カルデアにこいつらを召喚してみた   作:Million01

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やってみたかったネタキャラ
最後はテキトーです


機動戦士ガンダムシリーズ
アーチャー


「いないな……」

 

藤丸 立香はとある英霊を探していた。それはアーチャーだった。

立香が探しているのは逆立った銀髪で少し肌が黒い英霊であった。

 

「よう、マスーーー「マスター」ーーーグァァァァァ!」

 

背後から凛とした女性の声が聞こえ思わず振り返った。

 

振り返るとそこには巨大な黒馬に乗った女性の黒騎士がいたのだ。

 

「どうかした?」

 

「いえ、マスターを見かけたので話しかけただけです」

 

「そうなんだ。あ、そういえば……」

 

「どうかしたのですか?」

 

「アーチャーを見ていない?」

 

「アーチャー……アーチャーとはどのアーチャーですか?」

 

「ほら一番新しいアーチャーだよ」

 

「か、彼ですか……そ、それは……」

 

目の前の女性にアーチャーの事を聞くと言いたくなさそうな顔をした。

 

「…まる………ね…ぞ…」

 

「変な事を聞いちゃってごめんね。少しアーチャーに用事があって」

 

「いえ……大丈夫です。それでは」

 

黒騎士の女性が一礼をすると馬に乗ってどっかに行った。

 

「う〜ん、やっぱりあの馬どうにかした方がいいと思うんだけど」

 

藤丸に背を向けて去っていく黒騎士を見ながら呟いた。

 

「よう、マスター」

 

呟き終わったと同時に背後から声をかけられた。

 

「あ、アーチャー」

 

藤丸は振り向き、その姿を確認するを安堵した声を出す。

 

「俺に何か用か?」

 

赤みがかった茶色のスーツをピッタリ来ており、逆立だった前髪がどこかの赤い弓兵に似てしまう。

 

「少し再臨素材を集めたくて、協力してもらいたいんだけど……」

 

「分かった」

 

アーチャーは藤丸のお願いを即答した。

 

 

 

 

 

〜第一特異点 邪竜百年戦争オルレアン〜

 

「せぇいっ!」

 

黒髪の英霊が手に持つ弓で矢を複数放ち、目前の翼竜に攻撃する。だが、それほどダメージを負っていない。

 

「ミカァ!!」

 

だが、銀髪のアーチャーが叫ぶと地面から18m級の超巨大ロボットが現れた。

 

ダン!!と巨大なロボットが持つ規格外のメイスを翼竜に叩きつけた。

悪魔とも見違える巨大なロボットの叩きつけによって翼竜は潰される。

 

『オルガ、次はどうすればいい?』

 

「徹底的に叩き潰せ」

 

『うん』

 

オルガと呼ばれた銀髪のアーチャーは超巨大ロボットから聞こえる声にそう答えた。

 

超巨大ロボットはそれに答えると超巨大ロボットのしっぽとも思わせる部分が飛び出し、しっぽだけで敵を蹂躙していく。

 

 

「すまねぇ、ミカ。魔力が……」

 

だが、数分経つとオルガがそう言った。それと同時に超巨大ロボットの姿が消えていく。

 

「まだ、敵が……アーラシュ、宝具を!」

 

「待っーーー」

 

「ああ、 流星一条 (ステラ)ァァ!!」」

 

藤丸がそう言うとアーラシュが矢を構えた。矢には光が収束し弦を最大まで引き始める。

 

ヒュン!と矢は放たれた。

高速で放たれた弓矢は目の前の翼竜を次々と倒していき最後は……

 

「ウ゛ウ゛ッ!!」

 

「何やってんだよ!団長〜!!」

 

オルガの体に突き刺さった。オルガは床に膝を付けながらゆっくりと上がる。

 

「なんて声、出してやがるマスター!」

 

「で、でも……」

 

「いいから行くぞ……」

 

オルガがそう言うとゆっくりと歩き始めた。地面にはオルガの血がべっとりと垂れていた。

 

「俺は止まんねぇからよ!お前らが止まんねぇ限りその先に俺はいるぞ!だからよ……」

 

ドサッ!と力尽きたかのようにその場に倒れてた。

 

その時、キボウノハナーが咲いた。

 

「ーーー止まるんじゃねぇぞ……」

 

キボウノハナーツナイダキズナガー

 

それを見ていたアーラシュや騎士王、シールダーは思わず状況を飲み込めず、目を白黒させている。

彼、オルガ・イツカは特異体質だ。死ぬと音楽が流れ始めるし、飛び道具は必ず当たってしまう。そして、何故か日常生活や味方の攻撃で死んでしまうと蘇生してしまう。

もう、スキルの一つとして出てもいいんじゃないかと思ってしまうが逆にそれは困ってしまう。

 

 

 

「勘弁してくれよ……」

 

先程まで、歩いていた方向に指を指して死んでいたオルガだか、今では傷も無くなっており目を覚ました。

 

「だ、大丈夫か?」

 

「ああ、けど、この落とし前つけさせてもらうぜ」

 

「え?」

 

パンパンパン!

 

オルガの身を案じて体の心配をして近づいたアーラシュだが、オルガは自身の相棒とも呼べる存在を召喚した少年に倒された。

 

 


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