皆さん熱中症には気を付けましょう。マジでキツかったですから。
あと突然スマホが壊れる前にfgoの機種変コード発行しておきましょう。マジで焦ります。データは何とか引き継げましたが。
~グレモリーと姫島の修行~
二日目、ゼノヴィアの修行を見た後、俺はまた別の修行場所に行っていた。昨日はゼノヴィアのやつに付きっきりで教えて何とか木を一本だけ切ることに成功した。
話を戻そう。
俺は別の修行場所に行っている………まあ、半分ぐらい行きたくない気持ちではあるが。グレイフィアが修行についているし少しはマシになってるといいが…。
そう思い歩いていると修行場所に着いた。
そこにはまっすぐと綺麗に立っているグレイフィアと少々ボロボロになっているがまだ立っている姫島と、姫島よりもボロボロで倒れているグレモリーがいた。
「……グレイフィア」
俺が呼び掛けるとグレイフィアはこちらを向き綺麗にお辞儀した。まだまだ余裕そうである。
「お疲れ様です、蓮様。気づかずに申し訳ございません。お二人とも一旦休憩とします」
「いや、それはいいんだが、この二人……何があった」
横目で見ると姫島は水分を補給しておりグレモリーは今だ地面に倒れていた。
俺は攻撃のバリエーションを増やすよう言った筈なんだが…。
「いえ、蓮様の指示した通りの課題を与え、その攻撃を見せてもらい、弱点や隙を教えると言った事をしていたまでです」
「で、その教え方は?」
「?体に直接ですが」
おいなんで?が前にきてんだよ。
「あーまぁ、いいか。で、何であんな状況に?」
「それは今の状況を教える形になりますが、姫島様は時間を掛け、弓や札、はたまた幣を用いた攻撃手段を出してきましたのでこちらもアドバイスをしながらダメなところを指摘そしてまた改良して確かめに来てくれていました。もう少しで確立出来るでしょう。仮に私がロスヴァイセと同じ、教師だった場合、優等生と言って誉めていたでしょう」
心なしかグレイフィアも楽しそうだ。恐らくだが、グレイフィアは姫島のことが気に入ったらしい
「ふーん、面白く育ってんじゃねぇか、姫島は。で、グレモリーの方は?」
俺がそういうとグレイフィアは表情こそ変えないものの雰囲気は怒っていた。
「あの隣の人は確かめに来ることは早いのですが変化が全く見られずほぼ同じ攻撃方法で本当は何も考えておらず"滅びの魔力"を当てにしているだけでは?と思えるようなものでした。その上ただ魔力を放っているだけなのに姫島様よりも攻撃速度が遅く、リチャージする時間も長く、あれでは殺してくださいと言っているようなもの。そのため何度も攻撃してしまいああなりました。それにそう注意しているにも関わらず、さっき言ったように攻撃方法が変わりませんでした。
蓮様、本当にこんなのが魔王家出身なのですか?はっきり言って家の力で慢心している七光りとしか…」
うん、まぁ、知ってた。こうなることぐらい。どうせグレモリーのことだから変化無いんだろうなと思っていたら案の定だった。
と言うか姫島には様付けでグレモリーは名字すら言わないのか。まぁそんだけ差があったと言うことで。
「全く……話にならねぇな」
「どうされますか?蓮様」
……うん、姫島にだけアドバイスしとこ。世の中甘くないぞと言うことでグレモリーにはアドバイス無しで。
「今のところは姫島にだけ俺自らアドバイスをする。その間嫌だとは思うがグレモリーの相手頼むぞ。あとグレモリーが面白くなったら知らせてくれ。それと、姫島がまた変化したら次の段階に進んでいいから」
「次の段階は何にしますか?」
「グレイフィアとの模擬戦。壊すか壊さないか程度で頼む」
そう言った瞬間グレイフィアの目が光る。
「………よろしいので?」
「ああ、ただしだんだんとレベルを上げていく形で頼む。現状俺から言えるのはこんだけだ」
「かしこまりました。さてお二人とも休憩終了です」
そう言ってグレイフィアは姫島とグレモリーを立たせる。姫島は回復したようですぐに立ち上がるがグレモリーはふらふらと立ち上がる。
「もう…少し……や…すませ…て…」
グレモリーがそう言うがグレイフィアは軽く無視して話を進める。
「姫島様は蓮様がアドバイスをすると言っていたので蓮様の方にいってください。隣のあなたはこのまま続けます」
「!分かりましたわ!よろしくお願いします!乾さん!」
「ちょっと!何で朱乃だけなの!?私にもアドバイスを「なんの面白味のないやつにアドバイスをする気にならん」貴方ね…!」
「事実だろうが」
「私は魔王家出身の娘よ!」
「そんなのは関係ない。今は実力が有るか無いかってだけの話だ。お前は実力が無いと自覚しろ」
「私は朱乃の王よ!女王が教えられるなら王も一緒に教えられるべきだわ!」
「それも関係ない。今は眷属とかの話は抜きに実力で比べて話しているからな」
その時グレモリーが言った言葉にグレイフィアが反応する。
「と言うか貴方が姫島様の王だったのですか?てっきり姫島様が王かと」
「私が女王だと思っていたの!?」
「いえ、歩兵かと思っておりました。ですが今の話を聞いてますます腹が立ちました。王がその程度の実力など冗談でも笑えません。ですので…」
あ、これは鬼畜コース一直線だな。間違いない。
だって真顔で黒いオーラ放ち始めたし。
「先程よりも徹底的に痛め付けます。ほら、さっさと新しい技を持ってきなさい。しっかりとダメ出してさしあげますので」
あ、ついでにひとつ言っておこう。
「グレモリー。お前の今の発言は俺が一番大嫌いな上級悪魔の老害共と同じだったぜ。さて姫島、行くぞ」
「はい!」
そう言って離れていった。そのあとすぐに爆発音が聞こえた。
先程の場所から少し離れた所で俺と姫島は対峙する。
「さて、ちょっと新しくした技を見せてくれ」
「はい!分かりましたわ!」
そう言って姫島は技を繰り出す。時には魔力で弓を形成し雷光の矢を放ってきたり、持っている幣で広範囲に光の結界を張り防御面の技を繰り出したりしてきた。
中でも俺が気になったのは札を使った技だった。
その理由が遠距離近距離中距離とどの場所でも戦え罠を敷かけられて、簡易的な防御や結界を張れると言う実にまぁ戦術の幅が広がるものだった。
「どうでしょうか?」
姫島がそう聞いてくる。
「ああ、いいんじゃないか?札を使った技が特にな」
「ええ、私もこの札が一番使いやすいんです」
「じゃあその技を改良していこう。まず、札をどうやってだしてる?」
「予め作っておいた札を使っていますが…枚数が限られてしまいまして」
「ふむ、魔力で作るってのも消費が激しそうだしな…分かった何とかアイテム作ってやるよ」
「い、いいんですか!?」
「ああ、実際アルジェント用にもうアイテム作ってるし、もう一個作っても変わらんだろ。札を無限生成するアイテムでいいか?」
「は、はい。できれば小さいもので」
「それが良いなら作ってやるよ。ま、魔力をほんの少し使って十枚ぐらい簡単に生成できるアイテムにしようかと考えてはいるからな」
そう言うと姫島はやりましたわ!と喜んでいる。そんだけ死活問題だったんだな。札の枚数上限が。
「(乾さんが私のためにアイテムを作ってくれる。それほど嬉しい事はありませんわ!貰ったら肌身離さず身に付けましょう!)」
まぁ、なに考えているかわからんが、次の話に移ろう。
「次は攻撃の速度…と言うか技の展開速度って言った方がいいな」
「と、言いますと?」
「速度が早くなればそれだけ技と技を繋げやすくなったり緊急時の対応も早くできるからな」
「なるほど……」
まぁ、その速度に札を出すスピードを早くすると言う事が含まれるがそこは置いておく。
「つまりだ、もっと早く札に魔力を込めろ。現状十枚の札に同時に魔力を込めるのに5秒も掛かっているこれを1秒にしろ。それだけで魔力回路も少しはいい方向に変わるだろ。それと、札を出すスピードは今は無視しろ。まだアイテムがないからな。俺からはこんだけだ」
「分かりましたわ」
うん、物分かりが良くて助かる。………ま、面白くなったし、良いか。
「あ、あと姫島」
「はい?」
「俺の事、名前で呼んで良いぞ。お前大分面白くなったしな」
「!ほ、本当にいいんですか!」
「ああ」
「あ、それなら私の事も姫島ではなく朱乃と呼んでください。蓮さん」
まじか。まぁ、あっちが呼んでって言ってるから良いか。
「ああ、分かったぜ、朱乃
「さんは付けずに」
そう言った朱乃さんの顔はなんか怖かった。全く、しかたねぇか。
「…分かったよ朱乃。俺はもう戻る。じゃあな。修行、頑張れよ」
俺はそう言ってヒラヒラと手を振って戻っていった。
そのとき後ろから朱乃が
「ええ、分かりましたわ!蓮さんも頑張ってください!」
と言っていた。
~蓮の家・地下~
「さて、続きだ。今日は昨日決めておいたスキルをつけることにしよう」
そう言って俺は作業を始める。
え?朱乃のやつはどうしたかって?ここに来てから2時間位で作りましたが、何か?
ちなみに今は夜10時頃である。
~2時間後~
出来た。出来たんだが……なんだこれ。なにこのチート。能力が自分自身と味方全員の防御力アップとかダメージカットとか色々ついてるし、なにこれ?
それと、調べたら雪花の盾って言う名前が勝手についてるし何なんだこれ?
それと、着けてないはずの必殺技?範囲内にいる自分以外の味方に3回だけダメージカットと防御力アップ?
え?スキルと合わせたら味方全員がある意味無敵なんだけど。
これアルジェントに着けたら回復させる要塞になるの?え、こわ。
そのあと2時間ぐらいなぜこんなことになったのか悩みまくった。そして最後は
「うん、もう悩むのめんどくせぇ。このまま渡そう」
そういう答えが出た。
はい、雪花の盾はまだ真名が分からない状態と一緒にしました。強化はする予定です。
でも最近、555要素薄いなーと思い始めたこの頃。
次回は生徒会です。