半人半ゾンビは数の暴力を繰り出した!ヴィランは死ぬ!   作:なのはな寮長

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なんでUAこんな増えてるんですか、まだ1話ですよ?


第2話 2対2?いやいや32対2だよ

朝5時、菌華の家近所の公園にて

菌華「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”‼︎結局ヒーロースーツのデザイン思いつかなかったぁぁぁぁ!

なんですか今日までに提出しとけって!

こっちは社畜じゃ無いんですよピチピチの女子高生なんですよ!」

タイラント「し、司令官、一応朝5時なので、

もう少し声のトーンを落とした方が良いかと、

その、近所迷惑と言う奴になるのでは。」

菌華「ハァ、ハァ、そうだな、ゲホッゲホ!ハァ、もふもふの猫が撫でたい。」

タイラント「現実から目を背けないで下さい。」

菌華「1人、1人で良いから誰かぶちのめしたら思いつくと思う、多分。」

タイラント「そんな不安定な要素を信じて人をぶちのめさないで下さい。」

菌華「はー、どっかに居ねえかな、ある程度ぶちのめしても良いって大義名分がある奴。」

タイラント「居ないでしょそんな人。」

菌華「だよなぁ。」

???「おい黒霧、あの作戦、準備出来たんだろうな。」

 

声に反応して振り返って見ると、

そこには全身手だらけの男が電話をしていた

 

菌華「見ろよあの電話してる奴、

お前やゾンビよりよっぽどクリーチャーっぽいぜ。」

タイラント「こら、人に後ろ指刺すもんじゃ無いですよ。」

菌華「いやー、でもよ、普通あんなファッションしねえだろ、

そこらへんに居るか?あんな奴。」

タイラント「まあ多少個性的ではありますが・・・。」

菌華「アレを多少個性的で済ますのかお前・・・でもさ、本当に居ないよな、あんな奴、普通じゃない。」

タイラント「確かにそうですね、一般的に居ない。」

菌華「『おい黒霧、あの作戦、準備出来たんだろうな。』あの作戦、フフフ、おいタイラント、もしかしたらあいつはぶちのめしても良い大義名分があるかもしれんぞ。」

タイラント「でも司令官、たとえそれだったとしても市街地での個性発動は禁止なんじゃ?」

菌華「バカお前、私はあなたと正体に気付いてますよって

雰囲気で行って相手が個性で攻撃して来たらこっちの攻撃は

ある程度正当防衛だろ。」

タイラント「・・・やり過ぎないで下さいね、あくまで正当防衛が大義名分なんですから。」

菌華「分かってるよ、一発だけな、じゃ話しかけてくるわ。」

???「分かった、じゃあ今から帰る(ピッ)」

菌華「ヘイそこのお兄さん。」

???「あ?」

菌華「あんた不思議な格好してるねぇ、

人の目とか気にしないの?」

???「チッ、ガキは帰って寝てn

菌華「いや、人の目を気にしないんじゃない、

まず人に見られいんじゃないのかな?」

???「・・・はぁー、勇敢なこって。」

菌華「そりゃどうも。」

???「褒めてねえんだよ!(グアッ)」

 

男は突如叫ぶと私の腕の肘のちょっと下辺りを掴んできた、

えっ何?セクハラ?と、思ったら掴まれた部分が崩れて来た

 

菌華「ん?へえ、腕が崩れて行く、

あんたの個性か、まあ効かないんだけどね。」

???「何?」

菌華「(ぞるぞるぞるぞる!)」

 

崩れた腕の断面からウイルスを触手の様に伸ばし

崩れ落ちた手首の断面にくっ付けた、

そして手首を引き寄せ腕にくっ付けた、

足りない部分はウイルスで補強した、一見もう腕は再生した

 

菌華「今日の昼飯はカロリー高いもん食わないとな、

また崩れて来ちゃうし。」

???「⁉︎何だと⁉︎」

菌華「良いねその驚いてる感じ。」

???「なんて個性だ⁉︎」

菌華「とっさに出て来る言葉がそれって、

教えるわけないだろ『ヴィラン』お前敵に塩送んのか?」

???「チッ見逃してやる、さっさと行きな。」

菌華「は?何言ってんだお前?

言うとしてもそれは私のセリフだ。」

???「んだと?」

菌華「良いか?今私は人を無性にぶちのめしたいんだ、

理由は言わんがな。」

???「ッ⁉︎頭イかれてんのか!」

菌華「失礼な、私からしたらヴィランの方が頭イかれてると思うわ、じゃ、私の為に死んでくれ♡(めきめきめきめき)」

???「何⁉︎」

菌華「じゃ、さよなら、(ブォン!)」

???「マズい!(サッ、ドッゴシャア!)何てパワーだよ、

コンクリートがビスケットみたいに割れたぞ・・・マズイな、

(ピッポッパッ、プルルルル、プルルルル、ピッ)」

黒霧「もしもし?死柄木弔?どうかしましたk

死柄木「ワープで俺を助けてくれ!

今追われてる!」

菌華「ワープ?厄介な、まあ良いわ、

もう一発打っちゃったし、じゃあの、死柄木弔さん。」

死柄木「・・・・・崩した腕が再生したり腕が巨大化したり、

個性が分からない、あいつ、本気で俺を殺しに来てた、出来れば二度と会いたくないな。」

 

一方その頃菌華サイド

 

タイラント「お疲れ様です司令官。」

菌華「ああただいま、ぶちのめさなかったけど

ヒーロースーツのデザイン思い付いたわ。」

タイラント「良かったですね、でも今から提出して

間に合うんですかね?」

菌華「最悪八百万さんに頼むわ。」

タイラント「全くもう。」

菌華「それにしてもさっきの奴なんだったんだろ?」

タイラント「予備知識があるんじゃないんですか?」

菌華「実はヒーローを目指すってところしか知らなかったんだよね。」

タイラント「それを予備知識が無いと言うんですよ?」

菌華「趣旨知ってんだったら充分だろ多分、

よし書き終わった、じゃ、家入ろうぜ、

いつまでも公園に居たら冷える。」

タイラント「はい。」

菌華「そうだな、唐突なんだけどさ。」

タイラント「?はい。」

菌華「お前の姿もうちょい縮めて良い?」

タイラント「具体的にどのくらいですか?」

菌華「いやーウイルスの大元の私ならお前の姿くらい

簡単に操れるんじゃないかなって思ってさ、

私としてもいつも横に大男だと目立つしさ。」

タイラント「大男と言っても性別なんて無いんですけどね。」

菌華「あと見た目って大事だと思うんよ、

お前言葉遣いも丁寧だしさ、だからお前の姿変えていい?」

タイラント「ダメって言ってもやるでしょう?」

菌華「じゃ、変えるぜ(みしみしみし)」

タイラント「割と痛い(みしみしみし、ボシュウ)」

菌華「ほいおっけー、じゃ、今日の授業でお前に手伝ってもらうつもりだったしみんなを驚かしてやろう。」

タイラント「随分と華奢な体になりましたね。」

菌華「能力とかはいつも通りだよ。」

タイラント「それより準備しなくて良いんですか?」

菌華「へ?ファッ⁉︎もうこんな時間⁉︎ヤベ!さっさと準備してパンくわえてダッシュだ!」

タイラント「こんな性格の人に恋愛フラグなんて立たないでしょうよ。」

菌華「本当に急いでんだよ!お前もうウイルスに戻っとけ。」

タイラント「ぁぁぁぁ溶ける〜。」

菌華「急げぇぇぇぇぇぇ!」

移動中

菌華「ギリギリセーフ⁉︎(ガラガラガラ!)」

八百万「あらおはようございます骸牙さn

菌華「ごめん八百万さん!この紙に書いてあるデザインの服

作っといてくんない⁉︎耐久とかは気にしなくて良いから!」

八百万「えっ、はい分かりました。」

菌華「さんきゅ!こんどなんか奢るわ!」

相澤「はいおはよう席につけ〜、今日は2対2の戦闘訓練と言う事で、骸牙、ちゃんとヒーロースーツのデザイン提出したか?」

菌華「昨日の内に出来なかったんで八百万さんに耐久性をガン無視した物を作って貰う事にしました。」

一同「それ1番無視されちゃいけない所!」

相澤「次からは間に合う様にしろよ。」

菌華「あいあいさー。」

八百万「骸牙さん、出来ましたわ。」

菌華「速いな君。」

八百万「では約束通りこんどガリガリ君と言う物を奢って下さい。」

菌華「さてはお主お嬢様だな?」

相澤「じゃあお前ら各自ヒーロースーツに着替えたらバスに乗れ。」

一同「はーい。」

 

女子更衣室

 

菌華「・・・なんか胸が縮んだ気がする、病気かな?」

麗日「それ女として1番きつい病やね。」

菌華「まあウイルスで取れた腕くっ付けたりとか出来るから

脂肪を胸に集めるくらい朝飯前なんだけどね。」

耳郎「それ他人にも出来る?」

麗日「食い付きが凄い。」

菌華「出来るけどゾンビになる可能性極めて高いよ?」

耳郎「・・・やめとく。」

菌華「賢明だ。」

蛙吹「と言うか菌華ちゃん、その服絶対男の人が着る服よね、ケロケロ。」

八百万「私もリクエストを貰った時にはびっくりしましたわ。」

 

今の私の服

「背中に赤文字でBIOHAZARDの刺繍が入った

黒い革ジャンとその下に赤いTシャツ」

「黒いGパン」

「黒の指無し革手袋」

見事に黒と赤だけで形成されていた。

 

菌華「あとはこれを先生に届けて伸縮性抜群のやつ

作って貰うだけやな。」

 

一方男子更衣室

 

峰田「おい見ろよみんな!ここに穴があるぜ!」

上鳴「何⁉︎それはまさか!」

峰田「そうよ!覗きあn

菌華「おっ!この穴なんか嫌な予感がするから

カレンダー掛けとこうぜ!」

峰田「ちくしょぉぉぉぉぉ!」

相澤「お前らー、女子は着替え終わったぞー。」

飯田「ほら行こう峰田くん。」

峰田「くそぉ、くそぉ。」

 

その後も峰田くんがゴネて動かなかったので

仕方なく相澤先生が引きずって来た。

 

相澤「全員乗車したな?発車するぞ。」

菌華「(ガタッガタガタガタッ!)ひゃーめっちゃ揺れる楽しー!(ガックンガックン)あははははは!(ガックンガックン)」

相澤「そこ、黙れ。」

菌華「・・・・・。」

相澤「何も全てに絶望しろとは言ってないぞ。」

菌華「私テンション高い時はそれに見合った

行動をしないと死ぬんです。」

相澤「マグロか?」

菌華「カツオです。」

相澤「どっちでも良い。」

菌華「私カツオの方が好きなんです、

先生魚なら何が好きですか?」

相澤「・・・俺はホタテかな。」

菌華「たった今魚って言ったんですけどね。」

相澤「生き物と言うくくりでは一緒だろ。」

菌華「範囲広すぎやしませんかね。」

相澤「じゃあ海の生き物。」

菌華「それでも広いですよ。」

相澤「・・・ウナギが好きだ。」

一同「押し負けた!」

菌華「てか相澤先生、揺れるバスの中で

ガックンガックンする以外の楽しみ方なんて有るんですか?」

相澤「そうだな、しりとり。」

菌華「この大人数で?」

相澤「景色を楽しむ。」

菌華「大量の訓練場しか目に映って来ないです。」

相澤「・・・周りに迷惑掛けない程度にやれよ。」

一同「また押し負けた!」

菌華「(ガックンガックン)ヒヤッフー!ヤッフー!(ガックンガックン)あっ、そうだ相澤先生。」

相澤「なんだ?」

菌華「ヴィランに遭遇した場合どうすれば良いですか?」

相澤「基本的に逃げろ、それでも襲って来たら応戦しな。」

菌華「ありがとうございます。」

相澤「なんかあったのか?」

菌華「いや、今日の朝たまたま外を散歩してたら

怪しい人を見つけたんで話しかけたらヴィランだったんですよ。」

一同「なっ⁉︎」

菌華「で、襲って来たんで一回だけ攻撃して帰ってもらったんですけど。」

相澤「怪我は⁉︎」

菌華「腕をもぎもぎされました。」

相澤「・・・見た所両方とも無事の様だが?」

菌華「ウイルスで補強してるんですよ、でもカロリー高いもん食べないといつか取れますけどね、あっ、血は出ませんからご心配無く。」

相澤「お前に弱点は無いのか。」

菌華「頭が弱点ですね、吹っ飛ばされたら終わり、

それに再生っつーか新陳代謝の異常促進による回復もかなり労力使うんすよ、自身の強化もね、それにゾンビの戦闘力は量と質に左右されますしね。」

相澤「弱点が無いわけではない、と。」

菌華「絶対に勝つ勝負とかつまんないですよ。」

相澤「そういえばお前が襲われたヴィランの情報あるか?名前だけでも良いんだ。」

菌華「死柄木弔、個性は崩壊、恐らく手が触れた物を徐々に崩壊させていく個性です、発動条件は分かりません、本人の意思関係無く発動するのか触れている面積なのか触れている時間なのか、それと全身に手を付けています。」

相澤「手を付けている?」

菌華「まあ一目見りゃ分かりますよ、

悪趣味なアクセサリーみたいなもんでしょう、

それと電話で思わぬボロを漏らしました。」

相澤「ボロ?」

菌華「奴は何か良からぬ計画を立てている事と

奴の仲間にワープの個性を持つ人物が居る事。」

相澤「計画、だと?それにワープの個性。」

菌華「まあ計画って言うくらいだしデカイ事考えてんでしょう・・・例えばオールマイトの抹殺とか。」

相澤「まさかな。」

菌華「ですよねー。」

相菌「はっはっはー。」

緑谷「えっとつまり菌華ちゃんがヴィランと戦って追い払ったって事?」

菌華「そゆこと、いやー良かったね対峙したのが私で〜、私以外の人だったら腕が使えなくなってたもんね〜、

いやー良かった良かった。」

相澤「着いたぞ、ここが今回の演習場だ。」

上鳴「でっけえー!」

切島「おい!あれ!」

一同「オールマイト⁉︎」

オールマイト「始めようか有精卵共‼︎戦闘訓練のお時間だ‼︎」

飯田「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか⁉︎」

オールマイト「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!」

飯田「勝敗のシステムはどうなりますか?」

爆豪「ブッ飛ばしてもいいんスか」

芦戸「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか?」

八百万「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」

青山「このマントヤバくない?」

オールマイト「んんん〜聖徳太子ィィ‼︎」

骸牙「ルール説明しなくて良いんですか?」

オールマイト「そうだな骸牙、少年?」

骸牙「そうですよ、あと少女ですけどね。」

オールマイト「それは悪かった!それでルール説明だが状況設定は

ヴィランがアジトに核兵器を隠していてヒーローは

それを処理しようとしている!ヒーローは制限時間内に

ヴィランを捕まえるか核兵器を回収する事。

ヴィランは制限時間まで核兵器を守るかヒーローを捕まえる事。」

オールマイト「コンビ及び対戦相手はくじだ!」

飯田「適当なのですか!?」

緑谷「プロは他事務所のヒーローと急造チームアップする事が多いしそういう事じゃないかな。」

飯田「そうか!先を見据えた計らい失礼しました!」

オールマイト「じゃあ早速くじを引いてくれ!」

 

 

 

コンビ A 緑谷、麗日

 

コンビ B 砂糖、口田

 

コンビ C 障子、峰田

 

コンビ D 爆豪、飯田

 

コンビ E 骸牙、八百万

 

コンビ F 上鳴、耳郎

 

コンビ G 芦戸、蛙吹

 

コンビ H 葉隠、尾白、青山

 

コンビ I 切島、瀬呂

 

コンビ J 轟、常闇

 

八百万「よろしくお願いしますね骸牙さん。」

菌華「おうよろしく、八百万さんと組めたら良いなって思ってたんだよ。」

八百万「・・・何か策が?」

菌華「ああ、それはな、ごにょごにょ。」

八百万「そんな事可能でしょうか。」

菌華「大丈夫だ、ごにょごにょ。」

八百万「ではそれで行きましょう、始まり次第取り掛かるのでその間敵をお願いします。」

菌華「任せな。」

オールマイト「最初の対戦は・・・こいつらだ!

Aコンビがヒーロー!Dコンビがヴィランだ!

ヴィランチームは先に入ってセッティングを!

5分後にヒーローチームが潜入スタートする。他の皆はモニターで観察するぞ!」

 

その後も対戦は続き私たちは最後となった

 

オールマイト「最後の対戦はこいつらだ!Jコンビがヒーロー!Eコンビがヴィランだ!」

骸牙「よし、じゃあいつでも出来るようにお願いな。」

八百万「いつでも準備オーケーです!」

オールマイト「では!屋内戦闘訓練 開始!」

骸牙「じゃ、相手してくる!」

八百万「お願いします!」

 

轟、常闇サイド

 

常闇「どっちが来ると思う?」

轟「骸牙一択だr

骸牙「呼んだかな⁉︎」

常闇「なっ⁉︎」

轟「やっぱりか!(バキバキバキバキ)」

骸牙「氷か!冷えるのは嫌いなんだよね!よっと!(パッキィン!)」

轟「叩き割った⁉︎」

骸牙「やっぱり良いなあ、人が驚いてる表情、

ついでにもう一つ驚かせちゃおうか、タイラント!」

轟「(タイラントってあのデカイ奴か!)」

 

体から出たウイルスが徐々に集まり人型を形成していく

 

タイラント「お呼びでしょうか?司令官。」

一同「なっ!何ィィィィ⁉︎」

 

みんなが驚くのも無理はない、昨日見たタイラントの風貌とは

もう人型と言う所くらいしか共通点が無いのだ、

それもそのはず今のタイラントの見た目は

10人中10人が見惚れるであろう整った顔立ちに赤い目をした銀髪ロングの女性なのだ、歳は20歳〜22歳くらいになる様に設定したが見た目から予想するにその通りになった様だ、全身を秘書服で包んでいるがタイラントの皮膚の性質と見た目を服に変えただけである、触ったら違和感バリバリだけど、後で本物買ってあげよう。

 

轟「骸牙!昨日のタイラントはどうした!」

菌華「ん?だからそいつだよ?

いつまでもあの見た目だと目立つしね、

それと、能力は変わってないから気を付けてね。」

常闇「何?」

骸牙「じゃ、タイラント、私は別の用があるから

どっちか1人抑えててね、

あっ、痛めつけちゃダメだよ?殺ってもダメ、じゃよろしくー。」

タイラント「分かりました・・・では、司令官の命により

あなた方どちらかと手合わせ致します、

轟様ですか?常闇様ですか?いつでもどうぞ。」

 

タイラントは丁寧な口調で淡々と話す

 

常闇「轟!先に行け!」

轟「ッ⁉︎分かった!」

タイラント「常闇様ですか、ではよろしくお願いいたします。」

常闇「行け黒影!」

黒影「負ケルカァー!」

タイラント「ふっ!(ブォッ!)」

黒影「(ドゴッ!)グッ、ヌァァァァァァ!」

 

タイラントが黒影の横っ面に後ろ回し蹴りを見舞う、黒影はそのまま吹っ飛んでいった

 

常闇「な、に?」

タイラント「ふむ、面白い個性ですね。」

常闇「黒影!大丈夫か⁉︎」

 

菌華サイド

 

菌華「ただいまー!八百万さん!アレ出来てる⁉︎」

八百万「お帰りなさい!出来てますよって轟さん付いて来てます!」

菌華「分かってるよ!よし!出て来なアンデッド!(ぞるぞるぞるぞる!)」

ゾンビA「お呼びですか?」

菌華「もう叫んだりしないんだ。」

ゾンビA「アレは皆さんのゾンビのイメージを

崩さない為にちょっと。」

菌華「まあ良いや!お前らそこに転がってる棒掴んでそこのオブジェ守れ!」

ゾンビ達「イエッサー!」

轟「こんな事も・・・。」

八百万「(これが、骸牙さんの作戦。)」

 

菌華『ああ、それはな、まず私が2人に牽制しに行くから

その間に八百万さんは棒みたいな物を29本作っといてくれ、

で、ある程度牽制したら帰って来るんだが

その時にあの2人を分断させる。』

八百万『そんな事可能でしょうか。』

菌華『大丈夫だ、タイラントを置いてきて

どっちかを抑えててもらう、あっちからしたら

タイラントを抑える為に1人残すんだろうが、

まあ多分常闇君がタイラントと戦って轟君が追ってくると思う、

それでこっちは私が出せる残り29体のゾンビを

八百万さんが作ってくれた棒を持たせて核を守る、

まあ作戦とも呼べねえ様なお粗末なもんだけどね。』

八百万『ではそれで行きましょう、

始まり次第取り掛かるのでその間敵をお願いします。』

菌華『任せな。』

 

八百万「(まさかここまで予想通りに事が運ぶとは。)」

轟「凍れ!(パキパキパキパキ!)」

ゾンビA「わっ、冷たっ!」

ゾンビB「足が凍ってる!」

ゾンビC「ひゃー。」

菌華「焦るなもげるぞ!オイそこの!

こいつらの足の氷を砕いてやれ!」

ゾンビD「はい!」

菌華「そこの5人!投擲!」

ゾンビ達「はい!(ブンッ!)」

轟「チッ!(ガキィン!)」

菌華「氷で防いだか・・・ん?ヒビが出来てる?

あの程度の攻撃で?・・・、そこの3人!核の右固めろ!そこの2人は上に注意!」

ゾンビ達「はい!」

八百万「(なぜ天井に注意を?)」

ゾンビE「上からつららが!防御しろ!(ガギンガギン!)」

轟「・・・なぜ分かった。」

菌華「ゾンビの投擲程度で氷にヒビが入ったのに違和感を感じてね、どっか別の場所に力を入れてたとか無い限りそんな事ある訳ないと思ってさ、その柱から凍らせてたんでしょ?さっきからそこ中心に動いてたもんね。」

轟「・・・なるほど、その的確な指示、司令官の名に相応しいな。」

菌華「イケメンに褒められると嬉しいな、そこの6人!左固めて!」

轟「・・・読み勝ったぞ。」

菌華「何⁉︎」

 

ちょっと待って左に来ると思ってたのに右から氷迫ってきたんだけど!

 

菌華「あああああ!冷たいぃぃぃ!」

八百万「骸牙さん!」

菌華「まだまだぁ!(クルッ、スタッ。)」

 

間一髪空中で回って助かった、めっちゃ冷たい

 

轟「やるな。」

菌華「どうも!」

 

一方その頃常闇サイド

 

タイラント「やっ!(ブォッ!)」

常闇「ぬっ!(サッ)黒影!」

黒影「ヌン!(グオッ!)」

タイラント「(ドゴッ!)くっ!(ザザザザザ)」

常闇「(・・・どうだ?)」

タイラント「今のはかなり良いのを貰ってしまいましたね。」

常闇「(どういう事だ?先ほどまでなら

避けられていたはずだが・・・。)」

タイラント「恐らく司令官が残りの29体全てのゾンビを上階で出しているんでしょうね、その影響で私は力が落ちていると考えられます。」

常闇「そういえば骸牙がバスで言っていたような。」

オールマイト「ヴィランチームWIN!」

常闇「・・・終わったか、そして負けた。」

タイラント「・・・私は楽しかったですよ、常闇様。」

常闇「!今なんt

タイラント「(ダッ!)」

常闇「・・・明らかに相手の方が強かった、楽しかった、か。」

 

轟サイド

 

轟「負けたか。」

菌華「ふぁー!疲れたー!」

八百万「私もです。」

菌華「轟君強過ぎんよー!」

ゾンビ達「じゃ、我々はこれで。」

菌華「ああ、助かったよ。」

ゾンビ達「では(トプン、ぞるぞる)」

八百万「そうやって戻るんですね。」

菌華「触らないようにね、ウイルスの塊だから。

さて、もうすぐタイラントも戻って来るやろ。」

タイラント「(スタッ)お疲れ様です司令官。」

菌華「おお来たか、じゃ、行こうか。」

 

移動中

 

オールマイト「お疲れ様諸君!では今戦のベストを発表する!今戦のベストは、骸牙君だ!」

菌華「私ィ?」

オールマイト「そうだ、仲間への優秀な指揮、相手の作戦を瞬時に見破る洞察力、轟君の言う通り司令官の名に相応しい働きだった!」

菌華「ありがとうございます・・・・・ところでオールマイト。」

オールマイト「ん?何かな?」

菌華「そろそろ何か食べないと腕がもぎもぎしそうなので学食食べに行っても良いですか?」

一同「えええええええ⁉︎」

菌華「じゃ、そーゆう訳で(ダッ)」

オールマイト「あっ、行っちゃったか・・・、誰かもげる理由知らないか?」

相澤「ヴィランにやられたらしいですよ。」

オールマイト「なっ!詳しく話したまえ!」

相澤「それは職員室でゆっくり、とりあえずこいつらをあっちに連れて行きましょう。」

オールマイト「・・・そうだな、では諸君!戦闘訓練の授業はこれで終わりだ!バスに乗れ!」

一同「はーい。」

 

第2話 2対2?いやいや32対2だよ 終わり

 

次回 根に持つタイプにケンカを売るな

 




ここまで読んで下さりありがとうございます。

轟戦の時にゾンビが冷たって言いましたがゾンビ達に痛覚は有りません、触覚があるだけです。ですがタイラントとかボス達には一応痛覚がありますがちょっと鈍くなっています、菌華のもちょっと鈍くなってます。

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