キリキリキリキリ)おっと引いてますね、よいしょ!(ザパァ)・・・これはイカですね。」

ヴェルデューゴ「なんか、あたし達の仲間にこんなの居ませんでした?」

タイラント「居るでしょうねぇ、1人くらい。」

 

菌華サイド

 

菌華「1匹でも釣れたらオッケーなんだけどなぁ、そう簡単に釣れないよn(ガブ!)いってえ!なんかに咬まれた⁉︎(ギャリリリリリリ!ザパァ!)ホオジロザメ⁉︎そりゃ痛いわ!鮫って食べれるっけ⁉︎てか釣り上げられたんだからいい加減離せや!しつこいわ!いだだだだだ!このっ!(ブンッ!ヒュウウウウ、ザッパァン!)・・・よし、死んではねえな、食わねえのに殺すのは気分悪いし良かった、てか尻尾どうなってる?・・・うえー歯が刺さっとるわ〜、ん?鮫?鮫・・・鮫・・・。」

 

タイラントサイド

 

ヴェルデューゴ「先輩!またイカ獲れましたよ!」

タイラント「お刺身で頂きましょうか。」

ヴェルデューゴ「良いですね!」

タイラント「それにしてもイカが良く獲れますね。」

ヴェルデューゴ「美味しいんでしょ?なら良いじゃないですか。」

タイラント「私は食べた事無いんですよね、イカゲーならやった事あるんですけど。」

 

菌華サイド

 

菌華「ん?なんか触った様な・・・(ザク!)おっしゃ!ビンゴ!(ギャリリリリリ!ザパァ!)・・・あの宇宙人みたいなデザイン、多分深海魚だよな、うん、アレさえ採れれば正直深海魚じゃなくても良い、てかこいつ食えるかな。」

ヴェルデューゴ「しれいかーん!こっちは終わりましたよー!」

菌華「タイミング良いなオイ、何釣れた?」

タイラント「美味しいのが。」

菌華「なら良し、帰るぞ。」

 

帰宅

 

菌華「じゃあ私は幹部もう1人作ってるから君らはご飯作っといて。」

タイラント「了解しました。」

ヴェルデューゴ「あたし料理とか出来ないんですけど。」

菌華「なら私の隣で実験の様子でも見てなさい。」

ヴェルデューゴ「はーい。」

 

タイラントサイド

 

タイラント「(スパッ、スパスパッ)これはバター焼き、これはお刺身、これはイカ飯、他は冷凍で良いかな、あれ?バターってまだ残ってたっけ?」

ゾンビ「マーガリンなら。」

タイラント「うおう⁉︎・・・居たんですか。」

ゾンビ「タイラントさんも驚くんですね。」

タイラント「私を何だと思ってたんですか。」

ゾンビ「冷静沈着家事大得意いつも真顔で笑顔を見たら幸せになれると噂の司令官秘書。」

タイラント「そんな噂が・・・。」

 

菌華サイド

 

ヴェルデューゴ「司令官、それ何ですか?」

菌華「深海魚から運良く採れたジ・アビスってウイルスの遺伝子だよ、これをt-ウイルスと混ぜてt-アビスって新型のウイルスを作れたら良いなぁって思ってる。」

ヴェルデューゴ「作れる保証無いんですか⁉︎」

菌華「とりあえずそれっぽい物を混ぜときゃ出来るだろ、現にお前だって適当に混ぜた物で進化したんだぞ。」

ヴェルデューゴ「それはそうですけど〜。」

菌華「それよりそこの鮫の歯取ってくれ。」

ヴェルデューゴ「はい。」

菌華「さんきゅ。」

ヴェルデューゴ「鮫ベースですか?」

菌華「そうそう、こいつとお前とタイラント3人だけで結構な戦力になると思う。」

ヴェルデューゴ「誰に使うんですか?」

菌華「昨日からめっちゃ進化したがってたあいつだよ。」

ヴェルデューゴ「ああ新型のウイルスに感染したがってた。」

菌華「さて、下準備は終わったし待つだけだ、その間何する?」

ヴェルデューゴ「ス◯ラ◯ゥーンやりましょう!」

菌華「交互にやるか。」

 

第4話 何とかして新型ウイルスを作り出そう!終わり

 

次回 特訓に喰われる休日

 




ここまで読んで頂きありがとうございます。
ヴェルデューゴってかっこいいですよね。
ん?戦闘シーン?新キャラ考えるので
いっぱいいっぱいなんですご容赦下さい。

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