カルデアにこいつらを召喚してみた   作:Million01

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やっと書けました。


バーサーカー陣営

(強いっ!)

 

可奈美が額に冷や汗を垂らしながら微かに笑った。Vが使役するナイトメアを追い抜いて、彼に目かげて袈裟がけ。

 

ギィンッと目の前で散らす火花。まただ。また、Vのシャドウに防がれる。

そしてその隙を狙うかのように彼女の後ろにいたナイトメアが光線を放った。

その攻撃は何度も見たし、彼女にとっては容易に避けられる。

 

───迅移。通常の時間から逸して加速。銃弾よりも更に速いスピードでVの後ろへ回り込んだ。

 

可奈美が厄介だと思っているのはVでもあるがこの状況ではあの巨大な悪魔だ。なにより、こちらの刃が通らない。サーヴァントの使い魔だからだろうかと先程は思ったがそれならシャドウは倒せないはずだった。考えられるのは三つほど。

一つは単に硬いだけ。二つ目は弱点が存在してそれを狙わないと倒せないか。そして三つ目は本当に攻撃が効かないのか。

可奈美に取って一つ目と三つ目ならば相当厄介だ。そういう悪魔だったら倒す術が今のところはない。だからと言ってあの悪魔に放置させるというわけにもいかない。

 

だから、あの悪魔の弱点を見つけるかそれとも操っている者(V)を倒すしかない。だが、今のVには先程倒したはずのシャドウが彼を守っている。

 

(どっちから狙おう……)

 

可奈美が少し楽しそうに考える。だが、彼女の本質はどれだけ相手と長く戦えるのかを常に考えている。そして彼女が無意識に選んだ選択肢は。

 

「はァァァァっ!」

 

彼女が迅移で加速する。狙うのはナイトメアの頭部に見える紫色の部分。もし弱点があるならばここしかない。そして万が一も加えて彼女は筋力を強化する術を自身に施す。

狙いは一点。ナイトメアの身体を駆け上がり頭上まで来てそれを振り下ろした。

 

「!?」

 

だが、可奈美の刀の切っ先がナイトメアに触れる直前、ナイトメアの身体が溶けていく。

 

「───時間切れ、か」

 

Vが消滅したナイトメアを見て呟いた。だが、Vの目的は果たせた。シャドウも怯えるほどの魔力反応が此方へとやってきたのだ。可奈美もそれを感知する。

 

「───見ぃーつけたァ」

 

紅く輝く狂気の瞳。赤と白を基調としたドレスを纏った金髪の少女。背には七色の宝石がぶら下がっている羽のようなのが生え、楽しそうにそして面白そうにVや可奈美を凝視している。

クラスは定かではないが恐らくバーサーカーか。

Vもバーサーカーが来るのは少し予想外だ。Vの目的はここに他のサーヴァントを引き付け、自分は撤退さること。ナイトメア程の巨大な悪魔が暴れているとなれば流石にサーヴァントの一騎やニ騎はこの戦場へと顔を出すだろう。

ただ、バーサーカーとなれば話は別だ。マスターによるが下手すればV自身が狙われることになる。

 

「マスター、遊んでいいの?」

 

少女が後ろにいる者へと声をかける。ボロボロとなった服装に長い黒髪、氷のような冷たい、だがその奥には情熱が秘められている瞳をした女がそこにいた。

 

「やりなさい。バーサーカー。これは命令よ」

 

女が短く冷たくそう言い放った。

 

「うん!禁忌『レーヴァテイン』!!」

 

その命令を聞いた少女が嬉しそうに頷くと彼女の右手に巨大な炎の剣が顕現する。そしてその巨大な炎剣を振るった。

 

 

 

「やりなさい。バーサーカー。これは命令よ」

 

(確かあの子にも昔、似たような事を言ったわね)

 

バーサーカーのマスター、ベルベット・クラウはかつて共に行動した一人の少年の姿が脳裏によぎった。

この聖杯戦争、ベルベットの目的は自身の世界へ帰ること。

もし、自分がいなくなったとすればまた彼の主が暴れ出す。そうなる前に一刻も早く元の世界へ帰ることが必要だ。

 

禁忌『レーヴァテイン』。バーサーカーの魔法が発動する。目の前の男女を焼き尽くす斬撃が放たれる。

 

少女は上空へと跳び、男は使い魔を呼んで空へと飛んだ。

 

「急に呼び出されたからビックリしたが、ありゃあバーサーカーか?」

 

「そのようだな。グリフォン、俺の目的は完了した。退くぞ」

 

喋る鳥とVと呼ばれた男の会話が耳に入る。ベルベットはどっちも逃がす気はなかった。女の方はバーサーカーに任せてベルベットはVに向かって跳躍した。

そのままVを掴んで空中を滑空して入るグリフォンに向かって踵蹴り。

 

「チッ!」

 

Vは小さく舌打ちしてグリフォンに掴まれていた腕を払い下へと着地する。

 

「クッソォ!!」

 

だが、グリフォンはベルベットの踵蹴りをモロに受けて地面へと叩きつけられて弾けとんだ。

 

(球体……?)

 

グリフォンが弾けとんだ場所には何やら球体が残っているがベルベットはすぐに意識を切り替えた。杖を着いて起き上がるVを睨みつける。

 

「バーサーカーのマスター。見るからに厄介そうだな」

 

Vがそう言ってベルベットの左腕へと視線はと落とす。肌が見えないほどに包帯で巻かれた腕。ただの怪我で包帯を巻いてないのはVの目から明白だった。

それは包帯の隙間から出ている抑えきれないほどの魔の瘴気。それがVの勘がそう警告をしている。

 

(やりあうのはマズイ、か……ならば撒いた種が芽吹くのを待つまでだ)

 

「その厄介そうなのにアンタは目を付けられたのよ」

 

ベルベットがそう言って皮肉を込めて冷たく言い放つ。そして右手の籠手から刃を露出させる。闇夜の中、紅い月の光が反射されVの目には刃に写った紅い自身の姿が目に入る。

その隙を見て地面を蹴る。姿勢を低くし、Vの懐へと駆け込んだ。

ものの一秒で普通の人間では目視できない程のスピードでVへと駆け込み、刃の切っ先を突き出した。

速く、鋭く、迷いのないベルベットの刺突。だが、Vが何もしないわけでもない。

 

「なっ!?」

 

Vを捉えていたはずのベルベットの視界に広がるのは黒い(シャドウ)。黒豹の使い魔が前身を変形させ、豹とは思えないほどの大口を開けていた。

それは人一人は飲みこるほどの口。通常なら上下で開く口のはずが左右へと開いている。

 

「チィっ!」

 

舌打ちをしてベルベットは踵を前方の地面へと付いて急ブレーキ。ガブリと開かれる口はそのままべるの目前の空間へと喰らいついた。あと一秒でも遅れていたら彼女の体はあの影の中だった。

 

飛天翔駆(ひてんしょうく)!」

 

ベルベットが素早くやり方を変える。短いジャンプと共にシャドウを飛び越え、そのままVへと飛び蹴り。ブーツのそこへと仕込まれてる短な刃が露出してVの頭部へと向けて放たれる。

 

「っ!」

 

流石にVもただのブーツの飛び蹴りだったのならば問題はないが、更にリーチを縮めるように飛び出してきた仕込み刃には焦られずにはいらなかった。

咄嗟に背後へと飛び緊急回避。直後にいつの間にか復活していたグリフォンがVの頭上へと召喚されVを掴んだ。

 

「何……?」

 

現れ出てくるグリフォンにベルベットは戸惑いの表情を向ける。だが、Vはその隙を逃さない。すぐにシャドウへと命令。

シャドウは黒豹の姿へと戻り、尻尾を刃にして飛んで斬り上げる。

 

ベルベットの二度目の舌打ち。回避を間に合わそうと横へとステップ。なんとかギリギリの所で間に合う。

横へと着地するとベルベットは頭上を見上げる。未だにシャドウは空中。しかも攻撃は空を切り、隙だらけだった。

 

───飛燕連脚(ひえんれんきゃく)

 

ベルベットがその技を心の中で呟いた。頭上にいるシャドウに向かって飛び、連続の回し蹴り。隙だらけのシャドウの横腹に彼女の足技が華麗に決まった。吹き飛ばされるシャドウ。だが、2回3回と地面にぶつかった所で体制を立て直した。

 

「オイオイ、聖杯戦争のマスターはバケモノしかいねぇのかよ」

 

さすがのグリフォンもマスターがここまで強いとは思っていなかった。Vも可奈美という存在を確認していたからもしやとは思ったがまさかここまで強いマスターと当たるとは思っていなかった。

どうする、とVは思考を張り巡らせる。まだ、ナイトメアを呼び出せるだけの魔力はある。それも一度だけ。

言ってしまえば最後の一回、これを使い切ればVは数分で消滅する。

 

「オイオイ、やめとけッテ。今、使うとマジで死ぬゾ!?」

 

さすがのグリフォンもこれには動揺。何せ、Vとグリフォン達は運命共同体。自分の身も心配だが何より、消えてもらうと困る存在はVだ。

 

「安心しなさい。アンタは私が喰らうから」

 

二人のやり取りを聞いていたベルベットが口を出す。左腕が異形のものへと変化する。それはまるで腕の形をした何かだった。

V達から見たらまるで悪魔の腕だった。

 

「うっわ、アンタもそっち系だったのかよ。なんで俺達はこうも運が悪いカネェ……」

 

ゲェッ、とグリフォンがうなだれる。その異形の腕を知ってるかのように。だが、ベルベットには興味がなかったし、どうでもよかった。

 

そしてベルベットが動く。Vへと駆け寄っていくとVがその行動を見て眉を潜めた。

それもそのはず、Vの知る悪魔の腕と彼女の業魔手は勝手が違う。

彼女の業魔手は掴んだ相手の魂と力を喰らう。それが人でも魔の者でも神秘の存在でも。

Vの知る悪魔の腕のように腕が伸びて敵をこちらに引き寄せるような腕ではなかった。

 

故に彼女が動いてしまった直後に反応してしまう。引き寄せられると思って彼女が動き始めた瞬間に躱そうとしていたためか避けるタイミングを完全に間違えた。

後ろへと飛ぶも、焦りと動揺で着地を失敗する。

 

「しまっ───」

 

「貰った!」

 

好機。Vが転がり、ベルベットが左腕をVへと手を伸ばす。

グリフォンも焦って彼女を妨害しようと動く。だが、グリフォンもVがしくじるとは思っておらず、完全に攻撃が出遅れた。

ここに来て、グリフォンが始めて舌打ちをする。ベルベットがVを喰らう前にグリフォンの攻撃が当たるかどうかはわからないがそれでも攻撃する。

いや、しないといけないのだ。何故ならグリフォン達も消えてしまうのだから。

 

(間に合ってクレヨッ!)

 

 

 

 

 

遡ること数分前。

 

「あの、使い魔が消えた……?」

 

エンタープライズが呆然とグリフォンがいた場所を見ていた。まるで令呪で呼び出されたかのように。

 

「…………」

 

考えられるのは二つ。一つは使役者であるVにり呼び出されたのかそれともマスターがVを倒し終えたのか。

急な状況で理解が追いついていない。一応、マスターとの念話を試みるも反応がない。

マスターとの繋がりは消えていないとなると考えられるのはマスターが念話に出られない状況(戦いに集中している)というとだ。

 

「となれば様子を見に行くとしよう。加勢するかはその時に考えよう」

 

下手すればマスターの機嫌を損ねる事になるから、なと心の中で付け足す。

だが、そう簡単にはいかないようだ。こちらに接近してくる魔力反応をエンタープライズは確認する。

 

「サーヴァントか……?」

 

確実にこちらの方へと向かってくるのは確認した。マスター達の方ではない。こちらだ。

彼女が偵察機を飛ばす。そして視界を共有。

 

───見えた。

 

水色のドレスを着た白い肌の少女だ。地面を凍らせてはフィギュアスケートで滑るように此方へと素早い速度で迫ってくる。

ふと、彼女が偵察機の存在に気付く。腕を此方へと向けて可愛いとは思えない凶悪な笑顔で此方へと振り向いた。

瞬間、偵察機との繋がりが途絶えた。

 

「流石に気付かれるか…!」

 

仕方ない、と心の中で呟いて今度は攻撃機を発艦させる。

そしてエンタープライズは発艦させた攻撃機の内の一機の立った。

 

「あれか!」

 

そして敵を補足する。だが、それと同時に相手も此方を補足した。そしてすかさず相手が攻撃を開始する。彼女の周囲に展開する無数の氷柱がエンタープライズの乗る攻撃機に向けて射手される。

恐らく、キャスターの類かとエンタープライズが目を細めた。

迫る氷柱を防ぐため、攻撃機の機関銃が火を噴いた。それでも数本は防ぎ切れず攻撃機の合間を通り抜け、最後尾のエンタープライズへと迫る。

 

「くっ!」

 

やむなく、前方の攻撃機に乗り移る事を余儀なくされる。だが、やられっぱなしというわけではない。

即座に弓を構え、矢を放つ。

光の矢が敵へと飛来。それを相手はダンスを踊るかのように華麗に躱す。

もう一矢、もう一矢と次々に弓を穿つ。だが、それは華麗に躱されていく。

 

機動力はあちらが上か、と悔し紛れに呟いた。それにしても、あの海の上を滑るような動き、とエンタープライズは少し引っ掛かった。

まるで私達(KAN-SEN)のようだ、と思わず呟く。

まさかとは思うがロイヤル、か?とかつては同志であった陣営を思い出す。だが、その可能性はすぐに否定した。

あのようなKAN-SENは見たことがない。そしてなによりKAN-SENが地面を凍らせ移動するなんて聞いたことがない。

なら、あのサーヴァントは私達の知らない、ナニカだと。

 

いつの間にかエンタープライズの目前には氷柱が広がっていた。数もそれなりに多い。すでにいくつかの攻撃機は撃墜されていた。

 

「しまっ───」

 

回避も迎撃も間に合わないほどの距離まで氷柱が迫っていた。思わず、エンタープライズは舌打ちをした。

そのままエンタープライズは足場となる攻撃機から離れ空へと飛び、そのまま海の方へと落下していく。

 

 

 

 

 

 

 

「アハハハハハハっ!」

 

金髪のバーサーカー、悪魔の妹(フランドール・スカーレット)が笑う。それは心から楽しそうに笑って、炎剣を可奈美に振り回す。

 

「っ!」

 

バーサーカーの剣戟を可奈美はなんとか避けては受け流すを繰り返す。

可奈美が一方的に押されているのだ。まだ、バーサーカーに剣の心得があったのなら可奈美も善戦はできたはずだ。だが、バーサーカーの剣は我流にして無邪気だった。

可奈美の流派である新陰流は相手の動きや考えを読んでそれに乗って勝つという戦い方。だが、目の前のバーサーカーはそもそも動きがめちゃくちゃで考えは恐らく目の前の相手と遊ぶこと。

そしてなにより彼女の剣は明らかに我流だった。

一応、そういう相手の戦い方は心得いるのだが振るった後の炎の残り火で近付けない状態となっている。

だけど、可奈美にとってはそれは苦戦とは呼べなかった。何しろ彼女自身がこの戦いを楽しんでいるのだ。炎の剣、そんな相手と戦ったことなんて今までにないが故にどうやって対応しようかと楽しそうに笑って考えていた。

 

「おねーさん。もっと、遊ぼうよ!」

 

「いいよ!私がいっぱい遊んであげる!」

 

フランが笑い、が可奈美も釣られて笑う。その楽しそうに笑う少女に可奈美既視感を覚えた。かつて敵だった少女に姿を重ねる。

 

「禁忌『フォーオブアカインド』!!」

 

だが、フランは可奈美が思い浸ってることなんて気にせずに力を使う。フランが四人へと増えた。

可奈美は少しだけ驚くが、それほど動揺は見せなかった。

もはや、これは聖杯戦争。喋る鳥や変形する黒豹がいるのだ最早増えたところでそんなに驚くこようなことじゃない。

驚くことではないが可奈美にとっては楽しい状況だ。

炎剣を持った四人のバーサーカーが可奈美を囲って剣を振るう。

可奈美が楽しそうにニッ、と笑う。バーサーカーの包囲の合間を迅移で抜けてまず一人のバーサーカーを斬り伏せた。

消滅するバーサーカーの一人に少女は不思議そうに首を傾げるが表情が笑みへと変わる。

 

「アハハハハッ!おねーさん、速いんだね!!」

 

更に振るわれる炎剣。だが、可奈美が冷静に3人の斬撃を裁いて、一閃。残り二人となる。

 

「じゃあ、これなんてどう?」

 

少女の背後に浮かび上がる魔法陣。展開された魔法陣から射出されるいくつもの魔力の塊。

 

「っ!」

 

バーサーカーの弾幕を背に分身が炎剣を振り回す。展開された弾幕が配置されてる以上、可奈美は下手に分身の攻撃を避けきれない。

だが、彼女にはそんなことどうでもよかった。

 

ただ、目の前のサーヴァントと戦り合えばいい。それだけだった。

 

バーサーカーの剣を裁き、御刀を振り下ろす。白い軌道を描いて幾度となく赤と白が混じ合い、衝突する。

 

「おねーさん、やるねぇ!!」

 

消滅する分身を見たバーサーカーが楽しそうに笑う。

 

「じゃあ、おねーさんに特別に私の宝具(能力)を見せてあげる!」

 

「───っ!!」

 

可奈美が身構える。英霊の宝具。つまりは必殺技だ。しかもバーサーカーとなればさぞかし強力と思われる。

バーサーカーが右手を此方へと向けてくる。

 

「───きゅっとして、ドカーン!」

 

バーサーカーが何かを握り潰すように掌を閉じる。

 

「グッ!!?」

 

直後、可奈美の身体には激痛が走る。まるで全身が潰れるかのように痛み。ただ、傷は見えない。

 

(写シが解かれた……?今のが宝具……?)

 

写シとは可奈美達、『刀使』が持つ防御術であり、御刀を媒介として肉体をエネルギー体へと変質させる術だ。

対して、バーサーカーの宝具はありとあらゆるものを破壊する程度の能力。物質にはどんなものにも核が存在する。バーサーカーはそれが見えており握り潰す事で対象を破壊することができる能力。

 

ただ、可奈美の使っていた写シは痛みと精神疲労を代償として実体のダメージを肩代わりすることができるのだ。

つまりは痛みと精神疲労を代償としてバーサーカーの宝具を防いだのだ。普通なら即死のはずの宝具。だが、可奈美はなんとか生き延びている。

 

「あれ?なんでおねーさんはいなくならないの?」

 

バーサーカーが不思議そうに首を傾げる。その言葉が本当に驚いているのかわからない。

 

「なんでだろうね。けど、まだ戦えるよね!?」

 

そう言って再び可奈美が写シを展開。ニヤリと笑う。それに釣られてバーサーカーも笑う。

 

聖杯戦争の夜はまだ終わらない。

 

 

 





手加減がわからない少女に目的のためなら容赦しない女とかいうヤベェ組み合わせ。

エンタープライズと戦った奴は誰なんだろう(
あの、ふざけた格好はロイヤルかなー?(すっとぼけ

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